2015/09/06 のログ
ご案内:「大時計塔」に猫谷凛さんが現れました。
■猫谷凛 > なんとかと煙は、そう言われるのも心外だがやっぱり高い所は良い
特に周囲よりも特別高くどこまでも続く景色を眺めているとスッキリとした気持ちになる
「やっぱここは良いにゃぁ。風も気持ちいいし眺めも最高にゃ♪」
時計塔の鐘のすぐ側、見下ろせば身震いしそうな景色が広がる
縁に腰掛け、ここに来た理由の物を見つめる
■猫谷凛 > 「場所を変えて心機一転!...なんてことにはならないにゃぁ...」
しゃがみこみ、ツンツンと足元に置いた本を指でつつく
禁書庫から失敬した本
扱いの雑さと妙に手に馴染んだ事から持ってきたが...中身が全て漢字のせいで
嫁もしないし何が書いてあるのかもチンプンカンプン
「調べても難解すぎてよくわかんないしぃ..日本語で書いといてくれたっていいのに...」
ムスッとしながらどうしたものかと悩む
嫁もしない本など持っていても無駄だが返しに行くなんて論外な訳で
■猫谷凛 > 「飾っとくのもにゃぁ...日本語になってくださいにゃ。お願いしますにゃ!」
本として作られたのなら読んであげたい
そんな事を考えながら、にゃーと土下座のポーズ
冗談混じりにお願いし...大きなため息
「ま、そんなんで翻訳してくれたら翻訳家さんはご飯食べて...」
言葉が止まる
なんとなく本を開き中を見れば数分前まで漢字しか
書かれていなかった中身が全て慣れ親しんだ日本語に変わっている
■猫谷凛 > 「....うそん...」
にゃも無くなるほどの衝撃
目をぱちくりしながら本を読む
全てのページが読めるし意味も理解できる
「これが噂の魔導書ってやつかにゃ....魔法凄いにゃ。半端ないにゃ」
超常現象
そうとしか言えない現実に直面しながら読み進める
中に記されることを理解していくうちに凛の顔は青くなっていく
■猫谷凛 > 「贄に怪魔...何かグッロイにゃぁ」
生け贄に儀式、使役する事のできる魔物
そしてそれを補足するように様々な事柄が載っている
なんだか気分が悪くなってきた...
「やばいの拾っちゃったのかにゃぁ...?
でも...」
嫌悪感と同じぐらい湧き上がる好奇心
体の奥から沸々とそんな感情が湧いてくる
■猫谷凛 > 「何でも先入観でモノを見るのは悪いことにゃ♪」
ウンウンと頷きページを最初の方へ
比較的手軽に呼び出せる者は居ないかとページを捲る
「お、これなんていいかもにゃ?」
とあるページで捲る指が止まる
記述によればそこまでの力もなく大層な生け贄や儀式も必要ない
少し魔力を使うらしい
■猫谷凛 > 「魔力ぐらいなら魔法と変わらないし...君に決めたにゃ♪」
バッと立ち上がり数歩下がる
鐘の方を向き記載されるワードを口にする
「えーと..._____」
載っている言葉を口にする
本人はきちんと発音しているつもりだが
その口から漏れるのは他者からはただの異音の様
■猫谷凛 > 「っ!」
魔術を行使した時と似たような感覚と共に本に記された文字が光り...
ドシャリ_
何かが自分の数歩先に落ちた
「にゃ?....んに゛!?」
落ちてきたものを見て声を上げる
■猫谷凛 > 黒くヌラヌラと光る体にいくつもの触手が絡み合い集合体となったような
黒い物体
生物としての機能があるのか、見えるのは一本一本の触手のみで口も鼻も目すらうかがえない
「き....き..き持ち悪!?」
想像よりはるかに気色の悪い存在にそう叫ぶ
贄とか言う単語が載っている本に書いてある時点でまともなのはいないと思っていたが
「まさかこれ程とわにゃ...恐れ入ったにゃ」
■猫谷凛 > 「うわー..思ったよりキモイにゃ...ちょっと離れてほしいにゃぁ...」
もしあれがこちらに飛びかかってきたらここから飛び降りる
そんな事を考えていると触手の集合体は凛とは逆の縁の方へ動き...
というより這っていく
「にゃ?...もしかして、言う事聞いたのにゃ?」
縁の端、これ以上進めば真っ逆さまに落ちていくというところで異形は動きを止めた
「うーん...なんだか...」
可愛い
そんな単語が浮かんだ
■猫谷凛 > 物言わぬ異形
先程までは気持ち悪がっていたが自分の言う事をちゃんと聞くと分かれば
何だか可愛げがある
それにサイズもよく見れば両手の上に乗るぐらいでちっちゃ可愛い
「....こっちに来る..にゃ」
おっかなびっくり命令するとその通りこっちに来た
ズルズルと這いながらこっちに来る姿は健気で可愛げがある
■猫谷凛 > 「....ま、まぁ。私が呼び出したんだし?
責任はきちんと取らないといけないにゃ♪」
そう言って異形を両手で持ち上げる
ザワザワとしてて少しくすぐったいがすぐに馴れる
「用事も済んだし....そろそろ家に帰ろうかにゃ♪」
上機嫌に荷物をしまい
異形を抱きながら時計塔を降りていく
傍から見ればかなり不審だがその時はスーパー言い訳タイムで言い逃れる
そう決意を決めて家路につく
ご案内:「大時計塔」から猫谷凛さんが去りました。
ご案内:「大時計塔」に鏑木 ヤエさんが現れました。
■鏑木 ヤエ > 「………、なるほど」
(ぼう、と遠くを見遣った。
本来立ち入り禁止の学園見下ろす時計塔にコトリとヒールを鳴らしてずかずかと入り込む。
チャイムを鳴らし、学園の象徴とも言える時計塔今日も変わらず時間を刻み続けていた。
手摺のある方へとスタスタ歩いていく。ゆっくり手摺に凭れ掛かった)
「ホーントにちっちゃい島なのに抱えてるニンゲンはでっかいのばっかりですよねえ」
(誰もいないのをいいことに、どこか皮肉るようにして言葉を落とす。
島を一望する時計塔の高さともなれば吹く風はそこそこに強い。
夏の終わりの夜、ともなれば随分と風も冷たくなってくる時節だ。
冷たい風が濁ったクリーム色の髪を、紅いコルセットスカートの裾を揺らした)
■鏑木 ヤエ > (大時計塔から見る景色は随分と解りやすく常世島の夜を映していた。
目下に広がる学園地区/学生街は勿論のこと、目線を真っ直ぐに奥に向ければ歓楽街。
学園地区よりもより煌びやかに明かりが灯る)
「アレですね、宇宙から見た日本のフィーリングを感じるってヤツですよ」
(頭が足りてなさそうな感想をひとつ漏らす。
実際に足りてない故の二年連続留年生なのだが──は、置いておいて)
「こーんなにクッキリ解りやすいとなんだか寂しくなりますねえ。
空から見たら常世島もチキュウも似たようなモノなんでしょうけど」
(更に視線を奥へ、奥へと追いやっていく。
歓楽街東側地区。通称落第街。存在していないと称されているも、現実には存在し続けている街。
落第生や不良学生、違反学生などが集まる街。そして自身の塒でもある街。無秩序な秩序の街)
「────、」
(それに向けて、ぐいと手を伸ばした。
掴めない星を掴むように、何処か寂しげな表情を浮かべて。
ぎしりと鉄柵が鳴いた)
■鏑木 ヤエ > (明暗分かれる常世島。
学園地区と落第街然り、超常を持つ者持たない者然り。
公安風紀の双翼に対しての犯罪者や違反学生もそれに同じく。
ゼロとイチでの二択。あるかないか。正しいか正しくないか。有用か有用でないか。
優位性を持てるか、それとも持てないか。
ぼんやりと景色を一望しながら風に吹かれる。目を擦った)
「やえは、どっちなんですかねえ」
(零れて落ちた独り言の意図は果たして、一体。
異能を持つか持たないかでいえば持つ。優位性が持てるか持てないかでいえば持たない。
されど、落第街に居を構えているもののこうして学生街で生活している。
ゼロでもイチでもない。両方曖昧で、判断基準がないそんな話を、)
「どっちだった、んですかねえ。
全く手掛かりがないというのもなんとも可笑しな話です」
(大きく後ろに仰け反った。
羊の毛のような髪束がふわりと大きく広がった)
■鏑木 ヤエ > 「………構わねーでしょう。
やえはやえなんですから。 ・・・・・・・
こんな下らない話を何時までも考えているのはキャラじゃねーです」
(普段と何ら変わらない独り言を洩らす。
それを一呼吸で吐き出したのちに、不思議そうな表情を浮かべる。
その不思議そうな表情を浮かべたまま、隣接されたベンチに座り込んだ)
「……──キャラじゃねー、って。
やえがハンダンすることでもねーですし、やえ」
(溜息)
「なんでキャラじゃねーとか、やえに解るんですかね」
(語気を少しばかり荒げて、ただ吐き捨てるように呟いた。
携帯端末を下げた鞄から取り出した。カメラを起動して、自撮りのようなポージング。
紫の瞳がしっかりとカメラを捉えていた)
ご案内:「大時計塔」にギルゲイオスさんが現れました。
■ギルゲイオス > こういう高い場所から眺める風景というのも、良いモノであるよな。
明かり一つ一つに営みが有ると考えれば、なるほど感慨深い。
(唐突と、夜空に響く声が一つ
主に背後の方角から)
結局、自分は『自分としてしか』生きられぬからな。
それが良くも悪くも、であるが。
お悩みであるかな、お嬢さん?
(ふわふわと後ろから飛んできて相手のカメラ映り込む、未確認飛行物体。
未確認飛行物体、改め夜の空を散歩していた魔王さまは、何故か逆さまで宙に浮いていた)
■鏑木 ヤエ > 「なるほど」
(思わず口癖が零れて落ちた。
思考するのをやめて、思考放棄の合図でもある口癖が落ちた。
カメラに写り込む夏の夜の超常現象は華麗にも思考を放棄させるには丁度よかった)
「盗み聞きは関心しねーですよ、オニーサン」
(浅黒い肌に映える朱い瞳。灰色の髪にやや尖った耳。
『この世界のもの』でないと明確に解る外見にふわりと浮いたその光景は異界を感じさせるには十分以上だった)
(ゆらり、後ろに向き直って)
「おや、中々に趣味のいいTシャツ着てんじゃねーですか。
どこで買ったんです、やえにも教えてくださいよ」
■ギルゲイオス > いや失礼、どうにも高い所は地上に比べると静かなのでな。
不意に聞こえてきてしまったのであるよ、すまぬな。
(小さく喉で笑みを鳴らせば、逆さまのまま会釈を返し)
コレに食いつくのは記憶で二人目であるな。
案外と需要あるのか……?
(世間一般に言えば、ヘンテコなTシャツに分類される。
ややと考えるように唸ると、顎を軽くと指で撫でつつ、くるっと回転すれば上下を正常に)
歓楽街のな、大通りから少々外れた路地裏辺りに、妙な服屋があってな。
他に、寿司やら、忍者やら、中々面白いモノが揃っていたのであるよ。
買いに行くなら、後で細かい場所も教えよう。
(恐らくはまぁ、フェンス位は設置されているのだろう。
一度高度を上げるとソレを越えて越し、緩い速度で、時計塔の屋上へと降りてゆく)
■鏑木 ヤエ > (くつり、喉を小さく鳴らして笑う。
表情自体は無表情であることには変わりがないが少しばかり声が漏れた。
さかさまの会釈にまた会釈を返す。随分とトンデモな絵面は中々に間抜けだった)
「そうですね、存外ここには来るニンゲンが多いと思ってたんですがそうでもないようで。
カップルの情事を覗いてしまうのも中々に嫌なものですがそんなことはなく。
やえも独り言に花が咲くというものですよ」
(小さく頷く。鞄にゆっくりと携帯端末を仕舞いこんだ)
「ほうほう、ニンジャにスシですか。クソ間違った日本像って感じで超好きですよ。
税金とか掛かんなさそうですね、そのお店」
(少しばかりの世間話を。
緩やかに彼が下りていく様を見遣れば小さく問いを投げた)
「空を飛べる、みたいな異能ですか、ソレ。
中々に便利そうですね」
■ギルゲイオス > 一応、立ち入り禁止、ではあるのだがな。
我も含めて、それなりに来るモノも居るだろうが――登るのが、まず面倒であるからな。
景色は良いのだが。
(自分の様に飛んでくれば、話は別だろうが。
徒歩でとなれば、余程暇を持て余した結果、だろうか。
『我も』の辺りで口端を上げると、肩をわざとらしく竦め)
おや、野外で励む方々もおるのか。
そういう時は、そっと見なかったふりして帰るのが礼儀であるかな?
(一歩二歩と、相手の目の前辺りまでと歩いてゆけば、頭を横へと傾ける)
間違った日本像……そう言うモノなのか
(自分では見えないが、頭を捻って背中をチラ見しようとする。
確かに、間違った日本の文化を身にまとう、面白外国人、みたいな感じになってる感は否めない)
いいや、これは魔術であるな。
地上に住まう生き物が空に憧れるもの、その例にもれず、我の扱う術式にも飛行を行うモノがあるのでな。
本人次第で、色々と便利にできるのが、魔術のいいところであるな。
もっとも、我の得た異能は代わり小回りが利かないので不便であるが。
■鏑木 ヤエ > 「ま、立ち入り禁止の場所に好き好んでくるのなんてたかが知れてますもんねえ。
悪ぶってるなんちゃってヤンキーとか暇人か。
それとも煙の親戚のやえみたいな馬鹿か夜が好きなロマンチストくらいのモンでしょう。
景色は確かに、死ぬほどいいですよね、ここ。常世島が一望できるくらいですし」
(「何メートルくらいあるんですかねー」、とやる気なさげに呟いた。
わざとらしい所作を視界の隅に収めればどこか楽しげに声のトーンを少しばかり上げた)
「見なかった振りをする振りをして空き缶に躓くのが礼儀、ってヤツですよ」
(胸中ではけたけたと笑いながら無表情を貫く。
頭を捻る彼を見遣れば、また笑いを堪えるように腹を抑えた)
「ほほん、魔術。
となればマホウツカイさんってヤツですか。成程。
……──なるほど、異能との両刀。羨ましい限り。
失礼かもしれませんが異界のお方で間違いねーですかね、オニーサンは」
(小さく首を傾げた)