2015/11/12 のログ
ギルゲイオス > それは……なんというか、兵というかチンピラの理論な気がしなくもないのである。
まぁ練兵学校はそんなもの、と言われたら納得できぬ事も無いが……
(傷口を舌でなめると、広がった血の味に僅かに眉を寄せて。
投げられたハンカチと相手を交互に見れば、素直に受け取って傷の辺りを軽くとぬぐい。
小さな笑い声で肩を揺らした)

全員が全員と言う訳でもないし、個人差もあるがな。
それでも、おおよそは人間よりも治癒力が高いが――それ故に、回復系統の術はヒトと比べて発達が遅れ気味であるな。
(その辺は、良し悪しと言った所)

いや、その理論はおかしいのである。
騎士として、容易く剣を抜いてはいけないとか、そいうのは無いのであるか?
こう、せめて殴るとかその程度に納める形でだなっ
(割と生命の危機を感じなくもない。
喉元には、小さな唸り声が)

魔王、ギルゲイオス。
未だに諦めぬと宣言しておこう!
ドラゴンとの死闘と比べればまだまだである!
この程度で、我の野望は、潰えぬ!!
(無駄に力強く言う。
比較対象にされたドラゴンも、可愛そうな事この上ない案件)

ダナエ > ちょっと笑って、
「確かにチンピラだ。
 貴族の子息が通う騎士学校と
 平民以下の子が通う兵学校は、私の世界では別でな……。
 お坊ちゃん育ちの国王陛下には、
 あの層の話は分かるまい」

人の悪い笑みを浮かべ、からかうような口調。

「ははあ、タフな故に治癒はおろそかになるのか。
 ……ちなみに、その傷だとどれくらいで治るのだ?」

見ている間に治っていくかも!と、
興味深げに自分のつけた傷を見つめる鬼。

騎士たる者たやすく剣を抜くべからず。
そんな言葉にギクリとしてスッと目を逸らす。
「そ、そうか。
 斬られるより殴られるほうが好みならば、殴ろう」
やや曲解。

「お、王の称号を己の名に冠して誓うことがそれか!!!!
 諦めろ!!!!潰えろ野望!!!!
 あとドラゴンにも謝るべきだぞ!!!!」

かっこよくないことを実にかっこよく仰る魔王様を、
さらに力強く否定。


空を見上げ、グイッと(ゴコッと)腕を回す。

「ああ、だが久しぶりに剣を取ってスッキリしたぞ。
 祭りの後というのはどうも気分が良くない」

祭りの後からずっと感じていた寂寥感は、
魔王様という尊い犠牲によって晴れた。
先ほどの連撃は半分八つ当たりだったのかもしれない。
酷い話。

ギルゲイオス > 箱入りどころか、城入りで育っておるからな。
行事として視察に行ったりもするが、掬った上澄みを眺めているようなモノだからな。
実際の内情については、さっぱりと分からぬよ。
国内で流通している貨幣の量や、鉱石の採取量であればすぐに調べられるのだがな。
(ちょいとばかりと肩を竦めれば、顔を横へと振る)

医術についても、そんな感じであるな。
もっとも、戦争となればそうも言ってられぬ故、治癒術の使える人材の確保はしておるがな。
コレだと、寝て起きた頃に治っている、位か。
……流石にじっと眺めても、そんなすぐには治らぬぞ……地元なら兎も角。
(地元の世界であれば、治っていたご様子。
じっと見る鬼から逃げるように、腕を引いた)

今眼を逸らしたように見えたのであるがっ!
いや別に殴られたい訳ではないぞ!?
斬られるよりマシ、というだけでな!!
(断じて、マゾなんかではない。
言葉を強く強く、否定しておく)

魔王ギルゲイオスの名において命ずる、驚いて我を楽しませろ。
(びしっと腕を突きだして、そんなことを言う謎の暴君)

良いではないか、コレぐらいささやかな野望。
基本世の為人の為に働いておったのだから、此方の世界ではちょっと位我侭の言いたいのである。
(ぶーぶーと不満げにしながら、前後に揺れて)

剣を手にしてスッキリとするのであれば、転移荒野で狂暴な化け物でも相手にしてたほうがまだ建設的だと思うのである。
というか、もしかして我、気分をすっきりとする為に斬られた!?
(過剰攻撃の原因を知って、なんだか愕然とした表情を浮かべる魔王様)

とはいえ、長くと続いた祭りであるし、延々とづづける訳にもいくまい。
この辺は、ま、気分を入れ替えるしかない、という事であるな。
(やれやれとばかりに軽くため息をつけば、柵に身を預けてずりずりと立ち上がる)

ダナエ > ニヤリと笑う。
「おお、ようやく私が国王陛下にご教示できる
 分野が見つかった。
 私が兵学校生活、そして寮生活で得た
 どうでもいい諸々の庶民の情報が必要な時は、
 いつでも言ってくれ」
偉そうにするが、
自分でも言ってしまったとおりどうでもいい。
「主な情報源が書物か。
 なるほど、ギル殿が学者肌に見えるのは研究熱心
 だというだけでなく、
 それも理由の一つかもしれんな」
学者もメインの情報源は書物だろう、と。

「ふむ。一晩は必要か、それは残念だ」
仕方なく身を引く。
「首も生えるのか?」
多頭の魔王様を想像しながら。

「照れることはない、私と貴公の仲ではないか」
こないだ言われた台詞をお返ししつつ、
ガントレットの拳をグッと握って魔王様に見せる。
「素手でもガントレットでも、お好み次第だぞ。
 ハッハッハ!」

拳を胸に当て、
「重騎士ダナエ、魔王に捧げる忠義は持たん!」
とかっこつけたところで、
鎧の中からピヨヨンピヨヨンと2匹の
青い玉ねぎスライムが飛び出して魔王様の元へ。
2匹、目がハートになってます。
魔王様の魔王様らしい命令にモンスターの本能?を
刺激され、寝返った様子。
「むっ、寝返ったか?」
残りの1匹は、
騎士の肩でピヨヨンピヨヨン跳ねて怒っている。

「それを言うなら私だって、
 世のため人のために働いていたつもりだが!」
騎士だってがんばってた。言い返す。

八つ当たりという真実に気づきかけた魔王様。
「……フフッ」
いつもより爽やかな笑顔でごまかそうとする。
「この世界では世のため人のために加えて、
 気の毒な騎士のため、ということでどうだろうか」
肩にポンと(ゴコッと)手を置こうとする。
何がどうだろうなのか。

祭りの話に頷き、
「そうだな、また来年もあることだし……
 ああ、いや、違うな。
 来年の今頃は、故郷だ故郷」
自分の世界に帰ってるはず!と。

ギルゲイオス > どうでもいい事なのであるか。
しかも、状況が結構限定的で、必要かと考えてみればやはりどうでもいい気がしてならないのである。
まー、あれだ、暇つぶしの小話位には興味があるがな。
(片手をパタパタと揺らす。
聞いてみたい気が、しなくもないが。
余り役立ちそうな気もしない)

城には、新しい本が出ればすぐさま入荷される大図書館があるし。
日ごとに報告書の束もやってくるのでな。
大きな視点であれば国内の誰よりも知っておるが、庶民の生活レベルでとなれば立場上これは仕方があるまい。
あれやこれやと考えた上で、仮説を出したりしてくのは――ま、学者に近いと言えば近いかもしれぬしな。
(もっとも、それを実行した時の責任は段違いな訳だがと。
仕事諸々思い出して小さくため息が)

流石に首から上は死ぬが!?
まぁ頭だけを生存させる方法があれば、後は時間と供給次第で首から下が生える可能性はあるかも知れぬが。
後、一つの胴体に頭が二個も三個もあったら邪魔くさい事この上ないのである!!
(キングギルゲイオス……あれ、間違いじゃないぞコレ。
ギまで有ってるからなおさらたちが悪い、という話は置いといて。
流石に、そんな状況にはならないご様子)

照れておらんし、魔王を遠慮なくぶん殴る騎士ってどんな仲なのであるかな!?
素手の方が更にマシではあるが、どちらにせよ遠慮したいのであるよ!?
(ノーセンキュー。
両腕を使って作る×印)

持たんのかい!
いや、別世界、別の国故当然だがな!
(定番の突っ込みを入れつつ、手の甲で突っ込みを入れにかかる)

む……何か出てきたのである。
というか、鎧の中で飼っておるのか。
(驚愕の事実である。
まぁ、ずんぐり鎧の内側の有効利用、なのかもしれないが)

そしてこの謎のラブオーラ―は一体……
(スライムにハートマーク投げかけられても、複雑な心境と言わざるを得ないが。
伸ばした指で、一匹をむにむにと突いてやる)

気の毒な女騎士って、なんとなく虐めたくなるよね。
(無駄に爽やかな笑みで、酷い事をのたまう魔王様。
くっ殺とか言わせてみたい、なんて話は別として。
肩にガントレットを置かれた事への仕返しも、若干と混ざっている)

はは、なるほど。
前向きなのは良い事、であるが――そのまえに、せめて呪いを解かぬとな……
(帰るに帰れないんじゃないかなー、という気がする)

ダナエ > 「学校と言ってもこの学園とは毛色が違いすぎるし、
 まあまず魔王殿の役立つ情報ではないな」
真面目な顔で頷きながら。無用だった。

日ごとの報告書には思い切り顔をしかめて。
「むう…………想像しただけで息苦しくなる。
 そんな生活では体も鈍るし視力も落ちそうだな」
苦々しい声。

「死ぬのか」
死ぬ。でも、
「ほう、体は生えてきそうなのか!
 凄いな……。頭が大事なのだな」
キングギルゲイオスで正しかった。
王冠を被ればさらに金色でぴかぴか?
またはプラナリアギルゲイオス様。
モンスターが多頭なら強そうなのに、
人型で多頭だとおもしろ感が出てくるのは何故なのか。

「まあそう遠慮するな」
魔王様の腕の×には、○を作って対抗。

むにむにされた玉ねぎスライムは、
周囲にハートを飛ばして飛び上がって喜んでいる。
もう1匹も僕も僕も!と割り込む。大人気。
騎士はやや悔しそうに、
騎士の肩のスライムは腹が立ちながらも羨ましそうに
そんな光景を眺めている。
「…………おい戻れ。
 おまえ達は私の仲間になりたかったのだろう」
スライムが転移荒野に帰るのなら望むところだが、
他人に魅了されて去られるというのは面白くない。
来い来いと2匹に手招き。

イジメ、かっこ悪い。
「だからその発想が!!邪悪だというのだ!!!!」
そういった類いの窮地では多分敵もひくほどの
無茶苦茶で激しい抵抗をして、くっころ言わずとも
サクッと殺されるタイプの女騎士。

そう、呪いを解かないことには帰れない。
二重苦である。
悲しくも恨めしげな視線をジットリと魔王様に送る。
八つ当たり。


【スライムへの説得
 12→失敗 34→一匹成功 56→二匹成功】
[1d6→1=1]
ダナエ > 海の亡者以外にも何か別のものが憑いているのではないか。
そう思えるほどに運のない騎士。

2匹のスライムはよほど魔王様を気に入ったのか、
戻ってこない。
邪魔くさければ構わずに放置しておけば、
魔王様のもとを離れて勝手にどこかに行くだろう。

ギルゲイオス > 言ってみれば軍隊の学校であるからな?
アレであろう? 
卑猥なソングを歌いながらランニングして、泣いたり笑ったり出来なくされるのであろう?
(そしてキレた元ほほえむデブに軍曹が撃ち抜かれたり、などと何処からか仕入れた知識で恐怖している)


勿論、部下がある程度内容は絞って持ってくるのだが。
それでも、やらねばならぬ事も多いのでな。
王といえども、豪遊して遊んでいる訳ではない、という事であるな。
まー、そりゃ兵と国のトップでは、やることが違うしの。
(くくっと、小さくと笑って)

死ぬ。
(もう一度言う)

あくまで場合によっては、という話であるがな。
しかも、一年や二年で復元できるモノでもないであろうし。
うむ、心臓はどうにかなるかもしれぬが、頭は恐らく無理であるな。
(こんこんと、側頭部を指でつついて見せる。
別に巨大化した恐竜の怪獣と戦ったりはしない。
メカになったりもしない)

何やら凄い懐かれてるのである。
お主らは飼い主に似なくて、素直で可愛いのであるな。
(三匹並べて両側から、掌でむにむにと軽く押してやりつつ)

(……相変わらずと言っていいほど、運の無い騎士殿である)

とはいえ、我の寮はペット禁止。
名残惜しいが、森に――じゃなかった、鎧にお帰り、である。
(らんらんらららんらんらーん、なんてBGMは聞こえない。
そっと三匹を持ち上げると、鎧の肩のあたりに降ろしてやる)

えー?
(凄く残念な声で、首をかしげる魔王様)

邪悪ではなく、ちょっとした悪戯心であるよ、はっはっは。
(はっはっは、は笑い声ではなく口でそう言ってる。
ならば、抵抗できない様にして――なんて邪悪な事は考えていないのでご安心ください)

……我にそんな視線を向けられても困るのである。
流石に『解く』のは、今の我には無理なのである。
(じっとりとした視線に、ジリジリと後ろへと下がりつつ)

と、気が付けば随分と話し込んだような気がするな。
ぼちぼちと、我は帰ろうと思うのであるが。
(トントンとつま先で床を叩くと、ふわふわとまた浮かび始めた)

ダナエ > 「…………まあそんなところだ」
兵学校時代を生々しく思い出し、目を伏せる。
あそこまではテンション高くも無茶でも面白くもない
上官達だったが、系統としては同じという話。

「強制的に異世界に来させられてしまって気の毒、
 と思っていたが……ギル殿の場合、
 帰れても気の毒だと思うのだが、間違いだろうか」
そんな生活、耐えられない。
哀れむ眼差し。不遜。

「頭を半分にしてどうにか治療して、
 二人のギル殿が再生できたりしたら面白いな」
発想が小学生。しかも男子。

そして先ほどのツッコミ先が顔ならともかく、
それ以外ならびくともしなかったであろう全身鎧。
魔王様の手が心配。

「私は素直だが!?!?」
それほど大事にしていなかったスライム達だが、
人の物になると思うと惜しい。そんな【傲慢】さ。
「……すまない」
肩に返還されたスライム達をひっつかむと、
鎧の奥深くにギュウギュウと押し込む。潰れそう。

「その!!イタズラ心が!!邪悪!!
 笑ってないその笑い声も!!邪悪!!
 改めろ!!!!!!」
鼻息荒い。
プライドだけで生きてる騎士のプライドをぽっきり
折るような邪悪なことを、考えていないなら安心ですね。
考えていないなら。

「『今の我には』か。
 …………未来の我に、期待している」
自分ではどうにもできないことを歯がゆく思い、
しゅんとしながら。
ため息。


「ああ、長く話し込んですまなかった。
 私も帰ろう。……もちろん徒歩で!徒歩でだ!」
ふわふわする魔王様に今日のトラウマが蘇り、
力強く床を踏みしめる。

ギルゲイオス > ……そんな所なのか。
我が世界もそうだった場合、改めるべきか否か……
(同意されて、難しい顔を浮かべる魔王様。
しかし、それ故に出来る事もあるのかと、悩ましげでもある)

まー、それが我のやるべきことであり、やらねばならぬ事だからな。
他所から見ればそうかもしれぬし、実際そうなのだが。
(小さく笑い声を含めれば、肩を揺らして)

もっとも……余りにも長く不在であったならば、別の王が――いや厳しいか?
 我生まれてからまだ120年であるからなぁ、次が生まれるのまだ暫く先であろうし。
そもそも、此方とアチラで同じ時が経っているとも限らぬが。
(別の王が即位してと言いかけて、ふと思い当たれば頭を抱える魔王様)

なんか凄く男の子っぽい発想であるな!?
いっそそれなら、完全に真っ二つにして二人再生する方がマシ気がするがなっ!!
どっちも遠慮願うがっ!!
(まさにプラナリア、下等生物と比較される憐れな魔王である)

(そんなガッツんがっつん突っ込んでないので、恐らく兵器だと思われる)

素直……か?
我は一度、素直と言う単語を辞書で確認しなおす必要がありそうだ。
(ものすごい神妙な表情を浮かべれば、スライムとダナエを交互に見て。
解せぬ、とばかりに頭を大きく傾げた)

……そしてやはりそこに突っ込まれるのか。
まぁ、冬場は温かそうだが、夏場は厳しそうであるな。
(素直な感想であった。
胸元辺りに押し込められてるのに、羨ましそうに思えないのは何故かしら?)

退かぬ、媚びぬ、顧みぬのである!!
ほら、騎士ってこう、不動の心構えとかそんな雰囲気があるではないか。
我の悪戯に驚くようでは、まだまだと言わざるをえぬな。
(無駄にポーズをつけて、だが断ったあげく、なんとなくもっともらしい事も言ってみる。
逆にそのプライドを逆手にとって、何てことも考えていないのでご安心ください)

まー、専門家を見つけるのと、どっちが早いかって気がしなくもないがな。
とりあえず、気がなに待つが良い。
(としか言えない現状、困り顔なんだか微かな笑みなのか、良く分からない表情が浮かんでしまう)


仕方ないのであるなー、ダナエは浮くのが嫌らしいのでなー。
一緒に飛んで降ろしてやっても良いのだが、こればっかりは仕方ないのであるなー。
(二時間ぐらいしか寝て無さそうなテンションに、先ほど斬られた仕返しを添えて。
柵を超える程に浮かび上がれば、一度ダナエの方へと向き直り)

それでは、我は帰るのである。
お主も、階段の途中ですっころんだりせぬようにな。
(ヒラヒラと片手を振れば、空を漂ってゆく魔王様。
そのうちに時計塔の上からも、見えなくなってゆくのだろう)
[ 0 ](残り枚数0枚)
ダナエ > 「ギル殿の国でもそうなら、是非とも改めるべきだ。
 優秀な人材がああいった生活に耐えられずに
 辞めていくのは、国家の大きな損失だぞ」
がっぷり食いつく。


元いた世界の己の居場所が別の誰かで埋められる 話は、他人の話でも憂鬱になる。
「…………次の王か。
 ギル殿は恐ろしくないのか……?」
頭を抱える魔王様に、ものすごい小声で。
騎士は元の世界の人々に自分を忘れられることを、
死ぬほど恐れている。

「上手くやればどんどん増えるな」
ハハハと笑う。のんき。

「まあ素直というよりは、正直かもしれん」
訂正。

胸元なのか胴元なのかよくわからないし、
確かに夏場はでろでろになりそう。
例え中学生男子が見たとしても、
羨ましさ0であろう光景。

騎士としてまだまだと言われ、頭に血が上る。
「くっ…………
 不動のダナエと!いつか呼ばせてやる!
 その時にはせいぜい今日の私を懐かしむがいい!!」
ガントレット指をビシッと突きつける。
邪悪で、しかも搦め手の上手い策士。
なんと恐ろしい、急募!魔王を倒せる勇者様。
けど考えていないなら安心ですね。
考えていないなら。

「そうだな……
 呪いのことにせよ『門』のことにせよ、
 金を貯めなくては」
遠い目。世の中マネー。


二時間。それは睡眠と呼んでいいのか仮眠なのか。
「そっちこそ鳥にぶつからないようにな!」
心配というより売り言葉に買い言葉的に。
エレベーターでゴウンゴウンと帰路につく。

ご案内:「大時計塔」からギルゲイオスさんが去りました。
ご案内:「大時計塔」からダナエさんが去りました。