2016/06/03 のログ
ご案内:「大時計塔」にソラさんが現れました。
ソラ > 大時計塔の屋上。誰も守らない立ち入り禁止の張り紙の先。
手すりの上に金色の髪の少女が座っている。
今日は片割れはおらず一人きり。
不安定な座り方をして足をぶらぶらと動かしている。

その赤い瞳は塔の上から島を見渡す。
かと思えば次の瞬間は星空を見上げてみたり。
遠くに見える海に視線を向けてみたり。
気まぐれに、そして忙しなくいろいろな方向を向いている。

ソラ > どこから取り出したのか。お気に入りらしい瓶詰の金平糖を取り出して齧る。
一度に一掴みしてほおばるから頬がハムスターのように膨れているが気にしない。
ついでにぽろぽろといくつか手からこぼれているがそれも気にしない。
時計塔の下に人がいたらそこそこ痛い目に遭うかもしれないがそれもまったく気にしていない様子。

手すりに座りながら金平糖をほおばり、さらに足をぶらぶらさせている姿は
傍目に見るといつ落下してもおかしくないほど不安定。
恐らく片割れがこの場にいたならばすぐにでも止めさせるような光景。

少女はただただ、何も考えていない風に島を見渡している。

ソラ > やがて座っているのにも飽きたのか。
手すりの上でバランスをとって立ち上がり、綱渡りでもするかのように手すりの上を歩き始める。
金平糖の瓶は持ったまま。

そんなに強くはないものの風も吹いており、少女の体重で手すりは少しだけ軋んでいる。


……本人としては、ちょっとだけ楽しいらしい。

ソラ > 物陰から音がした。
少女はそちらに目を向ける。

月と星の明かり以外の光源がない時計塔の屋上。
やせ細った猫が少女を見ている。

太陽のような金色の髪の少女は、それを見てにっこりと笑うと、
手すりから飛び降りて猫に煮干しを差し出した。

どうやら警戒されているようで、猫はなかなか寄ってこない。