2016/08/07 のログ
ご案内:「大時計塔」にライラさんが現れました。
ライラ > 夜の大時計塔は、この吸血鬼の密かなお気に入りスポットになった。
静かで人気もなく、わずらわしい光も余りない。
遠くに見える光の情景は眠りにつく前にはなかった光景であるのも大きい。
開いた宝石箱を眺めるそれに似ているかもしれない。

縁者がこの島にいたのは行幸で。
とりあえずの拠点と食事には困らなくなった。
さて、従者とひたすらに耽溺の日々を送ってもいいのだが涙目で怒られると少し弱い。
哀願されると苛めたくなるけれど。

まぁ、べったりも大変だろうという密かな心遣いの結果、お気に入りスポットで周囲を眺めて過ごすという時間の潰し方を覚えたのだった。

ライラ > 扇を開いて、自分に風を送りつつただただ周囲を眺める。
特に何をするわけでもない。
ただ、立ちっぱなしは少々辛いな と思う。

「……ソファの一つでも持ち込むべきかのぅ?
 管理者がおったら撤去されそうじゃ」

呼ばれてないのに進入している?
テラスやバルコニーなので外だよセーフ。

ライラ > 先日の事を ふと思い出す。
成り損ないの食屍鬼がいた、ということは間違いなく同族はここにいる。
夜会も影響力が低いというだけで無いわけではないらしい。
そちらにも挨拶程度はしておかねばならいないだろう。
無礼者を退治する過程で、そちらに目をつけられては面倒くさいことこの上ない。
……これは、従者にでもやらせておこう。

問題は、程度の低い同胞がここの夜会を統べていた場合。
夜会の力関係を一新する必要があるかもしれない。
組織の運営なんて面倒くさい作業はしたくないのだけれど。

「領地にするなら話は別じゃが……今の人間は、どうにも力をつけておるらしい。
 狩人並の者がゴロゴロおるときく。
 そちらとも折り合いをつける必要はあるじゃろうなぁ」

ああ、面倒くさい。
昔は領地をつくれば、それの維持だけ考えていればよかったのに。

ライラ > というか。
宣戦布告のつもりで、黒薔薇の紋を思いっきり刻印してきたけれど。

「……夜会はともかく、人間どもに目をつけられる事を考慮しておらなんだな」

少しだけ迂闊だったと今更ながらに思う。
まぁ従者は人間の組織に所属しているとか言っていたようだし。
なんかあればそちらから報が入るだろう。
基本的に人任せ。
従者の過労具合が心配です。

ライラ > 「今度、こんびにすいーつ とやらを買ってみるかのぅ……」

ただし招かれないと家屋に入れないので通りすがりの誰かを魅了して買わせるのだが。
この島のお金もってないし。

「金策もしておかねばならんな。
 従者に全て出させておくのも、沽券に関わる。
 ……しかし、労働ってどうするんじゃ?」

ライラ > 以前のように、山から貴金属を貰ってくるほうが効率がいいかもしれない。
労働よりは自分に向いているだろう。
労働で額に汗するのは貴族の仕事じゃあない。
……領地や従者を護るためなら、いくらでも額に汗はかくのだが。

「……ふむ。以前に貴金属の価値は変わらぬ とは聞いたが。
 高騰しておるのかのぅ?」

暴落はしてないと思うのだけれど。
後は護身用にあれこれ用意だけはしておきたい。

ライラ > なんとはなしに、空を見上げる。
月は昔と変わらず輝いている。

「ずっと居るというのも、それはそれで大変なものじゃな。
 神や魔は何を考えて日々を過ごしておるのやら」

ライラ > さて、とりあえず居心地がいい夜を作る為に掃除でもしておこうか。
考えなしの愚か者には灸を据えねばならないし。

「……暇つぶしには、なるじゃろうしな」

夜の間は、そこらをブラブラしているだろう

ご案内:「大時計塔」からライラさんが去りました。