2016/09/24 のログ
■比良坂 冥 > 「……まぁ、先生の名前だし…あと、インパクトが強烈だった」
物怖じせずそう言葉に出してしまう
とはいえこの学園の教諭にインパクトがないのがいるかといえば、たまにしかいない気がするけど
「……へぇ、先生って昔はワルかった、とか……?」
上目に覗き込むような視線を戻す
"信じる"という言葉が出ると相手への興味が増したような──
尚、成績の方は中の中
よくも悪くもなく、一度の欠講程度ならレポートで挽回できる程度のものだ
■白泉椿丸 > インパクトが強烈だった、という言葉には指先で口元を軽く隠して笑う。
そりゃアそうよねェ!他にアタシみたいな教師はいないはずですもの!
ああでも、歓楽街の奥の方にちゃんとオネエが集まる酒場があるのよねェ。
休みの間に顔を見にいけなかったから、そのうち行こうかしら。
「ワル…ってほどでも無かったと思うのよ。
授業にはそこそこ出てたけど…まぁ、喧嘩もヤンチャもしちゃったから」
アタシも若かったのよォ、とおばちゃんくさい動作をする。
「そういえば、お名前聞いておいても良いかしらン。
次に会った時からはちゃーんと呼べるように―――ああ、アタシの授業に出席してたのなら、ごめんなさいネなんだけど」
■比良坂 冥 > 「……思うだけ?実際はどうだったの。…へえ、喧嘩も」
口元にくすっと小さな笑みが浮かぶ
なるほど、マジメでもなくワルでもなく、普通の人だったんだなと
たぶん
「……先生もまだ若いんじゃないの?
…あ…うん、比良坂冥……先生の講義は…とってないかな…。
魔女薬学…だっけ……」
記憶を漁るように少し宙空を仰いで、
記憶力はとても良いほうらしく、断片的な記憶を繋いだ言葉がするすると出てくる
■白泉椿丸 > 「うーん、どうだったかっていうと…。
先生に眼をつけられて無かったから、アタシはワルじゃなかったって言い張るわ」
そう言ってまたニコッと笑う。
さっきの乙女笑いよりは元の性別に近い笑い方をしているあたり、昔を思い出しての笑いなのかもしれない。
ワルではないけれども、そこそこ上位のスクールカーストにおさまっていたのだろう。
…このオカマが喧嘩に強かったのは、確かだが。
こう言ったらなんだけど、アタシも高等学校の頃にこっそり喫煙してたりしてたから…。
そういうヤンチャはいっぱいやってきたのよ。今は、お薬に匂いがついちゃうから禁煙してるケド。
だから、生徒がついついやっちゃうヤンチャもよーく分かるって言うか…。
「もっちろん、今もピチピチに若いつもりだけどネ。
どちらかというと、精神年齢の問題……あ、比良坂冥、冥ちゃんで良いのかしら?
そうそうそう、魔女薬学。単体でお勉強するのも歓迎してるから、
魔力を使わないで魔法薬と同等のお薬を作るっていうのにピンときたら、是非遊びに来て頂戴ネ♡」
歓迎するわよ、とニコニコ。
■比良坂 冥 > 「……そうなんだ。いつからそうなっちゃったの?」
珍しく、自分が笑っていることに気づく
多分話し相手であるこの先生の度量によるものなんだろうな、となんとなく内心で思う
「……うん、冥。
魔女薬、興味はあったけどコマが足りなかったから……。
…単体…個人で、ってこと……? …女の子なら安心なのかな」
男の子だったら見の危険を感じそう、という意味である
「……魔法薬にも詳しくないんだけど…どういうお薬があるのかな……」
■白泉椿丸 > 胸の前で軽く腕を組み、自分の頬をとんとんと指で叩く。
いつからだったかしら?と記憶を追っているらしい。
「高等の時だったから…そうねェ、17歳?くらいかしら。
アタシ、いわゆる学園や学校じゃなくって軍学校にいたのよォ~。
教官の一人にオネエの人がいてネ…すごい愛情にあふれた素敵な方だったの」
夜もすごかったわよと、ちょっとふざけた笑いを振る。
「個人のが落ち着いて勉強できるっていうなら、もちろんではあるけどォ~…。
でも、それだとアタシの時間が空いた時にってなるから、あまり時間は取れなくなっちゃうのよネ…。
授業を行う日は毎月掲示板に貼り出してあるし、んー、始業時の人数カウントまでに間に合えば、問題無いかしらねェ」
講義のみの日と実習がある日が別れてるから、そこも注意よと付け加える。
自分の持っている科目に興味を持ってもらえるのは純粋に喜ばしい事で、椿丸はニコニコしながら冥に受け答えをする。
「そーねェ、天気によって瞳の色が変わる薬とか…。
深傷でも痕を残さずに治す薬なんかも作るわ。記憶に訴えかけるものや――まだやってないケド、1日だけ性別を変える薬なんかも」
■比良坂 冥 > 「……軍学校?」
自分の人生の中ではまるで縁のなかった場所
思わず聞き返してしまった
「へぇ……」
返す言葉は少ない、が
その表情には珍しく色んな感情が含まれる
愛情に溢れた人との出会いが自分を変える
それはなんだかシンデレラストーリーのようにも聞こえた
「そうなんだ。じゃあ…考えてみようかな…。
………面白そうだね、そういうお薬」
色んな意味で興味を引く先生だな、と思った
「よく聞くような、惚れ薬みたいなのもあったりして…?」
■白泉椿丸 > 「そう、軍学校。中等で志願書出したら通っちゃってネ。
その頃は将来何になるかなんて漠然としすぎてたから、受かったなら飛び込んじゃえ!って」
なんにも考えてなかった分、授業も訓練もキツかったわと苦笑いを浮かべた。
冥の言葉数の少なさは気にしていないのか、白い見た目も相まって、大人しい子なのネくらいの認識だ。
「惚れ薬は~~~……作れるわよ♡
でも、授業ではガッチリ効くタイプのものを教えるつもりはないから、
半日から1日くらいの物を教える予定ではあるわ。
惚れ薬を作る工程には、他の薬を作る時の難しい工程がたくさんつまっているから、良い教材なのよン」
■比良坂 冥 > 「……目標とか、将来のこととか…学生のうちに見つかるほうが珍しいもんね」
距離を近く感じる
こんなに身長が違うのに同じ目線で話しているような
そんな感覚である
「……面白そう。
心をずっと奪えはしなくても…そういうのは、切欠になるよね」
ふふ、と笑みを浮かべて
「じゃあ…白椿先生の授業、受けようかな……。
悪用は、しないよ。…たぶんね、ふふ」
■白泉椿丸 > 「あくまで、ちょっとしたジョークグッズ程度の効き目だけど…そうねェ。
気になってた子に仕掛ける可愛い悪戯だったり、背中押しのひとつになれば良いかしら。
ふふふ、悪用したら手痛~いしっぺ返しが来ちゃうからネ」
そうウィンクし、授業への出席の可能性を聞けばまたまたニッコリである。
冥ちゃんも女の子なだけあって、やっぱり惚れ薬は気になるのかしらン。
誰か気になる人とかいちゃったりして…?ヤダ、甘酸っぱい予感がしちゃうじゃない…。
それとも、まだ見ぬ恋人に想いを馳せちゃったりとか、ヤ~~ダァ~~~!それもさくらんぼじゃなァ~い!
交遊のキッカケもそうだけど、それを期に製薬や植物なんかに興味を持ってくれたら…もっと嬉しいけどネ…。
「うふふ、冥ちゃんが授業に来る時を楽しみにしてるわァ。
細かい授業内容が知りたいときは、職員室へ来てくれると嬉しいかしら。
…そろそろ準備をしに戻るけど、まだここにいるなら身体は冷やしちゃダメよ?女の子なんだから」
■比良坂 冥 > 見ず知らずの他人ではなくなる切欠
それがきっと、一番欲するもの
「……うん…じゃあ、その時に……。わたしも、戻ろうかな……」
そういって立ち上がって、おしりをぱたぱたと叩く
「……それじゃ、また。白椿せんせ」
ふわっと吹いた風が癖の多い髪を撫でて揺らす
瞳の中に落ちる陰は今日は見せることなく、その心の陰にも、気づかれることなく───?
■白泉椿丸 > 「ええ、またネ。あっ、そうそう………」
「アタシのことは、ジュディって呼んでもいいからね!」
2発目である。何がと言うと、ウィンクである。
バチコン!と音がしそうなウィンクを冥にかまして、椿丸は先導するように階段を下りていった。
冥が抱える陰には、まだ気づいていない――――――― はずだ。
ご案内:「大時計塔」から白泉椿丸さんが去りました。
■比良坂 冥 > 「……ジュディ?」
階段を先に降りる先生を
少し首を傾けて見る
ジュディってなんだろう、実はハーフだったのかな
髪の毛の色もすごいしね
そんなことを思いながら後をついていくようにして時計塔を降りていった
ご案内:「大時計塔」から比良坂 冥さんが去りました。