2017/08/25 のログ
ご案内:「大時計塔」に暁 名無さんが現れました。
■暁 名無 > 「ふぅ!こうして見るとだいぶ日が傾くのも早くなったもんだ。」
西日が容赦なく突き刺さる夏の夕方。
俺は野暮用を済ませた足で久々に時計塔に上がって来ていた。
時刻はまだ18時を少し回った頃だろうか、ほんの数週間前までまだ青かった空が、今はもうだいぶ朱い。
「夏もそろそろ終わりって訳だな。
今年はデカい台風もそうそう来なくて何より何より。」
……いやまあ、知ってたけど。
それでも俺の記憶にある夏とは若干変わって来ているようで、少しだけ安堵する。
順調に、この時代に来た目的は達成されそうだ。
■暁 名無 > 昼の間に篭っていただろう熱が、足元からじりじりと空へ逃げていく。
照り返しよりは優しいとはいえ、気温も湿度もまだ高いうちだからじわじわとした暑い空気へと変わっていく。
これで日が沈んでしまえば、もう少し過ごしやすくなるのだろうけどな。
「ふー……やっぱ早過ぎたな、此処上ってくんの。」
やれやれ参ったまいった、と俺はぱたぱたと手で顔を扇いだ。
暑いことは暑いが、汗はさほどかいていない。昔からそこまで汗かきというわけでも無かった気がする。
ただ動き回ればその分体温が上がって汗はかいた。大体いつもそんな感じで汗をかいてた気がする。