2017/10/07 のログ
ご案内:「大時計塔」に飛鷹与一さんが現れました。
■飛鷹与一 > 本日の風紀委員会の仕事も滞りなく終了。最近は狙撃の腕前が広まり面倒な仕事に回される事も多いが。
「…仕事が終わった後のこの達成感、というか虚脱感…いや、解放感かな?段々慣れてきたなぁ」
そう呟けば、帰りの途上で何となくの寄り道だ。既に仕事の時間は終わり今はプライベート。
長い階段をゆっくりと登って、ライフルケースを担ぎ腰にククリナイフを下げた少年が最上階へとやって来る。
ここから眺める景色…特に夜景は好きだ。ここや公園、あとは屋上が自分にとっての寛ぎの場所となりつつある。
ご案内:「大時計塔」に近衛 昴さんが現れました。
■近衛 昴 > 夜の闇が自身の姿を飲み込んでくれる中、大時計搭の屋上の手すりに腰掛けて下界を眺めている猫の仮面の少女が先客でいるか。静まり返った闇に包まれた階段のほうから足音と人の気配が近づいてくる様子に慌てる様子もなく、視線を入り口へと向け来訪者の姿を確認しようと。
彼が上りきれば黒猫に似た少女はその服装にも動じずに僅かに笑って見せるか
■飛鷹与一 > 「………え?」
気配感知はまだまだだが、誰か先客が居るとは何となく勘付いていた。
…が、それが猫の仮面をした謎の人物、ともなれば流石に一瞬だが目を丸くしてしまうのは仕方ない事だろうか。
明らかに不審者確定なのだが、既に仕事の時間は終わってプライベートだ…だが見過ごすのもどうか。
「…えーと、どうもこんばんわ?」
最後が疑問系になってしまった辺り、まだ少し動揺が残っているらしい。
ともあれ、僅かに笑みを浮かべている猫仮面の少女に軽く会釈を。
他の風紀委員はどうかは知らないが、少年はいきなり警告したり捕縛するタイプではないのだ。
ご案内:「大時計塔」に飛鷹与一さんが現れました。
■近衛 昴 > 明らかに動揺している少年の顔に愉快そうに笑いながら手すりから降りると、相手が風紀委員だというのに返す挨拶からは敵意の欠片など含んでいなくて。
「ふふっ、こんばんは、驚いちゃった?そっちはお仕事の帰り、かな?」
少年の体や持っているものへと順に視線を移しながら出方を見るも最初から争う気でいるつもりはない様なので、それなら今はこちらも同じ調子で襲うつもりなどなくて。
■飛鷹与一 > 「えぇ、まぁ…えーと、一応は風紀委員会の端くれなのでお尋ねしますが、どちら様ですか?」
敵意も殺気も不振な素振りも相手からは伺えない。とはいえ完全に気を抜くのもどうかと思われて。
最低限、何時でも動けるようにしておきつつこちらから攻撃的なリアクションを取る事は控える。
なので、自然と世間話にも似た会話の流れとなる訳で…しかし、本当に何者なのだこの人は。
(…まぁ、どう考えても落第街…あーいや、裏稼業の人なんだろうけど)
風紀委員会に所属してまだ1年経過していないが、正体不明でも何となくそこは分かる。
■近衛 昴 > 「上手だね、それは本当に委員として聞いてるのかな?ボクはね、リンクス」
口元は笑みを浮かべたまま委員として問いかけている少年を茶化すも、隠しも誤魔化しもせずに自身の通り名を口にして。風紀委員と接触するだけでなく、こんな風に話すことなど滅多にないことだから自分の名が委員の中でどれだけ知られているのかを調べてみようと彼の態度を試そうと。
彼もこちら同様に探りを入れたいのはなんとなくわかり、更に茶化そうとパーカーの下を軽く開いて体のラインを露にした姿を見せながら、今度は身体検査でもするのかと問いかけようと
■飛鷹与一 > 「リンクス―――山猫、ですか?」
そう問い掛ける。この反応からして少なくとも、少年は彼女の噂などを知らないのは判明するだろうか。
とはいえ、それは彼に言える事で風紀委員会でどれだけ彼女の名前が広まっているか、の指針にはなり難いかもしれず。
「…って、いやいや何ですかその露骨なお色気攻撃は」
と、思わずジト目になって突っ込みを入れる。何だかんだエロ耐性は結構付いてきているのだ。
むしろ露骨にからかい混じりなのが伺えたので、そもそも動揺する以前の問題だった。
「…えーと、今は俺は仕事終わったばかりでプライベートな時間なんですよ。
なので、この場でトラブルとかは個人的には避けたいんですが…。」
そう口にしてみる。ちなみに、これは探りや牽制ではなく普通に少年の本心である。
仕事とプライベートな時間は完全に切り離しているので、正直余計な仕事をしたくはないのだ。
■近衛 昴 > まだ彼が知らないだけの可能性は残るが、少なくとも委員の中で通達されるほどには知名度は高くないようだ
「アハハ、なんだやらないのか、残念。だって風紀委員捕まるとあんなことやこんなことされちゃうんでしょ?」
なんだかんだでしっかりと突っ込みを入れてくれる彼に残念そうに息を吐くも、実際に身体検査をしたらパーカーの裏の物騒なものに驚くだけじゃすまないのだろうなと苦笑して。そして風評か、彼女の考えなのか委員に対するイメージを口にする少女は、もしかしたらキミもと続けて。
「もちろん、ボクもそのつもりはないよ。それにこんなに眺めがいい場所は荒らしたくないしね」
彼の考えに同調するかのようにコクリと頷くと、無防備に振り返って島を眺められる全景に思わずため息をついて、彼にそう思うわないかと問いかけようと
■飛鷹与一 > 実際本当に知らないのだ。少年は狙撃を中心とした戦闘能力は高いが、情報方面はあくまで一般の風紀委員レベルなのだから。
「…それ、身内を捕まえなきゃいけなくなるんですが。あと俺にそういう趣味はありません。」
ジト目のまま再度の突込みを。まぁ組織が一枚岩ではないのは少年も理解している。
実際一部で過激な取締りをする派閥みたいなのもあると聞いているが、それは口にはせず。
そして、何だかんだでエロくない目線で少女を観察する。服装に関しては取り合えずパーカーの裏側が気になる。
何か仕込んでいる可能性は十分にあるだろう。そのくらいは少年も観察眼はあるのだ。
「…と、いうかここで戦闘とか御免ですよ。俺だってここは憩いの場所のひとつと思ってるんで。
まぁ、基本生徒は立ち入り禁止なんですけどね」
彼女は生徒、ではないだろうし己はまぁ、最悪は風紀委員の見回りで言い訳は出来るが。
ともあれ、今宵ここで派手なやり取りをする可能性はほぼ無くなったか。
それでも完全に気を抜く事はしない。だが勿論やり合う気もない。
そういう所は柔軟というか、矢張り仕事とプライベートを割切っている故だろう。
■近衛 昴 > 「…風紀委員も色々いて大変みたいだね。そうなの?カッコいいからボク的にはキミだったら構わないけど?」
彼の言葉から風紀委員の中にも温度差や派閥差が存在しているのだとう察し、同情交じりの言葉の次にはどこまで本気で冗談かわからない言葉。
手持ちの能力がない上にこんな場所では分も悪い、今は争うべきではないという考えが本心で。
彼の注意にも聞こえる言葉に手すりに背中を預けながら憩いの場所という考えに同感だと。立ち入り禁止には迷い猫なら怒られないでしょうと続けて。
「キミもボクが知ってる風紀委員とは大分違うね。いつでも逮捕だ、御用だといってるわけじゃないみたいだ。そういう割り切ってるの嫌いじゃないな」
彼の公私混同をしない姿勢に二重生活の自分とどこか重ね合わせていて
■飛鷹与一 > 「そりゃ、人間…いや、異邦人の方も勿論多く所属してますが色々な考えの人が居るのは当たり前ですよ。
…は?いや、俺は別にカッコよくないというか凡人顔ですけども」
一枚岩ではない。それを直接口にするのは流石に、現役の風紀委員である自分からは言えないけれど。
あと、外見に関してはそう冷静に口にする。自分の何処がカッコいいというのか。
「…うーん、仕事そのものは真面目にはやってますけどね」
ただ、キッチリ分けているだけで。実際に風紀委員会の仕事中は真面目にやっている。
ただ、その仕事の領分をプライベートに持ち込まないように心掛けているだけだ。
■近衛 昴 > どこがカッコいいのかと返されると暫く首をかしげながら考えこんだかと思うと口にするのは、的を得ているのか得ていないのかわからないわからない言葉。確実に的を射るのが仕事の彼に皮肉にも聞こえるか。
「そうかな?見た目も悪くないし、プライベートと仕事をきっちり分けて、仕事終わりに夜景を眺めようなんてなんかいかにも必殺の仕事人て感じでかっこよくない?」
そしてそんな冗談のような言葉に続けて、次に別の場所で出合ったときにはどうするのかという言葉に少女の空気が代わり、仮面越しに彼を見る目から冗談の色の消えているか。
■飛鷹与一 > 「必殺の仕事人…ですか。俺は殺しはしないと決めているんでそれはむしろ皮肉に聞こえますが」
『不殺』を心掛けている狙撃手、というのが彼の立ち位置だ。甘いのは重々承知している。
だが、少なくとも人の姿をしてキチンと人格があるモノを少年は射殺する事は出来ない。
それをすれば、自分の中の何かが崩れてしまうという自覚があるからだ。
「――と、俺はそろそろ戻ります。リンクスさんも程々に。俺以外の風紀委員の人が見逃すとは限らないので」
仮面越しに見遣る少女に視線を返す。冗談の色が消えているそれを、ただ見返して小さく苦笑い。
そこをハッキリと答えない辺り、戦うべき場面なら戦うという事だろう。
とはいえ、別に彼女と積極的にやり合う気は少年には無いのが態度でも分かるだろうか。
別れ際に会釈をしつつ、そのまま少年は一足先に階段を下りてこの場を後にするだろう。
ご案内:「大時計塔」に飛鷹与一さんが現れました。
ご案内:「大時計塔」から飛鷹与一さんが去りました。
ご案内:「大時計塔」に飛鷹与一さんが現れました。
ご案内:「大時計塔」から飛鷹与一さんが去りました。
■近衛 昴 > 「ご忠告ありがと、キミも気をつけてね」
結局最後の問いかけには明確な答えを得ることはできなかったが、必要なら戦うのだろうと解釈して帰路へと付く彼に元の調子で手を振りながら見送り、搭の上から離れていく彼の姿にポツリと零して朝焼けがくるまで空を眺めているか
「本当にキミは優しい風紀委員さんだね」
ご案内:「大時計塔」から近衛 昴さんが去りました。