2018/08/03 のログ
ご案内:「大時計塔」に暁 名無さんが現れました。
暁 名無 > 「夜風に当たりに来た……つーわけでも無いんだけどな。」

小脇に荷物を抱え、階段を昇る事数分。
涼しい……とは少し言いづらい風に目を細めながら、俺は時計塔の屋上に立っていた。
こういう時に限って風があるんだからなあ全くもう、と一人愚痴りながら荷物を開くと、中から現れたのはだいぶ型の古い飛行ドローン。

型が古いだけで材質その他は新品である事は言うまでもない。
今日はこいつを試しに飛ばしてみようと思ったわけなのだが……如何せん風は強過ぎるきらいにある。

暁 名無 > 「こうも風が強いと変に失敗して失くしそうだな……」

それじゃあ仕方ねえ。風が納まるまで一服するとするか。
その場に腰を下ろし、煙草に火を点すと大きく息を吐く。
風のお陰か雲もまばらな夜空には星が瞬いていて、それなりに風情があると言うか何と言うか。

「ま、昼間の熱が残ってなけりゃあな……」

じんわりと熱を帯びる尻下に思わず苦笑の一つも漏れる。