2018/11/24 のログ
■暁 名無 > 「俺なんかに誠実さを期待する奴もそう居らんだろうし……」
現状このまま、異能を持たない凡庸な教師として忙殺されるのが一番だろう。
特に今の時代をどうにかしてやろう、という野望がある訳でも無い。
一人、たった一人だけの人生の軌道を僅かばかりズラすことが出来ればそれで良い。
「ふー……まあ、これはこれでそれなりに楽しめるし良いか。」
遠回しな自殺願望とも呼べそうなコレが、世界に影響を与えるとは到底思えない。
だからこのままで良いのだと思う。むしろ、このままでなければならないとさえ思える。
「……柄にも無く感傷に浸ってんなあ。」
おお気味が悪い。これもきっと寒さの所為だ。
俺は喫い終えた煙草をさっさと処理して、校舎へ戻るべく階段へと向かうのだった。
ご案内:「大時計塔」から暁 名無さんが去りました。