2015/06/26 のログ
能見さゆり > そうですね、何かありましたらまたメールで
では今日はこのへんでお開きにしましょう
今後とも宜しくお願いしますね、菖蒲さん

【とりあえず五代さんが付いているならそちらに任そう
あの人はむしろそういうところで動いてもらわないと】

むしろ五代は暴走するようなタイプは苦手なの顔しれないと思うと少し面白かった】

【部屋をかたつけ菖蒲を外に出すと、笑顔で見送ってその日はそこで別れた】

遠条寺菖蒲 > 「では」

と頭を下げて部屋を出る。
部屋の外で安堵の息を漏らしたのは聞こえたからは分からない。

ご案内:「風紀委員会相談室」から遠条寺菖蒲さんが去りました。
ご案内:「風紀委員会相談室」から能見さゆりさんが去りました。
ご案内:「風紀委員会 本部」に久藤 嵯督さんが現れました。
久藤 嵯督 > 「……ん」

何時の間に寝ていたのやら。
散らかった書類の上に涎を垂らしながら、嵯督は"ずっと"眠りこけていた。
書類整理の途中だったのか、書類のひとつが書きかけになっている。

久藤 嵯督 > 「………」

早くパトロールに行きたいので誰かに丸投げしてしまおうかとも考えたが、周囲には自分一人しかいない。
本部を空けてしまうのも愚作なので、完全に留守番コースに嵌ってしまっている。

ああ、居眠りなんてせずに書類を片付けてしまっておけば良かった。
そんな風に後悔したってもう遅い。
嵯督はしぶしぶと書類畑に手を突っ込んでは、処理していく。
気力が削がれる作業なので、七味唐辛子を三本とあらびきコショウを二本ほど補給する。
これだけで大分マシになる。

久藤 嵯督 > どうにも風紀委員会という役職は動き辛い。
やれ人を殺すなだの、やれ単独先行するなだの、やれ安全第一だの……
上もそれを見越して自分を配属させたのだろうが、嵯督にとっては面白くないことほかない。

今回は期限も標的も無い仕事で、上が『よし』と言うまでは本島に近付くことすら許されない。
自分のタイミングで仕事を終わらせられないことの、なんと不自由なことか。

久藤 嵯督 > 書類に目を通してサイン。
書類に目を通してサイン。
書類に目を通してサイン。

久藤 嵯督 > 書類に目を通してサイン。
書類に目を通してサイン。
書類に目を通してサイン。
書類に目を通してサイン。

ナイフに目を通して磨く。

久藤 嵯督 > 刀に目を通して磨く。
クナイの本数を確認する。
爆薬の残量を確認する。
マジックカートリッジの本数を確認する。
強化ピアノ線の残量を確認する。
『三つの切り札』の保存状態を確認する。

久藤 嵯督 > 書類に目を―――

目を―――


針金細工を作って時間を潰す。

久藤 嵯督 > 書類……から目を逸らして鼻歌を歌う。

書類には目もくれずに軽いストレッチを行う。

書類を見るまでも無く寝息を立て始める。

ご案内:「風紀委員会 本部」にカルマさんが現れました。
久藤 嵯督 > 人の気配が近付いてくれば、意識が覚醒する
それでも寝息を立てて寝たフリをし続けるのは、職業病のようなものだ。
初めて聞く足音だが、一体誰だったか……

カルマ > (本部にあまり戻らずに警邏を続ける派だったが、戻らなくてはならないときくらいある。報告書を届けるためであったり。事務仕事のときはまるで別の次元のことである)

「しっつれーい!」

(らんらんと歌いながら報告書をデスクにぶち込んでからふと気が付く。居眠り小僧がいることに。
 おもむろにコーヒーメーカーで黒く熱いそれをマグカップに注ぐ。
 目には爛々と悪戯な光が宿っていた。足音をたてず接近していく。何かたくらんでいる
 寝たふりでもかまわない悪質な悪戯をしかけるつもりだった)

久藤 嵯督 > やかましい女だ。
こういった手合いが、嵯督の一番嫌いなタイプなのである。
こうして寝ている姿を見せてみればほら、何かよからぬ事を企んでみせるから面倒くさい。
そういう時はこうだ、自分に何かしようとしても無駄だと思わせるのが一番手っ取り早い。

「……スー…スー」

両手の小指を小刻みに動かして、『糸』を操作する。
悪戯に対するカウンターの準備だ。

カルマ > 「はえー」

(素直に感嘆の声を上げる。悪戯しようとしたら指が蠢いているのだ。寝たふりをしているらしい。熱いコーヒーでお目覚めさせようと考えたがキャンセルする。マグカップを置いてすぐ隣の席に陣取った)

「肩に力入っちゃってータヌキ寝入りなんて意地悪いなーほんと。誰だっけキミ」

(などといいながら勝手に書類を手にとって内容に目を通し始める。
 糸は得体が知れないがこれ見よがしに作動させては面白みが無い)

久藤 嵯督 > 「フン、お疲れの風紀委員に"しでかそう"としたお前が言えた事か」

お疲れ、という割には机の上に並ぶ針金細工の数々なのだが。
机に突っ伏していた姿勢から身体を起こして、女性の方を見やる。

「俺は久藤 嵯督(サスケ)。ついこの間、こちらに配属されることとなった者だ。
 お前は確か………いや、わからんな。名前は?」

事前に資料で見た気はするのだが、見た全員を覚えていられるわけではない。
書類の処理は可も不可もなくといった具合であるが、なんと言っても書く字が無駄に達筆なのだ。

カルマ > (並々注がれた熱いコーヒーをうっかりぶっ掛けようとしていたなどと!!
 まさか言うわけもない。白磁の髪の男へ、灰色髪は得意げにメガネのつるを指で持ち上げた)

「サスケ君。覚えた! 私カルマって言うんだよ。風紀委員の下っ端やってますぜ」

(どうだと言わんばかりに胸を張る。書類の内容に目を通してみる。大半が処理済であった。ふーむと喉を鳴らすと今度は針金細工を手に取る。ねじねじと勝手に造形を変え始める)

「へーどう学園の生活慣れた? サスケっち若いし大変っしょ」

(敬語など当に死んだ)

久藤 嵯督 > 灰色三つ編みの女性の名前を聞けば、自分のこめかみに指をつんつんと当てる。

「カルマ……ああ、事務の方だったか。
 下っ端と言えば新人の俺も似たようなモノか……まあ、適当によろしくしておいてくれ」

立場上、明日にはどちらかが死んでいなくなるかもしれない。
自分は別に構わないが、目の前の女がそうとは限らないし、そうであるかどうかの判別も嵯督にはできない。
だから、一定の距離を置いておくのが一番いい。それが合理的だ。

「慣れるつもりは無い。そもそも俺は無能力者だし、学校に通うのも義務ってだけだ。
 たしかに学園ならではのしがらみはあるが、大人ほど面倒じゃあないだろ」

大人の世界を知っているかのような口ぶり。
目上の人相手にタメ口を聞くあたり、かなり生意気に見られるかもしれない。
勝手に弄られる針金細工には目もくれず、急に付けられたあだ名にも反応を示さない。

カルマ > (事務方でガリガリやっている姿くらいは見覚えがあるかもしれなかった。
 針金細工をなんとか形にしようとして諦めて放置した。)

「むのうりょくしゃあぁぁ~? ふーん」

(裏声かつ語尾を上げまくる女。メガネの奥で青年を見遣り、机に肘を付いて口元を隠す姿勢をとる。手の向こう側の口は当然不可視となろう。
 タメ口聞かれようが女は気にしなかった。敬語をしっかり使いこなすのは条件が整ってからだから、敬語を返すつもりもなかった。)

「しがらみなんてめんどくさいだけだよ。風紀委員は小難しいこと考えてる人も居るけど、ようは【殴って制圧】で解決するもんね。んで公安は【殴って制圧】。チョー簡単簡単。サスケんもすぐなれるって」

(頭を使ってませんと言わんばかりのものいい。
 三つ編みをねじねじ弄りつつ、冷めてきたであろうコーヒーをぐいっと一杯。カルマの飲み干すコーヒーは苦い。ついでに熱くてむせた)

久藤 嵯督 > 「……一歩間違えれば落第生だが、別段珍しいことでも無いだろ」

隠れた部分をつい見たくなるのも、半ば癖のようなもの。
嵯督の視線が隠れた口元に向く。

「『殴れる場』を作ることと、『殴る相手』を探すことも必要だろ。
 大抵はお偉いさんがやってくれるんだろうし、下っ端はそれでいいのかもしれんが」

その下っ端が場所と相手を整えるハメになっているのだが。
『書類に掛かる』と言ってハンカチ……は渡さなかったが、射線上から書類を避難させる。

「俺も、早いとこ殺り合いにいきたいよ……」

カルマ > (口元を隠していた手がどいたならば笑みが浮かんでいただろうか。邪悪な笑みだとか、陰謀をたくらんで無意味に嗤う類ではなく、純粋な楽しさ故のもの。
 言い返された内容もまた然り。コーヒーが気道に入ってむせる女はハンカチなど使わずに手の甲でぬぐうストロングスタイルを選択した。)

「一本とられた。殴れる場所と相手探すのは難しいからなあー権限的に」

(何故かそこだけは律儀に守る主義だったらしい。
 書類にかかった液体はゼロだった。
 ぽつりと相手が漏らした言葉を聞くや、胸元からメモ用紙を取り出してさらさらと文字を並べ立てる)

「ヤリ合いすンなら準備万端オーケーで殴りあおーね。いつでも呼んでよ。死なない程度になら取っ組み合い手伝うし、一緒にヤリ会うのも歓迎だから」

(マグカップを手に取り席を立つ。戦闘狂にとって同僚だろうがかまわず戦闘相手になるらしかった。
 メモ用紙には連絡先。と言っても同じ職場内。必要性はない。
 組織支給の端末からの連絡を受けての出動だった。端末をひらひらと振りつつ、三つ編みを揺らして外へ。扉を潜る前にちっちっちと人差し指を振る)

「仕事あるからさらばサスケ氏。疲れてるならベッドで寝ないと。社会人失格思われるよん」

(騒がしい女その1は扉を潜り消えた)

ご案内:「風紀委員会 本部」からカルマさんが去りました。
久藤 嵯督 > (なーにが可笑しいのやら……)

個人の感情にケチをつけることもあるまいと、ついつい浮かんできた考えを振り払う。
ワイルドに口元をぬぐう事務員を見れば、「やっぱりハンカチ渡しとけば良かった」と思い直す。
そんな状態で色々な物に触れられると汚い。物品の劣化も激しくなるのでちゃんと拭かせるべきだった。

「俺は死ぬほどやり合いたいんだがね……何もしないよりかは良いんだろうが。気が向いたら呼んでやるさ。
 ……ご忠告どうも。しかし残念ながら、俺は布団派なんだ」

揺れる三つ編みを見送れば、連絡先の書かれた紙に目をやる。

(……周波数で書かれてない)

今時アナログ無線で会話するような男は、携帯電話を持っていなかったのだ。

久藤 嵯督 > その後は次の留守番組が来るまで、ピアノ線で戯れていたという。
ご案内:「風紀委員会 本部」から久藤 嵯督さんが去りました。
ご案内:「委員会街」にアルフェッカさんが現れました。
アルフェッカ > ワンピースの上にパーカー、ジーンズにローファー、ハンチング帽の少女が、委員会街を歩いている。
その手には、一部のパンフレット。
「常世学園について」というタイトルがつけられている。

「――ふむふむ、ここでは「委員会」が省庁に該当する、と。」

ぺら、とパンフレットに目を通し、一人呟く。
学園の紹介用として配布されているらしいものを、一つ抜き取って来たのだった。

「入学案内…少し違う気がするけど、これは「生活委員会」にいけばいいのかな…。」

アルフェッカ > 生活委員会、生活委員会…、と呟きつつ、帽子の少女は委員会街を進む。
制服を着ていないので、もしかしたら目立つかも知れないが…これはもうどうしようもない。
誰かに何か聞かれたら、入学志望で資料を探しに来たとでも言ってごまかそう。

(半分は嘘じゃないし…うん、多分大丈夫。)

アルフェッカ > 「生活委員会…生活委員会…… ! あった、あそこだ!」

目的の文字が掲げられている建物を発見する。
後は中に入って何かしらの情報を聞きだすなり、さっきみたいにそれっぽいパンフレットか資料を手に入れればそれでよし。
努めて平静を装いつつ、アルフェッカは建物へと近づく。

(やましい事がある訳じゃない…ただの尋ね事、あるいは資料を貰うだけ! 問題ない!)

アルフェッカ > 『いらっしゃいませ、生活委員会に何かご用でしょうか?』
「あ、あの、此処への入学についての資料か何か、ありますか?」
『入学希望でございますか?』
「あっ!? い、いえ、まだ詳しく決めてなくって! で、資料とか見て、決めたいなぁって!
あ、私じゃ無くて…親戚! そう、親戚の子が!」
『――かしこまりました。入学についての資料ですね。少々お待ち下さい。』



しばしの後、生活委員会窓口から、ハンチング帽を被った少女が軽い足取りで出て来る。
胸に、書類の入った大型の封筒を抱えて。

封筒には「常世学園入学案内」と印字されている。

アルフェッカ > 「いやー、よかったよかった。とりあえず資料は確保、と!
後は、これをもうちょっと詳しく確認してからかな。」

独り言もつい弾む。

「――資料を見てからでないと何とも言えないけど、情報が足りなかったら、また来て詳しく確認すればいいかな。」

思った以上にすんなりと事が進み、特に怪しまれた様子も無かった為、此処に来る前より随分と気が緩んでいる様子だった。
そのまま、軽い足取りで委員会街を立ち去ってゆく。

ご案内:「委員会街」からアルフェッカさんが去りました。
ご案内:「風紀委員会本部会議室」に五代 基一郎さんが現れました。
五代 基一郎 > 「では刑事部と警備部での合同で本案件に対処するに辺り
 刑事部より推薦のあった委員より選抜された一名に……」

立体的なディスプレイ上のは
案件に関する対象者。そしてそれに対処するための人員の
プロフィール等が映し出されている。

「本案件は対象に関する本部を設立の後に、選抜者による部隊を編制することが最善の対処ですが
 現在まで続く他の案件や先の件から続く社会秩序への不安を助長しかねないこともあり
 選抜者のみによる捜査が妥当とされます。」

五代 基一郎 > ディスプレイに映し出されているのは
”既に終わった組織”(ロストサイン)の幹部とされていた者達。
しかしそれらは組織を抜きにしても、凶悪犯罪者と言える存在である。

これらを表立ってどうこうするには現在はまだ早すぎる。
風紀に対する攻撃的な凶悪犯罪者や、先の事件の混乱もまだ尾を引いている。
それに現在進行形で不安とされる案件がいくつか存在する。

そんな中で2年前の一件を穿り返すようなことを公的に表立って進めれば
この学園に幾つ危機があるんだ、治安はもうだめだと
治安維持組織の機能不全を認めることに他ならない。

故に刑事部が捜査としてではあるが、凶悪犯罪者に対する
威力的な捜査として対処するのが現状は好ましいと判断された。

最も小数での編成どころかほぼ選抜者一人に任せるのだから
相当に慎重な対応と
最大限の装備の用意が必要とされる。
必要なことではあるが、風紀の人間を捨て駒にするわけにはいかない。
現状ではここまでしかできないが、死なれたらそれは風紀の敗北も意味している。

「よって選抜者の中から先の案件での功労者でもある
 レイチェル・ラムレイを任命したいと思います。」

五代 基一郎 > 犯罪あるところに遭遇、というより自ら行き
名も通っている。選抜者の中から任命されるのも納得できる
十分な理由がある。

今回の任命により警備部、それも
特殊警備一課で研究されている装備の使用も許可される。
風紀の一般委員に許可が下りる装備よりも強力なものだ。
それらを以って、捜査という名の攻撃にうって出る。

軍的な言葉で言いかえれば”威力偵察”である。
最も対象を撃破することを目的とはせず削ぐ、または調査することを目的とするものだ。
対象とする者達にそれらが出来るのは、風紀の中でも少なく
故にレイチェル・ラムレイが推挙された。

「では特殊警備一課第二小隊から試作装備や特殊装備に関する
 説明等を行うように。」

以上、と警備部長によりこの会議は締めくくられる。
第一小隊はそも控えているし出動の可能性もある。
故に空いている第二小隊がこういう時に働くのである。

五代 基一郎 > 正式な辞令は今日にでも出る。
それら書類とレイチェル個人への通達と連絡を取り
装備の受理や選定に入るだろう。

これにより混乱が広がるか、終息に向かうかという段階ではない。
というよりも政治的に近い駆け引きが必要な
組織的な情勢ではないが故に出来ることだ。

書類とデータを纏め、他の風紀の幹部役員が退出する中で
一人残り。一番最後にその会議室を後にした。

ご案内:「風紀委員会本部会議室」から五代 基一郎さんが去りました。