2016/04/04 のログ
ご案内:「風紀委員会棟」にセシルさんが現れました。
セシル > セシルは、再び風紀委員会の施設に赴いた。
先日の面接、そしてその後の戦闘技術の披露の結果、風紀委員会への所属が正式に決まったためである。

訪問し、受付で用件を告げる。
受付の者が、事務所を案内してくれた。

セシル > 事務所の入り口でノックをし、「失礼します」とことわってから入る。
係の者が、席へ案内してくれた。

「この度は採用ありがとうございます。
改めて、これからよろしくお願いします」

席に着いてから、そう言って、男性的な所作で頭を下げる。

セシル > それから、セシルは係の者の説明を受けながら淡々と事務処理を進めていく。
それらを一通り済ませ、書類の記載内容などを確認したところで…

「…やはり、「魔法剣」の伝導率が高い警戒棒の支給はお願い出来ませんか」

セシルが携行する二振りの剣は—レイピアにすら—刃がついている。
風紀委員としての働きを考えれば、緊急性の高い事態にならない限り、使いたくはなかった。
しかし、魔法剣の応用範囲の広さを考えると、喩え護身武器でも使いやすいに越したことはない。
なので、先日の面談の際にも制服の件のついでに打診してはいたのだが…一般委員の警備用の装備にそこまでのコストを割くことは出来ない、という回答に変わりはなかった。

「…分かりました。
通常の伸縮式警戒棒で構いません。使えないわけではありませんから」

落胆の色を一瞬だけ零したものの、その後は平静に応じる。

セシル > 事務手続きが終わると、次は風紀委員の制服を仕立てるための採寸だ。
係の者が、採寸エリアを案内し、そこに向かうように指示する。

「分かりました。ありがとうございます」

端正に礼を述べ、軽く頭を下げると立ち上がり、セシルは事務所を後にした。

入学式の頃合いから、風紀委員の制服に身を包んだセシルを学園のあちこちで見ることになるだろう。

ご案内:「風紀委員会棟」からセシルさんが去りました。