2016/07/27 のログ
ご案内:「風紀委員会オフィスビル 1Fロビー」に佐伯貴子さんが現れました。
佐伯貴子 > (受付からそう遠くない場所にロビーがある。
 受付には、極稀に、委員会街での落し物が届けられたりもする。
 ロビーには、
 ウッドゴーレムのププル(女)。
 オオムカデのムカデス(男)。
 サキュバスとインキュバスのハーフ、エレナ(女?)が集まっていた。
 何かの集会ではなく、デスクワークの息抜きである。
 
 佐伯貴子は自販機を見ておしるこコーラを探すが、
 なかったので仕方なく普通のコーラを買って壁際のソファーに腰掛けるのであった)

佐伯貴子 > ムカデス「オレはなァ!土壇場の大逆転ってのが大好きでなァ」

ププル「知ってる♡」

エレナ「それでぇ…?」

ムカデス「だから…書類は提出期限ギリギリまで!出さねえどころか手もつけねえッ」

ププル「ちゃんと早めにやってね♪」

エレナ「…」

(風紀委員会は、当然一部ではあるが、
 このようにゆるい部分があるのであった。
 こんな会話をしているが、
 彼らは特殊能力に関してはいわゆる「初見殺し」であり、
 佐伯貴子とは比べ物にならない戦闘能力を持っているのだ)

佐伯貴子 > (ムカデスは警備課、女子二人は刑事課。
 捜査資料の提出についてせっついているという場面だ)

ププル「監視カメラの動画がないと、ストーカー事件が進まないの。早くね♪」

ムカデス「だからオレは…」

エレナ「くれぐれも早くねぇ…これから忙しくなるんだからぁ…」

(夏季休暇中は軽犯罪が増加するという傾向がある、という。
 それに備えて刑事課は抱えている事件を早めに片付けたいということなのだろう。
 一般委員を2年以上やっている佐伯貴子は、
 ある程度どこにも顔が利くようになっていて、
 彼らとも交流がある。
 もちろん事件の詳しい内容などわからないのだが)

佐伯貴子 > (何やらごちゃごちゃ言っているようだが、
 具体的な話を全く出さないのはプロであるといえるかもしれない。
 佐伯貴子でさえどの事件のことか分からない。
 コーラをゆっくり飲む。
 休憩時間だからこうなのであって、
 彼ら彼女らは優秀な能力を持っていることを知っている)

佐伯貴子 > ププル「ムカデスちゃんのおなか、壊しちゃうぞ☆」

ムカデス「それは勘弁!」

エレナ「それともぉ…私のしもべになりたいのかしらぁ…」

ムカデス「それも勘弁!」

(ププルは微生物を操る能力を持つらしい。
 エレナは生物を魅了できる。
 コントでもやっているようだが、
 デスクに座ればすさまじい速度で事件を処理していくのだから、
 外見では判断できないというものだ)

佐伯貴子 > ププル「やる気がでないなら、『流れ』を変えてやる気を出せばいいんじゃない?」

エレナ「私もそう思ってたぁ…」

ムカデス「俺の能力にそんな使い方があったとは…」

(コントを続けながら、
 3人はエレベーターへと向かっていく。
 ムカデスの能力は『流れ』の操作。
 劣勢をひっくり返すことに快感を覚えているようだ。
 コーラを飲み終わったので佐伯貴子も席を立つ)

佐伯貴子 > (そして佐伯貴子は思うのだった。
 ププルとエレナから責められていたムカデス。
 『その流れ』を逆転させればよかったのではないかと)

それをしないから風紀委員会にいるんだろうな…

(独り言を漏らし、自分もオフィスフロアに戻っていくのであった)

ご案内:「風紀委員会オフィスビル 1Fロビー」から佐伯貴子さんが去りました。