2017/11/07 のログ
ご案内:「委員会街ラウンジ」にセシルさんが現れました。
■セシル > 「…はぁ」
放課後。セシルは、委員会街ラウンジのテーブルに腰掛け、ミルクを入れていないコーヒーを片手に(精神的な疲れを癒すため砂糖は控えめに入れてある)、少し疲れた息をついた。
この学園は、秋にもイベントが多いのだ。
人が集まるとなれば当然トラブルも増えるわけで、風紀委員の警備の仕事が増える。
警備課志望のセシルとしては、そこに不満は無い。無いのだが…。
(…覚えるべき周知事項が、またえらく増えたな…)
こめかみを軽く指でおさえながら、コーヒーのカップに口を付けた。
■セシル > あちらのイベントのための警備についてのブリーフィングが事前・事後でそれぞれ。
何か目新しい懸念事項なり、注意人物リストの更新があれば、それも共有される。
組織の規模が規模なだけに全員で…なんていうことにはならないが、だからこそ、というべきか、委員会街はいつにも増して慌ただしい。
(事務管理の面々は私以上に大変そうだったが…)
セシルは、覚えること自体がそこまで苦手、だったりはしない。得意ではないが。
ただ、情報管理の問題上資料の持ち出しやらが出来ないので、不安な思いを抱えつつ頭の中で反芻することに、精神的な負担をいつもより重めに感じているだけだ。
そんなわけで、警邏前のひとときに、少しだけ苦みを緩和したコーヒーをすすっているのである。