2018/04/08 のログ
■セシル > 「無論、そんな故郷でも懐かしくないと言ったら嘘になるし…家族がどうしているかとか、学友がどうなったかとか、気にかければきりはないんだが。
…今は、この場所で、前を向いて生きることを優先しようと思っているよ。気兼ねしない人間関係は、こちらの世界での方が、多く築けているとも思うから」
そう言って、セシルはやっと、苦味のない、穏やかな笑みを浮かべた。
『…前を向いて、かぁ…ラフフェザーさん、強いなぁ』
「うじうじと悩んでいるのが、性に合わんだけだ」
同僚の感嘆の言葉に、セシルは即座にそう返して、口を大きく横に開いて、おおらかに笑った。
■セシル > そうして、「これからお互い頑張ろうね」と約束して、セシルは同僚と別れた。
コーヒーを飲み終えて立ち上がると…歩み始める行き先は、図書館。
これから学ぶべきことは、山ほどある。
ご案内:「委員会街ラウンジ」からセシルさんが去りました。