2015/10/16 のログ
ご案内:「学生通り」にギルゲイオスさんが現れました。
ギルゲイオス > ふむ……
(授業も一通りと終わり、夕暮れも訪れ始める学生通り。
すいた小腹を満たすために、焼きそばパンをかじりながら歩く魔王様)

そういえば、妙に人が行ったり来たりとしておるが。
(何かしらの準備、といった趣。
特に学園敷地内では、居残ったりして作業している学生もそれなりにいるようだ)

確か、がくえんさい、だったか。
祭りか何かをやる、という話であったな。
(口の中身を咀嚼しながら、慌ただしく汗を流し駆ける人々を、ぼんやりと眺めていた)

ギルゲイオス > もっとも、我は学園という大きなくくりには所属しておるが、部活やら委員会にはノータッチであるからな。
こういう準備、というモノには縁が無いとでもいうか。
ま、案外としてああいうのが青春というモノ、なのかも知れぬがな。
(へふっと、一つ息を吐き出す。
遅れた青春したいなーと思いつつ、そいうモノから距離を取っている感はしなくもない)

せめても、祭り本番が来た時は、精いっぱいと楽しみたいモノ、であるが。
(眺める視線を正面へと据えれば、また緩い足取りで歩き始め)

ご案内:「学生通り」におこんさんが現れました。
おこん > オラオラァー、キビキビ運ばんかい! 早くせんとタンクが腐食するぞー!
(ごろごろ。 学生通りを奴隷が通る。 否、ドラム缶を転がす生徒の群れだ。
 胸につけたエンブレムには、天を貫くロケットの印。 そう、ロケット研究部である。
 重たいドラム缶を必死に転がす生徒たちを鼓舞したり叱咤したりしているのは、
 顧問であるおこんだ。)

学校についたらちゃんとした保管庫を準備せんといかんのう。
(ドラム缶ツアーを眺めながら、うむと小さく頷いたりとかした。)

おや。 そこのおぬし、もしよければ汗をかいてみんかのー。
(どっかで見たような見てないような人物に、とりあえずご挨拶をするのでありました。)

ギルゲイオス > おや?
(あっちからやってくる、何やら騒がしい一団。
ゴロゴロゴロゴロと転がる金属製の樽と、騒いでる小さいの。
懐かしいドラム缶を押しているのだろうか)

いや、転がしているのだがな。
(過った良く分からない思案に自分で突っ込みをいれつつ、ぼんやりと眺めていた訳、であるが)

…………
(掛けられた声に、右見て、左見て。
それらしき人物が見当たらないと、自分を人差し指でさした)

えーと、誰であったかな。
確か教師の――お狐様とか、そんな感じの……
(相変わらず曖昧な教師の名前覚えを披露しつつ、ちょいとばかし首をかしげた後に)

まぁよい、どうせ暇である。
人手が足りないというなら、手伝うのもやぶさかではない。
どれ、余っているのは何処にあるのだ。
(出来上がる身長の差から、見下ろすような角度で問いかける)

おこん > そうじゃ、ワシじゃ、おこんじゃぞ! こみゅにけーしょん学をやっておるおこん!
ウム、おぬしがいてくれたら百人力よのう。 ギルギル…そうじゃ、ギルギル!
思い出したわい。 年を取ると中々思い出せんでな。
(すまんすまん!って元気よく謝る。 手伝ってくれそうなギルギルの反応に、
 9本の尻尾が喜びを表すように揺れた。)
そんじゃー、あそこじゃあそこ。あっちの大八車!
(大八車には、いくつものドラム缶が積まれていた。 数人が取り囲んで、
 押したり引っ張ったりするけれど進捗はよろしくない。
 たっぷり中身が詰まったドラム缶は、運ぶのも大変だ。)

ギルゲイオス > あぁ、そうそう、そういう名前であったな。
いやぁ、受けてる授業の教師名を忘れると言うのも、如何というモノであるが。
(くくっと、小さな笑い声に肩が揺れる。
元の世界では、人と魔の交流地域云々に力をいれていたせいかい、異種族コミュニケーション的な内容に興味があったらしい)

ギルゲイオス、魔王ギルゲイオスである。
ギルと呼ぶが良い、と言いたい所であるが、何故二回繰り返すのであるかな!?
いや、別に構わぬのだが。
(なお、歳云々は見た目と年齢が違う種族とか腐る程居るので、気にせぬ模様。
じゃーやるかー、とばかりに両手をグルングルンと回した後、示された方向を見やり)

一個がどれほどの重さか我は知らぬが、流石にアレは詰み過ぎではないのか……?
(動きからしても、どーみても人が運ぶには多過ぎである。
汗水垂らし押している集団へと、軽い足取りで近寄りつつ、挨拶代りに片手を振って)

この調子では、暫く経っても学園には着きそうもないのである。
どれ、汗をかくとは少々趣旨が変わってしまうのだが……
(腐食する云々の話から、どうも急いでいるご様子。
余りと手段を選んでいる状況でもないだろう。
ドラム缶の一つに手を乗せると、軽く息を吐いて)

術式起動、簡易飛行を低強度で
(軽い精神の統一の後、テンプレートにて魔術を行使。
積まれたドラム缶全体に対して、軽量化の術式を施す。
これでまぁ、大体半分程度の重さになる、といった所か)

おこん > わっはっは、ワシもギルギルもお互い様といったところじゃのう!
ギルギルギーとかよりはよいじゃろ。なんか怪獣っぽいし。
メカギルギルギーとかになってしまったら困るのじゃ。
(お互い人間ではないから、お互いの認識はゆるい。
 やる気のギルギルの意見にううむと唸った。)

それがのう、ありゃあワケアリのやつでな。もうすぐ処分するっちゅうんで、
まとめて買ってきたんじゃ。 とは言え、ドラム缶は仮容器でのう。
このままでは腐食してしまうから、早いところ学園にある保管容器に移さねばならん。
これー!しっかりせよー!ペースが落ちておるぞー!ロケットを飛ばす前に死ぬぞー!
(わーわー叫んで鼓舞する。 ギルギルの手に、ロ研たちは力なく手を振って答えた。)
そうなんじゃよなー。 お、なんじゃなんじゃ。 ギルギルなんか持っとるな?
(目をきらきらさせながら様子を見守る。 ちょっぴり彼が触れただけで、
 いっきに大八車の動きが軽くなった。)

おお、こりゃすごい! さすが魔王じゃのう、見事見事!
(ワーイワーイって両手を上げて大喜び。 ロ研の連中と一緒に大はしゃぎだ。)

ギルゲイオス > 我も歳でな――という程ではないのだがな。
なんとなく強そうであるな、ギルギルギー
(まさに小並感。
太古、海中に封印された巨大怪獣、とか説明が付きそうな感じである)

そして何処からメカが。
というか、メカ化して蘇るって事は、既に一度やられてしまっているのであるな、ソレ。
(妙な所から、妙な知識を仕入れてくる魔王様であった)

腐食云々言っておったが、その様子だと中身は随分と危険物の様であるな。
それを仮容器で済ませていいのかとか、そもそも仮容器の状態でこの道を移動させてもいいのかとか、色々と突っ込みどころは絶えぬのだが。
(ややと半眼になった後、軽量化したドラム缶を手で押してみて。
術式の方は、問題はない。
ひとまず、魔王様が離れても移動させるには十分足りる位は継続してくれるだろう)

そりゃま、魔王であるからな。
コレぐらいであれば、朝飯前の範疇であるよ。
(ふふん、と鼻を鳴らせば胸を張り)

しかし、ろけっと、であるか。
空に向かって飛んでいくモノ、とは聞いておるが――の前に、仕事を終わらせるべきかもしれぬな。
報酬については後で貰うとして、他にはあるのか?
(流石にちんたらと運ばれて、危険物がぶちまけられれても困る。
次々もってこーい、といった感じ)