2016/05/26 のログ
くどう さすけ > もうそろそろ、白い人たちが自分の部屋まで巡回に来る頃だ。流石にもう戻るべきだろう。

「アレ、針金で作れるかな……?」

名残惜しそうに銀糸人形を見つめながら、そう呟いた。
またここに来ようと心の中で誓って、研究区の方へ消えていった―――

―――現在より、12年前。
―――今もなお学生街に残っている針金細工の店、『WIRE WORK』での出来事である。

ご案内:「学生通り」からくどう さすけさんが去りました。