2016/09/20 のログ
ご案内:「学生通り」にシェリルさんが現れました。
シェリル > (とある事情で学園を去ってから半年が経った。
半年とは短いようで長く、やっと帰ってこれた…その喜びを噛みしめつつ、不自由な片足を庇って松葉づえをつきながら歩く。
しばらくして、見慣れた学生通りにさしかかり)

……カエってきた…!

(その表情は喜びであふれており)

シェリル > (学園を去っていた理由が理由で、その体はすっかり満身創痍で。
まだあちこち傷は治りきっていないし、足に至ってはまだ骨がくっついていないのだが医師の制止を振り切って出てきたのである)

…はぁ、しんどい…
ちょっと休憩シヨウ…

(そうガタの来た体には学生通りすら長い道のりで、息を切らし。
視界に映ったベンチに、ドサッと倒れこむように腰かけて)

シェリル > (ベンチに座り、懐かしむように周囲の風景を見渡す。
半年たったくらいでは店の入れ替え等はほとんど行われておらず、見慣れた風景だった)

…お腹空いた…

(歩くのをやめると、ふと今度は空腹感が沸いてきて。
喫茶店はそんなに近くないので歩くのは辛い、でも空腹も辛い。
ある意味「究極の選択」を迫られるのに似たような状態で、ベンチでもじもじしており)

ご案内:「学生通り」に真乃 真?さんが現れました。
真乃 真? > 着崩した制服、わざとらしく威嚇するような歩き方。
普段、真面目な生徒が頑張って悪ぶっているような感じだ。
自分で必死に考えたのだろう。少しでも悪く見えるように姿勢も普段より悪くしている。

「おっと?」

大分、前に一回訓練施設であったことのある宇宙から来たという少女の姿を見つけ近づく。

「そこにいるのは確かシェリルさんじゃないか?君は…いやあんたは会うたびボロボロだな!」

言葉もなるべく悪いものを使おうと努力してるようだった。

「どうした?またショートでもしたのかい?
 …近くに自販機あったかな?」

以前は電気の使いすぎでショート?オーバーヒート?したって言ってて水がいるとかだったな…。
と思い出しながら辺りを見渡し自販機を探そうとする。

シェリル > (懐かしい声が聞こえ、ふっと見ると嘗て訓練施設で会った人物だった。
依然あった時とは少し雰囲気が違うようだが、俗にいう"イメチェン"ってやつだろう、と見ていて)

あ、真くん!

(ぐでっとなっていた体を起こし、貴方を見て)

あ!いやいや、ショートじゃないよ。
ちょっと疲れちゃっただけ…

(疲れただけでなんで体中傷だらけになって骨が折れるのか。
無論、その場しのぎのいいわけであるが、ショートした時とは様子が違い声に張りがあることからそうではないとわかるだろうか)

真乃 真? > 「おお、元気だったかと聞く必要もなさそうだな…。」

傍らの松葉杖を見て言う。
身体を機械に変える技術があるような世界でも松葉杖は現役なのか…

「…どうしたんだその怪我?事故か何かかい?」

おそらく生身の人間より頑丈である機械の体ならそう簡単には怪我もしないだろう。
転んだとか捻挫とかではなくきっと事故だ。

「…多分何か無茶したんだろう?この前も確か何回もやってるって言いながら
 ショートしてたからな…。」

…そう、思い出した。確か前回も無茶して電気を流しすぎてショートしていたのだった。

「全く…。何か手伝ったり出来る事はあるかい?
 簡単な事で良ければ手を貸すよ。」

シェリル > うん、見てのトオリ元気じゃないや…

(面目なさそうに苦笑いを浮かべ、機械ながら包帯を巻かれた自らの左足に目を落とし)

あー、事故っていうか…その、ワカリやすく言うなら…、
『宇宙戦争』ね。
戦闘員ってのは楽じゃないね…

(なんとなく言いにくそうにし、『宇宙戦争』と言うときには少し声量を落としており。
口ぶりから、戦場に赴いたのは初めてだとわかるだろうか)

うーん…お腹空いた。

(手伝えることというより、露骨に欲求を口に出したに過ぎないように思えるが)

真乃 真? > 「宇宙戦争…宇宙戦争か…。」

実感がわかない。
異能や魔術が近くにあり日常となりうる常世島においてさえ
それはフィクションのように感じる言葉。
だが、少女の表情を見れば事実であることは伝わる…。

「スケールが違うな…。」

逆に宇宙規模の戦争でその傷なのは幸運なのではないだろうか?
そんな思考。
…駄目だ!スケールに飲まれて普段の真乃真に戻りつつある!
悪の心を持たないと!!

「なるほどな!お腹空いたんだな!?だが、どうやら足が痛くて行くのが辛いといった所か!
 いいだろう!俺が君を助けよう!」

そういうとシェリルの前に背を向けてかがみこむ。

「くくく!さあ!乗るがいい!」

おぶっていく気だ!おぶっていく気だこの男!

シェリル > 歴史の教科書で見たことあるけど、これ今までにも何回か起きてるんだよね。
でも、今回のは半年で済んでヨカッタよ…

(どうやら、シェリルたちの星とその近隣では決して珍しくない戦いのようだ。
半年でケリがつかずもし長引いていたら、自身も生きて帰ってこられなかったかも…と思い、噛みしめるように言い)

ありがと、助かるよ…!
どうしようかと思ってたところだったの。

(相手が此方に背を向けてしゃがむと、遠慮する様子はなく、その体に両腕で抱き着くようにしっかり掴まり、脚を広げて跨がり)

大丈夫?重くない…?

(普段と違ってだるいので、もろに全体重がかかっているため相手を心配し。
実際機械部分には鉄ではなく樹脂やアルミが多く使われているため、人間の同体格の女子より少し重い程度だが)

真乃 真? > 「戦争か…この星でも起きてるんだろうな…。
 ああ、嫌だな…。」

この世界でいえば大変容の事も一種の戦争なのではないだろうか?
人と異世界存在との争い。
戦争とかそういうのは好きじゃない。

「ああ、遠慮するな!ところで何かリクエストはあるか?
 応えられるかはともかく一応聞いておこう!」

慣れた様子で背負うその上歩く際の振動も少ないもしかすると人を背負い慣れているのかもしれない。
このあたりの店は知っている。
味はともかく場所は知っている。

「…もし、重いと言ったらどうする?」

明らかに余裕のある口ぶりでそんな事を言う。
口元には意地が悪い感じの笑みを浮かべている。
重さを苦にしていない歩みでとりあえず飲食店が並ぶ方へと歩みを進める。

シェリル > うん、あんなの何も生まないよ…。
戦ってるときは負けないようにムチュウだったけど、終わってみると何も得るものなかったな、って…

(自身もう戦争は懲り懲りなようで、相手の『嫌だな』という言葉に同調し)

リクエスト?うーん…量が多ければどこでもいいや。
とにかくお腹を満たしたい!

(よほど空腹なのか、料理のジャンルや味は度外視なようで。
いや、普段からその辺りにはあまり頓着しないのだが)

うーん…痩せる。

(機械特有の重さは些細なものとはいえ、本人にとっては若干コンプレックスなようで。
『痩せる』という声は冗談のようではなく)