2016/10/11 のログ
斉藤遊馬 > おやつ。
(がちん、と。カウントが強く押された。)
(驚きの表情は恐らく、見た目機械な相手が普通に物を食べている故のもの。)
(ぶるぶる、と顔を一度だけ振って、気を取り直したように。)
あぁ、はい、多分。
数えるだけなんで、途中で見逃してたりしなかったら、ですけど。
ずっとやってると、なんかもう合ってるか合ってないか、わからないまま数えてる気がします。
(冗談めかしてそんな台詞。)
(言いながらも数える手を止めないところからは、少年にサボる気がない事が判るか。)
もうじき交替なんで、それまで辛抱してがんばります……。

クロノ >  …… ? …っふふふ。やっぱり意外かなぁ。
(相手の反応に、くす、と微笑んでは小さくぽそっと呟くように。ちまちまと、のんびり紅茶&チーズケーキを堪能しつつ、時折視線は相手の手元へ。)

…その辺の誤差は、きっと許容範囲だよ。…ん、っふふ。あるある、分かるー、それ。
(自信が無くなっても、現状、精度を確認する方法が無い以上、淡々と作業を続ける他無いんだけれども。)

… そっか。 じゃあ、交代まで僕も一緒に見てていい?
(彼の手元のカウントをちらりと見て、自分がこの場所に座ってから認識した人影の数を加算して覚えておく。こういう作業は、ロボの得意分野だ。)

斉藤遊馬 > ……そりゃ、まぁ、はい。率直に言うと。
そこまで機械化してる人らだと、電気とか油の人もいるんで。
(相手の言葉に、否定を示すでもなく。素直に言葉にした。)
(己も隣の紙袋から、しなびたポテトを取り出して摘んで。)
まぁ、どこかでもう一人二人置いてクロスチェックはしてるだろうと思うんで、なんとかなると信じてます。
(へへへ、と笑う様、諦めの色も強い。時折やっている作業なのかもしれない。)
別にいいですけど、特に面白いことないですよ?
単純に交通量調査してこい、って話ですし。分析は多分後の人らがやるんで。
買い出しは大丈夫なんです?
(そんなに面白いことでもないのに奇特な発言をする相手に対し、わずか首を傾げつつ。)

クロノ >  …ん。正解~。僕は義体化した人間ではなくて、AIで動くロボットだよ。動力はガソリンエンジンとバッテリー、あと有線電源も。 …食事は、摂らなくても機能に影響はない…いわゆる“物真似”。人間で言う、お酒とか煙草…趣向品みたいな?

(逆に、電気と油を補給できないと、いくら美味しいごちそうがあってもこの男の子は、男の子としての機能を停止してしまう。そんな事を話しつつ、傍目に見えた、萎びたポテトには「… その、ふにゃってなった柔らかいポテトも、僕、好きだな」なんて。)

… ん、そうだろうね。同じような事してる人たち、今日何人か見かけたよ。 …買い物は、だいたい終わったから大丈夫。 …何て言うか、こう…先生と生徒、とか以外の状況で、のんびり、いろんな人たちとお話したり… 一緒の時間を過ごせたら良いかな、って。

(思春期真っ盛りの生徒たちを担う保健室の養護教諭とあって、このロボットのAIは対人コミュニケーションに対する興味関心には事欠かない様子。学校の中でも外でも、機会があればこうしていろんな人たちと同じ時間を過ごすようにしているらしい。)

斉藤遊馬 > ふむ。酒とか煙草……ときくと、なんかあれですけど。
先生のAIに生じるストレスの発散を、そこらのコンビニで済ませられるって意味では合理的なんですかね。
でも元々人間にとっても甘いものって中毒性あるし、それこそ同じようなもんか……?
(眉を寄せて考えつつ、萎びてしゃくしゃくした歯ざわりに変わっているポテト、また一本口元に運んだところで止めて。)
……だめっすよ。これ昼飯なんで。数少ない仕事中の楽しみなんで。
(餌を守る動物の如く、紙袋をそっと己の側に寄せた。)
(同じような作業者を見かけたとの言葉には、少年の表情、少し明るくなった。)
あ、やっぱり他にもいましたか。俺とまったく同じ作業かはわからないですけど、ちょっと気が楽になりました。
(ここから見える範囲には、お仲間が居なかったこと、少しばかり気にはなっていたらしい。)
(先生と生徒以外、とは言われたものの、先程から相手を呼ぶ折、先生づけして呼んでいれば、心構えもそうなるもので。)
(むむむ、と少しばかり唸った様子を見せてから。)
そうはいっても、先生と生徒ってのは変わらないかもですけど。
でも、はい。そんじゃ、まぁ、どうぞ。
……会話が適当だー、とかは言わないでくださいよ?
(おどけたように言う手元、カウンターのボタンがまた一度押された。)
(そうして、風紀の交代要員が来るまでの暫くの間。どうでもいい話をしていた様子であった。)

ご案内:「学生通り」から斉藤遊馬さんが去りました。
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