2017/03/10 のログ
クロノ > …ん、任せて。…あと、お昼休みとか放課後は、のんびり賑やかにいろんな生徒たちも遊びに来てるよ。
(気が向いたら立ち寄ってね?なんて、ちょっと営業の混じる保健室宣伝ロボ。)

…そぅ…すごいなぁ。カッコいい。…ふふふ、暖かくなったら、今度は僕も一緒に連れてってよ。夏にキャンプとかしたら、楽しいんだろうなー。
(保健室の先生にしては、医療用にしてはやたらゴツくて重厚で、しかも胸にはエンジンという、医療用よりもむしろ屋外用の汎用機な男の子ロボ。)

…? あぁ… なるほど。…ね、僕で良かったら、いっしょに探す? …せっかくだから、ニコラスの旅のお話、もうちょっと聞きたいし。
(肩から下げた買い物袋、ネギだの野菜だの、見た目からして緑色の男の子はしかし、無機質な見た目とは裏腹に装備品からいって主婦力は高そうだ。)

ニコラス >  
昼は図書館行っちまうなぁ。

(なんせまだまだわからない事が多過ぎる。
 その内いくよ、と言っておこう。)

そんなことないって。
やってたから出来るだけだし、俺からすればこっちの人の方が充分すげーと思う。

(十数年前まで――少なくとも表向きは――魔力に頼らずこれだけの文明を築いてきたのだ。
 当たり前のように自分が使いこなせていない機械を使いこなしている友人達は凄いしカッコイイと思う。
 逆に言えばそれだけのことだ、と。)

マジで、助かる。
義理チョコのお返しだからそんな大仰なモンじゃないほうが良いだろうとは思うんだけど。
――あと予算の関係もあって。

(仕事――アルバイトはしているものの、やはりあまり無駄遣いはしたくない。
 人数も数人程度ではあるが、流石に合計で五桁を超えると辛いものがあったりする。)

クロノ > …ぁはは、ニコラスって熱心だね。僕もこの街にきてそろそろ半年…くらいかな。時々図書館にいってこの世界のこと勉強したりしてるんだ。…僕は機械だから、残念ながら魔法も異能もさっぱりだけどね。
(それでも世には"魔科学"なる科学と魔術の併せ技もあるようで、いつか自分も箒で空を飛べるかな?とか笑う辺り、この男の子は科学の産物でありながらファンタジーな思考が得意なようだ。)

…そぅ? …ん~、僕も魔術や異能はここに来て実物をみてビックリしたけど、やっぱりずっと生活してると慣れちゃうのかもね。

(今でも、自分には扱えないけど魔術とか異能について対処法を学ぶ事は日課として続けている男の子。魔術を扱えるようにする装置とかが出来たら、使ってみたいとも思いつつ…既に日々周囲ではそれが存在する事が当たり前になっていて、もし自分も魔術が使えるようになってしばらくしたら、初めての時の緊張とか感動は薄らぐのかな、なんて。)

…んふふ、どういたしまして。…予算かぁ…。
(何個ぐらいで、相手はどんな人で、とか色々聞いてみる。スイーツなら小鳥やキャラクターをモチーフにした物が可愛くて人気だし、小道具だと色々便利な機能がついたかわいいステーショナリーグッズもいいかも、とか…日々学生たちと接している保健室の先生は、見た目の割には意外と時代のトレンドに乗っている様子。)

ニコラス >  
師匠の教えでね。
分からない事を分からないままにする事こそが馬鹿ってことだ、っていっつも言われてた。
――今の俺からすれば、この世界の科学ってヤツこそ魔法だよ。

(高度に発展した技術は――、とはどこで聞いた言葉だったか。
 とにかく初歩的な知識しか無い自身にとって、高度に発展したこの世界の科学はまさに魔法のようなものである。)

慣れる、っつーか。
そう言うもんだって思うしかねーと思うぜ。
詳しい原理は知らなくても使えるものは使えるんだし、使えるなら使うだけ、かな。

(同じように、使えないものは使えないのだから使わないと言う割り切り方。
 旅慣れている自分だからこその感覚かもしれないけれど。)

お菓子はもう確保してあるんだけどさ。
それだけ、ってのも味気ないだろ。
なんかこう、重過ぎない小物があればいいんだけど。

(数は片手で少し足りない程度、相手はクラスメイト。
 色々意見を聞くものの、女の子の好みはよくわからない自身にとって、言葉だけではいまいちピンとこない様子。)

クロノ > …師匠さん、努力家なんだね。…ん。きっと、その教えはニコラスがこの先どこに行っても、役に立つと思う。大事にしていくと良いよ。
(製造から120年、ずっと16歳の男の子は、移ろい変わりゆく世界の姿を、その荒波に揉まれながら長いこと見守ってきたから。たまにときどき、見た目に不釣り合いな年寄り臭い物言いをしてしまうのが悩みどころ。)

…っははは、ぅん、そうだね。
(知らなくても使えるものはとりあえず使う。相手は研究職の学者でもないし、まして各地を巡る旅人ならいちいち深く掘り下げている暇もない。)

…学校のお友だちなら、やっぱりステーショナリーグッズかな。お菓子は食べたら無くなっちゃうけど、ちょっとした小物は、ずっと使えるからね。
(例えば~、と、人差し指立てて考えながら話すのは、可愛い絵柄のマスキングテープとか、ペン先が柄の転写できる作りのローラーマーカーとか…と、日頃保健室で学生たちが紹介しているトレンドグッズを例に挙げてみる。)

ニコラス >  
そうだな、努力家だった。
狩人の癖に、暇さえありゃ本ばっかり読んでたよ。

(懐かしむように、遠くを見ながら。
 ――それが過去形ばかりなのは、そう言うことだ。)

俺は派手な魔術も使えないし、どんなヤツにも負けない剣も持ってないけどさ。
その代わり、コレなら使える。
出来ない事は出来るヤツに任しとけばいい、ってな。

(コレ、と言いながら弓を引き絞る真似をして見せて。
 割り切れない事もあるけれど、出来るだけ割り切るようにしている。)

マスキングテープに、ローラーマーカー……。
なあ、マステに柄って意味あるのか?

(それらの単語を覚えながら、気になったことを聞いてみる。
 マスキングテープは自分も良く使うが、それは本来の用途――つまりマスクするために使っている。
 だからこそ、デコレーションに使うと言う感覚が無いわけで。)

クロノ > …そうして、手法や道具も試行錯誤を重ねて少しずつ磨かれて、進化していくんだね。
(今こうして隣にいる相手の、狩人としての手腕も。きっと師匠さんとはまた似て非なる、オリジナルの進化をしているのだろう。)

…全てを完璧に出来るのは、きっと神様くらいのものだし。 …っふふふ、ニコラスのそれ、今度見せてよ。
(かっこいー♪…とキラキラな視線で相手を見上げる、彼よりはちょっと小柄な背丈の男の子ロボ。)

…僕も、暗記と計算は得意だけど…水の中には入れないし、芸術とか創作も、あんまり得意じゃないな。…こういうのは、やっぱりそれぞれ足りないところを補いあってこそのものなんだろうね。

…んー。女の子たちの話だと、簡単に貼ってきれいに剥がせるのと、あとは一つひとつは小さいけど、だからいろんな柄のを持ち歩けて、あれこれ組み合わせて貼ると…かわいくてお洒落なんだって…?
(気軽に持ち歩けて、オリジナルの作風も色々試せて。本来の用途とはだいぶ離れるけど、粘着力の弱さはデコレーションには重要なポイントらしい、と。)

ニコラス >  
時代とか、環境とかも違うしな。

神様が何でも出来るんなら。随分意地悪いよな。
いいぜ、俺なんかの弓でよけりゃ、いつでも。

(だって何でも出来るくせに直接助けてくれないのだから。
 見せて欲しいと言われれば、快くサムズアップして了承。
 人に見てもらった方が自分の勉強にもなるのだから。)

よくわかんねーけど……。
そっか、そう言うのが良いのか。

(自分からすればマスキングテープでデコレーションなんて考えもしなかった。
 しかしそう言うのがそれこそ試行錯誤だったり新たな発想だったりするのだろう。
 女子力、中々侮れない。)

クロノ > …ん。そうだね。だからこそ、いつどんな状況でも対処できる…判断力と行動力、あとは知識と経験…。 …すごいなぁ。ほんと。
(相手の師匠さんも、その背中を見て育ってきた相手も。きっとこの先もいろんな苦難があるのだろうけど、ちゃんと乗り越えられる術は伝わっているんだな、としみじみ。)

…ぁはは、確かに。神様ってもしかしたら結構な気分屋だったりして。

(弓の話を快諾してもらって、ロボは嬉しそうに「やった!」と拳を握って微笑む。頭の中のコンピュータが選択して出力するリアクションのパターンはそう多くもなく、表現できる表情の種類も限られている男の子は、こうして少し話し込んでみるとすぐに「人間のモノマネをする旧式の機械」という不完全さが見えてくる。)

…ふふふ。グッズ売り場に行って実物試しながら考えると、きっと楽しいよ。
(物が目的通りに機能する以外に、ちょっとした遊び心や美しさ、そして気遣い。その辺のプラスアルファが、女子力のアンテナには重要らしい。そんなプレゼント相談に花を咲かせつつ、そのまま実際にお店を巡ってみたりして、1人と1台の春の夜はゆっくりと更けていく。)

ニコラス >  
そんな大層なもんじゃねーって。

(流石にそれだけ褒められると照れてくる。
 自身としてはただやれる事をやって、日々生きるので精一杯、と言う感じなのだが。)

気分屋どころか、意外とサイコロ振ってるだけかもしんねーぞ。

(確かに彼のリアクションは多くは無いが、それでも会話は出来るし反応も返ってくる。
 それだけで充分自身にとっては機械では無いと感じた。)

まだちょっと時間あるし、明日から休みだからな。
色々考えてみるわ。

(そのまま雑貨屋などを巡って、彼にアドバイスを貰ったりして。
 使い心地などを確かめるために、試しにいくつか買ってみた。
 別れ際には改めて礼を言い、今度保健室へ遊びに行ってみようと心に決めて――)

ご案内:「学生通り」からクロノさんが去りました。
ご案内:「学生通り」からニコラスさんが去りました。