2017/09/28 のログ
ご案内:「学生通り」にレンタロウさんが現れました。
レンタロウ > 「フッ…やっと到着したな…」

先日、荒野で目を覚ました男。
大岩の上から見渡した時に見えた建物を目指して歩くこと十数時間。
漸く、その建物の近くにまで辿りついた。

「途中、良く分からないデカイ生き物に襲われた時は肝を冷やしたが…
 人間、死ぬ気で走れば案外逃げ切れるものだなッ!ハッハッハッハッハ!!」

巨大な魔物に襲われて、早々に死にかけもしたけれど、今こうして生きている。
ならば、それはもう問題ではないのだと、夜にも関わらず高笑いをした。

レンタロウ > 「ふぅ…さて、これからどうするか。」

高笑いをした後、大きく息を吐いてこの後の行動を考え始める。
此処が一体何処なのかなどの情報も欲しいところではある。
けれど、記憶を失くしている以上、事はそう簡単ではなさそうだ。

故に、衣食住。宿と飯の確保くらいはしたい。

「流石の俺も、飲まず食わず…ほぼ無休での行進は堪えるな…」

腕を組み、どうしたものだろうかと難しい顔をして悩む。

ご案内:「学生通り」に真乃 真さんが現れました。
真乃 真 > 「おーっと!そこの君!さては何か困っているな!!」

どこからかそんな声が聞こえる!
どこだ、どこだ前か?後ろか?いや!上だ!

建物の上に一人の男が立っていた。
異様に長く白いタオルを風もないのに靡かせた男だ。

「とう!」

そこから飛び降りて音も無く目の前に着地!
動作の一つ一つ一々カッコつけている。

「そう!そこの君!さては何か困っているな!?」

そうやって男の正面に立てば無駄にカッコ良いポーズでそんな風に聞きなおす。

レンタロウ > 「むむむ………むっ!?何奴!」

腕を組み、あれでもないこれでもないと思案をしている所に聞こえた声。
反射的に軍刀の柄に手をかけ、前後左右へ視線を巡らせた後で上を見上げる。

「…アレは…!?なんか良く分からないが、カッコいい誰かが居るッ!」

建物の上、タオルを靡かせている誰かを見つけると、第一印象を口にする。
そして、目の前に跳び降りてきた誰かの言葉に、堂々と腕を組む。

「うむ!何を隠そう、非常に困っている!ぶっちゃけ、どうすればいいのか、さっぱりな状態だッ!」

真乃 真 > 「何奴と言われれば!カッコいい誰かと言われれば!
 名乗らなくちゃあならないな!」

カッコいい誰かと言われればその上機嫌さを隠そうともしないドヤ顔で!

「僕の名前は真乃真!この常世学園の4年生だ!
 どうやら、君は見たところ異邦人のようだね!
 ここに来たばかりなのかい?ばかりのようだね!」

どうすればいいのかさっぱりだと言われれば色々と考える。
来たばかりの異邦人とあうのも初めてではない。

「えーと、言いにくい事だけどここは君が元居たのとは違う世界だ。
 見たところ…軍人さんかな?簡単に帰れないと考えておいた方がいいね。
 だから、まずはここでの身分を保証するものを作ったほうがいいだろう。
 …話には着いてこれてるかい?」

割と説明し慣れた感じで話す。
でももし、異世界に飛ぶことがあってこんな説明をされたとしてもそうそう受け入れられないだろう…。

レンタロウ > 「フッ…凄い得意げな顔だ…」

目の前の誰かのドヤ顔に、対抗するかのように不敵な笑みを浮かべて見せる。

「なるほど、真乃真と言うのか…良い名前だ!
 それで…異邦人なのかは分からないが、気付いたら向こうの方の荒野で倒れていたなッ!」

気が付いたら、一面の荒野だったと歩いて来た方を指さして説明する。
恐らく、自分のようなのは珍しくないのだろうと真乃の対応から感じ取る。

「…何、違う世界だと…?
 む…この格好か?軍人…かどうか、か。…うむ、わからん!
 やはり、事はそう易々と解決できるものではなさそうだな。
 なるほど、そういうものが必要になってくるのか。」

話を聞いていて、少し此処について分かってきた。
記憶を失っている自分は、どうやらこの世界の人間ではないようだ。
それだけ分かっただけでも、今は十分だろう。

「記憶がすっ飛んでるのも相まって、衝撃的な事実の連続だったが…
 …とりあえず生きているのだから、なんとかなるだろうッ!フハハハハハッ!!」

とりあえず大丈夫だと笑っておいた。

真乃 真 > 「ああ!君もな!」

不敵な笑みに対して更に自信あり気な笑みを返す!

「なるほど!それはきっと間違いなく異邦人だ!
 あの荒野にはよく倒れてるからね!!人以外にも物とかも!」

この島では珍しい事でもない。
そこから単独でこの街まで来る人は余りおおくないけども…。

「ああ、とりあえず腰を落ち着けて色々と調べてみると良い!
 君の世界がどんなところだったのかは分からないが色々と違うから戸惑うだろう。
 元の世界に帰る方法を研究してる人もいるしなんならこの世界でずっと暮らしても良いしね!」

元の世界に戻れるとは言わない。実際、研究してる人はいるから可能性はあるが確実ではない。
…まあ、色々調べてみてからだろう。

「まさか記憶喪失というやつなのかい!?
 それは大変だ!門を越えたショックで記憶が消える人もいるらしいからその類かもしれないな…。
 何か思い出せる事は…えーと好きな食べものとか…自分の名前とか?」

知らぬ世界で記憶もない…それは心細いだろう。
見た感じそういう風には見えないけど…。

「おっと!前向きだな!でもその前向きさ嫌いじゃないぜ!むしろ好きだな!」