2018/01/15 のログ
真乃 真 > 「なんせ!8倍だからな!
 ものすごいよ!!」

実際、そうやって楽しく買い物できるならそれは付加価値として認められると思う。
踊らにゃ損なのだ!!

「ああ!スーパーは攻めるところだよ!
 だがそんなセオリーが通じるような場所じゃあない!!
 最終的にどれだけいい感じで回れるか!それが全てだ!!」

無駄にカッコイイポーズで力説する。
これだけ力強く言えば説得力は産まれてくる!
スーパーを行他の人達も…そうかな?もしかしたらそうかも?ぐらいに思い始めているに違いない!!

「カートで遊んじゃ危ないよー。
 他のお客さんにぶつかったら大変だ!」

後輩にやんわりと注意しながら進んで。

「ああ、何を隠そう去年の常世祭では焼きそばの屋台を手伝ってたからね!
 料理はばっちりさ!!ジャムちゃんは得意な料理とかある?
 む!これはキャベツ!…半…一玉でいいや!
 きっと何かに使うだろう!」
 
常世産の野菜はどの季節でも値段が安定している!
こう、魔術と科学が合わさった凄いテクノロジーのお陰らしい!
葉物野菜とかもどの季節でもお安いぞ!!

ジャム > 「8倍だもんね!1が8になって、8が64になって、64が……えーっと……。ものすごいね!!」

普段のお買い物で素敵なダンスを踊れちゃう、その魔法の8倍。覚えたばかりの九九でそのすごさを実感しつつ、桁が繰り上がると暗算が出来ない模様。

「おおぉぉ……!奥深いよ……真乃先輩……っ!
さーいえっさー!スーパー占領に向けて、奮励努力するでありますっ!
……あ。あとでお菓子コーナー見ていい?」

再びヒーローポーズをとられるとこちらは無駄にきらきらとした尊敬の瞳で相手を見上げて。ぴしっと背を伸ばして敬礼!やはり無駄に勢いこんでテンション上げていく。これには異邦人を見る鮮魚コーナーのおばちゃんは苦笑気味。
ふと思いついて、自分もお菓子の買い物がしたくなったらしく。急に素に戻って相手を見る。

「うー、そうだね。ごめんなさい」

注意されると他のお客さんの迷惑になりそうだ。
謝りながらすっと片足離して床に着地。

「わぁぁ……!焼きそば屋さんやってたんだー!
先輩の焼きそばたべたかったなー。
僕、常世祭の後に入学したからなあ。
えーとね。得意なのはポトフだね。スープとかシチュー系がいい感じにできるよー!
あはは!一玉買っちゃうんだ!?」

少し頬に指あてた後に少しずつ覚え始めたレシピを口にする。
これが常世のテクノロジーってやつか……!
キャベツのお値段も手頃だし、豪快に一玉いれちゃった彼に軽い笑い声たてて。

真乃 真 > 「ああ、64が502だ!…ん?
 …うん!とにかくものすごいだろう!」

サラッと間違った答えを答える。
並みの先輩であるならばこうはいかないだろう。

「ああ、奥深いよ!この僕ですらスーパーを真に理解したとは言えないだろうね!
 ああ、頑張ってくれたまえ。」

何事でも楽しめるのは良い事だ。
つまらないよりはずっと良い。
でもそれで人に迷惑をかけてしまうのはあまりよろしくない。

「分かったならいいんだ!ジャムちゃんは素直でいい子だなあ!
 後でお菓子売り場も行こう!」

やんわり伝えただけで聞いてくれた後輩を褒める。

「焼きそばくらいいつでも作ってあげるよ!お安い御用さ!
 何なら今日でもいいくらいさ!」

どれだけ自分の焼きそばに自信があるのだろう…。
ドヤ顔で自分の胸を叩く。

「おっ!いーね!最近は寒いからね!
 そういうのはいいね!!最高だ!」

一玉のキャベツ、格安のモヤシを何袋か…
豚肉、天かす、日用品。

カートがどんどん埋まっていく。

ジャム > 暗算の結果にあれっ、といった顔をするけど。
ポイントデーがものすごい事には変わりがない。

「がんばるよ!
お買い物は先輩みたいな人と一緒に来る事にするー。
そのほうが絶対楽しくなるから」

スーパーを楽しみ理解する秘訣は彼のように何気ない事に意味や喜びを見出す人と買い物に来ること。偶然にも相手と会って、ここに来れてよかったとばかりに頬をむにっと緩めて笑顔になった。

「へへー、ありがと。
やたーっ!お菓子っ、お菓子きたっ!FOOOOO!
家にあるポテトチップとチョコがもう切れそうなんだー」

きっとその他大勢の異邦人たちと同じく、この世界のお菓子には目が無いもので。お菓子コーナー立ち寄りが決まると片手の拳つきあげて喜び。ケモミミが跳ね上がった。

「ひゃあああ!ほんとに!!
じゃあじゃあ、今日つくってほしいー!
真乃先輩の焼きそばで、今晩焼きそばパーティーしたい!」

ドヤ顔も頼もしく胸を叩く仕草には、大きな両目いっぱいに星を瞬かせながら声音が興奮気味に高くなる。自信たっぷりな様子に、さっそくとばかりにお強請り。彼の袖を軽く掴んで尻尾ぶんぶん!

「ふふー。カートいっぱいになっちゃったねー。
これにポイント8倍だから、カードのSSRがLRになっちゃったりしてー!」

カゴの中に積み重なった商品を眺めて、相手の顔を見上げて笑った。声音は冗談っぽく、さすがにそう簡単にポイントカードランクがレジェンドになったりはしないだろうとは思っている。

「……あ。もう随分遅くなっちゃったね。
そろそろ、レジに行ったほうがいいかも」

気づけば楽しいお買い物も、スーパーの店内に流れる暇乞いのBGMに終わりが近付く様子。名残惜しげに眉根下げつつも、彼の様子を伺い。

真乃 真 > 「ああ、買い物は一人より誰かと行った方が楽しいからな!」
 
自分の楽しさと相手の楽しさを掛け合わせて楽しさ100倍!
そこに本日のポイント8倍を掛け合わせることで800倍!
…なんて買い物力!!

「ああ、甘いものは切らせないよな!」

カゴに追加されるチョコにポテチ。
カートから落ちてしまいそうになっている。

「ああ!!任せるがいい!!
 僕の焼きそば捌きを見せてあげよう!!」

裾を引っ張られながらも自信満々その鼻はどんどん高くなる。
天狗だ!完璧に天狗だ!!

「おっと、もうそんな時間!
 そろそろ行くとするか!
 卒業までにLRに出来たらいいんだけど…これは今日ワンチャンあるな!!」

山盛りのカートに内心少し期待しながらレジへと向かう。

…結局LRにはならなかったがその後の焼きそばパーティーでは真の言うだけの事はあるくらいにおいしい焼きそばが振る舞われる事になっただろう!

ご案内:「学生通り」から真乃 真さんが去りました。
ご案内:「学生通り」からジャムさんが去りました。