2015/05/31 のログ
ご案内:「商店街」にカエラムさんが現れました。
ご案内:「商店街」に麻美子さんが現れました。
麻美子 > (ゾンビさんの手を引き、商店街まで来ると、洋服屋を探して歩き出す)
ゾンビさん、結構身体おっきいッスからねー、
丁度いいサイズの服があるといいんスけど……。

麻美子 > (商店街というだけあって、あたりにはそれなりに人が居るようだが、どうやらゾンビさんのほうに視線を向ける人は居ないようだ。)
カエラム > 「――……」

身長が一メートルも離れた少女に引っ張られるゾンビじみた巨躯。
始めて見る現代の町並みに、無い目を輝かせていた。

こちらに目を向ける人がいないとわかれば、ある程度の落ち着きは出てきた模様。

麻美子 > 冷静に考えるととんでもない状況ッスけど、
まぁ、一応、馴れては……来ないッスね。
(握った手はひんやりと冷たく、
 手を引いて歩いているのは自分の二倍はあるゾンビ
 ……という状況に苦笑しつつ)

どうッスか?久々のシャバの空気はうまいッスか?

麻美子 > ま、楽しそうならなによりッス。

商店街でショッピングデートするなら、
せめて人間相手が良かったんスけどね……。
(苦笑いしながら頬を掻き、服屋を探す。)

カエラム > 「――…」

わからない、と首をかしげて伝えようかと思った。
が、どうも違う気がする。
大分聞き慣れてきたものの、単語単語の意味するものはまだ理解できてない。
それでも直感的に、ゾンビは頷くのだった。

麻美子 > そッスか、良かったッス
(内心、ゾンビさんに話が通じていないのは理解しつつも、
 にっこりと微笑む。)

あ、あそこの服屋さん、男の人向けの結構おっきい服があるッスよ!!
というか、そもそも男の人でいいんスかね。
実は可愛い服着たりしたいとかそういうのあったりするッスか?
(今度はジェスチャーを交えて、フリフリの服とか着たいのか?的な動きを取る。)

カエラム > 「――!」

そのジェスチャーにドレスか何かをイメージしたゾンビは、
ぶんぶんと首を横に振る。
男性ものでいいようだ。

麻美子 > じゃあ、あの店で良さそうッスね。

(頷くと、店に入って行く。サイズの大きな服の並んだエリアに行くと、いくつかをゾンビに向けて見せた)

このライダージャケットみたいなやつと、
普通のシャツみたいなやつと、
あとなんかこのコートみたいなやつ、
どれが好みッスかね?

麻美子 > あ、他に好みのやつがあったら選んでもいいッスよ!!
(そう言うと、服の並んだ棚を指差す)

カエラム > ゾンビも一緒に入ろうとするが、
頭をぶつけそうだったので屈みながら店に入っていった。

「――Ti……rr, Tu, Tu.」

コートのようなものを一度指差したかと思えば、
今度は棚にあるフードのついた群青色のコートを手に取る。
少女にも見せるように、フードつきのコートを差し出た。

麻美子 > よし、これッスね。

(コートを腕にかけると、少し考えて同じものをもう1着買っておく事にしたのか、もう一着手に取った。)

コートだけ着てるっていうのもなんか露出狂みたいで嫌ッスから、シャツとかズボンもいくつか買っておくッスね。

(そう言うと、無難な柄のシャツと、無難なデザインのズボンをいくつか手に取る)

(アロハシャツを指差し)
…変わったシャツも着てみるッスか?

麻美子 > (他人の服、それも男物を選ぶというのはなんとなく楽しいッスね。
相手がゾンビじゃなければデートみたいッスよね。
冷静に考えると、なんでそんなデートみたいな事をゾンビ相手にしてるんスかね。
……と考え頬を掻くが、気にしたら負ける気がしたので気にしない事にした。)

カエラム > 「――Ke.」

何着も手に取った様子を見て、感謝の一礼。

「Gt!」

アロハシャツが気に入ったのか、急に元気な唸り声になる。
シャツに顔を近づけて、まじまじを見つめている。

麻美子 > よし、じゃあ、それも買って行くッスよ!!!
(けらけらと笑ってアロハシャツも手に取ると、
 纏めて抱えてレジへと運んで行く。)

カエラム > 「HOO!」

異界からやってきたゾンビのあげた、喜びの声。
それはとても、地球的だった。
案外世界共通なのかもしれない。

麻美子 > フォオオオオ!!!ッス!!

(一緒になって声を上げつつけらけらと笑い、
 会計を済ませて店を出て行く)

よし、とりあえず服だけは着ちゃうッスよ。

(買ったものの中から、アロハシャツとズボン、
 コートを手渡す。)

カエラム > 「――gg!」

渡された三着を……ちゃんと試着室まで持っていく。
カーテンの閉じた試着室の中から、頭のてっぺんだけがちょこっと見えている。
ズボンをはいて、シャツを着る。
そしてその上からコートを羽織り、髑髏頭にフードを被る。

カーテンを開けて露になったその姿は、まるで死神のようだった。

麻美子 > (一瞬ビクっとしたが、もういい加減なれたのか、声はあげなかった。)

なかなか洒落てるじゃないッスか!!
それならまぁ、
外を歩いてもそこまでは目立たないそうッスねー。

……あとは顔を隠せるものッスか?
(学習したのか、顔を隠すような動きを取る)

カエラム > 「――」

こくこく、と頷く。

自分の顔が怖いことはよくわかったので、
少女をはじめとした周囲に配慮して隠しておくことにしたのだ。

麻美子 > ヘルメットとか仮面とかだと逆に目立つッスから、
こんなのはどうッスか?
(商品からロングマフラーを手に取ると、手渡す)

……しっかり隠せるやつが良さそうなら、
このへんとかこのへんがいいんじゃないッスかね
(ヘルメットと仮面を其々指差した。)

麻美子 > ……それとももっとこう、変わったやつがいいッスか?
(プロレスラーがつけるようなマスクを指差す)

カエラム > 「……rrr」

マフラーを受け取ると首を傾げたが、すぐそばに見本があったのでその通りに巻いてみる。
それで口元は隠せたが、目の空洞がまだ目立つ。

差されている仮面のうち、目の部分に穴がないゴーグルのようなものを選んで身に付ける。

カエラム > レスラーマスクを見るやいなや、頬をかりかりと掻いた。

こっちはあんまりウケなかった様子。

麻美子 > ……こっちはさすがにダメッスか。
(本人も冗談のつもりだったのか、苦笑して頬を掻き)

うん、それならあんまり目立たなそうッスね!!!
なんかターミネーターみたいッスけど!!!
(一通り身につけたのを確認すると、へらっと笑い、満足そうに頷いた)

麻美子 > さて、もう時間もいい時間ッスから、帰るッスよ。
アタシの異能が無くってももう好きに歩き回れると思うッスから、
ちゃんと供養できる人が見つかるまでは
自由に都市を観光するといいッスよー。

カエラム > 「――!」

ぐっ、とガッツポーズ。
向こうでもターミネーターが上映されていたのなら、
モノマネジョークの一つでも飛ばしていたかもしれない。

麻美子 > (ガッツボーズするゾンビさんを見るとケラケラと笑う)
ゾンビさんも随分明るくなったッスね。
一時はどうなるかと思ったッスけど、
なんだかんだで楽しかったッスよ。

カエラム > 「――…」

本当にお世話になった。
もう一度礼をして……

「――Cae…lum……」

自分のことを指差して、何かをつぶやき始める。

「……カエラム! カエラム!」

麻美子 > カエラム…。
(指差している方向を確認すると頷き)

なるほど、名前ッスね。
アタシは麻美子ッス。

(自分を指差し)
真美子ッス。

(カエラムを指差し)
カエラムッス。

カエラム > 「まみこっす! まみこっす!」

”っす”まで名前に含めてしまったようだが、

「……かえらむっす? …gg、まみこ?」

その違和感に気が付くのは早かった。

麻美子 > ッスはよけ……。

やるッスね、お約束殺しッス。
(そう言うと苦笑し)

麻美子 > じゃあ、また会うッスよ、カエラム。
……もし住む場所が無かったら、私の家に来るッス!
もうここまで来たら最後まで面倒見るッスよ!!

(そう言うと、手にしたメモに自宅までの地図を描く。どうやら学生寮ではなく、私宅のようだ。)

あ、他の人には内緒ッスよー?
(シーっと唇に指を当て)

カエラム > 「まみこ! Kiー! YaYa!」

今はまだ、何も返せない。だから精一杯の感謝を送る。
そうしてあてもなくふらふらしようとしたその時、麻美子からの提案があった。

麻美子 > あ、鍵はこれッス、私はあんまり家にはいないッスから、
自由に使っていいッスよ。
(そう言うと、鍵と、あと今日買った洋服の予備を手渡す)

麻美子 > お礼なんてしなくていいッスよ!
なんかたまたま見つけただけッスけど、
私も今日は楽しかったッスから

カエラム > 「……?」

ここまで来い、という事なのだろうか。
いや、そうにちがいない。そしてそこは秘密の場所である…と。

とにかく、そこに行けばいいのか。
鍵と服を受け取り、力強く頷いた。

麻美子 > (頷いたのを確認すると、満足気に微笑んだ)
他に見つかったらそっちに住んでもいいッスからね。
……じゃあ、アタシは先に帰るッスよー。

(そう言うと手を振り、その場から走り去って行った)

カエラム > きっとお礼なんていい、なんてことを言っているのだろう。
それでも受けた恩に感謝してしまうのは、どうしようもないことだと思っている。

去っていく麻美子に手を振り返して、見えなくなるまで見送った。

麻美子 > (最後に振り返って手を振ると、そのまま走り去って行った)
ご案内:「商店街」から麻美子さんが去りました。
ご案内:「商店街」からカエラムさんが去りました。
ご案内:「商店街」に白崎玲刃さんが現れました。
白崎玲刃 > あー、さっきは、正直緊張したなあ。風紀委員全員と事を構える事になんかなったら、この学園から逃げでもしないと無事ではいられなそうだしな。いや、しかし、本当に誤解が解けて良かったよ。しかし、風紀委員ってのは、あんなえげつない奴らばかりなのかねえ?だとしたら恐ろし過ぎるな。いや、でも、あれが特別容赦ないだけって可能性もあるな。でも、ああ、誤解が解けて本当に良かった、そして、依頼を受ける約束まで取り付けられたわけだから、ベストな結果だよなあ。
【ぶつぶつと何か呟きながら適当に歩き続けている。】

白崎玲刃 > ん、ここどこだ?ああ、商店街か、スラムからもうこんな所まで歩いてきてしまったか。
んー、さっきのやり取りで緊張して、少しは腹減ってるし丁度いいな。ここで何か買って食うか。
【立ち止まって何か思考した後、また歩き始める。こんどは適当にではなく明確な目的地へ向けて】

白崎玲刃 > 【焼鳥屋の屋台の前に付くと店主に声をかける】塩2本、たれ1本、砂肝2本くれ。【店主に注文して、お金を払い、焼鳥を受け取り、小さく礼をしてまた何処かへと歩いていく】
ご案内:「商店街」から白崎玲刃さんが去りました。
ご案内:「商店街」におこんさんが現れました。
おこん > (ぺぽぺぽーん。 気の抜けたチャイムと共に、外国人…否、異世界人の店員が端末を手にやってくる。 無言で席についた自分の目の前に、乱暴にどんと置かれる水。 「ゴチュモンハー」 たどたどしい言葉で問いかけてくる店員を見て、自販機で買った食券を差し出した。)朝定。(「アサテイイチョ」端末を操作しながら奥に消えていく店員の背中を見送る。 ここは牛丼屋。 ”ごはんを食べる”場所。 それ以外に何もいらない。 必要な会話も、今のやりとりだけでいい。 静かで、食べることにみちた空間。)
おこん > (落ち着いた後に来るのは何時もここだ。 静かに、ただごはんを食べる。 ストイックさすらあるその中で己を見つめなおす…クールダウンに最適なスポット。 それにご飯はお代わり無料だし。 黙々と白米を口に運ぶ。 お供はお味噌汁、それに鮭。 実際鮭なのか疑わしいが、赤いし鮭みたいな味がするから鮭だ。 つけものは半分だけ食べる。)…ふうー…(ご飯を綺麗にし、一息ついてから手を上げる。 奥から出てくるめんどくさそうな顔の店員に「おかわり」を告げて丼を差し出す。 何の調理もいらないからすぐに出てきてくれるのが嬉しい。 ご飯はほかほかだ。)
おこん > (頂いたご飯を再び口に運ぶ。 ほかほかのご飯をこうして食べられるだけでも、人に化けることを覚えた甲斐があるというものだ。 お味噌汁と鮭を使い切るようにしてご飯を1/3ほど食べ進めてから、温存していた卵を割る。 醤油を垂らしてかき混ぜる。 お箸でご飯の真ん中をくぼませて、そこに卵を流し込み、かき混ぜる。 こうしていつでも卵が食べられるようになるなんて、人間の進化は恐ろしいものだ。 そんな思索に耽るのもそこそこに、卵かけごはんを一気にかきこむ。 熱々で思い切り食べられなかったご飯は、卵のおかげで適温。 一粒残さず流し込み、大きく息を吐く。)ふうう……ッ。(額にうっすらにじむ汗を拭って天を仰ぐ。 お腹がくちくなれば、思い起こす余裕だってできてくる。 お茶と、残しておいたつけもので口の中をさっぱりさせながら、自分の”本能”について考えを巡らせる。)
おこん > 中々うまくいかぬものじゃの…(ぽつりと呟く。 人ならざるものとしての本能は、アイデンティティと密接に関係している。 言うなれば、小豆を洗わない小豆洗いがいるのか、ということだ。 自分が相手の所に赴いて一夜を共にする”来つ寝”である以上、避けては通れないのだが…。 うまく本能をコントロールしようとするも、中々うまくいくものではない。 ため息を一つついてからお茶を飲み干して立ち上がる。) …邪魔したのう。(「アリガタャシター」 店員の軽い返事に反して、足取りは少しだけ重たかった。)
ご案内:「商店街」からおこんさんが去りました。
ご案内:「商店街」に白崎玲刃さんが現れました。
白崎玲刃 > 【左腕を大きく損傷したまま商店街へと歩いてきた。腕からは、血も滴っており、道行く人は、怪訝な眼差しやぎょっとした様な表情で彼を見る】
白崎玲刃 > 薬局はどこだったかな…お、あったあった。
【薬局を見つけ入っていく。時折、痛みに顔をしかめながら歩いている。】

白崎玲刃 > 包帯包帯っと、おお、あった。
【薬局へ入ると、包帯を探し、それを手に取りレジへと向かった。レジに付くと、腕の傷を見た店員の驚いたような表情をよそに、会計を頼んだ。】
あー、うん、驚くのも無理は無いと思うんだけどな。会計頼む。俺も早く処置したいんだよ。
【病院に行くように言われるも無視して、金を払い。包帯を貰うと、小さく礼をし、早々に立ち去った。】

白崎玲刃 > っっ…うん、やっぱり痛いな…まあ、仕方ないか、あんな無茶な事したんだから。よし、気分転換にまた何処か適当に行くか。
【痛みに顔をしかめ包帯を巻きながら、また、何処かへと適当に歩いて行った】

ご案内:「商店街」から白崎玲刃さんが去りました。
ご案内:「商店街」に東雲七生さんが現れました。
東雲七生 > (学生通りからとぼとぼ歩いてくる。図書館で寝ていたら物凄く怒られたらしい。)
……いや、反省はしてるけどまさかあそこまで怒られるとは思わなんだ……。
やっぱ本を枕にしてたのが悪かったのかねえ……。

東雲七生 > (なので落ち込んだ気分を少しでも回復させようと、生徒の間で評判の【お肉屋さんのカツサンド】とやらを探しに来たのであった。)
……肉屋、肉屋~っと……カツサンドも良いけど安くて美味いレバニラ炒めの店とか無いもんかねえ。

東雲七生 > そもそも、肉屋ってどの肉屋なんだか……。店多過ぎねえか?というか、そもそもあっちも商店街、こっちも商店街で「商店街のお肉屋さん」じゃ圧倒的情報不足ッ!!
(こいつぁ不覚だった、もっと話を聞くべきだったなと頭を抱える。そもそもの情報源が、図書館から放り出された際に立ち聞きした上級生同士の世間話だったりしたわけで。)
う~、1年の間じゃまだそこまで有名じゃないんだよなあ……

ご案内:「商店街」にエンガさんが現れました。
東雲七生 > まあ、いっか。肉屋片っ端から覗いていけばそのうちカツサンド売ってる肉屋も見つかるだろ。捜査の基本は足だ、ヤス。
(嘆息混じりに呟いて、そのまま商店街を歩いていく。時折肉屋の看板を見つけては遠巻きに品ぞろえを見てはみるが、目当ての物はなかなか見つからない)

エンガ > 肉屋がどうとか言っていますがどうしましたか?肉屋が
見つからないのですか?
(風紀委員の制服を着たエンガが話しかける)

東雲七生 > ふぉぅっ!?
(突然声を掛けられ、驚いて声の主に振り返る。)
あああ、いや、その、そうなんすけど!……えっと、この辺で美味しいカツサンド売ってる肉屋、って知らないっすかねぇ……?

エンガ > 美味しいカツサンド……複数ありますがどのお店の事でしょうか?
(個性的なメニューというわけでもないので複数
メニューが有る肉屋が存在する)
>東雲

東雲七生 > それが~……分かんないんスよねぇ。
俺が聞いたのは、先輩たちが贔屓にしてる店ってだけで、具体的な位置も名前も聞かなかったんで。
(あはは、と乾いた笑いで誤魔化しながらそっと相手の姿を観察する。これは癖みたいなものだった。どうやら学年は1つか2つ上、だろうかと見当をつける。)

エンガ > ん~確かにそれでは分かりませんが……人気のあるカツサンドを
売っている肉屋を紹介することぐらいなら出来ますよ
お目当ての肉屋かは分かりませんが
(妥協して人気のある店を教えることにする)

東雲七生 > ですよね~……。
(落胆したのも束の間、肉屋を紹介して貰えると聞いて目に光が戻る)
えっ、マジっすか!?流石風紀委員っ!善良な生徒の味方!

エンガ > ではでは……行きましょうか
(案内するために先に歩き出す)
私はエンガと言うんですが貴方の名前を伺っても?
(名前を聞き忘れないように今のうちに聞いておく)

東雲七生 > はいはーい!いやぁ助かった。片っ端から肉屋総当たりしようと思ってたとこなんで!
(にぱっと満面の笑みを浮かべ)
エンガさん、っすね!俺は1年の東雲っていいます。先輩っすよね?見た感じ。

エンガ > ええ、私は二年ですから先輩にあたるかな?
でも気にしなくていいですよ。私の元いた世界では
私は先輩後輩なんて気にしない仕事についていましたから
(相手へ配慮して言う)
しかしやっぱり肉好きなんですか?話に聞いたカツサンドを食べたがる
ぐらいですし

東雲七生 > あ、やっぱり。
気にしなくて良いって言われても、まあ何て言うか習性って言うんすかね、年上目上にはどうしても敬語って言うか、何かそんな感じになっちゃうんスよね。
(それでもだいぶ砕けた調子ではあるが。ケラケラと笑いながらそんな事を言っている。)
あ、肉好きっすよー。週一くらいで喰ってます。異能の実技演習なんかあった日とか特に。

エンガ > 私が初対面の人には敬語を使う性分と同じようなものかな<言葉
(少し新鮮な感じがするエンガである)
実は私も肉が好きでして……まあ私の場合は魚肉も好きなんですけれども
それが高じて鉄板焼きの部活をやっていたりするんですよね。
客は来ないですけれども……
(最後は少し弱い口調だった)

東雲七生 > 多分そうなんじゃないっすかね!
(笑顔で首肯して改めてエンガの容姿に注目する。自分と同じような赤い髪に、少し親近感が沸いた。)
へ~、センパイも肉好きなんすか。それで鉄板焼きのブカツ……へえ!そんな部活あるんすね!
で、あんまり繁盛してない、と……。ほうほう。

エンガ > まあ小さいお店ですし風紀委員の仕事があるからあんまり長くは営業
出来ないし大通りに面していないしで流行る要素がないんですけれどね。
(自嘲気味に言う)
っとそろそろ着きますよ
(そう言った頃良い肉の匂いが漂ってきた)

ご案内:「商店街」にバルザック=伊藤さんが現れました。
東雲七生 > ふ~ん……でもまあ、今度何かの機会に行ってみますよ!良かったら場所教えてくれます?一応ダチとかにも紹介してみるんで!
(携帯端末を取り出したところで匂いに気付き、おぉ、と感嘆の声を漏らす)
ホントっすね、良い匂いしてきた!

バルザック=伊藤 > き、き、きんにくぅ~♪きんにくきんにくぅ~♪ドゥワドゥワ♫
【商店街の向こうから一人の筋肉が歌いながら歩いている】

バルザック=伊藤 > 【肉屋から漂う美味しそうな匂いに気づく】
(……ん、肉屋か。学園都市だし、もしかしたら良質な筋肉とか売られてないか……?)

エンガ > 学生街の……という所にあります。あっ名前はファイアーミート
って言います。ファイ"ヤ"ーではないので注意を
(そして肉屋についた……が人気のある店といっただけあり
人が並んでいる。そしてバルザックを見て)

不審者として職質をかけるべきでしょうか……どう思います?
(東雲に聞く。どうやら反応に困っているようだ)

東雲七生 > おっけーおっけー、ファイアーミート、っすね!
(ふぁいあーみーと、と復唱しつつ端末にメモを取りつつ)
うわー、すげえ人だかり。丁度飯時っすもんね~……って、お、おうふ……。
(遠目にも分かるバルザックの姿に言葉を飲んだ。)

……え、えっと。怪しい風体ってだけでまだ悪い人って訳でもなさそうだし……そっと見守ってみた方が良いんじゃないっすかね?
(俺に訊ねられても、と半笑いでエンガを見上げる)

エンガ > ま、まあとりあえず並びましょうか。並ばないとカツサンドは
手に入らない
(そう言うとすぐに並んだ)

東雲七生 > さ、賛成っす。
(エンガの言葉に賛同し、列に加わると遠巻きにバルザックの事を観察し始める。見るからに怪しいな、と思う。)

バルザック=伊藤 > (とりあえず並んで聞いてみるか……)【列の後ろ、つまりエンガ達二人の後ろに並ぶ】

なぁ、ちょっといいか?ここの店って筋肉とか売ってるか?生きのいいやつ。

エンガ > えっと……筋肉って肉のことですか?ならここの肉屋は
おすすめですよ。カツサンドに隠れやすいですが
売っている肉も上質なもの。まあカツサンドと比べてお手頃
というわけではないのが難点ですが
(とりあえず聞かれたら風紀委員の使命としてまじめに答える)

東雲七生 > ひっ、……あ。あの、えーと、その……。
(話し掛けられれば目に見えて狼狽える。しかし、エンガが答えたのを見ると、安堵するとともに感心した。)
さ、流石風紀委員……善良な……生徒じゃない気もするけど……何だろう、流石っすね……。

バルザック=伊藤 > へぇ、おすすめかぁ。なら、ちょっと買ってみるか。【エンガにニカッと笑いかけ】教えてくれてありがとよ、にーちゃん!
【そして知り合いらしい二人に顔を向け】俺はバルザックっていうんだ!ここの1年なんだが、あんたらもか?【と尋ねる。】

エンガ > 私は二年です。しかし気を使う必要はありませんので、そこのところは
よろしくお願いします
(話してみると中々の好少年だったので半ば冗談だったとはいえ
さっきの自分の反応を恥じる)

東雲七生 > お、俺は東雲、同じく1年……1年!?
え?タメ……じゃないよな、同級だけど、あーでも何か外人っぽいからもしかしたらタメ?
(目を丸くしてバルザックを見上げる。いやまさか、そんな馬鹿なと繰り返しつぶやいて)
……あー、でも割と学年と年齢って関係ないって聞いたし、年上の同学年とかいても不思議じゃねえかな……。

エンガ > そうそう名前を名乗り忘れていました。私はエンガです。
後にーちゃんとおっしゃいましたが見たところ貴方のほうが
年上では?
(名乗り忘れていたことを思い出し言い、疑問に思ったことを口に出す)
>バルザック

バルザック=伊藤 > お、親切なあんたはセンパイさんかぁ。そんでそっちの東雲少年は同級っと……。
……?あぁ、俺は外人っつーかそもそもこの世界の人間じゃないからな。一応年は19歳だ。まぁ年上だとしても、そんなに気を使うこたぁねぇぜ!俺もそういうのは苦手だからな。>東雲

東雲七生 > やっぱり年上……しかも異世界人?ホント、何でもありだな……。
(参っちまうね、と独りごちてから笑みを浮かべ、年上の同級生を見上げる)
まぁいいや、えっとじゃあ、そういう事ならヨロシク、バルザック!………さん。

バルザック=伊藤 > んで、エンガ、か。にーちゃんってのはあれだ、呼びかけとかで「よう、そこのにーちゃんねーちゃん!寄ってらっしゃい見てらっしゃい!」みたいなの、あれとおんなじだ。ここじゃ年なんか見た目通りとは限らねぇし、基本はそう呼んでるんだよ。紛らわしくて悪いな!この筋肉に免じて、許せ!【サイドチェスト】
エンガ > ちなみに私も異世界人です。もっとも前に会った人には
異世界人らしくないほど馴染んでいると言われましたが
(少し笑いながら言う)
>東雲
なるほど……そうでしたか。そういう意味で呼ばれるのは中々
ないものなので疑問に思ったんです。
(納得した様子で言った)
>バルザック
おっそろそろ順番が回ってきそうですよ
(談話していたら順番が来たようだ)
カツサンドを1つお願いします
(エンガは肉屋の店員に注文する。そしてお金を払い
カツサンドを手に入れた)
ではお先にいただきますね。
(一口食べる)
ああ、やっぱり美味しいです
(頬を緩ませそう感想を述べた)

東雲七生 > えっ、センパイも!?
はぁ~、すっげえなあ。元々日本人って言うか、この世界の人間と異世界人とどっちが多いんだか……。
(感心したようにエンガを見上げていたが順番が回って来たことに気付いて注文をする)

あ、俺もカツサンド1つ!……ああ、やっぱ2つ!晩飯の分!
(しばし待って注文通りのカツサンドを2つ手に入れ、代金を支払った)

エンガ > っとそろそろ風紀委員の活動に戻らないといけないので
私はこれで失礼しますね。お二人共、防犯意識を持って
事件などに巻き込まれないように~ではでは
(一礼をしてカツサンドを食べながらその場を去った)

ご案内:「商店街」からエンガさんが去りました。
バルザック=伊藤 > おう!よろしくな、東雲!【ニカッ】
>東雲
ほー、あんたも異世界人かぁ……確かにみえねえな!
つっても俺もこの世界に似たとこから来たから、あんまり違和感はないと思うがな!
>エンガ

っと俺の番か……。あ、またなエンガ!委員活動がんばれよー!

東雲七生 > あっ、ういっす!センパイお疲れ様っす!!
(後ろのバルザックに順番を譲りつつエンガを見送った。そしてさっそくカツサンドを1つ、頬張る)

………ぅん、美味い!!

バルザック=伊藤 > で、ここに生きのいい筋肉は売ってるかい?え?スジ肉?違う違う、俺が求めてるのは筋肉だよ!ほら、俺の腕や肩や色んなとこについてるこいつらだよ!
は?バカにすんな?おいバカとはなんだバカとは!筋肉バカにしてんのかてめー!!【肉屋の店主と口喧嘩を始める】

東雲七生 > ………あ、あー……。
(何やら騒ぎ出したバルザックを見てどうしたものかと思案する。出来ればあまり目立ちたくない、というか凄く目立ちたくない。だがどう見ても目立ちそうな気がする。これはマズイ、と)

……えーと、筋肉はタンパク質?だから、取り敢えず適当にバラ肉買っておけば良いと思う!それとカツサンド!
(店主とバルザックの間に割って入る様に声を上げた)

バルザック=伊藤 > ん?あぁ……【東雲の方を向き、その存在を思い出したかのような反応を見せ、】ったく、しょうがねえな。こいつとお日様、そして筋肉神に免じて許してやるよ。つっても生肉は帰ってる間に悪くなっちまうな……。かつサンド5個だ!よこしやがれ!【と店主に怒鳴り金を払う】
バルザック=伊藤 > (ミス更新です。続きます。)
バルザック=伊藤 > 【カツサンドを受け取り、肩を怒らせながら少し離れる。そして購入したカツサンドを一個取り出し、齧りつく。】
……んぐ、かなりうめぇ……。なんだよこれ、あいつ強えぇな……。

東雲七生 > ………何すか筋肉神……。
(げっそりした様子で呟き、カツサンドを食べるバルザックを見上げ、自分もさらに一口齧る。)

そういやバルザックは……えっと、何か異能とかってあるんすか?

バルザック=伊藤 > 筋肉神は筋肉神だぜ。俺たちをいつでも見守ってくれてるにくいやつだ。
異能?なんか特殊な力ってやつか?特にないな。(そういえば魔術協会のやつが俺に異能がどうとか言ってたけど、あれは何だったんだろう……?まぁどうでもいいか)
あー、ただ元の世界では魔法があったからなぁ。強いて言えばそれだな。そいつのおかげで入学できたもんだし。見てみるか?俺の筋肉魔法!どんなものか想像もつかねぇだろ!

東雲七生 > ………そ、そうっすか……。
(筋肉神、別に自分は加護が無くても良いな、と思ってしまう)
そうそう、特殊な力……ってまあバルザックは見るからに必要無さそうなんスけど……って、え?魔法?
……きんにくまほぉ?……あー、うん、凄そうなのはよーく分かったんで、今は遠慮しとく。ほら、人も結構いるし、巻き込んじゃ悪いから。
(確かに想像がつかなかったが、同時に想像したくも無い気がしたのだった。)

バルザック=伊藤 > そうか?まぁ確かに人は多いしな。やめとくか。
東雲こそどうなんだ?異能とか。魔法……は、この世界にはなかったっつってたっけ。なんか筋肉に関係する能力は持ってないのか?

東雲七生 > ほっ……。
(ひそかに胸を撫で下ろす)
ああ、俺の異能は筋肉とはあんま関係ない……かなー。
魔法の方は結構こっちの世界でも浸透してきてるみたいスけど、やっぱ行使するには才能とか色々必要みたいすねー。あ、俺はそっちの方はからっきしなんで。

バルザック=伊藤 > 筋肉じゃないのか……。まぁ、お前も頑張ればきっと筋肉に愛される男になれるさ!心配するな!
魔法は、まぁしょうがないな。俺も筋肉魔法以外はからっきしだし。ま、それで困ったことはないけどな!!ハッハッハァ!!

っと、やべっ!そろそろ飯食って家に帰らないと遅くなっちまう!農業区に住んでっから遅くなりすぎると明日が辛いんだ。急で悪いが、帰らせてもらうぜ!じゃあなぁ!

ご案内:「商店街」からバルザック=伊藤さんが去りました。
東雲七生 > 農業区か……そりゃ遠いもんなぁ。
あ、えっと、ええっと、また明日学校で!バルザック!!

……気にはなるけど、ねえ。筋肉魔法。どんなんだろ。

東雲七生 > (見送った後ろ姿はしばらく目立った。筋肉、改めてそう呟き、自分の腕を見る。年相応より若干細めな、やや皮膚の薄い腕だ。特別変わってるところはない。)

やっぱ、ほどほどについてた方がモテるのかな……。
(そんな事を呟きつつカツサンドの最後の一欠けを口に放り込んだ。)

東雲七生 > (別に特別モテたいわけじゃない。だが普通の一般男子高生並には異性から好かれたい願望も無いわけではない。)

いやまあ、だからってバルザックがモテ系かっていうと、全然そんな気しないから……やっぱ別に筋肉ついてなくてもモテんじゃねえかな。
(わかんねえな、と最後にそう小さく呟いて肉屋から離れていく)

東雲七生 > いっぺん帰って、夜またどっか行ってみるか。
(手元に残ったカツサンド1つ、何となくそれを眺めて帰路につく。周囲の建物のあちこちから夕飯の匂いが立ち昇り始めていた)

ご案内:「商店街」から東雲七生さんが去りました。
ご案内:「商店街」にミーアさんが現れました。
ミーア > ありがとうございましたーっ!
(商店街の一角にあるパン屋から、垂れたうさぎの耳を生やした少女がほくほく顔で出てきた。手にあるビニール袋の中身を覗きこんでは頬を緩めている。何度も袋を見ようとするものだから、道端の自転車や看板にぶつかりかけてはギリギリで避けている)

ミーア > 商店街って、学生街のところにあったんだった。ここならまだ異界の人もいるし、あんまり目立たなかったみたい。これならまたいつでも来れそう。
(ご機嫌な様子で語尾の音を上げ、手にあるビニール袋を元気に振る)

ミーア > それにしても、この国のパンって不思議ね。パンを掴む金属のアレで掴んでみたら、すごく柔らかかった。ふわっふわ。中身も甘いものが入っていたり砂糖をまぶしたり、お菓子みたいなパンが結構あったんだよねー。
ミーア > (どうも少女がいつも食べているパンは柔らかくないらしい。不思議体験を思い返そうと少女がビニール袋の中から一つパンを取り出す。それは一般的にチョココロネと呼ばれるものだった)
ミーア > ……うん、柔らかい……しかも中身がチョコレート……。人気です!って小さな看板ついてたから、これ人気なんだよね?
ミーア > うーん……。
(少しだけ悩んだ後、すぐに意を決した顔をして急にあたりを見回しだした。お目当てのものはすぐ見つかったらしく、道行く人にぶつからないように気をつけながら目標のベンチへ駆け寄り、そっと腰掛けた)

ミーア > これだけ……これだけちょっとお試しで食べてみよう……。
(口元をもごもごしながら手にあるチョココロネを見てから、ちらっとビニール袋へ視線を移し)
他にも気になるパンあるけど、これだけね、これだけ。あとは帰ってから!
(少女は視線をチョココロネに戻すと、えいっとかじりついた)

ミーア > (最初にパンの中に残っていたガスが鼻腔を駆け巡り、次いでチョコレートの柔らかい舌触りが少女に甘味を伝える。普段パンをかじるときより歯ごたえは随分と柔らかく、未知の体験の連続に、少女は目を丸くした)
ミーア > (ほ、ほぃひぃ……!!)
(チョココロネをかじったまま、少女が恍惚とした表情で固まった。まるでそこだけ時の流れが違うかのように、ゆっくりとゆっくりと、パンを少しずつ飲み込んでいく)

ミーア > は、はぁ……。
(やっとの思いで、口からチョココロネを離す。いや、チョココロネから口を離すと言った方が近いか。それでもなお少女の恍惚は続き、幸せそうな表情で首を左右に揺らした。それにつられてうさぎの耳もふりふりと揺れる)

ミーア > にんき、なんばー、わん……わかる、すごくわかる……!
(大切そうに少しずつかじっては、一位の味をかみ締め、幸福感に満たされた表情をしていた。食べ終えるまでは)

ミーア > 美味しかったぁー……。……うん。美味しかった。
(ちらっと、ビニール袋へ視線を向ける少女。手を伸ばそうとするが、先ほどの決意がその手を鈍らせる。少し手を伸ばしてはもどかしげにもう片方の手でその手を抑え、その繰り返し)

ミーア > だ、だめだよミーア。1個だけって決めたんだから。心を強く持たなきゃ。もうすぐ大人の年齢だし。がまん、がまん……!
(何とか欲望に抗おうと、藁にも縋る思いで自分の関心を引いてくれる何かを探し、周りをきょろきょろと見回す)

ミーア > あ、あれは、ケーキ屋さん!(ずささっと駆け寄り)……高い!今日パンたくさん買っちゃった!
……このかぐわしい匂いは……(鼻すんすん)……コロッケ?何か揚げてる匂い!

ミーア > ……はっ、だめよ、だめ、だめ。
(すっかり頬を紅潮させ、今にもよだれがたれそうな自分に気づいた少女は改めて自分を律し、その場でぐっと耐える。傍から見ればもはや百面相かもしれない)
きょ、今日はこの辺で、もう寮に戻ろう。夕食の時間に間に合わなくなっちゃう。

ミーア > たくさんパン買っちゃったけど、食べきれるかな……。明日の朝食と、昼食と……。
(そんな風に独り言を呟きながら、足早に誘惑の強いその場から離れていった)

ご案内:「商店街」からミーアさんが去りました。
ご案内:「商店街」に学園七不思議―【異次元通り】さんが現れました。
学園七不思議―【異次元通り】 > (何時もと何も変わらない活気あふれる商店街。買い物をする人、通りを何をするでもぶらつく人。それらを呼び込む店主たち)
(様々な人の日常がいつも通り流れている)

(日常が過ぎ行く中、誰にも気づかれることもなく。「不思議」という名の非日常は存在していた)

学園七不思議―【異次元通り】 > (それは獲物を待伏せるアリジゴクの如く)
(日常の中へ紛れ込み、姿を隠し)
(何も知らずに巣穴へと落ちてくる獲物を待伏せる―)

ご案内:「商店街」にレイチェルさんが現れました。
レイチェル > さーてと、買い物も終わったことだし適当にぶらつきながら帰るとすっかー(暑いというのに、制服の上からクロークを纏った金髪の少女が商店街を歩いている)
学園七不思議―【異次元通り】 > (何気ない日常を謳歌する少女の元へと、それは忍び寄る)
(あと一歩。前へと踏み出せばレイチェルは【異次元通り】へと足を踏み入れてしまうだろう)
(買い忘れた物を思い出し道を引き返すか―)
(そうと知らずに【異次元通り】へと足を踏み入れるか―)

(選択の時だ)

レイチェル > ん? こんな道あったっけか……(目の前にある道。どうにも記憶がおぼろげだが、覚えのない道だった)近道になるかもしれねーしな。ちょいとこっちの道歩いていくとするか(そんなことを呟きながら、軽い気持ちで異次元通りへと足を踏み入れていく――)
学園七不思議―【異次元通り】 > (ぐにゃり、と。視界がゆがんだような錯覚を覚えたかもしれない)
(歪んだのは視界ではなく次元だ、ということに少女は気づけるのだろうか?)
(ともかく、今一人の少女が【異次元通り】へと足を踏み入れた)

(レイチェルが足を踏み入れた通りは建造物に挟まれた細い裏路地。視界の先には交差する通りが見え、そこから差し込む光がかろうじて足元を照らしてくれている)
(かび臭く、湿った空気が滞留する不気味な通り)
(その通りに入った途端、大通りの喧騒が嘘のように静まり返る)
(聞こえてくるのは時折吹き抜ける風が、小石を転がす音と、自らの靴底が石造りのタイルを鳴らす音だけ)

(やがて、歩を進めればレイチェルは気づくかもしれない)
(視界の先に見える通りに何時まで経っても辿りつかないことに)

(貴女はそれを不信に思うかもしれない)
(或は気のせいだとしてただ歩を進めるかもしれない)

レイチェル > な、何だ? 立ちくらみか? いや、何かもっと規模のでかい何かのように感じたが……(頭を抑えて、周囲を見渡す。不気味な通りを前に、眉をひそめるレイチェル)ちっ、よく見りゃ何だか不気味な通りだぜ。さっさと通り過ぎちまうとするか
(そう言って、足早に進んでいく。しかし、進めども進めども通りの先に抜けられない。最初は気のせいかと思っていたレイチェルであったが、次第に怪しむと同時に焦りを覚え始めてきた)
何だか全然進んでる気がしねーぜ……

学園七不思議―【異次元通り】 > (歩を進めれば周囲の景色は流れていく。確かに彼女は前に進んでいるのだ)
(だというのに、前方から差し込む光への距離が縮むことはない)
(かつん、かつんという自分の足音が壁と壁の間で反響し不気味に響く)

(レイチェルは一向に前へと進めないというのに、彼女の豊かな金髪を撫でる風だけは通りを抜けていく)
(焦るレイチェルをあざ笑うかのように、風は吹き抜ける―)

(前へと進めども先へは辿りつけない)
(それでも前へ進むか―)
(或は元来た方へと引き返すか―)
(はたまた壁を壊すなり、上空へ飛び上がるなりして前後以外の方向へと進んでみるか―)

レイチェル > いやそもそも、立ち上がってから10分は経ってるぜ……そんなとこで立ちくらみとか起きねーよな、普通……(ぶつぶつ言いながら、歩を進める。そして――)

明らかに異常だ。異能か魔術か……わかんねーが、普通じゃねーぜ(――遂に立ち止まった。クロークからハンドガンを取り出し、眼帯を持ち上げて外す。彼女の眼帯の下の目は機械化されており、生命反応があれば探知が可能なのだ。異能にしろ魔術にしろ、この現象を起こしている者の場所を探ろうと、レイチェルはレーダーを起動した)

学園七不思議―【異次元通り】 > (眼帯の下に隠されたレーダーが作動し、周囲の生態反応を探り出す―)

(レーダーは前方の通りを行きかう人々の群れを捉えた)
(しかしその反応はどうにも頼りない)
(探知したかと思えば消え、消えたかと思えば突然現れる)
(不安定な状態でしか探知されないようだ)

(レイチェルの周囲の生態反応はといえば、足元を通り抜けるネズミが数匹いるだけだ)
(黒幕らしき人物の反応はこの通りには無い)
(通りの外から操っているのか)
(はたまたこの現象に黒幕など無いのか―)

レイチェル > ……レーダーは役に立たねーか。元来た道を戻っても……多分、だめだろーな、きっと。となりゃあ……ぶっ壊してみるしかねーか(眼帯を戻すと、今度は壁の方を向いた。そしてクロークからリモート爆弾を取り出すと、右手の壁に手際よく取り付け、距離をとり――爆破した)
学園七不思議―【異次元通り】 > (轟音が響き、爆炎が立ち上る)
(黒煙が辺りを覆い、やがてそれが晴れた時―)

(そこには、先ほどまでと何も変わらぬ通りがあるだけだ)
(爆破したはずの壁には傷一つ無く、焼け焦げた跡すらない)
(爆風に巻き込まれたネズミの肉が焼ける匂いだけが僅かに風に乗って届くだろう)

(物理的破壊はこの異次元通りに存在する建造物に何の意味も成さない)


(しかしレイチェルは感じるだろう)
(爆薬が炸裂する瞬間に、この通りに足を踏み入れた時と同様に視界が歪んだことを)
(ぐにゃり、と歪んだ視界は爆風が収まると共に再び変わらぬ通りを映した)
(異次元通りに存在する構造物に物理的破壊は意味を成さない)
(それは事実だ)
(しかし、異次元通り自体を揺るがす効果はあるらしい―)

レイチェル > げ、嘘だろ……(傷ひとつついていない壁を見て、流石のレイチェルも息を呑むが、変化は確かに感じ取った)
なるほど、な……どこの誰がオレを閉じ込めて楽しんでるかしらねーが……ここから絶対に出てやるぜ(クロークの中を探り、複数のリモート爆弾を取り出した。それを右の壁左の壁、等間隔に設置し、再び距離をとる)
ちょいと危険だが、こいつで試してみっか……(そう言って、リモート爆弾を同時に起爆する――)

学園七不思議―【異次元通り】 > (連鎖的に起爆する爆弾が地響きと共に轟炎と黒煙を巻き起こす)
(狭い路地で行き場を失った炎が巨大な蛇染みてうねりながら暴れ狂う)
(高熱と衝撃が異次元通りを満たせば、先ほどと同じく視界が歪む)

(一度、二度、三度―)
(連続して捻じれる視界)

(耳を劈くような爆音が収まっていくと同時に、レイチェルは聞くだろう)
(先ほどまでは全く聞こえてこなかった大通りの喧騒が前方から聞こえてくる)

(しかし、それもスピーカーに当て布をしたかの如く歪み、収まっていく!)
(時間は無い)
(連続した爆発のおかげで一時的に異次元通りの時空の捻じれが解けたとでもいうのであろうか)
(徐々に小さく成りゆく喧騒と、元に戻りつつある視界のゆがみ)

(この状況でレイチェルは―)

レイチェル > 成功……か? っと、ありゃやべぇ(前方を見る。徐々に小さくなっていく喧騒と、戻りつつある視界。今から走っても、あの光の源までこの足が間に合うかどうか。いや、おそらく人の足では間に合わないだろう――ただただがむしゃらに走ったのであれば)

やるしかねぇ……(時空圧壊《バレットタイム》。彼女の持つ異能だ。時の流れを操作し、擬似的な高速移動を可能とする彼女の能力。その力を今、使うべく走りだしながら意識を集中させる――)

学園七不思議―【異次元通り】 > (通常ならば決して間に合う筈の無い距離)
(大通りまでの道程は此処に於いて無慈悲である)
(異次元通りの時空の歪みが一時的に解けたとは言っても、物理的な距離が縮まることは決してない)
(歪んでいる視界も直ぐに戻り、この異次元に囚われた獲物は此処を脱出することは無いだろう)

(囚われた獲物が普通の人間であったなら―)


(しかし、今ここにいる少女はそうではない)
(間に合う筈の無い時間。走破出来る筈の無い距離)
(現世に於いて絶対の理とされる二つの概念を少女は捻じ曲げる―)

(歪みには歪みを)
(時空を捻じ曲げた空間を脱出するために必要なもの)
(普通は持ちえないものを、レイチェルは持っているのだ)

(次元の解れが塞がるまでの僅かな時間。それこそ10秒か、20秒か)
(しかし、レイチェルにとってはそれで十分)
(彼女がその異能を持って走り抜ければ、彼女は大通りへと容易にたどり着くだろう―)

レイチェル > ふぅ……何とかなったか。ったく、この異能が無ければどうなってたか……あのまま普通に走ってたら抜け出せなかった……何となく、そんな気がするぜ……(一瞬の内に大通りへ。呼吸を整えて、今出てきた通りを振り返った)
ご案内:「商店街」からレイチェルさんが去りました。
ご案内:「商店街」にレイチェルさんが現れました。
学園七不思議―【異次元通り】 > (少女が大通りへと抜け出した後)

(誰も見ていない。存在にすら気づかない異次元の檻の中)



(誰かのため息が響く)


― 角…  上… った…に…
―結  … … た  ……
―次…  が  …  る?


(誰もいない異次元の檻の中に響いた声)
(外からなのか、それとも中からなのか)
(上からなのか、それとも下からなのか)


(観測者の居ない異次元の檻)
(そこで起こったことは誰も知ることは無いだろう―)

ご案内:「商店街」から学園七不思議―【異次元通り】さんが去りました。
レイチェル > ……ひでー悪夢だったぜ。ほんと何だったのやら、な……何にせよ、二度とあわねーことを祈っとくか(クロークを翻し、少女はその場から去って行った)
ご案内:「商店街」からレイチェルさんが去りました。