2015/07/04 のログ
ご案内:「商店街」に自販機さんが現れました。
■自販機 > (自販機に意思があったらこう叫んだだろう。
サノバビッチ! ビッチ………)
「ブーン」
(店内に忍び込んで販売してやると思いきや外に運ばれてしまった。しかも粗大ごみのシールを張られてしまった。自販機サイズのものを捨てられるのか? 案ずることなかれ。シールには「500kg~1tまで」というアバウトな指定が書かれている。さすが常世だなんともないぜ)
「ブーン」
(ごみじゃないよじはんきだよ
ゆめときぼうをうってるんだよ)
ご案内:「商店街」に槙壌 結雅さんが現れました。
■槙壌 結雅 > (神出鬼没。それが、己をもっともよく顕わす言葉である。それが己である限り、何時如何なる所にも己は顕れ得る。)
(例え、こんな裏道の、粗大ゴミがぶっ転がってるような廃品の山の前にでも、それは等しい条件である。)
(胡散臭いメイド服を身にまとうゲスな神族は、今日も今日とて、奔走する。のは置いといて。)
(そうして、一つの自動販売機に目が行く。…動いてる?動いてるよね。)
…なんですの、これは。
(このシールいい加減すぎないだろうか。というか、動いているなら何か買おうか。紅茶だ。)
んー。
(そうして、捨てられた自動販売機を助ける意思もなく、悠長にゴミ捨て場で買い物であった。じろりと、飲み物のラインナップを眺め始める。)
ご案内:「商店街」に山吹 冠木さんが現れました。
■自販機 > (うごいてないよ うごいてないんだよ)
「ブーン」
(何か来た。ゴスっぺぇメイド服着た女がやってきた。これはきっと金を持っているに違いない。さあ買うがいい。さあ!
自販機はピクリとも身動きしなかったが、久々に張り切っていた。
二万円くらいねじ込んでくれるとほんとありがたいです。
ラインナップは暗くて見えない。10円から万円までお金をいれるところがあるくらいだ。胡散臭さ爆発。暗黒盆踊り級である)
■山吹 冠木 > 「…………おお?」
もしやと思ってきてみれば、やはり自販機がそこに居た。
今回はシールが堂々と……粗大ゴミ扱いで貼られているが……
そこもかなり怪しいが、今回はさらにメイド服……あれメイドさん? が何やら物色しているようにも見える
■槙壌 結雅 > …なにこれ。
(ドン引きといった目でそれを見遣る。なんだこいつ、妙に張り切ってやがるぞ。自動販売機の癖にこいつはりきってやがるぞ。)
…あら、ええと。こんばんは。何か、御買いに?
(ちら、と一歩引き下がって新たな来訪者に問を遣る。すぐにその気配に気付くのはメイドのメイドたるメイドの能力故らしい。神故ではない、メイド故である。こんなゴミ捨て場に何かジュース買いにくるなどあり得なさそうだが。)
と…ふむ。試しですわね。物は。―――破ァアァァッッ!!
(突剣を突き刺すようにして100円玉をぶち込んだ。ラインナップが見えないらしいが、何かそれはそれで楽しそうである。まずは1品目といった小手調べだった。)
■自販機 > (とばっちりを食らった幽霊さんが吹き飛んでいく。メイドさんってスゲェ・・・)
「………」
(ガコンと音を立てて飲料が出てきた。
『2万円にかけた夢』
100円をいれておいてこれである。どこかの人を煽りにいくスタイル。
飲料自体はごく普通の清涼飲料水っぽいだろう)
■山吹 冠木 > 「あ、ど、どうも……いや、見覚えがある自販機がみえて……」
流石にゴミ捨て場でメイドさん?に挨拶されるのは初めてだ。
軽く頭を下げつつ、簡単に説明する。
「……何が出てくるか分かりませんよ? 味が…………危険なヤツとか」
二万円突っ込んだら手足つきの走る缶が出たのは記憶に鮮やかだ。
現在は部屋で保管しているが、あれおとなしくしてるだろうか
■山吹 冠木 > >自販機
「…………」
この自販機目でも着いてるのだろうか。しかも的確に煽りに来ている。
缶だけでなく喧嘩も売っているのか?
ご案内:「商店街」に薬師寺 瀬織さんが現れました。
■槙壌 結雅 > (殊に、メイドとは、地上最強の存在であると、彼女は言う。)
…ふむ。なにかしらこれ。清涼飲料ですのねぇ。紅茶が欲しいのだけれど。
(腰を下ろして、出てきたボトルを掴めば不満気。『2万円にかけた夢』というラベルに一瞥をくれれば興味もなさそうに破り捨ててそのままゴミ捨て場のゴミの群れに放り投げるメイドならではのワイルドな振る舞いを披露。)
…あら、そうでしたの?
まぁ、自動販売機ですものね。コ○コーラ社とかの自動販売機でも見覚えがあるでしょう?
はい?あの…自動販売機ですのよ。何を仰って?お気は確かかしら?
(顔を顰めながら首を傾げる。若干疑心暗鬼を生じた目というか…そんな感じの目を向けて。)
現に、ほら…清涼飲料水ですし。
(と、先程出てきたそれを見せながら。それを鞄にしまう。)
それでは、500円コースいってみましょうか。500円。―――聖イィッッッッ!!!
(振りかぶって、踏み込む。但し、振り被るなどと言ってもそんな大びれた動作ではない。人間にはなしえない速度を以って、人間にはなしえない神力で、人間にはなしえないスピードを合わせて、それが、"振りかぶった"という動作であることを目視することが難しい様な勢いを以って、500円玉をぶち込んだ。メイドパワーのムダである。)
■薬師寺 瀬織 > 銀色に光る巨大な右腕を持つ紺色の髪の少女が、商店街のゴミ捨て場を訪れる。
その豊満なバストは、歩くたびにゆさゆさと、重みと柔らかさが見て取れるように揺れていた。
彼女――薬師寺瀬織は生活委員会保健課に属している。
瀬織の目的はひとつ。生徒たちに伝わる都市伝説――島内のあちこちに出現するという、不審な自販機の調査であった。
『都市伝説の自販機』を見つけることができたならば、それが提供する飲料の安全性を調査せねばならない。
それは半ば、保健課としての瀬織の使命感によるものであった。
眼前には作務衣を着た青年とメイド姿の女性、そして――自販機。あれが噂に聞く『都市伝説の自販機』であろうか?
瀬織は二人に近づき、様子を窺う。
■自販機 > (500円玉を超―――エキサイティィング! にエントリィィ! した結果自販機はビクンビクンと気持ち悪い動きをして受け入れた。あふんあふんとか擬音聞こえそうな動きしてんな)
「ブーン」
(ガコーンと音をして別の飲料が出てきたではないか。
『イギリスの泥水』なる紅茶飲料が。ブリティシュジョークどころか紳士もバリツをくれてやりかねない侮辱的な内容の飲料だった。製造は常世財団。後からシールで貼り付けたような適当な内容)
「ブーン」
(なんか人数増えてきたけど買ってくれるなら文句は無いよ!
どんどんかおうね!!
二万円くらい入れてみようね!!)
「ブーン」
(ぺろりと勝手に粗大ゴミシールが剥がれた)
■山吹 冠木 > 「……自分もそう思います……ただ、倒れたヤツもいるんで……念の為に。
見た目と中身が全然違うんですよ」
じっと出てきた飲料水を見つつ、呟く。
因みに、倒れたうちの一人は自分だ、とは言えない。
あまりの味に気絶したとは流石に…………
何かがありそうな予兆があるような無いような感覚はしたが。
「って、また買ってうおっ!?」
なんだか人間業ではない物を見た気がする。
硬貨投入の筈なのに
■槙壌 結雅 > (おっと、新たに誰か来たのだろうか、と割とすぐに気付くのだが。)
―――。
(二度見した。気配を察することは、大凡メイドには難しいことではないのだが。二度見した。…なにあれでかい。)
え、ええと…こんばんは。な、何か、御買いに?
(振り返って問を投げる。でかい、でかすぎる。最早それ以上の印象がないくらいにはでかい。他に目が行くべきところも多々あるだろうがでかい。一方の己は…そう、小さい。平均と比べて尚小さい。因みに先述の通り、ゴミ捨て場に飲み物を買いに来る物好きなどいるまいが。)
■薬師寺 瀬織 > 「こんばんは。私は保健課の薬師寺瀬織よ。今は生徒の間で都市伝説になっている『自販機』の調査をしているのだけれど」
声をかけてきたメイド姿の女性に名乗り、用件を説明する。
そして、眼前の自販機を見やり。
「……これが、そうなのかしらね。だとしたら、私は保健課として、この自販機から提供される飲み物の安全性を証明しなくてはいけないわ」
そう言って、右手で財布を持ちつつ、まずは100円玉一枚、10円玉三枚を左手で取りだす。缶飲料の標準的な価格だ。
続いて硬貨を自販機に投入し、様子を見る。
■槙壌 結雅 > (超!エキサイティン!バトルドームも出た!いや、そうじゃないだろう。こいつ生きてるだろう。さっき張り切ってやがったし。しかもこいつマゾヒストか。因みに己はサディストである。だが、残念ながら自動販売機を虐めて愉悦を感じるレベルでは当然ない。)
…なんですの、これは。
(泥水ってマジで何なんだ。まずそう。だが、一応飲んでみようか、しゃがんで、ボトルを拾い上げて。蓋を開けて、飲み始める。さて、御味のほどは―――。)
…はぁ、成程。然様でしたか。それは中々いただけませんね。
すこし、私も怪しいと思い始めておりまして。
(こいつやっぱり生きてそうである。)
―――さて。
(順当に上がって行く値段。次に入れるとしたら紙幣になる。紙幣で、どうやって攻撃動作をしながら自動販売機に投入するか。それが問題だ。何か趣旨がずれてるが気にしない。)
■槙壌 結雅 > あ、はい。こんばんは。私、流離のメイド公安委員の槙壌結雅と申します。
…何か、この自販機、キナ臭いですわよね。
(それを楽しんでいるというのもいかがなものかと言われそうだが。)
…さて、一体何が出るかしら。
(130円ってちょっと足りない気がする。鬼が出るか蛇が出るか。…飲料が出るか。)
■山吹 冠木 > 「……あ? ど、どうも?」
新しい人影に、反射的に頭を下げた。
……スタイルも凄いが、銀の……義手?が目につき……
そして生活委員という言葉に、はたと気がつく。
確かに、以前委員会の名簿でそういう人物を見たような……
自分は最近生活委員に所属したこと、課が違うこともあり、挨拶したこともないのだが。
■自販機 > (しかし大きい。実に大きい。
男性なら興奮し、女性なら驚愕と共に己の貧困さを知るだろう。ひんこんさをしるだろう!!! 大事なことなので強調しました。
だけど自販機だから興奮できないんDA)
「ブーン」
(その泥水なる飲料は――あろうことかコーヒーだった。成分を調べればきっと超高級品のものだと判明するくらいには絶品であり。紅茶ではなかった。
おむねの豊かな人がお金を投じると『えりくしゃー』なる飲料が出てくるだろう。青みがかった半透明の飲料である。製造はやっぱり常世財団。常世財団が飲料を製造しているのか? という疑問は置いといて)
「ブーン」
(いきてないよ。中に誰もいませんよ)
■山吹 冠木 > 「…………」
何か凄いことになってきたな、と思っている。
あのメイドさん公安委員会だったのか。
道理で硬貨投入の度に何か凄い動きをしている様な気がするわけだ。 何をしてるか分からないが。
■槙壌 結雅 > (やっぱり嘘じゃないですか。中には誰もいませんよ。誠○ね。いや、それはこの際置いておく。因みにヤンデレは至高だと、彼女は言う。)
んっ?!…ぷーっ?!
(如何に最高級品とて…珈琲が、飲めないのだ。吹き出した。無理。苦い。)
てんめぇええぇぇ!!よくもやりやがりましたわね…!ぶっ殺してやりますわ!!
(激昂。あろうことかこの己に喧嘩を売るとは。自動販売機如きが!自動販売機如きが!!)
中級光術「Bright Bomb」!!
(遂に裏通りとは言え街中で中級魔術をぶっ放した。だが、ただぶっ放すだけではルールに反する。故に、魔術に拳を包みながら、千円札をぶち込む。人間にはなしえない速度と威力であることは言うまでもあるまい。一体全体何のために魔術を使っているのか分からないが、千円札をぶち込むその手に光を集束させて、投入と同時に一気に魔力を爆発させた。願わくば、今度こそ紅茶を。)
■薬師寺 瀬織 > 「どうも、こんばんは。保健課の薬師寺瀬織よ」
作務衣姿の青年に挨拶を返した後、瀬織は自販機の景品排出口に目を遣る。
「……ふむ」
出てきたのは、『えりくしゃー』と雑な手書き文字で書かれた缶。
排出口を開け、缶を取り出した後、それをすみずみまで眺める。
『製造:常世財団』の文字を見つけ、瀬織はまずメモをとった。
「(財団が……?気になるわね)」
そう考えつつプルタブを引き、缶を開ける。どうやら炭酸飲料ではないらしいことがわかる。
近くの青年や、今まさに何やら憤っている様子であるメイド姿の女性を被験体とするわけにもいかない。まずは自分で、飲んでみる。
「…………」
栄養ドリンクにハーブを混ぜたような、なんともいえぬ味。
■自販機 > (『えりくしゃー』の味は普通。足が生えたりダメージ受けて卒倒したりはしない。ごくごく普通の飲料だった。
権力側の人間に媚を売るゲリラ屋の屑。
なお常世財団を調べたところでこんな珍妙な飲料を製造した記録などなく、つまりこの世に存在するはずの無い飲料であることがわかるかもしれない)
「………!」
(コーヒー飲ませたら魔術を使われた。わけがわからないよ。
自動販売機じゃなくて自販機だかんな。
と自販機が思っていたかはともかく、バトルを売られてしまったのでは買わなくてはなるまい。場合よる設定が足を引っ張る。なんのこっちゃ)
「………」
(にゅっと自販機のメンテナンスハッチ的な部分から手が出てくると、魔力の爆発の一切をかき消しつつ1000円を受け取った。白刃取りの要領だった。
ちっちっちと人差し指を振る。手はにゅるんと中に入っていき、代わりに『グリーンティー』なる飲料を吐き出した。ほらお茶だぞ喜べよといわんばかりに)
■山吹 冠木 > 「……えーと。だから【何が出るか分からない】っていったんですけど……」
激怒するメイドさんから僅かに離れつつ、
刺激しないように一応報告する。
そしてあの人は何をしているのだろうか。
物騒な言葉が聞こえた気がするが……眩しくて見えない
■山吹 冠木 > 「あ、どうも……自分は山吹冠木です。
課は違いますが、生活委員なんでよろしく…………あ」
とか言っている間に缶の中身を普通に飲んでしまった。
大丈夫なのだろうか……
「!?」
そんな視界の端で、自販機が真剣白羽取りをやってのけた。
いや、これ本当に自販機か?
■薬師寺 瀬織 > 缶飲料を飲み、ぷはー、と息を吐くその動きに伴って、瀬織の豊満なバストはまたも揺れ動いた。
「味は少し妙だけれど……少なくとも、害はなさそうだわ」
二人にも聞こえるように語る。
「山吹君も生活委員なのね。よろしくお願いするわ。……なるほど。何が出るかわからない。そこは噂通りね」
瀬織に対して名乗った作務衣姿の青年――山吹冠木に返答しつつ、彼の言葉と、メイド姿の女性の様子を踏まえ、瀬織はメモをとりながら述べた。
■槙壌 結雅 > …まぁ、良いですわ。
(グリーンティ。嫌いではない。因みに、キャンセレーションとか実にあれである。有体に言えばこまる。)
こいつ、しかし。
(手が出やがった。今、手が。しかも挑発しやがった。自動販売機…改め自販機からすればただの災難であるが。とりあえず、自販機としての役割は果たしている。…というか、だ。1000円でグリーンティって…高くね?)
(そう思いつつ、飲み始めて。)
(自販機とバトルとは、一体どういう展開になるのだろうか。しかしコイツ絶対喧嘩売ってる気がする。)
…最後に。
(スペシャルとかいう、一万円のやつを買うか。普通に紙幣を人間的にいれた。何か勿体ないが、純粋に何が出てくるか気になる。)
■槙壌 結雅 > そうですわね、何が出てくるか全く分かりませんわ。
現に紅茶を騙る珈琲などと…!あり得ませんわね。
(頬膨らませながら、先程の泥水とかいう飲み物をゴミ捨て場に投擲した。最高級品らしいがそんな事はいざ知らず。)
■山吹 冠木 > 「……前に二万円入れたら、缶が生きてて逃げ回ったんですよ」
あっさりと一万円を入れる姿に制止も間に合わず、
最早見守るしか出来ない。
鬼が出るか蛇が出るか
■自販機 > (グリーンティーのお味は普通の緑茶と思わせて炭酸の混じった緑茶であることを除けば普通であろう。
委員会きてるからね、おかしなことすると捕まっちゃうからねしかたないね。
その代わり炭酸が強すぎて中身が噴出して顔面をぬらす程度には強力だったりするのだ)
「ブーン」
(手とかでてきたけど中の人はいませんよ
自販機はひたすら低音で唸っている。)
■自販機 > (1万円を投入するや否や、自販機がすさまじい勢いで振動し始めた。がたがたとゆれながらさり気なくゴミ袋に寄りかかる姿勢から直立の姿勢へと切り替わっていく。立ち上がる口実ができたぜとかなんとかかんとか)
「ブーン」
(ガコーン。出てきたのは『紅茶畑のもと』なる飲料だった。常世財団製と思いきや人類には読めないおかしな文字で記述されており要領も666mlと妙な区切り。ペットボトル。ビニールには文字通り紅茶畑が印刷されていた。
飲むか飲まないかはあなた次第。
自販機は若干うれしそうに低音を鳴らしていた。
一万円。素晴らしい。)
■山吹 冠木 > 「薬師寺さんはこれを調べに来たんですか」
同じ生活委員だが、やることは結構違うようだ。
保険と生活なら違うのは当然かもしれないが、
こういう事柄も委員会の範囲で調べていたとは。
■薬師寺 瀬織 > 「……缶が生きていて逃げ回った?それは妙な話だけれど」
山吹の言葉に、瀬織は引き続きメモをとりつつも、一瞬耳を疑う。
だが先程は、自販機本体から手が生えていた。生きている缶が排出されても何らおかしくはない。
瀬織はペンを持つ右手を顎に付け、しばし何かを考えてつつ。
「そうね。妙な飲み物で生徒が体調を崩したら大変だもの。遅かれ早かれ、何らかの調査はしておく必要があると思って、個人的に調べていたわ」
山吹の問いにも答える。
■槙壌 結雅 > (プシューッ。)
…。
(吹く炭酸。顔面が緑色になった。残りが入ったボトルを握り潰して。その残りカスを…自販機に投げつけた。これも、人間にはなしえない速度であることは言うまでもない。最早黙りこくって憤るしかなかった。)
さて、…これは。…なにかしらこれ。
(書かれている字は意味が分からない。というか、不吉な分量だ。因みに己は神族であるが、まぁ、大体読めないという事で良い。というかこいつ元気になりやがった。)
とりあえず、…飲んでみましょうか。
(と、紅茶畑のもととやらを開けて、一口。)
■山吹 冠木 > >薬師寺
「自分が見てなかったら、俺も信じたくないです……」
だが現に居たのだからしょうがない。
流石に報告書として纏めてはいないが。
「ああ…………自分の時は、味で昏倒しましたけど……」
因みに、その間のことは記憶がない
■山吹 冠木 > 「…………」
このメイドさん、チャレンジャー精神がすごすぎる。
内心で拍手を送りつつ、予備の手拭いを一応差し出した。
しかし、あの自販機高額になるほどおかしな品を出してないか?
■自販機 > (生きている缶は今頃山吹の部屋で逃げようと必死に足を動かしていることだろう。中身を飲まれてもなお反骨精神を失わないのだった。
意思疎通の異能があろうとも逃げまくる缶相手では通用しないだろうか)
「ブーン」
(体調を崩したらヤバイ代物を販売していたことで委員会から目をつけられていたらしい。ちがうんです、飲んだ人が軟弱だっただけなんです。なんて自販機が思ったかは別として。
紅茶畑のもと。味はごく普通の紅茶でメイドの望む飲料であろうことは間違いないのだが、一口飲んだあたりでメイドの足元からわさわさと植物が生え始めていた。それは加速度的に増殖度を増していく。緑色の若木。つまり茶である。茶はゴミ捨て場を飲み込み住宅街を緑化していく)
■槙壌 結雅 > …もうこれやってられないですわ…。
あ、でもこれ、栽培に良いかもしれませんわね。
(溜息を吐きながら、局地的な緑化から逃げる様にその場を後にした。しっかりと、その飲料は携えて。)
ご案内:「商店街」から槙壌 結雅さんが去りました。
■薬師寺 瀬織 > 瀬織は周囲の異変を察知すると、その表情を真剣なものに変えた。
「……何なのかしら、これは」
局地的に増殖しつつある茶の若木。眼前で繰り広げられる光景は明らかに異様だ。
やはりこの自販機には――何かある。すぐさま携帯端末を取り出して写真に記録し、起こったことをメモに記す。
しかし、メイド姿の女性が飲料を持ったまま去ってしまったため、『紅茶畑のもと』を写真に収めることはならなかった。
■山吹 冠木 > 「……!?」
目の前の光景が信じられない。
メイドさんが容器の中身を飲んだと思ったら、
いきなり若木がわさわさと生え始めた。しかも規模が結構大きい。
「あー、また!?」
挨拶が届いたかは分からないが、これはどうしたらいいか
■自販機 > (茶は徐々にコンクリートを穿り返して自然の状態へと還していく。ゴミ袋も蹂躙された。古びた家の表面に茶が生えていく。
一口分しか飲まなかったせいか、ゴミ捨て場と家一軒を丸々飲み込んで増殖は止まった。
もしすべて飲んでいたらどうなるかはご想像にお任せします。)
「ブーン」
(自販機は待っている。茶はやすくらいなら大丈夫に違いないという自信に満ち溢れている)
■薬師寺 瀬織 > 「……ふむ」
家一軒を飲み込む程度まで茶が増殖する様を見て、瀬織は確信した。
「今のでわかったわ。どうやら完全に無害というわけではなさそうね」
瀬織の鋭い眼光が自販機を射抜く。
だが彼女に、今すぐこの自販機をどうこうしようという意思はない。
今回はあくまで起こった事実を記録し、報告書を作成、必要あらば保健課として生徒への注意喚起を行うつもりだ。
■山吹 冠木 > 「…………」
この後始末は……まさか町中で燃やすわけにもいかないから、
少しずつ伐採することになるのだろうか。
というかそれしか考えられない。
その上でコンクリの敷設し直しの連絡など、
正直頭の痛くなる話だ
■自販機 > (鷹の目を思わせる鋭い視線に自販機がぴくりと身じろぎ
しない。無機物だから。
望もうと望むまいとお金には対価を支払うだけのことなのだ。茶の増殖で常世財団の貴重な人件費の一部が吹っ飛ぶことになることについてはノーカウントの方針。資本主義は穴を掘って埋めなおす構造らしいですしお寿司)
「ブーン」
(いつものように逃げられないので止まったまんま。
このいいんかいのひとこわい)
■薬師寺 瀬織 > 「ありがとう、山吹君。おかげでいい情報が得られたわ。私は報告書を作って生徒に注意喚起をするつもりだけれど、山吹君はどうするつもりかしら」
瀬織は山吹の方に体ごと振り向き、彼からの情報提供に感謝しつつ問いかける。
振り向いた際、瀬織のバストは横方向に大きく揺れた。
■山吹 冠木 > 「ど、どういたしまして?
といっても、覚えてること言っただけですけど」
この人本当に凄いなー、と思ったがそれは何も言わない。
自分が言うべきではないことだろう。多分。
「あー、少し茶畑を見てから、一旦寮に戻ります」
試験も近いですし、と言いつつ
■自販機 > (お茶畑の中に佇む自販機は身じろぎひとつしないで待っている。お金いれてくれないとレスポンスできない性質的なもののせいに違いない。
報告書を作って警戒されては販売がやりにくくなるかもしれない)
「ブーン」
(低音を鳴らす。ほかにセリフがないかなしさ)
■山吹 冠木 > 「…………」
自販機の様子を見て……何となく、財布から千円札を取り出すと、自販機に投入した。
部屋に居るあの空き缶も、仲間? がいれば落ち着くのではないかと思ったらしい
■薬師寺 瀬織 > 「そう。じゃあ、私はそろそろ失礼するわね。他の仕事も試験勉強もあるし、今日の調査はこのくらいにしておくわ。じゃあね、山吹君」
山吹の言葉に応えた後、銀色の右手を振り、山吹に別れを告げる。
自販機に千円札を投入する山吹の様子を、やや不安げな瞳で見つめ。
瀬織は紺色の髪をなびかせ、豊満なバストを揺らしつつその場から去っていった――
ご案内:「商店街」から薬師寺 瀬織さんが去りました。
■山吹 冠木 > 「あ、はい。また委員会で」
去っていく薬師寺の後ろ姿に軽く頭を下げた。
実務的な部分で同じ委員会のメンバーに会ったことはあまりないが、
あるいはまた話を聞くこともあるかもしれないと思いつつ。
■自販機 > (おむねの豊かな女の人がいった。
委員会に目をつけられて張り紙でもされたら困る。とはいえ対抗手段がないのであった。
とにかく、
何だっていい! 逃げ出すチャンスだ!
逃げ出そうとして1000円札をねじ込まれる。ブブブと音を立てて1000円札が中に入っていく。がたんごとんと音を立てて自販機が振動すると、例の如くにゅっと足が出てきた。ペットボトルに手足を生やしたような存在。
『キャッチミー!!!!!!!!!!!』。
逃げずに胡坐をかいている。性格で言えば正反対。飲料の色は虹色。製造は常世財団保健課。)
■山吹 冠木 > 「…………」
予想外にも程がある。
まさか、本当に同類が出るとは思わなかった。
つかキャッチミー!!!!!!ってなんだ。凄い主張してるぞ。
しかも 中身は……虹色……?!
表記された製作元が作ってるとは考えにくいが、
ひとまず回収しようと手を伸ばした。
■自販機 > (ボトルは山吹の手にがっしりと収まるとぎゅっと抱きしめていく。ボトルが手を抱きしめている様はあまりにシュールすぎるだろうか。逃げていかない限りマシと言える。
もし飲料を飲んでしまったのであれば―――虹色だけに、すごい結果が待っている。もしかするとダメージを受けるかもしれないし、目からビームを出せるようになるかもしれないし、手から蜘蛛の糸だしたりなんちゃらセンスを身に着けるかもしれない。
ニゲルナライマノウチ……。
ずるっと音を立てて自販機が滑っていく。ミチミチと茶の木々をなぎ倒しながら角を曲がって――姿は見えなくなった)
ご案内:「商店街」から自販機さんが去りました。
■山吹 冠木 > 「…………」
なんか、手にペットボトルがしがみついている。しかも離れない。
それに気を取られたわずかな隙に、自販機逃走したようだ……
いや、まさか、自力で移動するとは。
幻覚かと思ったが……なぎ倒された木が、それが現実と証言していた。
ひとまずは…………
「中はまだ飲めないな……」
何があるか分かったものではない。
取りあえず、試験が終わるまでは手をつけるべきではないだろう。
そう考えながら、静かにその場を後にした。
ご案内:「商店街」から山吹 冠木さんが去りました。
ご案内:「商店街」に天導 操さんが現れました。
■天導 操 > 【片手袋を持って、ほくほく顔で歩いている…どうやら、書店でお目当ての物は手に入った様で】
■天導 操 > 【と、ここで小さくお腹が鳴る…少し不思議に思って、視界に入った時計塔の時刻を確認して、】
ん…って、もうこんな時間…いっそこのまま、商店街で外食しちゃおっかなぁ?
■天導 操 > んー…と言っても、何処のお店が良いんかねぇ…
【少し考え込んでいる様で】
■天導 操 > 【さてさて、一時間後…とあるラーメン屋から彼女の姿が出てくる またまた満足そうな顔をして伸びをしたあと、再び歩き出していく…】
ご案内:「商店街」から天導 操さんが去りました。