2015/07/09 のログ
■カミュー > 「サプライズか。それもときによりけりだが…
例えばひとつはいま選んでサプライズに、もうひとつを頼って似合うのを選ぶ手伝いをしてもらえばいいでござるよ。」
ふむふむ、と頷いて。
…やはりそれなりに意識しているように見える。
「慣れた衣装であればセンスの問題も多少はやわらぐだろうしな。
拙者も不慣れな地だとどんな服が浮かないのかなどさっぱりでござる。」
巫女衣装に西洋鎧に羽織とかもはやどこに行っているのか。
なぜか自信ありげにそう答える。
「まさかあんなことになるとは…。騎士として不覚でござる。
とりあえず分かってもらえたならば、それでいい。」
ちょっと肩を落とした様子で、同情を素直に受け取る。ほろり。
■久喜棗 > 水着はひとつ有ればそれで十分だろうと、女子力の低下した考えを持つ棗にとってその考えは盲点であった
「なるほど、確かにそれならば二兎を追えるな
まぁいずれにせよ奴に頼むのはまた今度ということになりそうだのう
流石に明日には間に合わぬし」
カミューの頷きを不思議に思いながら一人計画を立てる
「ああ、お主はその……不思議な格好をしておるよな」
なるべく言葉を選んでそう表現する
とはいえ普段異邦人街で暮らしてる棗にとって妙な姿の人間は日常茶飯時に見かけるが
そもそも人外の者も多分に多い
「そもそも日常的に鎧を着込んでおって疲れはせぬのか?
ファッションで着るようなものでもなかろう」
ふと浮かんだ疑問をカミューへと投げかける
もしかすると魔法の力やら何やらで鎧を着ていても快適なのかもしれないが
「そうか…思い出させて悪かったのう…」
ほろほろがっくりとした様子のカミューの背中を慰めるようにポンポンと叩いた
■カミュー > 「…いや、大丈夫でござる。
それ以来なかなか会えていないのが心残りではござるが。」
へこむのを慰められて、気を取り戻す。
楓にはあれ以来…いや、いろいろとうわさだけは耳にしているが。
振り払うように頭を軽く振って。
「ははは、こっち出身のお主ならそう言うだろうな。
故郷でも一般的…ではないか。それなりに意味はあるのでござるが。」
一般的な普段着ではないが、巫女衣装とか鎧とかは意味無く着ているわけでもなく。
とはいえ説明しづらいので苦笑してみせる。
「一応騎士…聖騎士だから、鎧がないと格好がつかないでござるよ。
最近は物騒なことも多かったし…そう考えるとやはりそうそう拙者が水着になる機会はないでござるな。
いや、水着の上から鎧を着ればいいかもしれんか。」
全身鎧ではないのでそこまで不快でもなく。快適と言うよりは着慣れたというほうが近いだろうか。
水着鎧を着用する己を想像するように、少し上に顔を向けた。
■久喜棗 > 「そうか…まぁお主が大丈夫というのならば心配はいらぬな
…この学園はやたら広いからのう
同じ学園の生徒でも意外と会えぬものよな」
と、自分もまた会おうと言ったきりしばらく会っていない知人たちの存在を思い出しながら
「ふむ、儀式用の服といった所かな?
しかし騎士にしても、少なくともこちらの騎士は日常的に鎧をつけているわけではないがのう
まぁ常に身につけることで常在戦場の心を持つといった者もいないではないが」
カミューの鎧をじっと観察する
確かに全身鎧ではない分いくぶんか普通の鎧よりは楽そうだ
「だが流石に鎧で海に入ったらお主、溺れるぞ?」
とクスリと苦笑しながら答えた
■カミュー > 「貴女も会えない人が…いや、あの時も待ちぼうけだったのに聞くのは野暮でござるな。
電話くらい持ってないでござるか?」
周囲を見回して…水着からだいぶ話題が逸れつつあるような気がしつつ、電気屋の場所を思い浮かべる。
「うむ、儀礼用…こちらの巫女服に似ているのかもしれないでござるな。
鎧は一応軽量化もかけてあるので多分大丈夫でござるよ。
ほら、こちらでも鉄の船が平気で浮かぶし、飛行機だって空を飛ぶだろう?」
金属だから沈むという常識を否定するのに定番の台詞を引用しながら。
「それにいざとなれば水の上も歩く気概がなくては騎士など。」
冗談めかして…本気かどうかはわかりづらい。
■久喜棗 > 「電話…は持っておるよ?
ああ、会えないといったのは蒼狗の事ではないよ
一度会ったきりの者が結構おってなぁ…今頃何をしておるのかとたまに思い出すのだよ」
スマホを取り出しながらそう答える
知人に進められ買った物で、逆に言えばその時勧められていなければ今でも無かっただろう
スマホを勧めてくれた知人の顔をふと思い出す
「おお、そうじゃ。せっかくだからお主の番号も教えてくれぬか
実際使うかはどうか別として、知っておいたほうが便利じゃろ?」
と自分のプロフィール画面をカミューへと差し出す
「……ああ、それとも逆にお主がこういったものを持ってなかったりするかな?」
異邦人とはいえこれがないと現代生活は不便だろう
そんなことを考えながらカミューへと尋ねてみる
「ううむ、まぁ確かに左の足が落ちきる前に右の足を繰り出せば理論上は水面を歩けるがな…
儂はできるが…お主は一応普通の人間じゃろう?」
冗談と受け取ったものかどうか判じ兼ねて苦笑する
■カミュー > 「なるほど、居場所や連絡方法を聞きそびれるとなかなか会えないでござるな…。
男子寮住まいなら伝言を頼むという手もあるでござるが。
ああ、拙者もこちらでは長いでござる。さすがにあるでござるよ。」
腰のベルトポーチから同じくスマホを取り出して、ちゃちゃっと番号を交換する。
旅行のときに扱うこともあり、もうだいぶ慣れている。
「出来ねば水上戦闘ができないでござるよ。
こちらでも確か…水蜘蛛などという技であったのではなかったでござるか。」
それは忍者だし道具がいる…けど、フィクションも多いためやや誤解が。
とりあえずカミュには騎士の技扱いらしい…。
そんな答えを真面目に返しつつ、適当に水着を選ぶ。とりあえず男物のトランクスタイプを手にとって。
■久喜棗 > 「ううむ、何処に住んでおるかもわからぬでなぁ
まぁよいよ、その内会うこともあるだろう。無理して会うほど何か喫緊の用事があるわけでもないしのう
それに…多分自分の用事で忙しいのじゃろう」
情報共有を終えスマホを返してもらい、懐に戻す
「冗談でなく本当に出来よるのか!?
もしかしてお主ただの人間ではないのかのう…」
驚き声で答えを返す
自分のような人外や、そういった異能者ならばともかく
性別以外は普通の人間に見えていたため驚きを隠せない
「水蜘蛛は忍術じゃ、ハバキなら出来るかもしれんが…そもそも体術のたぐいではなく道具の名前じゃぞ?
こう、丸くて板状のな……」
言葉に加え身振り手振りで水蜘蛛の説明をする
カミューが男物水着を手にとったところで横から声をかける
「……お主は男ではあるが、それは似合わぬのではないかな
股間にパッドでも挟んで女物の水着を選んだほうが良いのではないか?
パッドなら確か…スポーツ用品の店ならば置いてあるはずじゃ
だから、この店でも探せばあるじゃろうて」
■カミュー > 「そうか。
確か…袖振り合うも多生の縁、だったでござるか。」
納得しつつ、あっているかどうかよくわからない故事を得意げに引き合いに出して。
「拙者に限ればただの人間…ではたしかにないかもしれないでござるが。
聖女の力はそう言うものではないし…騎士としては普通でござるよ?」
聖女に選ばれた立場は特殊で、出生も含め普通とはもはや言いがたい。
ただそのことは身体能力には影響がないため、首を捻る。
ただ単に異世界由来のファンタジーな身体能力をしているだけなのだ。地球では非常識とも言う。
「ニンジャならこうスイトンで…道具?
ああ、見た覚えがあるでござるな…でもほら、それも忍術でだせるんだろう?」
そういった忍術道具も観光のときに見たことはある…が。
最近のニンジャはシュリケンを空中で生成するから誤解が加速するだけだった…。
水着を手に取ったところをとめられて。
「そうでござるか?
おぬしと同じようなものだと少々不安があるのでござるが…。」
先ほど見せられたビキニなどを思い出し、うーんといった顔になる。
そうだ、と思いついて。
「こんな感じの水着があれば助かるのでござるが。」
と、久喜さんにそっとスカートを捲り上げてその中身を見せようとした…。
なお、中身は下着の上にスパッツ、さらにその上にホットパンツと完全防御だ…はたから見るとすごい画面になりそうだが。
■久喜棗 > 「縁があればまた会うこともあろう
もう一つこちら風に言えば、一期一会というやつじゃな」
袖振り合うも多生の縁、はちょっと違う言葉だが
感覚的に合ってなくもないし、いちいち指摘するのも無粋というものだろう
「ふむ…なるほどのう
やはり異邦人だけあってこちらの人間とは大分違っておるのだな
こちらの人間は普通は水面など走れぬよ……中国拳法を習得してる場合は別として」
興味深くカミューの身体を見る
こんな細身でどこからそんな力が出るのかと思ったりもしたが
そもそも自分からして身体に似合わぬ力が出るのだ、自分が言うことでもないだろう
と見るのを止める
「……お主は忍術を、いや忍者を何だと思っておるのだ?
いや…あながち間違ってはおらぬが
だが多分それができるのは忍者ではなくニンジャだと思うぞ」
忍者とニンジャは違うと主張したかったが、多分理解はしてくれないだろう
「確かにパットも万能ではないしのう…よくずれたりするし」
とカミューと共に悩んでいた所にいきなりスカートの内側を見せられ顔を赤くし
どぎまぎとしながら遠慮がちに横目でスカートの中身を見る
「そ、そうだのう……どちらかというと競泳用水着にはなるがパンツ型の水着もないわけではないな
ああ、後はそうじゃパレオなどどうじゃ?
ゆったりした布で隠せばお主のその…もっこりも目立たぬと思うぞ?」
ぎこちなく赤面しながらそう提案してみる
■カミュー > 「そうでござるか?
ああ、やはり戦闘専門でないとダメなのでござるな。お主もできるんだろう?
…おや?貴女も実は戦闘職の類でござるか。」
フィクションを否定する…にはそのフィクションの世界から来すぎていて。
どこまでが幻想かを判断するには難しい。そんな混乱の中変な思考に至りつつ。
「忍者はええと…まず裸になるほど強くなる…?
ニンジャ、でござるか。」
口に指を当てて思い出すように。すさまじいところから出てきた。
「…!?
え、そのそんなに目立ってたか。」
もっこり、と言われて中に不備でもあったのかとスカートをばっと戻して恥ずかしがる。
そんなに大きくないし、ホットパンツで一応見た目男女分からない程度に偽装はしてあったのだが。
「パンツ型に、パレオ…だな。うん、うん。」
まだ頬を赤くしたまま、相手の説明にこくこくとただ頷く。頭に入っているかどうかは謎だ。
■久喜棗 > 「いや…儂は人間ではない、鬼だからな
だが人間で水面を歩けるのは儂が知るかぎり武術を極めたごく一部のものだけじゃな
お主と話しておるとどうにもファンタジーと現実の垣根が薄くなるのう…」
困ったようにはははっと笑う
「脱げば脱ぐほど強くなるのはもはやニンジャですら無いと思うぞ
それはもう、聖闘士とか、そういう人種じゃろう」
慌てて手を振りカミューの言葉を否定する
「い、いやそこまでもっこりはしておらんかったぞ
ただやはりお主が男と聞いてからまじまじと見ると何となく立体感があるように感じられてな…
まぁ多分気のせいじゃ、うむ」
スカートを下げ恥ずかしがるカミューにたいし気まずそうに視線を外す
「う、うむ。パレオはよいと思うぞ
少なくともビキニよりはずっと面積を隠せるからな
その上トランクスよりもよほど女の子らしいから、お主にも似あうと思うぞ」
話題をずらすようにそうまくし立て、カミューの意識を水着の話題に持って行こうとする
■カミュー > 「妖怪で鬼と言うのは聞いたでござるが、種族の話だろう?
鬼でもほら、立場と言うものがあるのではないでござるか。」
以前会話したときに鬼とか妖怪とけいだとかそう言う話はした…が、
エルフだとかドワーフだとかと同じように考えているようで。
「こちらでは当たり前のことがファンタジーだったりして、現実というものが分かりにくいでござるな。
第一学園には怪獣も変身ヒーローも、そしてさきほどのハバキ…とかいう忍者もいるのでござろう?
門が開いてから垣根の門もその意味を成さなくなっているのだろうよ…。なるほど、聖闘士は脱ぐのでござるな。聖騎士と似ていて親近感湧くジョブ名でござる。」
困ったような相手にそうまともに答えて…まともに聖闘士を間に受ける。
いずれ会いにいくとかしそうだ。
「そ、そうか。よかった。
そう言うつもりでは…その、なくてでござる。」
実はちょっとどきどきしたとか、なんだか背徳感が…なんて感情は隠して。
息を何とか落ち着かせて顔の赤みを消そうとした。
「なるほど、じゃあ適当にいくつか見繕うとするでござる。」
それなりのデザインのものを複数こちらもカゴに入れていったりしながら。
買ってから試すつもりのようで、ぽいぽいと遠慮なく放り込む。
■久喜棗 > 「立場?ふむ、立場のう…
儂は他の鬼と群れたりはせぬからな
誰かの下についたりしたことはないが、組織の長になったりしたこともないよ
いっとき他人とともに過ごしたことはあるが、他の時は基本で一人じゃったな…
お主の言うとおり組織だって役割分担している鬼もいるにはいるが
どちらかと言うと珍しいほうじゃぞ?」
もしかして鬼とオークやオーガを混同していたりするのだろうかと疑問に思いながら返事を返す
「うむ、門が開いてからというものの常識というものはどうにも役に立たなくなってしまったな
儂は非常識に属する身だが、そんな儂ですら常識外の者がごろごろいよる
……流石に目の前に破壊神が来た時には目を疑ったが」
冷や汗を流し破壊神の姿を思い浮かべる
あんな者も居るということはこの島は相当際どいバランスの上で成り立っているのだろう
「(聖闘士は冗談のつもりだったが、まぁ言わぬほうがいいだろう)
まぁ少しは出っぱっておったが、言われなければわからぬ程度よ」
と照れて横を見ながらそう答える
言われなければわからないということは、つまり言われてみればわかるということなのだが
「おお、お主豪快に買っていくのう…
前も少し思ったが、もしかしてお主懐に相当余裕が有るのか?」
無造作にかごに商品を投げ入れていくカミューを見て、ふとそんな疑問を口に出す
■カミュー > 「つまり普通の鬼なんでござるな。
いっときだけとは寂しいでござるな。だって今拙者といるし、他にも知り合ったひとはいるのでござろう?
うーん、長と言うか拙者のは己を何と想い定めるか、という考えかただが。
いや、立場と言う言い方だとそうなるか…ええと、そういうのをなんといったか、たしか…。」
語尾がおかしいのは多少言葉に不慣れなところがあるからで。
少し悩んで…
「…ぼっち?」
ジョブ名:ぼっち。
失礼だとはいまいち分かっていないような表情だった。
「破壊神か。
魔に属する類なら拙者には得意な相手なのでござるが。」
魔物だけでなく魔に分類されれば特攻がつく。見ぬ相手を睨み通すような、鋭い視線をして見せて。
いくつか水着を見繕うと…結局男性用もいくつか入れた…相手の問いかけに振り返り。
「立場に伴う収入と言うものがあるので、確かにこちらでいうとそれなりに裕福ではござるな。
以前言った高級寮に入れるぐらいにはあるでござる…せっかくだ、お主の分も払ってしまうでござるか。
なに、一着や二着たいしたことではないでござる。水着を買う機会への礼程度と思ってもらえれば。」
そう言って、相手のかごも受けとろうと手のひらを見せるように差し出した。
そして渡す渡さないに関わらず自身の分を、渡してもらえれば相手の分も支払いを終えてしまうだろう。
■久喜棗 > 「ああ、何の変哲もない普通の鬼じゃ」
実際は自分の意志で鬼を増やす事が出来るため普通の鬼とは言いがたいのだが
それは今のところ誰にも言わずにいるため言及はしなかった
「ああ、もちろんこの島に来てからは違うぞ
色々な人と知り合い関係しておるよ…昔の儂では考えられんかったほどな」
なにか言いたげに言葉を選んでいるカミューを見てしばし相手の言葉を待ち
出てきた言葉に表情は笑みを崩さないものの、声のトーンをやや落とす
「……ん、そうじゃな」
短い同意の言葉を、口から零すように呟いた
「うーん、お主がどれだけ強いのか知らぬが
破壊神といえど暴れまわってるわけではない、無駄な争いは避けたほうがよかろう」
カミューの自信を見る限り彼も相当な力を持ってはいるのだろう
だが戦うばかりが勝ちへの道筋ではない、なだめるようにそう窘めた
「ふーむ、そうじゃな。ここで断るのも無粋というものだな…では頼むとするか
だがこの礼は後でちゃんとさせてもらうとしよう
借りっぱなしは何となく気分が落ち着かぬでな」
そう言ってカミューへとカゴを手渡す
■カミュー > 普通か、普通でないかなど知らないし、そんな特性もカミューはしらない。
ただ、彼にとって鬼族の一般人、の基準が久喜さんになっただけの話。
「よかったでござる。拙者も友人のつもりであるしな。
確かに今の貴女だとひとりなどと想像しづらいでござるな。……あれ?あ、あれ…?」
同意はしてもらったものの、声のトーンが低い…流石にその様子の変化には気づかぬこともなく、ややおろおろとする。
「拙者はそう乱暴者でもないでござるよ。
ただ貴女が冷や汗を浮かべていたようだったから、何かあったのかと。」
積極的に争うと思われていそうな様子を否定して、そう気遣うような声音で意図を答えた。
「あの時もそうだったが、お主は律儀でござるな。
やはりこの国古来ゆえか…?」
受け取ったかごをそれぞれ清算し別々の袋に入れてもらい。
相手の分を渡す。
買い物が終われば荷物も増えたし、帰るだけだ。
ほかに必要なものを思い浮かべながら、出口へと向かった…。
■久喜棗 > おろおろとしたカミューを見てハッとし
にーっと片方の口を指で引っ張り笑顔を作る
「ああ、気にするでない儂は大丈夫じゃよ
ちょっとものを考えておっただけでな
友人か……昔は望んでも手に入ると思ってなかったな、そのようなものは」
少しの間だけ遠い目をして昔を思い出しながら言葉を返す
「うーむ、あやつはまぁ…危険か危険でないかといえば危険だがな
今のところ何かしてるわけでもされたわけでもないから
こちらからわざわざ手を出す必要はない、と儂は思うよ。それだけの話じゃ」
多分な、と言葉を付け足しながら
見た限りは恐らく暇なだけなのだろう彼女は
ならば少なくともこの島にいる限りは彼女の退屈を潰してくれる面白いものはたくさんある
「そのようなものではない、言ってしまえば他人と関わるための口実作りに過ぎぬ
儂に限らず、この国の風習のようなものだがな」
そう言ってカミューの後を追い店を出る
「今日は世話になった、おかげで良い買い物が出来たよ
ではさらばじゃ、次は海ででも会おうか」
ペコリと小さく礼をすると自分の家へと続く道を歩いて行った
■カミュー > 「そうか…。」
今後は言わないようにしよう、と学習しつつ。
昔に思いを馳せる相手を興味深そうに見つめる。
破壊神のことや風習についての説明を聞きつつ。
「ああ、折角買ったし楽しみにしておくでござる。」
と答えて、自身も帰路へついた。
ご案内:「商店街」からカミューさんが去りました。
ご案内:「商店街」から久喜棗さんが去りました。
ご案内:「商店街」に各務 蒼さんが現れました。
■各務 蒼 > スラムから、落第街から一歩踏み出した蒼は明るい雰囲気に圧倒されている。
異能の力で姿こそ見えないだろうものの、気配遮断もついてなければ温度感知もされてしまう。
それでも、自分の姿を見られていない。というのはなぜか安心感があった。
(…バレなければ…必要な時だけ解除して、アレを買いにいくだけ…)
■各務 蒼 > 先日、落第街では手に入らなかった買い物メモの文字をなぞる。
【生理ナプキンかタンポン】
落第街には、ゴムこそ売っていれど、女性向けの用品はレア物だったから。
普通の学生が利用する商店街なら、手に入ると思った。
(……男装してナプキン買いに行ってたら、変態みたいに見られるだろうし)
それと、スラムに住む自分からみれば常世学園の生徒たちは、まぶしすぎて怖いのだ。
それも含めての異能"Active Cloak"を使いながらの、お忍び買い物だ。
■各務 蒼 > (自分の身体を考えればタンポン……)
光学迷彩が剥がれないように、自慢の軽業で急ぐ事もできず。壁際をこっそりこっそりと歩く。
■各務 蒼 > この足取りではおよそ目当てのドラッグストアにたどり着くのすら、時間がかかるだろう。
蒼は、視覚だけをごまかした状態でゆっくりと歩く。
自分にも見えていないが、自分がいるのは判るのは、変な感覚だ。
■各務 蒼 > ふと、ショーウィンドウに写ったマネキン越しに自分の姿を視る。
いや、性格には見えない。何もないのだが、自分は確かにここにいるのだと思う。
(…自分でもゾッとしないなぁ、姿が見えないってだけで、自分の存在も希薄になったみたいだ)
ご案内:「商店街」に天導 操さんが現れました。
■天導 操 > 【今日も一人で商店街を歩く女性…学園から直接出てきたのだろうか 白衣を羽織ったまま買い物袋をもってふらふらとしていると…】
…ん、これって…そっか そろそろ海開きの季節って生徒達も言ってたわね
【と、ショーウィンドウの中のマネキンが来ている水着を見て、そう呟く】
■各務 蒼 > 背後から聞こえた言葉に思わず振り返る。
どうやら自分を見てつぶやいたようではない、そのことに胸をなでおろして。
(……海開きって、なんだ?)
聞こえた言葉を疑問に思った。
■天導 操 > 【一瞬、気持ちの乗った目線を感じたような気がして、周囲を見回すも、特に誰も見ていない…】
…気のせいかしらね?…まぁ、ちょっとだけ見ていくのも悪くは無いかも 海辺の天体観測も良いけれど、せっかく泳げるんだったらアタシも楽しみたいし
【と、そちらへ近付いていく…見えては居ないのだが、はてさて】
■各務 蒼 > ぶつからないように、少しだけ位置をずらす。
見えていなくても、そこには確かに自分の姿があるのだから。
(スラムじゃ感の良い人ばっかりだし、異能者たちが集まってるんだから気休め程度と思ったけど…。旨い感じに見えてないのか……?)
そういう意味では初めて自分の力を体感した。
■天導 操 > 【ショーウィンドウの中を眺めながら、色々考え事をしている様で、ぶつぶつと呟いている…近くに誰かが居るなどは夢にも思わずに】
■各務 蒼 > ……(何をしゃべっているんだろう、大丈夫だろうか)
そう思って聞き耳を立ててみる
■各務 蒼 > 「……」
頭を振る。そっと回りこむように、ぶつからないように退こう。
迷彩が歪まぬようゆっくりと動く
ご案内:「商店街」に天導 操さんが現れました。
ご案内:「商店街」に天導 操さんが現れました。
ご案内:「商店街」に天導 操さんが現れました。
■天導 操 > (今年は、この柄が流行ってるんかな…でも、これだと狙いすぎな気がするわね そろそろいい年齢だし、考えた方が良いんだろうけど、今は趣味の方を優先しちゃうのが悲しい性よねぇ)
【と、こんな事を呟いているようで】
■各務 蒼 > (柄……? なんだろう)
視線の先を視る。ショーウィンドウ、水着を捉える。
が、蒼には水着…という物が下着にしか見えなかった。
スラムから少し歩いても海はあるが、泳ぐというような行為はほとんどしなかったからだ。
「……ほとんど、下着じゃないかそれ」
思わず、声が出てしまう。
■天導 操 > まぁ、確かにここまで肌を見せるとなると、よっぽど自信が………へ?
【と、急に聞こえた声に返事をして…違和感に気付いて周囲を見渡す】
■各務 蒼 > (……あ、ヤバイ。とっさに声が出ちまった…)
慌てて自分の口を抑える。発声は戻らないし、眼前には辺りを見渡してる女性がそのまま見える。
このまま去れば、きっと気のせいにもなるだろうが……。
「……異能者だらけだと思ってだけど、気配を探れない普通の人も居るんだな」
さっきよりも小声でボソりとつぶやく。
■天導 操 > 【小さいながらも、聞こえてしまった声…】
………まさか、そこに誰か居たり…?
【と、適当にアタリをつけて…偶然にも、あるいは『引力』の影響なのだろうか そちらを向いて尋ねる】
■各務 蒼 > 「あー……、流石にバレちゃうよね…」
異能を解く。つば付き帽子を深く被った小柄な少年が突如視界に現れるだろう。
「…でも、最後はこっち見てたし、やっぱり出来る人なのかな。誰も見てないと思って独り言言ってるのは、ちょっと怖かったけど」
■天導 操 > 【まさか、透明化していたとは…方向はなんとなくわかっていたとは言え、突然視界の中に現れた少年の姿に少し驚いて、】
できる人って、何の………って、え?一人言…?そんなに言ってたのかしら…?
【無意識だったらしい】
■各務 蒼 > 「何の……って、ボクの迷彩には気配遮断もついてないから、気配とかやっぱり探れるのかな、って。しっかりこっち向いて喋りかけてきたし」
つばを掴んで帽子の角度を直す。影になっていた顔が少し明らかになって、女性っぽい整った顔立ちが映える。
「……海開きで水着だの、年がどうのって……、言ってましたよ、お姉さん」
■天導 操 > 気配って言うよりかは…アタシに向けられた意識に『惹かれてる』んだと思うわ………はぁ、見事に考えていた事がそのまま口に出ていたみたいね
【と、自らの口の軽さ…と言うよりかは、集中力の高さ故の弊害を反省しつつ】
…それで、貴方ってどうして隠れていたの?そう言う時って、何か悪いことをする前触れと取られても文句は言えんけども
■各務 蒼 > 「それがお姉さんの能力なわけね……なるほどぉ」
うんうんと頷く。なるほど、そういう人なのかと。
「え、いや……、こっちに来るの初めてだから、怖かったんだよ…」
蒼は言葉を選ぶようにゆっくりと言った。
まさか生理用品を少年の見た目の"彼"が買いに行くなどとは、言い切れないが嘘は付いていない。
■天導 操 > 怖かったって…ただの商店街じゃないの
【と、そんな風に聞き返して…すぐに思い直した様に、】
…いや、初めて来たって事は、学生とかじゃなくて、もっと別の立場だったり?
■各務 蒼 > 「……あっち」
スラムの方を指さす。明言をしているわけではないが、なんとなく察せるだろう。もちろんそのまんまの意味だ。
学生かどうかという問いには答えなかった
■天導 操 > ………なるほど
【直接足を運んだ事は無いが、歓楽街で幾らか噂を聞いたことがある…酒場の店主曰く『治安が悪すぎて、まともな思考をした奴はまず近づかない』と言う…その方向にある、それでも人が少なからず生活している『その場所』を】
…で、怖さを圧してでもしたかった事って、一体何なのかしら
【彼女には悪気は無い…だが、自然と、警戒とまではいかないものも、僅かながらの緊張は見せてしまう】
■各務 蒼 > 「……落第街じゃ、見つからなかったんだよ。こっちじゃ普通に売ってるものが。それを買いに来たの。ボクには必需品になるからね」
やや少し拗ねた感じを見せる。
悪気がないのはわかっているが、やはりいい気はしない
■天導 操 > 【と、相手が拗ねた様子になっているのを感じて、こちらがどのような雰囲気になっているのかを察する】
(………駄目 どうやら、相手がどの様な人かを確認する前に、決めつけてかかっちゃってるみたいね)
【一度心のなかを落ち着けて…今度は雰囲気を和らげて接しようとしながら、】
あっちに無いものを買いに来たって…それじゃ、もしかしてアタシが声をかけちゃったのは迷惑だったりするんかな?