2015/09/28 のログ
ご案内:「商店街」にリルー・ロネットさんが現れました。
リルー・ロネット > 「どろん、っぱ。」

真っ黒い渦を空中に生成しその中から
くるりんと一回転しスタっと地面に着地する。
ゆらゆらと起き上がれば少し賑わいのある商店街をきょろりきょろりと、
真っ白フードの中で視線を泳がす。
鼻を利かせて匂いをくんくんと嗅ぐ仕草を見せると。

「おおーぉ・・・・。これはこれは、おいしそーなにおいがするね。」

ごくりと唾を飲む。
何処にしようかなー何処にしようかなーと興味津々の様子で周囲をうかがう。
とりあえず何があるかわからない為、
ぶかぶかローブの裾をずるずる引き摺りながらペタペタを足を進めていく。

リルー・ロネット > 商店街の中をすいすい進んでいく中、
何処からか甘いその匂いでぴたりと足を止める。
フード奥底から瞳をその商店に向けて2回瞬き。

「ふむ・・・、おいしそーな匂い。」

ぺたりぺたりとその商店へと匂いにつられて寄って行く。
自分の背丈よりも大きなカウンターのしたから、

「ちょっといーかい?このおいしそーなのひとつほしーんだけど、もらえるかなー?・・・あれ?」

このおいしそーなのとはアイスクリーム。
しかし背が低すぎて見えないのか、
何処から声がした?といった様子の店主、
すこしムッとしたのかカウンターをばんばんと叩きながら

「こっち、こっちだよっ!これ、これちょーだい。」

やっと気がついた店主に向かってアイスクリームを指差してお願いする。
返ってきた言葉は代金をお願いしますとの事。
こてん、と首をかしげてまるで(?)がついたような感じで呆然とする。

「なにそれ、ないよ?え、無いともらえないの。けちだなー。」

不貞腐れたのか視線を落としてフードを下に向ける、
心のそこより残念そうにぶつぶつ言い出す。

「此処きたばかりなのにそんなのあるもんか、ばーか。」

ひねくれものである。