2016/01/03 のログ
ご案内:「商店街」に真乃 真さんが現れました。
真乃 真 > 商店街の一角に人だかりができている。
人々の歓声となにかを叩く音が聞こえる。

商店街新春餅つき大会。

そこでは奇妙な光景が展開されていた。
真が杵を振るう。餅をついた瞬間には真の異能により杵は餅を突く前の位置に戻る。
つまり、杵を振り上げるタイムロスのない超連続餅つきが展開されている!
延々と振り下ろされ続けれる杵!横にいるもう一人の男は何もしていないように見える
餅に水をつけたり形を整える隙さえ見つけられずにいるのか…しかし、それは違う!

その男が用いる水の魔術こそがこの離れ業を実現させる大きなファクターなのだ!

真乃 真 > 異能と魔術の力を合わせた餅つき。
おそらく常世島以外ではそううそうに見ることが出来ない光景だろう。

ダンッダンッダンッ 「エイッ!」ダンッダンッダンッ

連続で餅をつく音が響く。
初めの方に餅をつくたびに出していた掛け声は餅をつく速さに追いつかずその頻度が減っている。
異能を使ってる分普通に餅をつくよりは疲れないけども餅も五個目となるとだんだんと辛くなる。
相方も集中力が途切れてきたのか餅の形が不安定になってきている。
それでもこれで終わりだ。

ダンッダンッダンッダンッダンッダンッ「エイヤッ!」

餅をつき終わった。
ギャラリーからは惜しみない拍手が送られる。
杵を上に突き出したガッツポーズで答えた。

真乃 真 > つきたてのもちが周囲の人たちに振る舞われる。

それにしてもつきたての餅は上手い。
醤油、砂糖醤油、きなこ、他にも様々な調味料が並べられている。
一般的なものから、この島でないと手に入らない変わったものまで色々とあるが
ひとつめはきなこだ。きなこにしよう。
餅の柔らかい触感、きなこの抑えめの甘さが口の中に広がる。
つけすぎたきなこで少しむせるが気にしない。
もしかして自分の異能はもしかして餅をつくためにあるのではないのだろうか?
そんなことを考えながら二口目を食べる。

真乃 真 > 多分そんなことはないだろうけど。
自分の考えを否定しながら三口目。
そうこうしていると近くで餅を喉詰まらせた人がいるとの声がきこえてきた。

「なんだって!それは僕のハイムリック法を見せる時が来たようだね!!」

もちを急いで食べきり詰まらせたという人の方に駆けていく。

…結局その人は無事助かった。

ご案内:「商店街」から真乃 真さんが去りました。