2016/05/08 のログ
陽実 凛 > そんな都合よく来店するお客さんがいる訳ありませんでした。

このままここにいても、ラーメン店だとかろうじてわかるだけで、ルールがまるでわからない。
店内の空気が重く感じる。部外者っぽい空気です。

扉を出来るだけ自然に開けて、店外へと逃げました。

あのお店は経験者がいないと無理です。
そーゆー場所です。
お店を出た後、別のお店を目指してダッシュ。

「空気、空気が辛い」

涙こそ出てなくても、声がちょっと泣きそうになってました。

陽実 凛 > お肉屋さんに逃げ込む気持ちで駆け込んで、持って帰れそうな揚げ物を見てみます。

油のパチパチって音が奥からするから、きっと少し待てば揚げたてのから揚げかメンチカツ辺りが買えるでしょう。

待ってる間に店先で店番してるおば、もといお姉さんに、

「今何を揚げてますか?」

と聞いてみました。

『今は芋天だねー。』

「えっ?」

ちょっと後ろに下がって店名見上げて見直します。
何度見直しても精肉店でした。

陽実 凛 > いもてん。

揚げ物にあると美味しい。
でも芋天とおにくだけだときっとおにくだけより満足できない。

狐色に揚がった芋天がお店の奥から運ばれてきてショーケースに並べられる。
芋の甘い香りが漂うと食べたくなるけれど、がまん。じゅる。

「い、いもてん1袋とから揚げ一袋下さい。」

我慢できずに買っちゃいました。
今日はこのまま食べ歩いて帰る事にしました。


慣れない道で帰り道を何度か間違えちゃいましたけど。

ご案内:「商店街」から陽実 凛さんが去りました。