2016/07/01 のログ
ご案内:「商店街」にルギウスさんが現れました。
■ルギウス > 商店街の一角にある空間に小さな屋台を用意した男が一人。
商品は蕎麦万歳と綺麗に刺繍されている御守とか。
明らかに異世界の聖印とか。
目玉商品なのだろうか、目立つ場所にハート型レンズのサングラス。
近くには綺麗な筆跡でスケッチブックが立てかけてある。
『透視メガネあります』
■ルギウス > 屋台のすぐ横に椅子に腰掛けて、優雅なティータイム。
胡散臭さに拍車がかかっている。
なお、蕎麦御守400円
とぎれた逆五芒星のペンダント 1000円or10000円
透視メガネ 2000円、5000円、7000円
他にも、何か言えば出てくるだろう。
■ルギウス > 「強気の値段設定すぎましたかねぇ?
昨今の学生でしたら、がんばれば手が届く値段だと思っていたのですが」
そもそも欲しいと思うようなものを販売してください、先生。
■ルギウス > なお、御守はジョークアイテムではあるが それ以外は基本的に本物のマジックアイテムである。
見た目が完全にアレなだけ。
「……たまには、玄米茶もいいものですねぇ」
ああ、日差しが強い。
■ルギウス > お茶を飲むのも飽きたのか、懐から少し小ぶりの角笛を取り出して磨き始めた。
品としては真新しいそれなのだが、魔力を感知できる人物からすれば正気の沙汰とは思えない量の魔力を帯びている事がわかる一品である。
「やはり、もう少し見た目にもこだわりたかったですねぇ……。
間に合わせは風情が足りません」
■ルギウス > 「異界の魔王が遊んでいるおかげで、私の地獄炉が目立たなくて何よりですよ。
勘のいい方は気がついていらっしゃるようですけれどねぇ。
さて、この島の『セイギノミカタ』さんが本腰を入れてくださるのはいつになるやら。
まぁ、待つのは慣れていますし魅力的な舞台の多いこと多いこと。
私は横合いからちょっかいをかける程度にしておきましょうかねぇ?」
くくくと笑う。
本当に退屈とは縁の無い島だ。
できれば長く楽しみたいと願う。簡単に壊れてはつまらないのだから。
■ルギウス > 「ふむ……」
ペンを取り出し、値札を書き換えていく。
なんと一気に値段が1/10になった。
ただし蕎麦御守だけはかたくなに400円を維持している。
「趣味の販売ですしね、儲けは度外視です」
■ルギウス > 「……どうやら、日取りが悪いようですねぇ。
今日はここらにしておきますか」
そうと決めれば店仕舞い。
指をパチンと鳴らしたならば、舞台が暗転カーテンコール。
ご案内:「商店街」からルギウスさんが去りました。