2017/01/24 のログ
ご案内:「商店街」に真乃 真さんが現れました。
真乃 真 > 『ひったくりよ!誰か捕まえて!』

商店街に響く悲鳴!
見ればそこには倒れた女生徒とカバンを抱えて走るサングラスの男。
恐らく何らかの異能かもしくは魔術か人間離れした速さで男と女子生徒の距離は開いていく!

─ああ、無慈悲にも女生徒の荷物は奪い去られてしまうのか!

──力のないものは一方的に蹂躙されてしまうのか!?

否!この島にはそれを許さない者たちがいる!
例えば風紀委員、例えば公安委員、例えばその進路に飛び出した一人の男。
白く異様に長いタオルを靡かせたその男だ。

真乃 真 > 「ああ、そこまでだぜ!そこまでだとも!
 ここに僕がいたのが運の尽きだ!というか実際に運ないのは取られた子だよね!
 さあ、早く返して謝るんだ!今ならまだ多分そこまで怒られないと思うんだ!」

無駄にカッコいいポーズを決めながら説得にあたるもサングラスの男は速度を落とさない。

「おっと、どうやら説得には応じてもらえないみたいだね!
 君がどんな事情でこんなことをしているのかは知らないけれど!
 もう少し、人に迷惑をかけない方法を考えた方が良いね!
 とりあえずそのカバンはあの子のものだろ?返させてもらうよ!!」

…それは一瞬だった。
凄まじい速さで走るサングラスの男と真が衝突し、身体強化魔術を使っていたサングラスの男は真を吹き飛ばし。
面白いぐらいに回転しながら真の体は宙を舞い!地面に優しく落下した!

「あああああああ!!何て力だ!ま、まるで原付に轢かれたぐらいの衝撃!いや、轢かれた事ないけど!
 僕じゃなかったらきっと大怪我していただろう!!僕でさえぶつかった時に打った胸の辺りが痛いくらいだ!」

地面にうつぶせに倒れたまま走り去る男を見る。
うん!ぶつかっても殆んどぶれてない!強いな!
…ちょっと追いつくのは難しそうだ!