2017/08/04 のログ
ご案内:「商店街」に笹貫虎鉄さんが現れました。
笹貫虎鉄 > ――夕刻の商店街。学生街の街並みとはまた違った空気。地元民の生活感を如実に感じられる場所。
一人、その商店街を歩く茫洋とした空気の男。年は16,7歳くらい。中肉中背に見える風体。
ただし、全体的に何処か空虚というか快活さや健やかさが感じられない。
かといって陰気でもなく…強いて言うならば、何処か浮世離れしている。

「……いけね、商店街に何をしに来たんだっけか」

唐突に足を止めて呟く。その口調は淡々と感情が篭らず、まるで機械音声の棒読み口調の如くで。

笹貫虎鉄 > 「……まぁ、いっか…多分大した用事じゃない」

そう結論付けて歩みを再開する。学生街の賑わいも悪くないが、下町情緒的な空気を感じる商店街もそれはそれで。
ブラリブラリと行く当ても無く気儘に歩く。目的が無ければそれはそれで散策するだけの事。

「……この辺りの街並みは本土とそんな変わらない…と」

無感情な視線を周囲へと向けながら呟く。だからこそ馴染みがあり地に足が付いた感じがする。

笹貫虎鉄 > 歩きながら、美味そうな匂いの漂う惣菜店やちょっと年季の入った書店、古めかしい物が店内にひしめく骨董店等を眺めながらも通り過ぎる。

「……まぁ、こういう平和的な光景が一番か」

ぽつり、と呟く独り言に感情らしきものは乗っていない。ただ思った事を淡々と口に出しているだけのような。
それに、平和的な光景で色々蠢いているのはここも本土もさして変わらない。

笹貫虎鉄 > 「………帰るか」

まぁ、適当に散策するだけでも気分転換とやらにはそれなりになる。
欠伸を一度噛み殺しながら、億劫そうに方向転換をして学生街にある自室へと歩みを向けるのだった。

ご案内:「商店街」から笹貫虎鉄さんが去りました。