2018/06/10 のログ
ご案内:「商店街」に暁 名無さんが現れました。
暁 名無 > たまには食べ歩きというのも悪くないな。
昼過ぎに起き抜けでそう思った俺は、いつもの外出用カジュアル一式で商店街に来ていた。

そして一足早い真夏じみた熱気に、うんざり極まれりって感じになっている。

「あっつ……まだ梅雨入りしたばかりだよな?」

三本目のアイスキャンディーを口に突っ込みながら、俺は空を見上げた。
梅雨晴れと呼ぶには些か強過ぎる日光が、比喩でなく突き刺さってくる。
しかしながらこんな日でも商店街は活気に満ちていた。

暁 名無 > 往来を行き交う人々を眺めながら、棒のみになったアイスキャンディをビニール袋に突っ込んで胸ポケットにしまう。
ゴミ箱を見掛けたら捨てよう、と思ってはいるものの、テロ対策か何なのか、一向にゴミ箱が見つからない。

そうこうしているうちに胸ポケットには三本のアイスキャンディの棒。
そろそろ見た目も悪くなってきてるので早いとこ棄てたい。

「が、そんな事を思いつつ新たなアイスキャンディを開封するのであった。めでたしめでたし。」

木陰で足を止め、小気味よい破裂音と共に現れたアイスキャンディを口へと運ぶ。
しかし茹だる様な暑さだ。脳みそ煮上がっちゃうよ。

暁 名無 > 「さて、そろそろ飯処でも決めるか」

商店街に来てから1時間。ずーっとアイスキャンディばかり食っている。
よく考えてみりゃ昼過ぎに起きてそのまま出て来てるから、朝昼の2食を抜いてるわけで。
流石に腹も減って来るというもの。

「何食うかなあー うどん……うん、うどんだ。うどん食おうどん。」

木陰から出れば、また容赦ない日の光に晒される。
スリップダメージみたいな体力の削られ方をされつつ、俺はうどん屋へと足を向けるのだった。

ご案内:「商店街」から暁 名無さんが去りました。