2018/08/14 のログ
ご案内:「商店街」に暁 名無さんが現れました。
暁 名無 > 「えーと、食料と生活雑貨と……うん、おっけ。」

日の傾いた商店街を、想定より多くなった荷物を抱えて俺は歩いていた。
西日がきつく暑さもかなりのものだが、まあ、それも覚悟してくると案外過ごせるレベル。
それでも大幅に睡眠時間の減っている身体で歩くと、思った以上の体力が消耗されていって、

「ふいー……ちょっと休憩ー。」

こうして三度目くらいの休憩をするべく、ベンチに腰掛けたりもしたりしている。

暁 名無 > 道行く生徒たちに軽く声を掛けられ、それに応じたり。
のどかな休日の昼下がり──に見えるのだが。だーがー。

「この後も研究室にカンヅメですよー……ハハッ」

思わず裏声で笑っちゃう様な現実が待ち構えていたり。
せめて一日でも早く事態の収束を願って動き回るしかないのだ。
……動き回るっても、ほぼデスクワークなんですけども!
いい加減目から肩から腰までいわすぞコノヤロー。 

暁 名無 > ──さて、休憩も十分にとったし。

「はー……どっかに逃避行出来りゃ良いんだけどなあ。」

逃げたらすごく怒られる。それはもう、減給とか目じゃないくらい。
それに今はささやかな居候も居る訳で、それも放っては置けないし。

「取り敢えず、何か食わしてから着替えを──」

その為に普段行かない様な服屋も行った。
その場に居合わせた女生徒にコーディネートも教わった。
あんな恥ずかしい思いは出来ればもうしたくない。ので、なるべく多く買い込んだ。
……給料が、給料が……

俺は荷物を抱え直し、よっこいせとベンチから腰を上げると、
熱線をぶちまけ続けてくる太陽を睨んで、学校へと向かう道を歩き始めたのだった──

ご案内:「商店街」から暁 名無さんが去りました。