2018/09/23 のログ
ご案内:「商店街」に鈴ヶ森 綾さんが現れました。
鈴ヶ森 綾 > 休日の昼下がり、人で賑わう商店街の中を散策する。と言っても目的がないわけではない。
その手の中には冊子があり、そこにはこう書かれていた『常世商店街・秋のスイーツスタンプラリー』

商店街を中心に企画されたこのイベント、秋の味覚をメインに使った特別メニューを特別価格
要するに普通よりちょっとお安いがその分小さい、を提供する60店舗を食べ歩き
全て回ると小洒落たティーセットが貰えるというものなのだが

「60はちょっと多いんじゃないかしらね…。まあ良いけれど」

鈴ヶ森 綾 > 期間中に60店舗全て回ろうとしたら、財布へのダメージもさることながら
一体どれだけの摂取カロリーになるのやら。
自分には関係のない事だが、普通の女子にとっては致命的だろう。
複数人で使い回す前提なのだろうか?

「さてさて、次は…。」

巨峰のソフトクリーム、栗のモンブランと来て、次は近場の和菓子屋を狙う。
どの店も前々から目をつけていたが、中々足が向かなかった店ばかりだ。
一人で回るのなら、こうして気になる店を狙って食べ歩くぐらいでちょうどいい。
そうして人波をスイスイと避けて目当ての店を目指す。

鈴ヶ森 綾 > 目当ては芋きんつば。
洋菓子に舌が慣れたところに素朴な味わいの和菓子を投入、完璧な計画だ。
持ち帰りもできるのでその場で食べずに、今晩にでもお茶を飲みながらゆっくり食べてもいい。

「そうね…どうせなら二つ買って…。」

誰かと一緒に食べるのがいいか。そんな相手、今のところ一人しかいないが。
そんな事をぼんやりと考えている内に和菓子屋についた。
暖簾をくぐって早速店内へ入って目当ての品を探すが…。

「あら。」

スタンプラリー対象商品の札が飾ってある籠には、もう一つしか商品が残っていなかった。
どうやらこれが本日最後の一つらしい。仕方ないかとその商品に手を伸ばし…。

鈴ヶ森 綾 > わしっ。無事に最後の一つを確保した。
個包装の芋きんつばを手に少し店内を見て回った後レジへと向かう。

「これ、お願いします。あとスタンプを」

きんつばと共に冊子を広げて差し出し、スタンプ帳のページに捺印をしてもらう。
ティーセットが欲しいわけではないが、まあ目印代わりだ。
代金を支払って小さな袋を受け取り、店を後にすると次なる目的地に向けて移動を開始した。

ご案内:「商店街」から鈴ヶ森 綾さんが去りました。