2015/09/14 のログ
カミュー > 「さすがにわざわざ告げ口するほどではないでござる。
それだけでは誰か特定できるわけでもないしな。うっかり本人目の前で口に出さんよう気をつけるでござるよ。」

肩をすくめて、面白そうにそう答える。

「この剣でござるか。風紀か公安なら武装にも理由がつくでござるよ。
この世界、普通の一般人は武器を持たないはず…まあ、刀…こちらの剣くらいはよくみるでござるが。
ただそれがある限りは、どう格好を繕っても荒事屋か変人ですといわんばかりでござる。
…持ち歩くならこちらの世界一般に合わせたケースかバッグ…そこまで合わせて衣装を合わせた、といえるのではないでござるか。」

ふむ、と首を捻って上手い手段について少し考えるように…

「こちらだとびーむさーべる、と言う収納法があると聞くでござる。
こう…剣が細ければポスターで巻いてでござるな、それをリュックにはみ出すように入れておくとか…。」

とんでも知識が飛び出した。


「む、本当に魔王でござるか。一応拙者聖騎士でござるし退治しておいたほうがいいでござるか?」

すちゃ、と適当な感じで騎士剣を構えるように前に。

「夕闇の街角などこちらでは逢魔が時と呼び、アヤカシに会うものとされるはずでござる。
それに場所が…選んだ格好がツナギだったら怪しささらに倍、でござったな。その、いろいろ運が悪かったでござる。」

相手の衝撃を受ける様子に意図的ではなかったのかと、少々慰めるような口調でそう応えて。

「確かにもう夏もすぎて過ごしやすい時期ではござるが…
…で、帰る本拠地があるのでござるか。」

秋の風を感じつつ、剣を前に降ろしたまま…そう問いかけた。

ギルゲイオス > ま、特徴的な格好であるから、見たらすぐと分かるとは思うがな。
真面目な騎士様だから、仲よくなれるかも知れぬな。
(口の端、微かに上げると笑みを浮かべる)

ほう、つまりは風紀か公安の所属、という事であるか。
うーむ、異邦人も多い故に、剣位なら所持に関する認識も緩い、とは思っていたのだが。
そこまで言われると、やはり方策を練った方が良さそうであるな。
入れ物に入れるか……少々面倒だが、重量軽減の術式をバッグか何かに……
(顎に指を当てると、やや空を見上げ。
考え込んで喉から小さく唸り声が漏れる)

びーむさーべる?
………………余計に怪しくないのか、それは?
(想像、の後に眉を寄せた。
よっぽど不審者かんが漂う気が、しなくもない)

本当に本物の、魔王であ――うはっ!?
(剣を構えられて、ちょいと後ろにずり下が――ろうとして、ベンチだったので下がれない!)
ほら、あれだ。
魔王ではあるが、危険な魔王ではないので、安心してほしいのである。
(ストップストップ、とばかりに両手を左右にパタパタと振った)

アヤカシ、というのはよくと分からぬが。
割とこの島では今更な気がするのであるな。
(もう色々な種族大集合、妖怪やら幽霊なんてのは、普通の範疇な気がしなくもない)
ツナギ、というのは確か作業着の事、であるよな。
何故にそれが余計に怪しい扱いに……
(ウホッ、なアレはご存知なかった模様)

魔王が浮浪者扱いされてる予感!?
ちゃ、ちゃんと学生寮住まいであるよ?
というかコレ言えば早期に疑惑が解かれた気がするが、学生である。
(ポケットから学生証を取り出せば、ヒラヒラと揺らした)

カミュー > 「気があいそうでござるか。その彼女、探してみるのも面白そうでござるな。
…あえて所属は言わんでござるよ。真っ当な風紀であれば専用の制服を着ているでござるが。」

誤魔化すように話を区切り。

「武器にはああだこうだと言う訳でも無いし、異邦人街だとそう言われることもないでござる。
確かに認識はゆるいが、どうしても武器は武器だし格好にはちぐはぐだ。
…見た目的にはその、Tシャツには似合うと思うでござるが…怪しいかはうーん。剣は隠せるしこちららしいとは思うでござるが。」

あきはばら的な知識ゆえにそれがどうみえるか、までは異世界の常識基準でそう気にして無い様子。

構えて見せた騎士剣はとりあえず剣帯に戻し。

「まあこちらでわざわざ熱心にそうする気も無いでござるが。
転移してくる魔王と名乗る連中に征服するとか暴れるとか面倒な連中が多いのもまた事実でござるし…。」

公安的には温厚で無い魔王も結構いるようで。

「妖怪、ともいうでござるな。こちらでいう魔のものみたいでござるが…
人と協調するものから怪異…危害を加える現象のようなものまで、さまざまみたいである。
ツナギはその…お約束と言うか。一度来てやってみればわかるでござる。おぬし身長高いから似合いそうだ。」

ツナギを一応すすめつつも、なんだか目を逸らしつつ…。
これは本気で勧めていない様子だ…。

「浮浪もそうだが、勝手に魔王城、とか悪の基地、とか作ってるケースもあるからでござる。
送りついでに確認でもと思ったが…学生でござったか。しかも学生寮…?まさか男子寮でござるか。」

ひらひらとする学生証に注意を向けて、それを確かめる。
本物か偽者か…まあとりあえず学業が目的であれば二級でもかまわないのだが。

ギルゲイオス > 恰好がちぐはぐ、で、あるか……
(腕を組んで、考えた後)
では、コレだとどうであるか?
(相手の視線を一瞬遮るように、掌を動かして。
その瞬間の後に、服装が変わる。
襟付きのマントに、ややと余裕を持った装束。
使われている黒い生地も、朱い刺繍も、施された金細工も。
素人目にとっても高価に見えるモノであると同時に――ものすごく、魔王ちっくな恰好であった)

まぁ、我が聞いた限りで言えば。
『魔王』と言えば往々にしてそういう存在、であるらしいな。
我の場合は、『魔族の王』という意味あいであるから、世にいる普通の王とそう変わりはないのだがな。
(と、如何にもな魔王の装束で、口元に笑みを浮かべる魔王様)

よーかい、あぁそういえば聞いたことがあるな……本人から。
ふむ……そう言う表現をすると、ぶっちゃけ人と変わりないようにも思えるの。
(協調するものもいれば、危害を加えるものもいる。
つまるところ、違いといえばその見た目や、存在や、性質、このあたりか)

はぁ……似合うといいつつ、お主からやめておけのオーラを感じるのである。
何か危険な予感がするので、止めておくとしよう……
(主にクソでミソな気配を感じてしまった)

転移荒野に城を構えている魔王がいる、という話は聞いたことがあるがな。
金に換えられるモノを持たずに、此方の世界に落ちてきた故、此方の世界で自分の城をもつ余裕なんてまったくないのである。
(へふっと、ため息一つ。
そんなこんなで、狭い寮暮らしをしている、訳なのだが)

男子寮であるよ?
流石に、我は何処からどう見ても女性ではあるまい?
(まじまじと見られている気がすれば、確認しやすいようにまっすぐと向けて)

ちゃんと本物であるよ?
(正規の学生であることに、間違いはない)

カミュー > 「剣に似合ってはいるが、今度は魔王っぽすぎるのでござる…。」

先ほどの格好で本物と言われても冗談半分かと思えたが、服を変える技と共に見せられれば明らかに魔王だ。
まあこの街でその格好も特に認識の緩さで問題なさそうだが…それもまたどうかと言う感じがして、少し額に手を当てる。

「そうでござるな。荒野の魔王がまさにその厄介なの…のはずだったかでござる。
あとは魔、というのがまずいい意味合いでは無い。
普通の王と言ってもこちらだと王制なんてほとんどないから、余計に普通も通じないでござる。
とはいえ翻訳の問題かそう自称することそのものは、拙者には否定しづらいでござるが…。」

いかにもな様子に半目で説明のしかたに少々ダメだししつつ。

「うむ。妖怪とも出会っていたでござるか。
やはりそこはその本人に聞くのがいいでござるな。」

この街なら確かに会うこともあるだろう、やはりかと頷きながら。


「…普通の王なのに共も金も城もないのでござるか。
よくまあ一人でいろいろなんとかできたものでござる。」

憐れむような、なさけなさそうなような瞳で残念な言葉にそうかえして。

「いや、別に男である事も学生証の真偽も別に疑ってないでござるが。
拙者も男子寮の住人でござるからな。一年…つまり拙者の後輩であるでござるか。なおさらよろしくでござる。ギルどの。」

さらりとそう応えながら、手を差し出す。握手でもというような。

ギルゲイオス > うむ、夜中にこの格好で寮に帰ったら、物の見事に職質されたのである。
(とーい目をする。
時間が悪かった、というのもあるだろうが。
剣より服装の方が威圧感あり過ぎる気がしなくもない)

うむむ……我の世界は、魔族の多くが魔力の淀みから生まれる故、その『魔』であり、その王としての『魔』王なのだが。
まぁまさに翻訳の都合であるので、流石にコレはどうしようも無いのである……
(日本語圏外なら、また別の形も有ったかもしれないが。
うんうんと唸る)

仕方ないのである、門によって転移してきたのが、我だけなのだからな。
ぬぅぅ……憐れむような瞳が我に突き去るのであるっ!
(そんな目で見んといて、とばかりに顔を逸らした)

おぉそうであったか。
同じ場所に住んでおるなら、また顔を合わせるかもしれぬな。
よろしくと頼むのであ――
(手が差し出されると、此方からも伸ばし。
ガントレット越し、になるだろうが。
手を取って)

だん、し?
(目を丸くした後、確認するような呟き声を一つ、と)

んんんんんんん?
(相手の頭から足の先まで、じーっと視線を動かしてゆく。
確かに歳がそれほどではない為、幼さ故のあいまいさも感じるが。
装甲のない胸元に微かな膨らみが見えるようでもあるし、太もものラインも女性的、に見える)

うんんん?
(魔王様は大混乱している。
なんかものすごい角度で首をかしげてみせた)

カミュー > 「さっきの拙者も職質したようなものでござるが…。
物騒か否かに関わらず魔王属性って怪しさがデフォルトで付いているのか…?」

さすがにそこまで怪しくないだろう、と思っていたらなんだかそこまであったらしい。
とーい目をなんとなく哀れそうに慰めつつ。

「魔族王…は魔・族王になりかねんし、魔力王…はださい。
翻訳の都合というか、こちらの字の意味の都合でござるな。
事故ならほら、なんとか後を追いかけたり事態を解決してくれそうな知り合いは元の世界にいないでござるか。普通は王がいなければ困るだろうし…。
…その、一人でいろいろこなせるところもしや人望がなかったり…とか、だと申し訳ないでござるが。」

相手が顔をそらすところに追撃を入れてしまう…。
後を誰か追いかけてくるとか定番なんじゃないかな、とは思いつつ。ライバルとか恋人とか。


「うむ、先輩と呼んでもいいでござるよ。
…拙者は男でござる。異世界の衣装でござるからな、誤解も…… ちょっと見すぎではござらんか。」

握手をして…相手が疑うのもなれたもの、と惑い混乱する相手にそうこたえる。
でもちょっと視線は気になったようだ。少し身をくねらせて。

ギルゲイオス > こう、隠しても隠しきれない、王としての威厳的な?
(ポジティブな方向に考えて、ふふんと鼻を鳴らす魔王様)

割とどうにもならない感じしかせぬので、とりあえず『魔王』と名乗り続ける事にするのである。
驚かれる以外、コレといった実害はないしの。
(顔を緩くと、横に振って)

じ、自分で言うのも何であるが、人望はそれとなりにあったぞ!?
無論、何処に行ったのか探してはおる、だろうがな。
我と此方の世界を繋ぐ門は、そう簡単に開くモノでもないらしい。
運がよければつながるかも知れぬが……まぁ、難しいかもしれぬな。
(追撃に、ぐはっ!と一瞬身をのけぞらせる、のだけど。
次いでの言葉には、ややと真剣みを帯びさせ、片目をすこしとばかり細めて)

先輩、であるか。
それはソレで楽しそうではあるが、カミューと呼ばせて貰う事にするのである。
(唇を弧にして数度と頷いて)

衣装については、まぁそうなのかも知れぬが。
いや、失敬……どうにも、なんというか……
(くねらせる姿が、余計に女性っぽさを増す、とでもいうべきか。
更に疑問が加速していけば、再びとまたじっと見て)

男子寮、であったな。
そうであるな……異邦人の男同士。
風呂にでも入って、色々と語り合ってみるというのはどうかな?
此方の言葉で、裸の付き合い、というのもあるそうだし。
(確認してみたい欲求に勝てなかった魔王様。
どうかな、と問いかける言葉と)

カミュー > 「あー…うん。まあそういうことで。
悪としてのレッテル以外になんとなくこう魔王らしさ、というのはやっぱりあるんだろうなでござる。」

やはり魔に属するものなんだろうな…という納得した様子で、面白い相手の動作を眺めている。

「普通の王は傅かれて日常の些事など周りがやるものだと思うでござるが…。
世界移動でござるからな、あちらにその概念がなければ難しいか…もしかしたらこちらから連絡をつなぐ、という手のほうが簡単かも知れないでござるが。」

真剣そうな様子にふーむ、とそう軽く応えて。
転移荒野のダンジョンや、妙な神々なら手がかりくらいはあるのかもしれない…と思う。

「まあいいでござる。
…?
そうでござるか。では一緒に寮まで帰るでござるか?拙者そういえば食事を忘れていたからそれからでござるが…。」

どうにも、という声と視線には不思議そうな表情を向けて。
共に帰るか、と軽く誘いつつその場を立ち去るような様子を見せる。
不審さは居住所がわかったためもうそこまで気にしていないようだった。

ギルゲイオス > 歯切れの悪い言葉に、何か意味を感じるが……余り考えない事にしておくのである。
まー、世界によって価値観も違うのであるからなぁ。
我の世界では、これが王としては普通の格好、だったのだが。
(思案を巡らせるように、深くと頷く)

此方の世界では、アチラの世界で持っていたような権力は無いのでな。
その辺の誰かに、我に傅いて世話をせい、なんて言えぬであろう?
ま、という訳で今は一般庶民と変わりない生活であるよ。

一応、転移術や召喚術。
場として転移荒野等を探索、何てことはしておるのだがな。
手がかりもさーっぱりである。
(へふっと、気合いの抜けたため息が漏れた。
随分色々と探してはいるのだが、進展もない)

そうであるな……ふむ、食事か……
(傍らにあったドーナッツの箱を畳んでしまうと、手に下げて)

折角であるし、何処かで食べてゆかぬか?
此方の料理は中々に出来がよいのでな、時に理由をつけて外食したくなるのであるよ。
(小さく喉で笑っては立ち上がり、横について歩いていくとしよう)

(なお、その後の風呂で男性だと確認――は、したと思われる)

カミュー > 「たくましいでござるな。
門…を勝手にどうこうするのは問題でござるが、学生として手がかりを探すならダンジョンというものもあったでござる。」

やはり動いてはいるのかと思いつつ、変な方向に行かぬようアドバイスを。
下手に扉を開けば再び時空が不安定な地域ができかねない。

「それでもいいでござるが…やはり夕食食べずにドーナツ食べていたでござるか。
ああ…こう見えて拙者少々金はあるので、おごるくらいはするでござるよ。先輩だしな。」

そんな言葉を軽く交わしつつ、共に歩く。

なお一応風呂場ではカミューは腰にタオルを巻いて入るためまあ…上半身は少女だし確認するためには剥ぎ取らないといけなかったりするわけで。
おそらく一騒動あるのではないだろうか。それはまた、別の話―――

ご案内:「常世公園」からカミューさんが去りました。
ご案内:「常世公園」からギルゲイオスさんが去りました。