2015/09/17 のログ
■唐沢響 > 「っ…退避!」
ハンターに狙われどもそれよりももっとも危険なのはユキヱの一撃
なんとか空中で体制を整えて異能を発動
取り出したのは盾
その盾を足場にして空中でさらにジャンプし
ユキヱの一撃から退避するようにと
かなり高いところから降りるが猫のように軽やかに着地
刺さっていた槍を回収する
何人かの助けによって着地するまではなんとか無事でいられた
■『ハンター』 > つららが右肩に刺さった『ハンター』の目は、空中の唐沢響に向いていた。
そして手に持っていた槍を矢の代わりにし、唐沢響に弓矢で狙いを定めているところだった。
だから、飛銀・エインズワースが接近している事に気づくのが遅れてしまう。
「……っ!?」
『ハンター』の胴体に飛銀・エインズワースの蹴りが炸裂する!
「ぐぎぁぁ!!」
そんな情けない声をあげながら、『ハンター』は空中へと放りだされる。
そこは滑り台の二倍はあるであろう高度。
そこから地上を見おろすと、青白いオーラのようなものを纏い抜刀の準備を済ませているユキヱがいる。
だが飛銀に意識の「線」をめちゃくちゃにかき乱された事で、再び頭を押さえる。
ちくしょおおおお!
こんな……こんなところで……。
ユキヱが抜刀する前に、最後の最後で射殺数記録を伸ばすんだ!
最後の抵抗と言わんばかりに、空中に飛ばされた『ハンター』大量の近接武器を取り出した。
剣や槍、斧、短剣など様々な種類がある。
それらの武器を目にも止まらぬ早さで高速で上空へと射出していく。
「これは、この『ハンター』からの最後のサービスだぁ!
これより常世公園全体に武器の雨が降るっ!
どうなるか分かるよなぁ?
今、この公園にいる奴全員が武器の雨により死ぬって事だよおおおおお!!
これで、最後の最後に、俺の射殺数記録が伸びるぜえええええ!!!」
直後、ユキヱが放つ斬撃が『ハンター』を襲う!
天の雲をも切り裂く衝撃。
そんなものに、『ハンター』が耐えきれるはずもなかろう。
斬撃の衝撃波が、『ハンター』を容赦なく真っ二つに切り裂いた。
「ぎょえええええええええええ!!!」
そんな断末魔をあげながら、二つになった『ハンター』の体が地面に落ちる。
見間違いようもなく、動かない『ハンター』がそこにあった。
しばらくすると、そのまま成仏していく事だろう。
だが遥か上空に飛ばされた、雨のような武器は、一部ユキヱの放った斬撃に巻き込まれて消し飛んだが、まだかなりの量が残っている。
しばらくすると、公園全体に降り注ぐであろう。
この公園には疎らながら人がいる。
先程、『ハンター』が狙っていた女性もいる。
■猫谷凛 > 「にゃぁぁぁぁ!!??」
荒れ狂う風の奔流に衝撃
吹き飛ばされないように耐えながらじっと縮こまり
嵐が収まるのを待つ
「な…な、何事にゃぁ…」
ユキヱを中心としたクレーターを見ながら空を見上げる
なんだか煙や雲に線が走っている気がするが……それよりも問題なのは上空から降ってくる大量の武器
「ちょ、ちょっと待ってにゃぁぁ!!
えーと…えーと……」
慌てて本を捲る
何とか防御用のワードはないかと
■飛銀・エインズワース > 蹴りはなんとか命中したが、狭い滑り台の上では体勢を整えきれない。
ふらつきながらも滑り台の手すりを掴み、腕を回して滑り台から落下。
そのまま落下の衝撃を受け流しながら着地し、伏せる。
遅れて上空から爆発音とハンターの断末魔が響いた、後輩が上手く決めてくれたようだ。
「ッ!」
安心する暇もなく、真上からハンターが呼び出した槍が飛来。
反動で痛む体を捻り、なんとか槍を回避するも、ハンターの置き土産はこれだけではないようだ。
自分はもう動けない、後は周りに任せるしか無さそうだ。
■平岡ユキヱ > 「…!! 『千刃訓』…! 対空防撃機動ッ!!」
刃は壊れた、限界まで異能を行使したせいか、鼻から失血さえもはじまる。
それがどうした。鞘を捨て、プロテクターを捨て、スプリンターのように走り、飛ぶ。
「1…! 2、3、4! 5、6…10ッ!!!」
降り注ぐ武器の一つをつかみ、それをブンなげて他の武器を落とす。その繰り返し。
じりじりと脳髄の焼かれていく感覚にくらくらするが、躊躇する時間すらなかった。
自分の迷い一秒が、被害を増やす。ならば。
「ここが命の使いどこ…ッ!!」
言いかけたところで、ぶつん、と糸が切れたように膝をつく。
「ぁ…。…くそ…全然早いじゃないか…。やっぱりインテリ気取りの学者先生は…」
信用でき…と、言いかけたところで、ばたりと倒れる。稼働限界。
青白い放熱が徐々に弱まる中、猫谷の姿が横目に見えた。
にげろ。そう口だけが、微かに動いて。
■唐沢響 > 巨悪は倒れた
されどまだ安全とは言えない
「万物得手…全力開放!!」
すぐさま先ほど助けた女性にと走り
その近くで迎撃体制。目標は無数の武器
大量の武器が流れ星のように降ってくる前に異能を発動
別空間…武器をしまっている空間からあらゆる武器を取り出しては近くの地面に刺す。その数はかなりのもの
されどハンターが作り出した武器の数には遠く及ばない
その突き刺した武器で迎撃、および後ろの女性を守るつもりでいて
「っ…!全員を救うのは絶望的か…!?」
最後に双剣を構えると武器の雨を次々と打ち落としていく
そして双剣をユキヱの上空へと投げ、武器を打ち落とす
地面に突き刺していた剣とおいてあったマシンガンを取り出すと次は慌てている凛に迫る武器をババババとマシンガンが音を立てながら打ち落としていく
他人のフォローをしているがこの数は流石に長くは持たない
飛んできた剣が響の額の近くをかすり
■『ハンター』 > 天に向かった大量の武器は、一定の高度まで上がると一斉に落下し始める。
その光景から、『武器の雨』という言葉も連想してしまうかもしれない。
ヘタレな『ハンター』による、最後の悪あがき。
英霊は、ただではくたばらない……そんな意思の表れか──。
ただ人を虐殺するだけのために放たれた無数の武器には、ただ人を斬り裂く以外の役目はない。
ユキヱは、降り注ぐ武器の一つを掴んで、次々と雨のような武器を落としていく。
だがまだまだ、武器の雨は止まない。
ただ殺すだけのために、武器が落下していく。
ただ『ハンター』の射殺数記録を伸ばすために、無差別に公園の人々を襲おうとしている。
ユキヱが限界を超えて倒れても、意思のない武器達は地球の重力に従うのみだ。
唐沢響はかなりの数の武器を空間から取り出す。
だが降り注ぐのは武器の流星!
唐沢響の迎撃により、女性周囲に降る武器は、無力化されていく。
今まさに、ユキヱへと突き刺そうとしていた数本の槍や剣は、唐沢響の投げた双剣により打ち落とされた。
マシンガンの弾丸は、次々に凛へと迫る武器を落としていく。
──武器の雨はまだ続く。
■猫谷凛 > 「ユキヱ様!」
目の前で糸の切れたように転がったユキヱを見て叫ぶ
ハンターと正面から戦っていた彼のフォローもあるが長くは続きそうもない…
「嫌、嫌、嫌…」
自分を助けてくれた彼女が死ぬ…それが脳裏をよぎれば思考が真っ白に染まり…
「いる いる あーら らん いあ 」
本を開きページを捲り、ワードを口にする
本が浮かび、文字通り黒一色の濁流が飛び出す
上空に浮かぶ無数の武器を同じく無数の黒い触手が掴み、本の中へと呑み込んでいく
公園に居る者の上空、そこにある武器だけを掠め取っていく
■飛銀・エインズワース > 全身が軋み、激痛のせいか意識は朦朧としている。
それでも目を閉じないのは、ちっぽけな意地からか。
__ユキエや唐沢が討ち漏らした武器が一つ、こちらへ真っ直ぐに飛来してくる。
体は既に動かない、死に瀕していながらも、目は確かに武器を捉えていた。
脳裏に駆け抜けるのは過去の記憶、これが走馬灯か、なんて他人事のように思い__
飛銀へと突き刺さる直前、黒い触手が武器を呑み込んだ。
「……これは」
触手は一つだけではなく、禍々しい触手が空中に無数に広がっていた。
その光景を呆然と見つめていると、プロテクターに身を包んだ風紀委員の一人が此方に駆け寄ってくる。
何か言う暇もなく、抱き上げられ風紀委員の仲間へと運ばれた。
■平岡ユキヱ > 「…あれは」
なんだ。
それが率直な感想。
援軍にしては、あまりにおぞましく理解不能な…。
薄れゆく意識の中。見てはならない宇宙的恐怖を見てしまった気がする。
「もうちょっと…もうちょっとだけ、動…け…ッ! 私の体!!」
四肢をついて、歯を食いしばり。立ち上がる。魔術、素養なし。異能、オーバーヒート。
武器、破損。防具、廃棄済み。健康、深刻な異能汚染、鼻から失血。
救助対象、正体不明の触手を召喚の疑いあり。
…つまりオールオッケーだ。
「猫谷! 助力は十分だ! …だからもう止め…ろ」
武器を使うだけが風紀にあらず。つい昨日にもそう嘯いた以上、行動でもってあらゆる者に証明するのだ。
これがその生きざまであると。
「それは…」
良くないものだ。この期に及んで、自身の幻想変換炉が燃えようとしている。爆裂しそうな衝動に耐えながら、説得を。
■唐沢響 > 「ふぅ!!」
マシンガンを撃ち尽くすと次は槍を拾う
剣を投げて空中で衝突させて打ち落とす
両手で槍を巧みに操りナイフや剣、槍などといった類を次々と打ち落としていく
そんなとき女性に斧が迫るのを確認
威力の高い斧では槍で叩き落すことは不可能
突き刺していた大斧を引き抜くと迫る斧と一緒に近くの剣ごとその一振りで粉砕する
その斧を投げ捨てると今度は剣と盾を装備
響の顔にも疲弊が出てきてかすり傷も徐々に増えていくばかり
そんな時
「なんだ…あれ…?」
凛が発動したのは魔術であろうか?
それもかなりのものだと推測
その触手が次々と武器を捕えていく姿に呆然としながら
■『ハンター』 > 武器に『容赦』なんて言葉はない。
使い手次第でいくらでも、人を殺すものだ。
その使い手を失った武器は、ただ意思も持たずに物理法則に沿う。
地上の状況はどうあろうと、武器は止まらない。
唐沢響が槍で、武器をどんどん打ち落としていく。
女性に迫る斧は、唐沢響の降る大斧で剣ごと粉砕。
武器の雨により震える女性の命は助かる。
公園にいる人は、この場にいる人で全員ではない。
複数の通行人が、このままでは武器の雨の餌食になるであろう。
そして公園は真っ赤に染まってしまうであろう。
真っ二つになった『ハンター』とて例外ではない。
『ハンター』の体にも武器が突き刺さっていく。
そんな時、猫谷凛による魔導書の呪文。
無数の武器が、漆黒の触手により掴まれていく。
公園全体に降る武器を掴もうとするのは、困難なのかもしれない。
だが公園にいる者の上空に限定すれば、より効率的に防ぐ事ができる。
この場にいる人達以外の通行人も含め、黒き触手が武器を次々と掠め取っていく。
そして触手により捕まえられた武器は、猫谷凛の持つ本へと吸い込まれる。
これにより、公園にいる人々は助かるであろう。
やがて、武器の雨は止み、星が広がる夜空が再びその姿を現す。
『ハンター』は、まもなく成仏して跡形もなく消える。
だが、『ハンター』が既に帰らぬ身となり完全に討滅した事を確かめる時間はある。
■猫谷凛 > 「……これ、何にゃ…」
眼前に広がる光景を見つめる
広がる触手が武器を掴み、引きずり込む異様な光景
よく分からない、これを自分がやったとも思えない
「ユキヱ様…私、私……」
武器が尽きるころ、触手もまた同じく本の中へ戻っていく
パタンと閉じれば、また猫谷の手元に戻り周囲には静寂が訪れる
少し前まで武器が降る危険地帯だったとは思えないほどの静けさ…
全員無事…そう分かれば緊張の糸が切れ完全に脱力し、ペタンと地面に座る
ご案内:「常世公園」から『ハンター』さんが去りました。
■平岡ユキヱ > 「…よくやった。お前はいま沢山の人命を救った」
勲章ものだ! とニッと血まみれで猫谷に笑い肩を軽くたたこうと。
「力そのものに善悪はない。だから…私は、お前の今回の行動と勇気に最大限の敬意を表する、ってねー…」
言葉が戦闘時よりも、砕け始める。日常の気配。
「誇りなよ、猫谷。肩書がどーとか、生まれがどーだか知ったことか。
あなたは今、自分の意思で正義を…」
ぐら、と重心が揺れる。それが最後。
「唐沢…センパイッ! ハンターはどう…か…」
奴らには仲間も、霊化もある! と叫ぶと、意識がそれこそ完全に途切れたのか、ばたりと倒れた。
数分もしないうちに、風紀の回収班がヘリで飛んできただだろう。
それが今夜の平岡ユキヱの些末。
回収班は協力者たる外部の者も歓迎しているようだが、さてはて。
ご案内:「常世公園」から平岡ユキヱさんが去りました。
■唐沢響 > 「なにはともあれ…終わった…のか…」
次第になくなっていく武器に目を向けながらそう呟く
ハンターと呼ばれた男はもうすでにいない
戦いが終わるとすぐに武器の回収にへと向かう
自分が展開した武器
そしてハンターが放った武器の中でも上等なもの、損傷がほとんどないものを選んで異能をつかって収納する
「大丈夫だ、ユキヱ」
ハンターはその体を真っ二つにし霧散した
恐らくは脅威はないであろう
そして戦闘に巻き込まれたとはいえいつも通りにその帰路につこうと踵を返す
■猫谷凛 > 「は、はぁ…」
たくさんの命と言われても実感がわかない
そんな放心状態でいるとユキヱが限界を迎え…
「だ、大丈夫ですにゃ!?」
寸でのところで支え、回収班に引き渡す
同じ風紀委員なんだからいい治療を施してくれるだろうと安心し
自分は動けないほどまでに弱ってはいないのでそのまま自分の足で帰っていった
ご案内:「常世公園」から猫谷凛さんが去りました。
■飛銀・エインズワース > 『先程英霊ハンターの死体が確認されました、死体はじきに塵も残らず消えると思われます。
軽傷者は数人出ていますが、死人は出てません』
運ばれている最中、風紀委員からそう説明される。
どうやらあの奇妙な触手が頑張ってくれたようだ。
「……報告ありがとう、少し休ませてくれ」
そう告げ、目を閉じる。
とにかく疲れた、全身が悲鳴を上げているし、今はただ休みたい。
風紀委員の腕の中、一人眠りに落ちた。
ご案内:「常世公園」から飛銀・エインズワースさんが去りました。
■唐沢響 > 「終わりだな…ま、次は英霊狩りの任務でも請け負うさ」
討伐したとはいえ依頼は受けていないので報酬は0である
風紀委員に謝礼として期待はできそうかもしれないが…
今度は報酬を貰うためにも依頼はしっかりと受けようと肝に銘ずる
そしてそのまま帰路についていく
ご案内:「常世公園」から唐沢響さんが去りました。
ご案内:「常世公園」にギルゲイオスさんが現れました。
■ギルゲイオス > (日も暮れて、夜の訪れた公園、その一角。
池にも近いベンチに腰を下ろすと、夜空を見上げ)
少々、冷えるようになってきたな。
いよいよもって夏も終わり、もう秋……気が付けば冬であるかな。
(咥え煙草に煙をふかす、魔王様が)
■ギルゲイオス > そして、そう、服を調達せねばならぬ、冬服をっ!!
(無駄に力強い声と共に、紙巻の先端に灯った火が明るさを増した)
アチラにいた頃は服装を自分で考える必要なんてなかったと言うか、モノは全部体温調節系の術式が仕込まれておったからな。
場合によって必要な服を準備させるだけで良かったのである、がっ
(その結果がご覧の『魔王』Tシャツだよ。
さておいて。
伸びた灰を落とすと、首をかしげる)
『魔王』と文字の入った冬服、見つかるのであろうか。
(喉元で、小さくと唸る。
大事なのはやはりそこらしい)
ご案内:「常世公園」に笛木 奏太さんが現れました。
■笛木 奏太 > 自転車によって街を回る小旅行の帰り道。
笛木奏太はこの日最後の面白い出会いを果たす。
彼はギルゲイオスの前で何気なく自転車を止め、呟く。
「……魔王?」
笛木奏太は趣味としてヒーローをやっている。
故に魔王と名乗る相手に対して抱く感情は複雑だ。
これは魔王が邪悪な敵だったり、あんがい正義の味方だったりと最近の魔王事情が複雑なことに由来する。
だが笛木が思ったことは要するにこうだ。
「……なかなかハイカラなシャツですね」
■ギルゲイオス > むん?
(とまぁそんな魔王様の趣味を口にしつつ、なんとも言えない悩みを抱えていた訳、であるが。
通り過ぎそうな勢いの自転車が急に目の前で止まると、ちょいとばかしと首をかしげて)
如何にも、我は異世界の王。
魔王ギルゲイオス・ホッドケーテ、である。
親愛と畏怖を込めて、ギル、と呼ぶがよい。
(掌をあてた胸を張ると、何時も通りながらの自己紹介)
ふふん、そうであろう?
魔王である我にぴったりなTシャツなのである。
が、寒くなってきたのでソロソロ冬服が欲しいのだがな。
丁度良いのが見つからぬのであるよ。
(ため息混ざりに肩を竦めると、顔を緩くと横に振った)
ご案内:「常世公園」にトトさんが現れました。
■笛木 奏太 > 「異世界の王……成る程、それではギルさんでお願いします。俺は笛木奏太、好きに呼んでください」
見た感じ悪い人ではなさそうだ。
笛木式ジャスティスチェッカーグリーンである。
「魔王様ならなんかこう……おつきの仕立屋とかは居ないんですか?」
だがまだ油断はできない。
思わぬ悪行を目の前の魔王が漏らした場合は笛木式ジャスティスリストに彼も入れなくてはならないのだから。
例えいくら仲が良くなろうとも……悲哀。
■トト > 「今日は占い師さん、いないかな?」
以前に公園に来たことを思い出し、そういえばメルアドとか交換すればよかったな、と再訪したのだが
残念ながら、目当ての相手はいなかったようだ、その代わり………
「へぇ、それで【まおう】って読むんだ。ねぇねぇ、初めまして。」
取り敢えず笑顔で近づきながら、ギルに挨拶して
同じくギルに話しかけただろう奏太に気づくと、そちらにもぶんぶんと手を振って挨拶したり
■ギルゲイオス > ふむ、では奏太と呼ぶことにしよう。
よろしくと頼むである。
(ヒラヒラと片手を振って、口の端をあげる笑みを。
じゃすてぃすちぇっかーとは一体……)
仕立て屋、であるか。
元居た世界であれば、式典等に新たな衣装が必要となれば、手を挙げるモノは何人でも居たのだがな。
残念ながら、此方の世界にはこの身一つで落ちてきたのでな。
金も無ければ贅沢も出来ぬ。
安い衣料品店で丁度良いモノを見繕う心算であるよ。
(少々とばかり自嘲気味に、喉が鳴って)
おや、こんな時間の公園だと言うのに、千客万来であるな。
さてやお主ら暇人か? いや、我もだがな。
(唇に笑みを浮かべると、軽くと手を振り返し)
そう、まおう、と読むのである。
そして我は魔王ギルゲイオス・ホッドケーテ、である。
親愛と畏怖を込めて、ギル、と呼ぶがよい。
(掌をあてた胸を張ると、何時も通りながらの自己紹介。
二度目)
■笛木 奏太 > 「む、君は……」
長髪のせいでトトが女子か男子かわからなくなる笛木。
だがいくつものファインダーから数えきれない被写体を覗いてきた彼には分かる。
目の前の少年が多分男性である、と。
そして彼の美的センスにビンビン来る美少年であると!
「君、イケてるね! ちょっと写真のモデルとか興味無いかな!」
けっして
ふしんしゃでは
ない
?
■笛木 奏太 > 「成る程……」
これまたジャスティスチェッカーグリーンである。
やはりギルゲイオスは今流行の良い人系魔王なのではないか?
笛木は訝しんだ。
だがまだ警戒を緩めてはならない。
「安い衣料品店……ああそうだ。今ならユニ●ロでデザイン指定Tシャツみたいなの作っているみたいですし、デザイン指定ヒートテックTシャツとか作ってもらっては如何ですか?」
緩めては……ならない?
■トト > 「暇なのは否定できないかな?ふむふむ、僕はトト、ゴーレムだよ、多分だけど。」
ギルが名乗ると、此方も名乗り返しながら、くるん、と何故かその場で一回転したり
「でも、服って見ていて楽しいよね、いろんな色に模様、ちょっと厚着は来ていて窮屈になる事はあるけれど、見るのも着るのも僕は好きだよ?」
へぇー、とまじまじと魔王Tシャツを見てみたり
「写真のモデル………? それって何をするんだい、あ、写真は知ってるよ!このケータイ、でも撮れるんだよね。」
さっ、と自分のすまふぉを取り出してかざしつつ、不思議そうに小首をかしげながら奏太にじーっと視線を向ける
■ギルゲイオス > ほほう、つまりオーダーメイド的なモノであるか。
それはソレで良さげ、なのであるが。
結構値段が掛かりそうな予感もするのである。
(でも、お高いんでしょ?とばかりに頭が横倒しに)
……夜の公園で出会った人物に、モデルを頼む。
カメラマンか……或いは変態の類か。
(後者じゃね?という予感がした)
トト、であるか。
よろしく――ゴーレム?
……ゴーレム?
(ぐるりと一周する姿をじーっと、頭の上から足先まで眺めて)
ゴーレム……可愛らしい女性にしか見えぬのであるが
(こう、土や金属で出来た、単純な命令を実行する人形、というイメージしかない)
うーむ、正直我は自分で服を選んだ事が、殆どないのでな。
いやぁ何が丁度いいのかさっぱりわからんのであるよ。
とりあえず『魔王』と文字の入ったジャケット辺りが見つかればよいなと思っておるのだがな。
どうであろうか、どんな服が我に似合うと思うかな、トトは?
(人の意見を参考にしようとする魔王様)
■トト > 「うーん、そうなんだよね、僕もこの世界でゴーレムの勉強をしたんだけど、大体僕に似てるのは、土に関係してる、ってくらい…
ああ、後もう一つ… は、いいか、だから、最近は、多分、とか付けるようにしてるんだよ!」
結局自分が何なんだという大事な問題は解決していないという
「あ、僕、女性に見える?そうかな… ふふ、今はその言葉、嬉しいかもしれないね… うーん、ギルは黒くて、がっしりした感じでしょ?
だったら、色合いは濃いやつのほうが似合う気がするよ、紫とか、藍色とか
後は、うん、そういう、ぐわっ、て漢字が書いてある服は、インパクトが二重にあっていいんじゃないかな。」
じーっとしばらくギルを見つめたあとに、意見を言ってみる
■笛木 奏太 > 「トト君っていうのか。俺は笛木奏太。趣味でカメラやってるの。確かにスマホも今はだいぶ性能が上がっている。だけど違うんだよ」
笛木はそう言ってバッグからカメラ、反射板、ライト、そして小型の印刷機を取り出す。
「同じ技術で作るならば小さいものより大きなもののほうが性能が良い……つまりより多くの美しいものが残せるってことなのさ」
そのカメラは大きかった。
そしてレンズは月のように輝く磨き上げられたニロンの逸品。
ぶっちゃけお高い品物である。
「君のような美しい人は写真を残しておくべきだ! 俺には分かる! というか超良い感じに撮って写真渡すから是非お友達に自慢してほしい!」
「大丈夫ですよギルさん。僕は変態じゃ――――失礼、ユニクロならそこまでお金かかりませんから」
「後、お安く仕上げるならしま●らとかも良いですよ。特に良い感じの魔王デザインがありますから、ドクロとか」
「この前なんか堕天使デザインが有って戸惑いましたねえ……」
ちなみにカメラのレンズはギルゲイオスも狙っている。
しかし笛木は魔王相手に写真など撮って良いのかも考えていた。
特に魔王なんて名乗る相手と写真を撮る思い出なぞ作ってしまったら……
と思ったが
「ギルさん、もしかして写真撮っても大丈夫だったりします?」
思い切って聞いてみた。
■トト > 「ふーん、大は小を兼ねる、というコトワザは習ったけれど、カメラはそうじゃないんだね?」
不思議そうに次々と取り出される機材を眺めながら、ポシェットからコーラを取り出す、ぷしゅっ、と心地よい音がして
「ごくごく…… ぷは、 ふぅん、僕が美しい、ねぇ… !」
不思議そうにしていたが、お友達、という言葉にぴくっ、と反応して
「興味が湧いたよ、うん、やってもいいよ!だけど、ええと… こういう時はそうだ、綺麗に撮ってね?
七生に綺麗に撮った写真、見せてあげよっと。」
ウキウキした様子でぐっ、ご拳を握り締め、やる気十分と言った様子だ
■ギルゲイオス > 我の世界でゴーレムと言えば、こう、もっと無骨というか、機能優先というか。
ホムンクルス、等であればまだ分かるのだがな。
(両手を使って、ごつごつとしていて、やや人型を崩したような。
つまるところ、一般的に思いつくようなゴーレムの形を宙に描く)
まぁ、やや幼さ――とはまた違うかの、中性的な印象も受けるが。
(ワンピースという服装の補正も、掛かってはいるのだろうか。
例えば男性的な服装をすれば、男性のように見えるかも、知れないが)
嬉しい、というのは何か理由があるのだろうが……実は男性、いや、もしくは両方……?
(顎に指を当てると、小さくうむむと唸る)
黒は、着なれてはおるのだがな。
紫に、藍か……チャレンジした事のない色であるな。
その辺りも少し、試してみるかのぅ。
ただ、文字入りは文字入りでも、『魔王』以外でなんか変なのはどうかとも思うのである。
(寿司とか侍とか。
悩ましげに頭が左右に揺れていた)
……なんだかすごい情熱と執念を感じるのである。
(これがHENTAIのパワーかっ!とかなんとかそんな雰囲気が、若干こわばった視線からにじみ出る)
髑髏って、それ悪役ではないのか!?
堕天使、というのは良くと分からぬが。
堕と付いている以上、やはり良いモノではないのだろうな。
い、いや、我魔王ではあるが、悪い魔王ではないのであるよ?
(どこかのスライムよろしく、プルプルとする魔王様。
なお、魔王、という言葉もこの世界ではよろしいモノではない模様)
うむ……?
(相手の言葉に首をちょいと傾げた、後)
この国では、写真に写る時こうするのであるよな?
(ピースサインを作ると、口元に緩くと笑みを浮かべた)
■笛木 奏太 > 「よし、それじゃあ二人共笑って笑って……カシャっとな」
街頭を背景に二人を立たせる。
秋の始めの夜の光の中、二人のシルエットが街頭の中で浮かび上がった。
それは儚く。
それは幻く。
秋の切なさと刹那さを封じ込めたような、でも楽しそうな写真が写された。
「おふたりともこんな感じで如何でしょうか」
笛木は二人にイイカンジに幻想的でOSAREな写真を手渡す。
■トト > 「ホムンクルス… か、人によって作られた、という共通点はあるね?うん、そんな感じ…本や映画でみたゴーレムはそんな感じ。」
こくこく、とギルが描くゴーレムを見て頷いて
「うん、僕は【どちらでもある】ほうだよ、 おー、チャレンジは大事だって、僕は思うな、いい感じの服、見つかるといいね。」
応援してるよ、とサムズアップしてみせる
「ちーずっ!」
笑顔でピースサインを出して、ギルと一緒に写真を取ってもらい、嬉しそうにその写真を受け取る
「わぁあ…… ♪ 奏太、ありがとう!大事にするね!」
きゅっと胸元にその写真を抱いて、大事そうにポシェットの裏ポケットにしまい込んで、ぶんぶん!と奏太の手をとって握手する
■ギルゲイオス > そうであるな、ふむ。
とりあえず良くは分からないが、何者かに作られた、というのは間違いないと言う感じか。
(片目を閉じると、もう一度と相手の様子を眺める。
察するに、随分と高度、というか神の領域一歩手前位の製作者だったのだろう)
なるほど、納得したのである。
(ぽんと、手を打って)
それでいて、女性に見られるのが嬉しい、という事は……惚れた男が居るのであるな?
(にやっと、なんとなく悪い笑みが浮かび上がる)
チャレンジであるか、チャレンジか……流石に女装は問題外であるしな。
(暫く後に、変な格好をした魔王様がそこに!
居るかどうかは今後次第である)
(インスタントカメラ?
いや、デジタルカメラの類だろうか。
或いは他のすぐに現像できる機種か。
撮られた写真を覗き込むと、ほほう、と小さく呟き)
本物より、中々と男前に撮れておるではないか。
歴代魔王の一人として姿を残すのであれば、コレぐらい水増ししても良いかもしれぬ。
(くくっと、小さく喉元に笑い声)
しかし、このカメラ、というモノは便利であるな。
我が世界で肖像を残そうとしたら、絵描きに頼んで早くとも数か月はかかるのであるが。
(人間やドワーフ辺りが瞬時に映像を物体へと転写する技術を考えてはおったが。
まだまだ、実用には遠い状態。
やはり此方の世界にある技術は凄いなと、しみじみと眺める)
■笛木 奏太 > 「ああ、その写真は大事にしてくれ」
トトに握手されると嬉しそうに笑みを浮かべる笛木。
笛木は思う。
そうだ。
自分は美しい物を愛しているのだと。
故に正義の味方なんてものを趣味で始めるし、わざわざ写真用の道具を一式持ち運んで自転車旅行をするのだ。
「ギルさんは大柄なので、トト君と対比する形で撮ると特に男前に映えましたからね」
逆にトト君の可愛らしさが引き立つというのも有るのだが、流石にこれ以上ウカツな言動で怪しまれるのは笛木もごめんなのである。
「まあこのカメラも絵に比べたら楽ですけど印刷用の装置とかも持ち運ぶので大変ですよ。光の加減とかも反射板で色々したり……っと」
「この辺りの細かい話は置いておきましょう。とりあえず試しに一枚ケータイとかで撮ってみると楽しいですよ。是非やってみてください」
笛木は時計を見て「おや」と小さく声を上げる。
「それではそろそろ失礼させていただきますね。パトロ……飼っている犬の散歩があるので!」
パトロールと言いかけたが絶対にばれないごまかし方が出来たに違いない。
笛木はそう確信してそそくさとその場を去っていった。
ご案内:「常世公園」から笛木 奏太さんが去りました。
■ギルゲイオス > (正解は印刷機械も一緒に持ち歩いている、だったようで。
魔王様も一枚と貰うと、ヒラヒラと揺らし)
ふふん、あれであるかな。
美女と野獣――いや、何か違うような……
(自分で言っておいて、腕を組んで考え込む)
写真を撮るだけではなく、そこまで準備をするのに執念を感じるのである。
うぅむ……携帯とは便利な通話装置、程度に思っておったが。
そういう使い方もあるのだな。
(ポケットから取り出した旧式の携帯を、まじまじと見る。
レンズはついているようで、撮影は可能な機種、ではあるらしい)
パトロ?
まぁ良いか。
夜も更けはじめておるのでな、気を付けて帰るのだぞ。
(ちょいちょいと後姿に手を振って、見送るのであった)
■トト > 「もちろん、大事にするよ、当然さ 本当、ありがとね、奏太、じゃあまたねー!」
ばいばい、と大きく手を振って彼を見送る、撮ってもらった写真は、彼に見せるのはもとより、この島での大切な思い出になるだろう
「うん、好きな男の子、いるよ?写真もその子に見せるつもりなんだ!頑張って、僕に惚れさせないとね。」
頬をちょっと赤くしながらも、満面の笑みでギルにそう言って
「うんうん… 女装? ふふ、なんにせよ、折角こんな所にいるんだもの、異世界から来たならなおのことだよ、楽しまないと!」
あ、そうだ、これ、お近づきにどーぞ!と、コーラのペットボトルをギルに渡してくる、程よく冷えてる
■ギルゲイオス > ほほう、素直に言うのだな。
これは相当と惚れている様子。
羨ましい限りであるな、コレが若さというモノか……
(しみじみと呟く、120歳。
いや、人間換算なら20かそこらなんだけども)
ちなみに、どんな男で、どの辺が好みなのであるか?
(奏太が居なくなったせいか、どうなのか。
なんだか楽しげに、ちょっとひそめるような小声で問いかける)
我みたいにゴツイ男の女装とか、誰得なのであろうな。
宴会の一発芸にしかならないのである。
着るにしても、目の毒にならない、もっと繊細な見た目の男がやるべきであろう。
(文字通りの毒物、という意味での毒。
何ともいえない微妙な顔で眉を寄せると、喉元には唸り声が)
おや、これはご丁寧に。
頂くのである。
(両手で受け取ると、緩い笑みを浮かべて頷いて)
我から渡せるモノと言えば……飴、位、か?
(ポケットの中身を漁ると、三つほど包装につつまれたモノが出てきた)
■トト > 「若さかぁ… 僕って何歳なんだろ、それもわかんないや。」
うーん、出来れば七生と近い歳だといいんだけどなぁ、と呟いて
「えっとね、赤髪で、背はちょっと低いかな、七生って言うんだよ!七生はね、うーん、一緒にいて楽しい、っていうのが一番かな
それに、照れたりすると何だか可愛いし、手が暖かいし… うん、そんな感じ、一緒にいたくなる人だよ。」
指折り数えるようにしながら少し悩みつつギルに好きなところを言って
「あ、そうだ、笑顔が素敵、これは忘れちゃダメだよね、ぎゅーってしたくなる、してもらいたくなる? そんな感じ
別にいいよー、僕が上げたいだけだもの、あ、携帯もってたら、アドレス交換したいかな?」
あ、でも甘いのは好きだから飴はもらうね!と手は差し出したり
■ギルゲイオス > 見た目より若い可能性もあるし、歳をとっている可能性もある。
自分の出自が分からぬ以上、仕方ないが。
恋に落ちて振り向かせようとする心持は、若さだとは思うのである。
(小さな笑い声を交えると、肩が上下に揺れた)
ほほう、七生というのだな。
うはは、我が聞いたのだが、背筋がむず痒くなる程の惚気であるな。
(両手で身を抱えると、微かに捩る)
一緒に居て楽しい、というのは大事であるな。
これからの伴侶、となる――あるいはなって欲しい人物、であるからな。
(此方も言葉を聞いて少々と照れつつ、頷きを交え)
笑顔、であるか。
ふむふむ、話を聞く限りでは、どちらかと言えば可愛らしい、というタイプであるかな。
とりあえず、七生という人物に会ったら、適当に突いてみるとするかの。
(ふふふ、とばかりに再びと悪い笑みが)
構わぬよ……えーと、どうすればいいのだったかな。
これか、ぬぅ?
せきがいせんつーしん?
(ポチポチと押しつつ、先ほど出した飴玉をそっと相手の掌へと置いた)
■トト > 「そっか… じゃあ、とりあえずはそう思っておくことにするよ、何れ分かる時が来るまでは、ね。」
目を細めて、少し嬉しげに
「ね、ずっと一緒にいたい、って思ったのは、多分、コレが初めてだもの
うん、七生はかわいい系かも…? けど、多分七生が聞いたら膨れるかな?」
七生についてのあれこれには、ぺろりと舌を出して、分かりやすく楽しげに語って
「うんうん、それで… これを… こう!はい、コレで登録できたよ、メールとか、じゃんじゃんしてね!」
ギ、ル、と、よし、とギルのアドレスを確認しつつ、飴玉を口に放り込む
「はむ… ♪ ふふ、美味しい、ありがとね、ギル。」
ころころと飴玉を転がしながら、微笑んでみせる
■ギルゲイオス > その『ずっと一緒に居たい』というのは、恋や愛の、本質的な原理なのかもしれぬな。
あーもー、何コレ、胸やけするほど甘酸っぱい香りがするのである。
(頭を抱えてグネグネとする魔王様)
膨れる、なんてリアクションが思い浮かぶ以上、やはり可愛い系と言わざるを得ないのである。
(ふふふふ、と追従する笑い声が)
うーむ、これだけ小さな物体に、色々な機能が満載。
何度みても信じられんのである。
はは、我は割と筆不精、なのであるが。
恋の進展は気になるので、また伺うとしようかの。
(トト、と慣れない手つきで名前を記入してから。
コーラの蓋を開き、ぷしゅっと炭酸の抜ける音がする)
……………
(パチパチと無言のまま瞬きを数度)
こんな可愛い御嬢さんに振り向かないとは、七生というヤツも相当な罪作りであるな……
(神妙な顔をして、唸る。
モテない男たちが聞いたら、フルボッコにされかねない)
■トト > 「… そうなのかも、ふふ、もしそうなら、嬉しいな。」
ずっと一緒にいたい、というのは、少なくとも今思える確かなことだからね
「…? どうしたの? もしかして、炭酸飲料は飲んだことなかった?面白いよね。」
そのパチパチと瞬くのが面白かったのか、覗き込むようにギルを見つめてきて
「んー… 仕方ないよ、僕はどちらでもある、し、人間じゃないしね、でも、七生は約束してくれた
僕が、七生を振り向かせる努力は、してもいいって、ね、だから、僕は僕にできる形で、七生にアタックするだけさ。」
何かを思い出したのか、ちょっともじもじしながら、頬を染めてしまったりしつつ、声色は楽しげに