2015/10/02 のログ
ご案内:「常世公園」に佐伯貴子さんが現れました。
佐伯貴子 > (週末の夕方近く)
(そろそろ季節もあり肌寒くなってくる頃である)
(さてストッキングはいつから履こうかなどと考えながらベンチに座っている)
(手にしている缶ジュースは「おしるこコーラ」)
(コーラというからにはもちろん冷たい)
(そろそろ缶コーヒーにチェンジしようかとも悩む季節である)

佐伯貴子 > (日が沈んでいない今はまだいいが、夜はもう寒い)
(コートでも買いに行こうか、などと思う)
(風紀委員支給のコートが何着かクローゼットに眠っているのだが)
(たまには違うコートも着てみたい)
今年はどんなのが流行なのかな…
(ポツリと呟く)
(ファッション系の雑誌は読まない)

佐伯貴子 > (そうこうしているうちにコーラが無くなってしまった)
(近くのゴミ箱に捨てるべく立ち上がり、歩く)
(木々がざわめくのを感じる)
(空き缶を捨てると、近くの自動販売機の前に立つ)
どれにしようかな。
(早くも「あったか~い」が入荷している自動販売機の前でしばし思案する)

佐伯貴子 > (甘党とはいえ缶コーヒーは嫌いではない)
(そしてコーンポタージュやおしるこも捨てがたい)
(あえて「おしるこコーラ」をもう一本、という手もある)
(誰も通らないのをいいことにじっくり時間をかけて悩む)

佐伯貴子 > (最終的に選んだのはおしるこであった)
(小銭を入れ、ボタンを押す)
(ガシャンと落ちてきたのは目的のおしるこ)
あつっ!?
(意外な伏兵であった)
(温度設定が若干高い!)

佐伯貴子 > (仕方がないので、長袖の袖を伸ばして持ち上げる)
(そのまま、袖を余らせて両手を行ったり来たりさせる)
何をやっているんだ私は…
(そうしていると日も暮れてきた)
(飲み始める頃には適温になるだろうか)

ご案内:「常世公園」から佐伯貴子さんが去りました。
ご案内:「常世公園」にライガさんが現れました。
ライガ > 秋の訪れとともに、日もだんだん短くなってくる。
日没から徐々に冷えてくる空気を吸いながら、無意識に手をすり合わせた。
はぁーっと、息を吐く。まだ、白くなるほどではない。
これから肌寒くなってくると、身体を温めるためにも運動が欠かせなくなるだろう。
とはいえ、毎日それなりにはやっているのだが、そろそろトレーニング方法を変えてみるか。
そう考えながら、気が付けば公園に足が向いていた。

「お、ホットに切り替わってきてるな。缶コーヒー、だけじゃなくてたまには別のに挑戦するか」

自販機の前で考え込む、無難なものからキワモノまで、多彩なラインナップだ。

ライガ > いつぞや噂になった、不可思議な自販機とは違い、
ここにあるのは、仮にも厳正なチェックが入った飲める物である、たぶん。間違ってもデスジュースなどは……
ライガは列をひと通り見回し、視界の端に禍々しいパッケージがかすめると、そっと何も見ていないことにした。

「明らかに甘そうなやつは論外だな。おしるこコーラとか、文字だけで胸焼けしそうだ。
と、なると。今日は、これにするか」

一つのボタンを押すと、ガコン、と音を立てて茶色の缶が落ちてくる。
それを手に取り、両手で包み込んで熱をしばらく堪能した後、
ぷしゅっとプルタブを開けて、湯気の立つ液体を渇いた喉に流し込んだ。

「……ってこれ、味噌汁かよ。
運動後の水分補給って感じじゃないな、これ」

ライガ > とはいえ、塩分がとりたくなかったわけでもない。
時々混ざっている滑子やネギを引っかからせないように気をつけつつ、ちびりちびりと飲む。
今日の公園は、珍しく静かだ。
ベンチに向かって歩きながら、視線を左右に向けるが、時々入り口の外を通り過ぎる学生のほかには、人影も特に見当たらない。

「ま、これが平穏ってやつだな」

ぼんやりと暗くなりつつある広場に、外灯に照らされたベンチがある。
みそ汁の残りを飲み干すと、空き缶を屑籠にぽーんと投げ込み、
それが宙を落ちていく間に素早く腕を斜めに振る。

開け口から綺麗に2分割された状態で屑籠に消える空き缶をチラリと見、
振った指先に水滴がついてないのを確かめるように、軽くなぞった。

ライガ > ベンチに寄り掛かって、夜空を見上げる。
このところの忙しさで上を見る機会もなかったが、からりと晴れた空に瞬く星々は、奇妙にもライガの居た世界とよく似た並びであった。
もちろん、あるはずの星は見えず、見覚えのない星が輝いていたりはするが。

「星辰に関係する魔術だと、ちょっと世界変わるだけで面倒なことになるよな。
幸い僕の術はそういう心配は少ないけど、たぶん慣れもあるんだろうな。この世界に来て過ごした年数のぶんだけ」

うとうとと微睡みかけ、はっとして飛び起きる。
いかんいかん、こんなとこで寝たら風邪をひいてしまう。
ふぁーあ、とひとつ、大きなあくびをし、後頭部を掻く。

「よし、ここじゃできることもないし、帰るか……」

ご案内:「常世公園」からライガさんが去りました。