2016/04/02 のログ
ご案内:「常世公園」に城 北風さんが現れました。
城 北風 > 「4月だというのに冷えるな…くそ。我は寒いのは好かん。寒いくせに花とか咲くのはなお好かん」

(ブツブツ言いながら男子生徒が公園に足を踏み入れる。大きな鞄を抱え、手には分厚いノートと虫眼鏡を持っている)

「……この辺りから始めるか」

(ビニールシートを敷いて荷物を下ろすと、手袋を嵌めて地面を虫眼鏡片手に這い回り始めた…)

城 北風 > 「ひぃっ……くしゅん!ふぇっぐしゅん!!ぶぇくしゅん!!
 …くそ。だから春は好かんと言うのだ」

(涙目でくしゃみをしながら、男子生徒は地面を虫眼鏡で見つめながらずりずりと四つん這いで這い回っている)

(時折足を止め、ノートに何やら書き込み、また虫眼鏡で地面を見つめる… それを繰り返している。)
(くしゃみが止まらず、少々だるそうだが、あまり気にしてはいないようだ。)

城 北風 > 「この辺りはあまり影響はないのだろうか…ふむ…
 まぁいい。サンプルとして持って帰るか」

(男子生徒は立ち上がると、ビニールシートに置いた大きな鞄を引っ掻き回し、中から折りたたみ式のスコップを取り出す)
(きょろきょろと周りを見回し、邪魔にならないような植込みの辺りまで移動すると、おもむろに地面をスコップで掘り返し始めた)

「…ぶぇっくしゅん!!ふぇ…っぐしゅん!!
 ああくそ、集中できん!
 だかしかし、これもまた我が神の与えた試練に外ならぬ…ならば我は耐えて見せよう。神の従順なる僕として…
 ……フフフフ……フハハハハハっくしょん!!」

(一人で怒ったり笑ったりくしゃみをしたりと忙しいようだ)

城 北風 > (10センチほど地面を掘り返したところで、再び荷物の元へと戻り、中からいくつかの小さなガラス容器を取り出す。)

(穴の脇にしゃがむと、手で地面を軽く崩し、指でつまみ上げた砂の様子を確かめたり、手のひらに乗せてじっくりと観察したりしながら、ガラスの容器に砂を詰めていく。)

(容器に砂を詰め終わると、ノートに何やら書き留めて立ち上がった。)

「さて。ここはこれでよかろう。次はどこにするか……
 理想は落第街なのだが…そう言えば、あの辺りには行ったことがないな。
 あまり興味もなかったが…さて……」

城 北風 > 「さすがに風紀委員や公安委員ももう我のことを気にしたりはしないだろう。
 宗教施設群に近づかなければ大丈夫なはずだ……うん……大丈夫だろう」

(やや青ざめた顔でぼそぼそと呟くと、手にしたガラス容器を荷物の中にしまうため、周囲をハンカチでぐるりと拭う)

「しかし、何故に落第街だとかスラムだとか、ああいうものができるのであろうな。
 自然の淘汰とでも言うべきなのか…しかし人間は神の下で皆平等であるがゆえ、生まれや育ちや能力にはなんの違いもないと思うのだがな…」

城 北風 > 「…いつまでもこんな場所でのんびりと突っ立っているわけにもいかんな。
 早くしないとまた不審者だのなんだの言われんとも限らんからな…!
 我ほどの善良な男がいわれなき迫害を受けるなどとんだ不条理。だが禍根の芽はないに越したことはなかろう」

(言い訳でもするように呟くと、手にした道具たちを荷物の中に詰め、ビニールシートを回収すると、足早に公園を出て行った…)

ご案内:「常世公園」から城 北風さんが去りました。