2016/05/11 のログ
■陽実 凛 > 「あぁ、折角のなつかしのカラスの手羽先とから揚げがー!」
消えた、仕留めたと思ったら消えましたよ。
あれ?突っ込みの声が聞こえてきますね?
気のせいでしょうかときょろきょろと見回すと、いました。
「……しょう かん、 じゅう?街中で?
え、でもカラスって害獣だから駆除はしていいものですよね?」
一旦首かしげた後、取りあえずカラスについての認識についてを聞いてみました。
怒ってる様に見えますが、ちょっととぼけてぽけっとした顔を作って解ってない振りもして毒気を抜く努力をして見ましょう。
ところでそろそろ短刀が落下すると思うのですが、取りに行きたいなぁ、と視線を向けました。
■高峰 司 > 「オマエアレ手羽先とから揚げにしようとしてたのかよ!?」
空を飛んでる鳥を見かけて、思いついて実行する事がそれか、と思うと愕然とする。
こう、理屈が全然通じない感じがヒシヒシと。
「ここら辺の事知るために飛ばしてたんだよ!ありゃフギンとムニン、北欧の神格だ!害獣じゃねーよ!!」
ぎゃあぎゃあとがなり立てる。ぽけーっとした雰囲気が余計苛立ちを募らせるが、傍から見てそれが神格である事などわかる筈もないので、言ってることは司も大概無理筋である。
……短刀に関しては、完全に意識からすっ飛んでいる司である。目の前の非常識な(司視点)相手にプッツンする事でいっぱいいっぱいなのであった。
■陽実 凛 > 「害獣を駆除して食料にする。理に叶ってると思うのです。」
こくこくと小さく頷きます。
この理屈で通じるか恐る恐るほわほわ雰囲気を作ってみました。
育たない外見年齢の有効活用のつもりです。
「それはごめんなさい、でも、知らない人には害獣のカラスでしかないです。
狩られそうになった経験、よくあると思います。」
ごみ収集の人とか、町の美化委員さんとか、害獣駆除業者さんとか、駆除しそうな人は多いと説明してみるのです。
その間にベンチ近くに短刀が落下していくのが見えましたが、今は放置しました。
■高峰 司 > 「いやー……間違っちゃいねーけど、普通に飛んでるだけのカラスを積極的に狙う奴ぁいねーんじゃねーかな……」
げんなり脱力。まあ、確かにフギンとムニンが神格だなんて分かりようもないのだが、飛んでるだけの(だけではないが)いたいけなカラスに即ナイフは流石に普通ではないだろう、と言いたい。
「こいつ等神格だしな……狩られた事ねーんじゃねーかな……」
なんせ、北欧の主神オーディンの遣いだ。そのオーディンは普通に神話の中で、人間にキレられて斬り付けられたりしてるので、案外フギンとムニンもそう言う話があったのかもしれないが。
■陽実 凛 > 「……ここにいるです。知ってる人にもいたです。」
はーい、と挙手してみました。
いない事はありませんと主張もしてみます。
「狩られたらそれで終わりじゃないですか?
神格だろうと喰われたと言う概念には勝てないのではないでしょうか。
なので狩られそうになった、とお聞きしたのですけれど。」
説明して、立ち話でいいのかなと視線でベンチを示してみました。
■高峰 司 > 「オマエは多分例外……って他にもいたのかよ!?」
ショックである。空を飛んでるいたいけなワタリガラスを、即ハンティングする奴が複数名いるのか、この学園は。
フギンとムニンによる情報収集、控えた方がいいかもしれない。などと考えつつ、取り敢えず会話は続ける。
「いやまあ、多分そうなんだろうな。北欧なんてのは特に、死んだら神でも普通に死ぬ世界観だしよ。ただ、アイツらはあくまで情報収集の手駒だ。別にいちいち狙われたこともねーんじゃねーかな」
今度聞いてみるかな。などと言いつつ、釣られて視線をベンチに向ける。
……なんか近くに刺さってる。
「……あれ、オマエのか?」
近くの地面に刺さっていた短刀を指さして、げんなりと。
■陽実 凛 > 「いましたいました。カラスの蒲焼美味しいって言ってました。」
学園にいるとは一言も言っていませんが、伝わったみたいなので良いでしょー、とすれ違いに気付かずスルー。
「情報収集の斥候って、真っ先に狙われますよ?
情報を持ち帰らせない、合流された時の戦力低下、怪我だけでも相手に治療の手間をかけさせられますから狙わない理由は他の事で忙しいか見つけられなかった位なのではないですか」
真剣な無表情になって、斥候が狙われる理由を並べてみました。
納得していただけるかは別です。
「あ、そうですそうです。拾ってきます。」
頷いて、短刀を急ぎ足で拾いに行き。ついでに荷物が置いてあったりしないかチェックです。
■高峰 司 > 「カラスの蒲焼とか聞いたことねぇ……」
溜息。そもそもカラスって食べて美味しいのだろうか。そこからしてよくわからない。
「あー、違う違う。戦争中の話じゃなくて、コイツ等は主神オーディンの手先なんだよ。
コイツ等に手ェ出すって事はオーディンに喧嘩売るっつー事だし、オーディンと敵対してないなら、迂闊に手ェ出す奴はいなかったんじゃねぇかな。あくまで、平時に世界の状態を確認するためのモンだよ」
ただ、オーディンは『フギンとムニンが毎日世界中を飛んでいるが、戻ってこないことを心配している』と言った趣旨のことを口にしていたりもするので、案外狙われたこともあるのかもしれないが。
そこら辺は、フギンとムニンに直接聞いた方が速いかもしれない。
「っぶねぇな……アレ、誰かに当たったら大惨事だぞ?」
上から降ってきた短刀に当たって事故死とか、考えたくもない。
ちなみに荷物はない。フギンとムニンを飛ばすだけのつもりだったので、手ぶらで来たのである。
■陽実 凛 > 「私もその話を聞くまでありませんでした。」
なんとフランス料理では高級食材なのだとか。
ただしカラスの中でも種類によりけり。
「神の手先に手を出すと、勢力を敵に回す、潜在的な敵対者の判別ですね。」
と、理解した振りをして、自分が短刀投げた事をそ知らぬ顔してみました。
狙われたら返り討ちにする準備が必要でしょうか。
「カラスに命中させる軌道でしたから、いきなり消える事が想定外でした。
これからはちゃんと不意を打ちます」
短刀を回収しながら、回避されないように気をつけると伝えて、白木の鞘に短刀をしまい。
荷物が無い事を見て、そのままベンチへと座ります。
■高峰 司 > 「マジにあるのか、知らなかった……」
司の常識に、カラスを食べるという発想はなかった。世の中は広い。
「ま、そー言うこったな。そういう意図があったかは知らねーが」
オーディンは知識馬鹿と言う表現がふさわしい神であり、そのくせ割と畜生なところがある神だ。ヘイズレク王とヘルヴォルのサガでは、自分が騙したのがバレて斬りかかられ、それに逆ギレして暗殺者を差し向け、ヘイズレク王を殺したことまであるのだ。なんだコイツ。
よって、その腹の中で何を考えていたかは、フギンとムニンから話を聞いても、ある程度しか察する事は出来ないだろう。大して興味もないが。
「そりゃまあそうだろーが、いきなり狙うのがどーなんだよ……」
フギンとムニンでの情報収集をする時は、コイツに気を付けないとマズいと言うことを改めて認識。
そして、自身はベンチに座らず、少し距離を置いて立ったままでいる。
……これくらい離れていれば、何かあっても召喚獣で対応出来るだろう、と言う距離である。
■陽実 凛 > 「他にも食用と知られていない召喚獣が多そうですよ?」
動物系の召喚は気をつけた方がいいのです、とご迷惑をかける気がしたのでアドバイスっぽい事を言ってみます。
「オーディン、割と管理社会してた神だったのですね」
そしてその手先がさっきのカラス。
良い物食べてそうで美味しそうです。
ぐぅきゅるる。
「この通りの状況でして。」
お腹の音にかこつけて、舌出してみました。
てへぺろチャレンジ。通じるといいですね。
■高峰 司 > 「マジかー……気を付けよ」
大真面目にそんな事を口にする。
召喚獣とは契約関係だ。契約主として、無駄な危険に晒すのは憚られる。
あくまで必要な時に、手を借りるのだ。
「どーなんだろうな。オーディンは知識馬鹿だから、単純に世の中を知っておきたかっただけかもな?」
まあ、知らねーけど。と適当な事を言いつつ、ぎゅるると聞こえてくる音に顔をしかめる。
「……なんも持ってねーぞ、アタシは」
金ならあるが、払ってまで腹を満たしてやる義理が無い。
また、これで召喚獣契約……と言うのも、流石になんかこう、色々と躊躇われる。
いや、それ以上に……価値観がズレ過ぎてて、若干契約するのが怖い。
■陽実 凛 > 「それで、一体何を調べていたのでしょう。」
周辺調べる的お話でしたけど、一体この辺りの何を調べると言うのか。
歩いて調べても然程変わらない上、召喚の手間もないのではー、とじっと目を見て問いかけて。
「屋台とか通らないでしょーし、飲み物で誤魔化します。」
おでんさん話は切りまして、てへぺろチャレンジ失敗したので、近くの自販機に向かってお腹にたまってくれそうなチョコドリンクを買いに行きました。
■高峰 司 > 「あ”ー?大したことじゃねぇよ。アタシはここの新入生だかんな。手っ取り早くここら辺をパーッと調べたかったんだよ。地理とか」
本当は『召喚獣になってくれそうな心の弱った人間』を探していたのだが、それを正直に言うつもりはない。
言って得をする未来も見えないし。
「おーおーそーしろ。つーか、公園出て飯食いに行けばいいんじゃねーの?」
金あるんならさ、と。
と言うか、もしかして金あるのにたかろうとしてたのか、コイツは。いや食品が欲しかったのか。人の手駒を食品扱いすんなよな。などとぐるぐると考えつつ、そんな事を口にする。
■陽実 凛 > 「ああ、新入生同士だったんですね。
私は陽実と言います。」
あ、同級生かも、とやっと微笑んでお辞儀してみました。
それからチョコドリンク片手に戻り。
「たまに野生の動物を狩って食べたくなるんです。
空腹の時に動物を狩って焼いて食べる美味しさ、と言って通じますでしょうか。」
おなかが減った時に買って食べるのもいいけれど、狩ってその場で調理して食べる美味しさもあるんです、と年齢相応の無邪気そうな笑顔向けてみました。
■高峰 司 > 「……司。高峰司だ」
少しためらって、素直に名乗る。
躊躇ったのは、名前には魔術的な意味があるからだ。名前を知られたが故に呪い殺される、と言うこともありうる。
が……名乗られて名乗り返さないのも不自然だし、自分の体には魔除けの効果を持つハガルのルーンを刻んである。
ので、まあ大丈夫だろうとあっさり慢心したのである。
「いやー、アタシにはピンと来ねぇなー……別にハンディングとかした事ねーし、飯作んのも楽しいとかねーし」
料理はするが、それも作業に過ぎない。単なる作業に喜びも何もない。
食事をするために必要な過程。金を払えば場合によって省略可能。
司にとって、料理とはその程度のものであった。
■陽実 凛 > 「司さん、よろしくお願いします。」
手袋嵌めたまま右手を差し出して握手を求めてみました。
大丈夫、手袋嵌めてるし、会話は穏やかな気がしたから最初の分はある程度暈せてる、と信じてみて。
姓だけ名乗って名前部分名乗ってないのは単に名乗り忘れです。
「ハンティングは好みですけれど、料理は出来ないと大変ですよ?」
楽しいからしてない、と深読みして。
料理しない系女子を見る目で見てみました。
■高峰 司 > 「あいよ、まあよろしくな」
握手。無警戒に握手しているが、ハガルのルーンがあるから何かあっても大丈夫だろうとタカをくくっているのである。
「あ”ー?料理はするぞ?ただ、そりゃあ単なる作業っつーだけだ。アタシにとっては料理なんて、食うための飯を用意する作業でしかねーんだよ」
だから楽しいとかそう言う物はない、と。
そんな味気ない言葉を、めんどくさそーな顔で返した。
■陽実 凛 > シェイクハンドぶんぶん。
パワーを抑えてるつもりでしたけど、ちょっと肉体派じゃないと強いかも。
「え、あ。そうすると、さっきのてばさ…ふぎんとむにゅんのご飯なんかも流れ作業で愛着もなく?」
と言う事なのでしょうか。
料理だけなのかわからないですけれど、なんとなくあれ?と首かしげて。
■高峰 司 > 「痛い痛い、ちょっと強いってば!」
手をぶんぶんされ、顔をしかめる。
あくまで司は魔術師、別に肉体は鍛えてない。ルーンで補強しない限り、普通の女の子のそれと大差ない力なのである。
「今手羽先って言おうとしたかコラ。フギンとムニン、だっての。アイツらに限らず、別に召喚獣の飯の世話はしてねーっての。アタシが呼ばない分には、アイツら勝手に暮らしてるし」
司の召喚術が、術師の意思で遠方にいる契約対象を呼び寄せるものだ。
つまり、フギンとムニンは今転送したため、北欧の方を飛んでいるはずだ。そして、そっちでの生活は別に把握はしていない。どうやって食事をしているのかも知りはしない。
ある意味で放任主義のようだが、実際は単に興味も必要もないだけである。
■陽実 凛 > 「あっ。ご、ごめんなさい。」
手を離して、ちっちゃく頭下げて。
やっちゃったと、ちょっぴりすまなさそうな顔。
「大抵の鳥類はから揚げや手羽先変換しちゃうのです。
暮らしてる所を偶に急に呼ばれる、って事なんですね。」
召喚術の知識を仕入れ、ほー、へー、と感嘆の溜息。
前半を軽く流す試みしながら手ぽん。
「あ、そろそろ帰った方が良さそうな時間ですか?」
■高峰 司 > 「ってて……まあいいけどよ」
ぶんぶん。力は強そうだ。これは契約持ちかけた方が良かったか?とも思うが、機を逸したので今回は断念。
「そういう事だな。つっても『呼べない条件』っつーのも設定してるから、呼ばれたらマジにマズいって時は召喚がまず機能しねぇ」
例えば、人間なら入浴中、排泄中、性交中などが該当する場合が多い。それも契約時にある程度詰めるポイントだ。
「ぁー……そうだな。ま、そろそろ帰る頃合いか」
ついでに、早く帰って二羽から情報を得たい。
早めに戻ってきたと言うことは、何かを掴んできたと言うことなのだろうから。
■陽実 凛 > 「あははは……加減、やっぱり難しいです。」
空笑いしてました。平和な世界って大変です。
「あー。えっと、それって、召喚したら寝てたとか、羽根広げてオスがメスに求愛してたとかそういう事がない代わりに緊急時に呼んでもミス!があると。」
本当に緊急事態の時に呼べない召喚って怖いなぁ、と感想を浮かべ。
「それでは、今度はまた学園で。」
それではと手を振って、また会いましょうーと駆けながら帰って行きました。
途中で通りすがりの鳥類の断末魔っぽい物が聞こえたかも知れませんが、ご飯が一品増えてる位でしょう。
ご案内:「常世公園」から陽実 凛さんが去りました。
■高峰 司 > 「ま、寝てる時は叩き起こせる契約の奴もいるけどね」
精霊系なんかは、割と制約が少ない上に強力なので重宝する。
人間は、タレントに見るものがあるのと、意思疎通ができるのが長所だ。
「あいよ、じゃーな」
ぷらぷら、と手を振って見送り……こっそりと、フギンとムニンから報告を受ける。
「……へぇ、成程な?」
極上だ。
落第街を飛び回っていた時、会話を聞いて、その上で映像も手に入れたらしい。そのイメージを確認して、狙いを定める。
「古武道の経験あり、しかし根は甘く、そして被レイプ経験。更に写メばら撒かれてる、か……」
くつくつ、といやらしい笑みを浮かべる。
条件に合いすぎだ。レイプ、しかも写メがばら撒かれてるとあらば、放っておけば公用便器扱いまで見えてくるだろう。少なくとも、その情報が出回っている範囲では、そいつの人生は終わりだ。
だが……ルーンを刻み、ある程度守ってやることは出来る。
それを交渉材料にすれば……貴重な前衛が、手に入る可能性がある。
「伊都波 凛霞、か……くくっ。今度接触してみるか」
またにやりと笑ってから、その場を後にする。
……聞こえてきた鳥の断末魔はキニシナイ。
ご案内:「常世公園」から高峰 司さんが去りました。