2016/07/03 のログ
ご案内:「常世公園」に佐伯貴子さんが現れました。
佐伯貴子 > (夕暮れ時でもまだ暑い。
 蒸し暑い。
 子どもたちは噴水で遊んでいるがそろそろ水が止まる時間だ。
 そうなったら子どもたちは帰るだろう。
 その時には自分も帰ろう。
 木陰のベンチに座りながらそう思った)

佐伯貴子 > (夏になると活発になる種族もいるもので、
 昆虫型の生徒に何人か職務質問をした。
 うだっているのは哺乳類型くらいである。
 その中でも貧弱な地球人類である佐伯貴子は、
 他の例に漏れずうだっていた)

暑い…

ご案内:「常世公園」に沈目言正(エルピス)さんが現れました。
沈目言正(エルピス) >  
 夕暮れ時。
 長い栗色の髪をお団子ヘアにまとめ上げた少女のような少年、あるいは少年のような少女が公園を歩く。

 左側が切り取られた長ラン、3本の左義腕、右義足の――沈目言正、またの名をエルピス。
 その様に呼ばれ、公安委員会に所属している生徒が一人。
 自販機を見つければ、適当な飲み物を購入。そこで人心地付いたのだろう。
 周囲を見渡して、貴子を見つけた。
 

佐伯貴子 > やあ、エルピ…沈目。
この暑いのに外出とは仕事か何かか。

(主に二人で会うことが多かったため、
 どちらの名前で呼ぶべきか迷ってしまった。
 とにかく声をかけて手を振る。
 相変わらずベンチでグダっている)

沈目言正(エルピス) >  
「もう、沈目で良いよ。
 エルピスで通してたのは表の窓口になるために名前を売るためでもあったみたいだし、
 今は大体認知されたから。」

 ふわり、と微笑む。
 子犬のように懐っこい笑顔だ。

「うん、そんな所。
 最近、ちょっと変な動きをする団体が多くてねー……
 ……貴子ちゃん、大丈夫? ぐったりしているみたいだけど……」

 左腕の一本で頬を掻きつつ、もう一本でジュースを飲む。

佐伯貴子 > じゃあ沈目だな。
公安も複雑だな。

(思えば昨年の大きな事件の多くは公安関係であった。
 そのイメージを一人で塗り替えてきたのだろう。
 公安委員会に明るいイメージが必要かどうかは知らないが)

そうなのか。
団体が多い、と聞くと心配になるが…
私は暑さに参っているだけだ。
食べて眠れば朝には元気になっている。

(ぐっと拳を握ってみせる。
 しかし表情はダルそう。
 というかやる気なさそう)

ご案内:「常世公園」にノッシュさんが現れました。
沈目言正(エルピス) >  
「結局、通称も本名も通っちゃってるけどね。」

 明るく苦笑する。
 公安の"イメージ"については賛否両論もあり
 秘密組織ではなく委員会であり、内部に於いても多くの思惑もある。
 故に、エルピスのようなものも一側面でしかないと言えばそうなる。
 委員会の中でも、特に一枚岩でない委員会だろう。

「ううん、多分大丈夫だと思うんだけどね。
 一人はあのメルル博士だから言うまでもなさそうだし……」

ノッシュ > 夕暮れ時の公園に いつのまにか てこてこと何処からともなく現れた白猫。

もふりもふりと尻尾を揺らして ちょこんと絶妙な夕日が照らされる処を避けてお座り。

公園にある茂みの下から 二人の様子をこっそり観察中。

佐伯貴子 > じゃあエルピスのほうがいいかな…呼び慣れているから…

(風紀委員が公安委員を詮索するなど聞いたことがない。
 逆はよくあるらしいが具体的な話を聞いたことがない)

メルル博士…ああいうのにも探りを入れる仕事か。
私には絶対向いていない。

(気だるそうに手を振った)
>エルピス

(猫には気が付かない。
 そう言った異能は持っていない。
 明らかな殺意などなら話は別だろうが)

>ノッシュ

沈目言正(エルピス) >  
「ん。それも僕だからね。どっちでも嬉しいよ。
 とりあえず、貴子ちゃんは何時も通りみたいだし、
 安定しているから大丈夫だと思うけれど……カラ元気の張り過ぎで無理しないでね。」」

 へにゃりと、ころころ笑う。
 懐っこい調子で貴子の隣に座った。

「あの博士さんは別の意味で大変そうなんだけどねー……
 ……と、あんまり仕事の話を吹聴しちゃうのもまずいかな。」

 いくら大胆に行動しているメルル博士でも、の言葉も込み込みつつ。
 今の所は白い猫には気を配る様子はなく、会話に華を咲かせている。
 

佐伯貴子 > 私はいつもいつも通りだぞ。
安定感が売りなんだ。
カラ元気というならこんなにだらけた姿を他人に見せない。

(ぐでっとしている)

メルル博士はよくいる研究者じゃないのか。
研究施設群にいそうな…まあいいけど。

(こういう仕事についていると他言無用の情報は山ほどある。
 特に佐伯貴子のような下っ端は、
 無知の幸福を味わっていたいというものだ)

>エルピス

ノッシュ > 暫し観察していた白猫 ゆっくりと茂みの下から二人のいるベンチの方へと移動開始。
動けば滲む 少し淀んだ魔力の質、殺気とは違う得体の知れない気配を纏わらせて少しずつ近づく。

その視線の先にはちゅんちゅんと虫かなにかを啄む小鳥達。
もふもふの白猫は急に殺気を出して 地面を疾走! 飛びかかった先にいる小鳥に狙いを定めて四足で
二人の視界に映るか分からないが横切っただろうーが、寸でで小鳥は飛び去って、

ずしゃああ と空振りした猫が転がり べしゃっと伸びてしまった― 尻尾がぺたぁんと やるきなさそーに揺れる。

佐伯貴子 > …猫!?

(目ざとく白猫を発見する。
 カワイイモノを見る瞳になる。
 具体的にはキラキラし始めた)

>ノッシュ

沈目言正(エルピス) > 「うん。よくいる研究者なんだけどね。」

 くすっと笑って流し――

「んぅ、猫さん? 」

 目を輝かせた貴子の視線を追う。
 転がって伸びた猫が見えた。
 妙な力は感じるけれど、一旦置いておこう。

「ほんとだ。猫さんだ……ぐったりしてるのかな?」
 
 

ノッシュ > ぐて―と伸びていた猫、もふもふだったのは埃にまみれて現状一寸灰色の猫。
むくっと顔というか頭を持ち上げて伏せの状態で視線をちらりと佐伯の方を視た 耳がぴこっと揺れる。

「にゃぁーん」(なんですかー)

むくむくっと起き上がって 獲物を取り逃がして少し項垂れているというかなんというか
主に佐伯の方へと殺気も何もなくなった白猫?は近づきます。
…淀んでいる魔力の妙な濃さはそのままだが。        >ALL

佐伯貴子 > ちょっと待ってくれエルピス。
優先事項ができた。

(ベンチには座ったまま上半身を乗り出すと、
 近づいてくる白猫に右手人差し指を差し出す。
 ピコピコ動かし興味を引こうとする)

実は私は…
猫が好きなんだ。

(突然の告白であった)

沈目言正(エルピス) > 「あ、う、うん。 猫なら仕方ないよね。」

 僕も好きだし。
 ――いずれにせよ特にアクションは起こさず、観察を続ける。
 相変わらず妙な魔力?かな。かなあ、とも認識しつつ、
 白猫と貴子の可愛らしい触れ合いをその視界に収めている。
 
 

ノッシュ > (今の私は猫 猫なんです…ああああ、そんな動きをされたら 反応してしまうではないか!
もさもさと揺れて埃を身じろぎだけで落とすと 汚れは少しあるが白猫に戻った。
…佐伯がやっているその動きに にゃぁーんと甘えたような鳴き声を発して)

「にゃーん にゃ うにゃ」

(妙な魔力の淀みは特に悪さをしていない、単に外海と中身が釣り合っていないだけだったりする)

(人差し指の動きに もう撫でられるか抱きかかえられるかまで近づくと すんすん匂いを嗅ぎ始めー出来たら その指をぺろりと舐めたい!)>佐伯

(もう一人の沈目さんには 視線は気づいたので 尻尾をぱたりと揺らして猫の様に振る舞ってみよう)

佐伯貴子 > かっかわいい!
かわいいぞエルピス!
この子は人に慣れている!!

(いつになく興奮した口調である。
 指先に匂いをかがれ、舐められたら)

キャア!

(なんだかよくわからない喜びの声を発した。
 左手をぶんぶん振っている。
 淀み程度の魔力の変化には気づかない。
 戦闘要員ではないので)

な、撫でてもいいのかな?

(なぜかエルピスに聞く)

沈目言正(エルピス) >  
(魔法猫の類かなあ……)
 
 とりあえず、普通の猫じゃない。
 普通の猫じゃないなら何かというと、ちょっと難しい。
 ともあれぱたりと尻尾を倒したり、貴子に甘えるような猫なで声を示したり、
 気儘に振る舞っている辺り、一旦は有害でないと認識し。

(食べ物でもあればよかったんだけど、持ってないなあ……)

「うん、なんだかとっても懐っこいよね。
 たまたま――貴子ちゃんの扱いがうまいからそうなのかもしれないけど……

 ……えっと、貴子ちゃんが撫でたかったら撫でて良いと思うよ。
 僕に聞かれてもこまるし……。」

 ごもっとも 
 

ノッシュ > (絶賛猫。中身は如何せん 人ですので人慣れはしている。
ぺろぺろと佐伯の指を嗅ぎ そして 舐めてる。ざらざらしている猫の舌は されている方にとってどうな…まぁ 興奮なさっている様子なので 猫だし ツッコミは出来ない。)

「にゃにゃにゃ」

(特に何も抱きかかえられても撫でられても 尻尾は揺らしますし耳もぴこぴこ揺らします。
舐め終わると じっと見上げて 佐伯へと無垢な視線を向けるのです。

…観察終わりました?? なんかそんな視線が消えましたわ。沈目さんの様子は此方も気には止めていた程度)

佐伯貴子 > 私は猫には逃げられる体質なんだが…
そうだよな…エルピスに聞いてもしょうがないよな…

(白猫の顎下にそっと左手を伸ばし、
 顎を撫でる。
 反応が良かったら抱きかかえたいところだが、
 そろそろ日が沈む。
 つまり公園警邏は終わりということだ)

…猫と遊んでいるとお金がもらえる部活ってないかな?
生活委員会とか?

(とんでもないことを言い出した)

ノッシュ > (顎を撫でられれば ゴロゴロゴロゴロ…あの謎の音が漏れ始める。
どうしてなんだか 鳴る。 どうしようもない。そしてそのまま抱きかかえられれば ぷらーんと足が揺れるだろう。
もう色々と人慣れし過ぎた飼い猫…首輪ある事から。)

「にゃー」(え?)

(猫と遊んでいると金がもらえる部活はあるんですか!!…一人で内心ツッコミ…空しい)

沈目言正(エルピス) > 「逃げられるんだ?」

 言葉を受け、一度は止まった観察を再開する。

 貴子の言葉を真とすると――猫じゃない。あるいは猫でも理性がある存在。
 もしくは化生か、変身できるなにか……その様に目星を付けてから、改めてぼんやりみる。
 とても懐っこい仕草だが……

「……ちょっとうらやましいかも。」

 一足飛ばしてある仮定に至れば、口に出しつつ。
 何を思ったのかはともかく。

「流石にないと思う……委員会じゃないけれど、猫カフェぐらい?
 生活委員会は……どうなんだろう? 猫を保護するけど、保健所みたいにするかもしれないしし……ううん?」

 内部で扱いが割れてそう、なんてこともちょっと思いつつ。
 

佐伯貴子 > 猫に警戒されるんだ…

(明らかに不審になるのが悪いのかもしれない。
 日が沈み噴水も止まり、子どもたちの姿はもうない。
 とても名残惜しそうに白猫を離した。
 震えるほど名残惜しそうに)

猫カフェ経営したらどうなんだろう…
この島では採算が取れなさそうだ…
保健所は…嫌だよな…

(後ろ髪を引かれる思いで白猫の頭をひと撫ですると)

…じゃあ私は歓楽街の方へ移動する。
迷い猫ではないと思うが、
首輪に連絡先でも書いてあったら連絡してやってくれ。
じゃあな、エルピス。
そしてにゃあちゃん…!!

(変な名前をつけた上にエルピスに後始末を押し付けて、
 涙をこらえて走っていくのであった)

ご案内:「常世公園」から佐伯貴子さんが去りました。
ノッシュ > (正体が自称人外と名乗っているとある少女そのもの。
何度か猫になって居りその演技度は本物そのもの。猫とか鳥とかその辺の姿はなろうと思えばなれる。
…今回は変身ではない 明らかに魔術薬の失敗からなっている。

…は! 観察が 視線が 来ている!!)

「うにゃ? にゃー」(は! な、なんですか??)>沈目

「うにゃ。にゃーん」

(警戒のけの字もなかったこの猫、佐伯は猫カフェを経営するのか!?と視線を見上げたが 一度撫でられたので一声位鳴いておこう。
みょうなあだ名がついたが 次回からその名前は頂こう!  走り去っていく姿を尻尾を揺らして見送ります)>佐伯

沈目言正(エルピス) > 「うん。何か分かったらちゃんと送り届けるよ。
 またね。貴子ちゃん。」

 ひらひら左手を振って見送り。
 席を立ってみている辺りに物凄くこちらに反応を示す。

「警戒とは違うし、何だろう?」

 ……多分悪いものではないので、逃げなければ近付いて、
 改めてしゃがんで猫を見てみる。 まだ触らない。

「挙動不審になっちゃうだけ、なら、慣れている猫ってだけかなぁ……
 ……猫さん、お家帰れる?」

 おもむろに、そう聞いてみることにしてみた。
 その様な調子で、観葉植物にでも語り掛けるように尋ねたか。
 

ノッシュ > (ぺたんぺたん もふもふ。 白くてまんまるな置物に視られがちの白猫。大凡 もふもふ過ぎて首輪が見つけにくいがある。
尻尾を揺らして じっと沈目を見上げていたが、相手が動けば視線も動く。猫は基本 動くものに反応する)

…「にゃあ」(何でしょうか?)

(逃げもしないし 隠れもしない 視線は先程よりは縮まった―相手がしゃがんだことによって)

「にゃ? にゃーぁ…うにゃうにゃ…」(寮の手前で捕まりますよぉ。…念話できたらなぁ…やってみよ)

(猫は猫なりに努力をし始めた。が、暫くは 言葉には反応しても口から出るのは猫の鳴き声だったりする)

沈目言正(エルピス) >  
 テレパシーは出来ないものの、
 態度そのものはそれとなく察する事が出来る。困っている風に思える。
 ただ、行動そのものはとても猫っぽいのでそこがひっかかる。

 まるっこく見えるけれど、毛がふさふさしてるのかな、なども観察を通じて認識。

「……うーん。」
 
 ……とりあえず触ってみようか。
 そっと手を伸ばす。
 

ノッシュ > 猫の声帯は生憎人の言葉を喋る様に出来ていない。
とはいえ 見た目は猫 中身は自称人外たる存在 出来ない事はなくはない!と猫のしては
一寸項垂れたがすぐに耳をピンと立たせてやる気をーしょげた。

「にゃ? にゃーん」(撫でる? もふもふの魔力を存分にご堪能あれ!)

ふさふさし過ぎて 丸っこく見えるだけの白猫。尻尾がぱたりぱたりと揺れる。

沈目言正(エルピス) >  
「はふぅ……」

 何だっていい。今はこのもふもふの魔力を堪能する。
 逃げさえしなければ、数十分程無邪気な童女のように猫の毛並みを堪能する。

 ……ふと、瞬きを一つ。何かを思いついたのか、意識を張り直す。

「猫さん。僕の言葉分かる?
 はい で 三回。 いいえ で 五回 叩いたり、できる?」
 

ノッシュ > 撫でられている最中は 全くの猫そのものでした。
逃げるとか普通の猫だったらありがちな選択肢が無いらしい。
人慣れし過ぎた猫とも称されても仕方のない行動っぷり。

また 視線を見上げる様にしてみた。
提案は 簡単なようだ 念話が思いのほか出来なくて しょげた態度も 耳を動かし尻尾を揺らし きちりとお座りをしてから

「にゃ」(はい)

前足で三回 地面をぺしぺしぺしと叩いてみた。

沈目言正(エルピス) >  んん。確かな反応があった気がする。
 猫っぽい部分とそうでない部分があって、ちょっと不思議に考える。
 凄い家猫――と思っていた矢先に、確かな反応が返ってきた。

「んー…… 1足す1は?」

 ので、もう一個だけ確かめてみる。
 

ノッシュ > 前足を動かしての返答方法は簡単だった。
これだったら 意思疎通(物理的)は出来そうだ 一寸尻尾が嬉しそうに揺れる。
白くてふわふわもふもふな猫は きちんと反応していたが。

(それ 計算では!? 数学??え、どうしたら??)

凄く迷った素振りの白猫 前足が 地面をたたく前に揺れる と、徐に出した返答は

ぺしぺしぺ…し

三回だった…明らかに最後の前足は間違っていたが どう反応するだろうと ちらりと見てみた。

ご案内:「常世公園」に美澄 蘭さんが現れました。
ご案内:「常世公園」から美澄 蘭さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に美澄 蘭さんが現れました。
沈目言正(エルピス) >  
 凄く迷ってた。あと間違ってもいた。
 とても頭が良い猫程度なのだろうか。
 ひねくれものなのかもしれない。偶然ではなさそうだ。

「うーん。
 ……困ってるなら2回、困ってないなら5回ぺしぺしできる?」

 こてん、小首を傾げながら聞いてみる。
 さっきのは例外要素として置いておくことにした。
 

ノッシュ > 中身は如何せん 自称人外。それが猫の器で活動している。
猫の姿で 本来だったら念話でやり取りしようとしたが それが不能。
前足で物理的なやり取りは 微妙におかしい事になっている。

「…にゃ…ぁ」

ぺしぺし 前足で 2回 つまり 現状 困っている を選択。>沈目

美澄 蘭 > 「もう、そんな、いいってば…
………分かった。それじゃあそうする。あんまり派手なの選ぶつもりはないけど。

…じゃあ、またね」

歩道を歩きながら、何やら砕けた調子で電話をしていた左右で違う色の瞳をした少女。
通話を切ってから、疲れたように息をついて、端末をポケットにしまった。

(…有難くないとは言わないけど、ちょっと気を遣って欲しいとは思っちゃうわね…)

丁度公園を通りがかったので、飲み物でも買って休んでいこうかと、公園に入りベンチに向かった…ところで。
独特な服装の…性別が疑わしい(どちらかといえば、長い髪故に女性的な印象は受けた)人物と、何やらその人物がコミュニケーションを取っているらしい…動物?野組み合わせに気付く。

(…動物と、コミュニケーション?
まあ、この島だから何があってもおかしくないか…動物をお供にしてる人も、いるし)

そんなことを考えながら、好奇心丸出しで近づいていく。
気配を隠す術?ナニソレオイシイノみたいなド素人なので、気配は隠さない。
ただし、そんなに騒がしい方でもないので静かに近づかれると気付きづらいかもしれない。

ノッシュ > ぴこんと猫が先に反応した、と思う。
もうそれは本能のままの反応だった が 如何せん もふもふの猫では太刀打ちは出来そうにない。

もふもふと尻尾を揺らして 新たに気配の方へと見つめる事しか出来ない。
白猫は 大差行動をしていないし 動いてもいない 動いているのは主に耳と尻尾と前足位。

気配が隠れもしていないから 猫でも気づいたという>美澄

沈目言正(エルピス) > 「困ってる……。」

 唸んで淀む猫の声に、困ってるらしい。
 とは言え、どうしてかは分からないし、計算にはあいまいなものを見せていた。

(なりかかり? 引っ張られてる? うーん……)

 とは言え今の所どうしようもなく、
 事情を聞くのも難しいだろう。

「人間? 妖怪? 人間なら1回、妖怪なら3回、その他なら5回ぺしぺししてね。」

 フリーダイヤルの音声ガイドめいた提案をしつつ、はた、と、気配――
 ――厳密には物音や声、空気や地面の揺れ、そういうものを読み取って、美澄へと顔を向ける。
 軽い会釈を示し、彼女を認めた事を示すだろうか。
 

 

美澄 蘭 > 近づき半ば…1mくらいの距離感だろうか。人物と…その向こうにいる猫。両方から視線を浴びることになった。

「…あ、えーと…こんにちは。
………この時間だとこんばんはかしら?」

そう言って軽く首を傾げてから、まずは人と、それから猫に会釈を返し…

「………?」

猫の方を見て、おもむろに首を捻った。
何か違和感を覚えるらしい。

人物を迂回して、猫の方に近づこうとしてみよう。

ノッシュ > いつもだったらできる 念話及び人の言葉を喋る。それが今回に限ってなのか全ての選択肢が詰んでいる。
猫としては使える駒がない事から 正直戸惑っているし困りもする。

何より意思疎通が出来なければ 理由が言えない!!

(次なる質問が来た、人間? いいえ、 妖怪? いいえ …ああああ)

その他の五回を選択… ぺしぺしぺしぺしぺし。
猫はもはや まともな鳴き声も発しなくなってきた 口から洩れるのは 「うなぁーん」というやる気の殺げた鳴き声>沈目

(…?おや? 分かってしまうでしょうか?何とか人外?時に逢っている友人たる先輩だった。
その方がこちらに来るべく近づいてきている、何故 沈目さんを迂回して??)>美澄

沈目言正(エルピス) >  
 困り果てた反応と共に5回。
 少々ややこしいが、とても困っている事は分かる。

「ん、うん。こんばんわ。お姉さん。
 この猫さんが困っていて、ボクの言っている事も分かるみたいだから色々質問してたら、いい時間。」
 
 にへら、と、柔らかく微笑んでみる。
 その後に迂回されたので、警戒されたのかなと、少々の違和感を覚える。
 とは言え、避けられているならあまり追わぬべきか。さりげなく離れて、さりげなくベンチに戻る。 
 

美澄 蘭 > 迂回したのは特に意味はなく、気付かれたし相手のパーソナルスペースに配慮を試みただけなのであるが。
その人物が離れると、何やら気を遣わせてしまった様子に少し申しわけなさそうな表情をするも…好奇心駆動の蘭は意外と子どもっぽい行動をするのである。
猫のそばにしゃがみ込みつつ、人物と猫の間で視線を行き来し。

「……人の言葉が分かる猫が困ってたの?」

何か怪訝そうに眉をひそめながら、問いかけは人の方へ。
ただし、視線は猫中心である。何か引っかかるらしい。

(………人の言葉が分かる猫を忘れるとか、ありえないと思うんだけど………)

じー、と猫を見つめる。
そんなわけで、魔力察知能力由来の、言語化出来ない既視感を覚えているのだ。

ノッシュ > (もう 疲れましたわ…)
取りあえず 困っているのは通じたと思うので前足ぺたぺた交渉は休みたい。
白猫はお座り状態から ころりと転がって丸くなろうと寝っ転がり始めた。
…て 沈目がさりげなく離れて ベンチに腰掛けた事から
今度は美澄さんをじっと寝っ転がり丸まりながら見上げる事に。

猫は見られている。 猫は戸惑っている。
というか猫の纏まっている魔力が淀んで魔力としては詰まって問題を起こしている状態だ。
魔力察知が高ければ 猫の喉元を中心に淀んでしょうもない魔力の詰まりを見つけられる事だろう。

沈目言正(エルピス) >  
 所属上、距離の取り方には慎重なものがある。
 性格としては懐っこく、オフの時はとても懐っこい彼ではあるが、
 相手から慎重さが読み取れれば迂闊な行動はとれない と 基本は慎重を択ぶ。

 申し訳なさそうな表情を読み取れば、柔らかく笑みを浮かべて気にしないように意を示し。

「うん。多分。でも計算はできないし、反射的な……時間を置かない反応は猫のものだと思う。
 考える事はできるけど、引っ張られているか、変化の類……どっちにしても人間でも妖怪でもないみたいだけど……
 ……って、疲れさせちゃったかな。」

 ぐてんとした様子を伺えば、ばつが悪そうに目じりを下げて視線を逸らす。
 ちょっと申し訳なかった。 
 

美澄 蘭 > 人の方が柔らかな表情を浮かべてくれれば、少しほっとして。
ただ、彼?彼女?が言葉は通じるけれども意思疎通に難儀したらしい様子を聞いて。

「………引っ張られてる、っていうのは、元は人に近いけど今は頭も猫に寄っちゃってる、みたいな感じ?
…疲れてるし…凄く、目に見えて困ってる感じよね…見られて嫌がるでもなくぐったりしちゃうし」

うーん…と、考えるように声を漏らしながら引き続き猫観察中。
………と、蘭の魔力察知が、猫の体内の魔力異常を、「非常に漠然と」捉えた。

「………喉に、何か詰まらせちゃってる?」

保健課所属とはいえ、流石に猫は専門外である。
ポケットにしまった端末を取り出して、応急処置の方法を調べようという構え。惜しい。

ノッシュ > 猫はやる気が無い 猫は丸くなっている。
猫は兎も角 中身が疲れ果てている…詰んでいる。

…うにゃーん…

鳴き声もやる気なかった あ、尻尾が揺れた

もう二人の会話は聞くだけに限る。…一瞬 濃厚な魔力が一筋 虚空へと飛び去って行った。
猫(中身はアレ)が単発使い魔を遠隔で呼び寄せ行動を発動。届けば程無くして 何かは来るだろう??来るといいな…

沈目言正(エルピス) > 「なの、かなぁ。
 でも人間でも妖怪でもない、みたいな答えだったし……うぅん?」

 何かを探り始めたとみる。
 思い当たる節があったのかな――と言った所で、自前のスマートフォンに連絡が入る。
 バイブレーションでそれを察知して中身を見れば、ううんと唸り。

「――あっ、ごめん。僕はそろそろ行かなきゃ。
 えっと、ごめんね。猫さんの事、お願いしてもいいかな。」
 
「多分大丈夫だと思うけれど、何かあったら、あるいは伝えて欲しかったら――
 公安委員会の一般窓口に、"エルピス"充てまで届けてくれれば僕に繋がると思うから。
 勿論、もっと適任の所が有ったら、そっちに届けて貰った方がいいと思うけど……」

 ベンチを立つ。
 来て直ぐ買って飲み干したジュースはゴミ箱に捨てて、そのまま足早に去るだろう。
 強い魔力の動きは感じたが、解決のために何かしたのだろうと察せば気に掛ける事はなく。

「えっと、またねっ!」

ご案内:「常世公園」から沈目言正(エルピス)さんが去りました。
美澄 蘭 > 「………塩………?」

調べて出て来た応急処置方法に、渋い顔。
流石にこの場にそれはない。
…と、人の方は何か用事が入ったらしい。

「ええ…私で良ければ、出来るだけ頑張ってみるわ。
…私は猫の方は分からないけど、保健課の方に行けば詳しい人も多分いると…思う。

…それじゃあ頑張ってね、”エルピス”さん」

立ち去る人影を見送りつつ。

「………?」

魔力が旅立つ痕跡を掴むと、何となくその筋を目で追う。

ノッシュ > なんかもう 佐伯先輩から 白猫にゃあちゃんと名付けられ、その先輩は今しがた去っていったエルピスに託していった。
そのエルピスは今度は美澄先輩に託さなかったか?? えええどうにか なら…もう去っていった人を見送る事しか出来ない。

夜の帳の降りた公園の上空から 漆黒の鷹―美澄先輩の家に何度か着て居る筈のクロがやってきた。
ちらりと美澄先輩を視たかと思うと、むんずと猫を持っていくように掴むと 
ぷらーんと猫を掴んだまま闇夜へ飛び去って行ったという―

まぁ そこで目敏ければ 猫の正体は あれだったと気づくのではあるまいか、と。

ご案内:「常世公園」からノッシュさんが去りました。
美澄 蘭 > 魔力を飛ばしつつ、見た目的にはどこまでも投げやりになりつつある、猫。
そこに、漆黒の鷹が降り立ち…無造作に猫を掴んで、飛び去っていく。
一瞬の出来事であった。

「………クロ………?」

先ほどやって来て、猫をつれて飛び去ったのは、魔術や音楽のことで交流のある後輩(自分に扱えない技術を持つ彼女に、「後輩」という感覚を蘭はあまり持っていないのだが)が育てた鷹ではなかったか。
突然の出来事に、大きな瞬きを数回しながらその場に取り残される。

(………あの猫もなぎささんの使い魔だから、何か見覚えがある気がしたのかしら?)

しかし、猫がその後輩当人であると判断するには、蘭は「未知」に疎過ぎた。
「未知」に対する「無知」が、そしてそれを咎めない「常識」が、蘭の能力を飛躍させる、「枷」になっていると言えただろう。

…しかい、まだ、その「枷」を自覚せぬまま。

(今度なぎささんに会ったら聞いてみましょう)

そう考えながら、蘭は帰途に着いたのだった。

ご案内:「常世公園」から美澄 蘭さんが去りました。