2016/07/05 のログ
ご案内:「常世公園」に阿曇留以さんが現れました。
阿曇留以 > その日は暑かったので、つい、というわけであって。

公園にある噴水。
この季節は常に水がでており、子供たちは水に浴びて涼んでいたりする。
また、噴水から出た水を逃がすため、川になるような道を作ってある。
その満ちは池まで通じており、どうやらそこへ溜まるようになっているようだ。

留以は厚さに耐えかね、履いていたサンダルを脱いでその川のような道に足をつける。
スカートの裾をもって、ちゃぷ、ちゃぷ、と。

阿曇留以 > 水の、ひんやりした感覚が留以の体へ伝わる。
しかし極端に冷たいわけじゃない。
体を冷やしすぎない、適度な冷たさ。

「んっ、もう夏ねぇ。
梅雨はどこにいったのかしらぁ」

ぱしゃぱしゃと水を跳ねさせながら、空を見る。
雲ひとつない、快晴だった。

ご案内:「常世公園」に南雲 海斗さんが現れました。
南雲 海斗 > 「はっ、はっ」

熱い中ランニング中。いつもの日課も、この時期となるとしんどいものだ。
だけれど、少しでも強くなるために稽古の継続は必須。と言うわけで頑張る少年である。

「はっ、はっ……あれ?」

が、途中でふと足を止める。
目の端に、見知った顔が映ったからだ。
改めて確認し、ぱぁと顔を明るくして近くに駆け寄って行く。

「阿曇さん、なにしてるんですかっ?」

……流石に、お姉ちゃんと言うのは、良いかどうかわからなかったので我慢した。

阿曇留以 > ちゃぷちゃぷと、まるでダンスするかのように足を動かしていたが、声をかけられればそちらを向き。

「あら、海斗くん。
ちょっと暑かったから水に足をつけてたのよ~。
海斗くんはランニング中?」

ロングスカートをふとももまであげ足を水につけている。
海斗とは対照的に、実に涼しそうだ。

南雲 海斗 > 「ああ、成程!今とっても熱いですもんねっ!
はい、ボクはランニング中です!」

言いつつ、ランニングを中断して横に並ぶ。

「涼しそう……ボクもやってみていいですかっ?」

涼しそうな姿を見て、やってみたい、と言わんばかりに聞いてみる。

阿曇留以 > わざわざ許可をとってくる海斗に小さく笑い。

「もちろんいいわよ。
確認取らなくてもいいのに」

ちょっとだけ場所を空けるように下がる。

南雲 海斗 > 「あっ……ごめんなさい、つい……」

えへへ、と笑って、ジャージの裾をまくって足を水につける。

「わ、結構冷たい……気持ちいいですねっ!」

この暑さで水も温くなってるんじゃないか、と思っていたら、思ったよりも冷たかったようでちょっとびっくり。
だが、それが気持ちいいのである。

阿曇留以 > 「気持ちいいでしょう?
なんだかもう夏みたいね」

水着だったら噴水のほうへいって浴びるのもよかったかもしれない。
公園だし、大人だからそこまでのことはできないが。

「そういえば、海斗くんって泳ぎは得意なの?」

そんな疑問を投げかける。
よく鍛えているようだから泳げるのか疑問に思ったのだろう。

南雲 海斗 > 「ですねっ、梅雨はどうしちゃったんでしょうか」

海斗としては雨のザーザー降りが続くのは嫌だが、それでもこの暑さであるから、梅雨の齎す多少の涼しさが恋しくもある。
その後湿気で蒸し暑くなるのもお約束だが。

「あー……えっと、実は、ボク泳げなくて……。
と言うより、ちょっとトラウマになっちゃってるんです」

しょんぼりとして口にする。
もっと小さい時に、プールで溺れたのがトラウマになって、足がつかない水深の場所に行くと途端に溺れてしまうようになってしまったのだ。
いつか治したい、と思っているのだが、中々上手く行かないのである。

阿曇留以 > 「雨が降らないと、節水とか言われちゃうのかしら……」

この島は、もしかしたらあるかもしれない。
というか、この島、ダムはあるのだろうか。
島の観光案内などにはなかった気がするが、もしかしたらひっそりあるのかもしれない。

「あらあら……やっぱり泳げないのね……」

やっぱり、と口にしてしまうほど予想は出来ていた。

「じゃあ、今年は特訓かしら。
泳げるようにならないとね。
せっかく海に囲まれた場所にいるんだから」

南雲 海斗 > 「節水かぁ……シャワーとか、浴び過ぎないようにしないといけませんね」

シャワーと言うのは不思議なもので、ついつい惰性で浴び続けてしまう事がある。
そう言うのは、もし本当に節水と言う話になったらよくない事になってしまうだろう。
いや、そうでなくともあまりよくない。気を付けよう、と小さな決意をする海斗であった。

「や、やっぱりって……じゃあ、お姉ちゃんが教えてよぅ」

やっぱり、と言うことは予想していた、と言う事。
ついついむすーっとして、口調も砕けてしまう。
ちょっと本気でむくれているようだ。むっすー。

阿曇留以 > 「そうねぇ……夏場だからどうしてもシャワーの回数とか増えちゃうのだけれど……。
とりあえず、水道の出しっぱなしとかを気をつけないといけないかしら」

ときどき、やってしまうのだ。
気付いたら冷蔵庫あけっぱなしとか、水道だしっぱなし、シャワーちょびちょび漏れてる、などなど。

「あら、そんなこと言っていいの?
私、泳ぎに関しては結構スパルタよ?」

ふふふ、と怪しい笑み。
留以は生まれた場所が海沿いだったということもあり、かなり泳げる自信がある。
しかも、ちょっとスパルタ気味だったりする。

南雲 海斗 > 「ボクも、結構のんびりシャワー浴びちゃったり……」

なんとなく、本当になんとなく、のんびりうだうだとシャワーを浴び続けてしまうことが、たまにあるのだ。
あれって、結構気持ちいいのである。

「……お姉ちゃんが教えてくれるなら、がんばる」


むすっとしつつも、やはりなついてるのは変わらないようで。
多少スパルタでも、頑張るつもりでいるようだ。
でもむすー。

阿曇留以 > 「そうよねぇ。
特に女性は長く入ったりするから……。
髪が長いとその分手入れも大変なのに……」

切ればいいのかもしれないけど、職種的にきるわけにはいかず。

「あらあら、ほんとに?
途中で泣き言いっても聞かないわよ~?」

ちょっと怒ったような顔をしている海斗に意地悪そうな笑みを浮かべつつ、つんつんと頬をつついてみる。

南雲 海斗 > 「お姉ちゃん、髪綺麗だもんね……さらさらしてそう」

純粋に、美しいと思える長い髪。
ただ伸ばしているだけではなく、しっかりと手入れもされているのだろう。それがよくわかる。
そんな綺麗な髪の毛が、海斗は好きだったりするのだ。

「むー……やるもん。お姉ちゃんをびっくりさせるんだ」

つんつんとされればよりむすっとしながら。
完全にむくれた弟、と言う感じで留以を見上げている。

阿曇留以 > 「ふふっ、ありがとう海斗くん。
ちょっと触ってみる?」

なんて、自分の髪の毛を近づけてみて。
しっかり手入れしているらしく、髪質もあってさらさらしている。

「あらあら、言ったわね~。
じゃあ夏本番になったら一緒に泳ぎに行きましょうか。
しっかり泳げるようになるまでやるから、覚悟しててね?」

むくれた顔の弟。
そんな可愛い光景に思わず頭をなでなでしてしまう。

南雲 海斗 > 「え、いいの!?」

ぴくん。
ちょっと触ってみたいなー…と思ってたけど口に出せずにいたので、喜んでその髪に手を伸ばす。

「わぁ、さらさら……綺麗……」

極上の織物にも勝るとも劣らない……とまで言うと大げさかもしれないが、それくらいの感覚を海斗に与える綺麗な髪。
それを触れたことをこっそり大喜びしている海斗である。

「うんっ、じゃあお姉ちゃん、しっかり教えてね!」

髪を触らせてもらったのと、頭を撫でられたことで機嫌を直し、元気いっぱいに返事をする。
そう言う姿は、やはり年相応の子どもであった。

阿曇留以 > ちょっとくすぐったい感じはするが、喜んでいるならそれもよしとしよう。

「最近は湿気があったりしてちょっと手入れも大変だったりするのだけれどねぇ。
今日は晴れてるおかげで湿気もそんなになくて、さらさらになってよかったわ」

雨の日はもうちょっとサラサラ感がなかったかもしれない。

「は~い、任せて。
しっかり教えるからね」

まだまだ子供のように無邪気な子をみて笑い。

「さっ、それじゃ私はそろそろ戻ろうかしら。
海斗くんは、まだランニングするのかしら。
帰るなら送るわよ?」

太陽が昇っているし、特段送る必要はないが、それはそれ。
帰る間も話そうという事だろう。

南雲 海斗 > 「じゃあ、今日は晴れててよかったね!」

単純な話だが、暑くてもそれでOKらしい。
余り複数の要素を一緒に考えられないのは、子供ゆえか。

「うん、楽しみにしてる!
あ、じゃあもう帰るから、送ってってくれる?」

きゅ、と袖を掴んで言う。
折角なのだから、一緒にお話しする時間は長くとりたかった。

阿曇留以 > 「じゃあかえりましょっか。
また今度、手合わせしましょうね」

留以は別にバトルジャンキーというわけではないのだが、海斗もちょうど良い強さのために、自分から誘ってしまう。
そんなことを言いつつ、袖を掴んだ海斗を送っていく。
途中、何か買い食いなどもするかもしれない。

南雲 海斗 > 「うん、今度は負けないよ!」

敬語を完全に忘れ、気を緩めたまま一緒に帰って行く。
買い食いなども、初めての経験で。
一緒に帰ると言うだけなのに、たくさんの初めてに目を輝かせることだろう。

ご案内:「常世公園」から阿曇留以さんが去りました。
ご案内:「常世公園」から南雲 海斗さんが去りました。