2016/07/12 のログ
ご案内:「常世公園」に真乃 真さんが現れました。
真乃 真 > 今日も今日とて困ってる人はいないかと探す男が公園を行く。
異様な長さのタオルを首に巻いた男だ。

しかし、今日は普段に比べて公園を行く人も遊ぶ子供も少なく感じる。
答えはとても簡単、今日は暑いのだ。

「いやー参るね!」

木陰のベンチに座り込み首に巻いたタオルの端でパタパタと扇ぐ。
暑い!海とか!海とか行きたい!泳ぎたい!

真乃 真 > ここなら日差しは和らいだもののやっぱり暑いなんせ風がない!
タオルパタパタを続けながら辺りを見渡すとサッカーをやってる子供が見えた。
人数が足りてるようなので今日は数合わせに入る必要もないだろう。

「…熱中症とかいけるのかな?」

見ると飲み物は持っているようだったので要らない心配だった。

そしてこの公園には噴水があることを思い出し目を向けようとする。
あれは、良い見るだけでも涼しくなる。
もし、あれに入ったら涼しいのだろうと思うけれど
流石に入らないだけの常識が意外なことにこの男にも存在するのだった。

ご案内:「常世公園」にクロノさんが現れました。
クロノ > (あつい。言うまでもなく夏真っ盛り、ともあれば至極当然のことなんだけど。)

──… ん、

(夏になれば暑い暑いと項垂れ、冬になれば今度は寒い寒いと震える人間よりは稼働環境もタフめにできているけど、それでもロボットだって精密機械塊なんだし、やっぱり暑いのも寒いのも苦手。公園の傍ら、ちょうど木陰になっているベンチの片隅で、スライムよろしく溶けそうに伸びきっている鋼鉄の男の子。)

真乃 真 > 近くのベンチに同じようにへばっている男子の姿が見えた。
見た感じロボっぽい!凄いロボっぽい!前にあった全身ロボの人よりずっとロボっぽい!
でもたとえロボでもこのへばり方は良くないなと早速、話しかける!

「いやー!今日は暑いね!すごい駄目な感じになってるけど大丈夫かい君?水とか飲む?飲める?」

機械に熱中症はあるのだろうか?
そういえば前に会った機械の人はオーバーヒートした時に水飲んで直ってた!

「えっと、塩分補給の飴とかもあるよ!」

これはおそらくいらぬ気づかいだろう。

クロノ > ……ん、んぁ、 …あー。
(声を掛けられて、男の子の形をしたロボットは少し遅れてゆっくりと顔を上げる。)

…ぅん、まだなんとか平気だけど…暑い、ね。水も飲めるし塩飴も好きだけど…大丈夫。ありがと。
(よいしょ、と伸びきっていた上半身を起こして、相手に向き直る。)
…きみは、大丈夫?
(コンピュータや電池残量等の状態を示すインジケータランプが点滅する男の子のおでこに汗の粒はなく、行動や表情では夏バテを表現できても、人間同様の生理現象までは再現できないらしい。見た目相応に旧式と思われる。)

真乃 真 > パタパタとタオルの端で片側は自分にもう片側は機械の少年を扇ぐ焼け石に水くらいの効果はあるだろう。

「大丈夫ならいいんだ!うん、でも好きならこの塩飴はあげよう!いっぱいあるから!」

飴を一つ渡し自分も一つ口に入れて噛み砕く。うん、塩分補給大事。
本当なら水も一緒に渡したいけども水はいっぱいないので大丈夫じゃない人の為にとっておこう。

「僕も、全然大丈夫!と言いたいけどこの暑さは参るね!海行きたい!」

実は下に汗を完全に吸収し尽くすシャツ(歓楽街の店で購入)を着ているので首から下は普通の人より大分快適である。
それでも、首に巻いたタオルの部分は酷く暑い、むしろ熱いくらいなのでプラスマイナスかろうじてプラスぐらいである。

クロノ > …んふふ、ありがと。いただきまー… す、

(猛暑の炎天下。受け取って包みを開けてみたけど、既に二人よりも一足先にトロットロに溶け始めていた飴はべったりと包み紙にくっついてなかなか上手に取れてくれない。仕方なく包み紙ごと口元に持っていって、ぱく、と口に運ぶ男の子の舌は金属色の光沢、キャタピラみたいな板の連なったいかにも機械らしい形状。)

…ふふふ。海かぁ、そうだね、夏と言えば海。僕は水に入ったら壊れちゃうから、水辺はちょっと怖いけど…遠くから眺めるのは好きだよ。
(二人がけくらいのサイズのベンチ、ちょうど木陰だし、座る?って隣を示してみる。)

…ビーチバレーとかしたり、砂でお城作ったり…浜辺でバーベキューとかも楽しいよね。
(見紛うことなきロボットたる男の子だけど、そうニコニコ顔で楽しそうに話す海遊びの内容はとっても人間臭くて、けっこうリア充してそうなもの。)