2016/08/13 のログ
■クロノ > …ふふ、ありがと。千尋も、気をつけて帰ってね?
(自身を労ってくれた彼女にニコニコ笑顔で礼を言いつつ、金属の手をゆらゆら振って見送りを。この辺りは割と治安は落ち着いている方だけど、一応。)
…んー、先生、って呼ばれるとなんかくすぐったいね。ロボットって、人々の生活を補助するための道具だし…そんなに気を使わなくてもいいんだけど。
(同年代であろう二人から敬語で話されて、男の子はちょっと照れ臭そうに困惑しつつ髪を掻く。)
…ふふふ。クロノ、でいいよ。僕は教師ではないから、住んでいるのも学生寮だし。それに、僕もこの街に来てまだ数ヶ月だから、似たような感じかもね。
(来たばかりという彼に、まだ割と新入りのロボットはよろしく、と金属の手を差し出してみる。見た目はメタリックだけど、軟質皮膜でコーティングされていて、触れるときっと少し柔らかくて、あんまり冷たくはない。)
■羽切 東華 > 「おー同じ転入生とはまた心強いかも。何せ田舎から来たから、あちこち目移りしてもう訳が分からなくてさ。」
小さく苦笑いで肩を竦めつつ、同級生で同じ転入生、という立場の者と知り合えたのは普通に嬉しいし心強いもので。
「うーん、まさか生きてる間にロボットを見る事になるとは…田舎を出てみるモンだなぁ」
そこまであの婆ちゃんが考えていたのかどうかは兎も角として。
少なくとも、広い世界を見て来いという意味合いもあったのだろうか?とフと思い。
…と、踵を返す少女へと視線を戻す。どうやら一足先に引き揚げる様子。
「ああ、お休み。緑茶ありがとうな?今度お礼はすっから。」
自分もボチボチ引き揚げる時間帯だが、こちらも少女に笑みを返して軽く右手を振って見送る。
「んー俺はロボットを直に見るのはクロノさんが初だけど。道具だとかなんだとか気にしないし…分かった、じゃあ敬語は無しで」
と、あっさり割り切ったように笑顔で頷く。彼もまだここに来て数ヶ月らしい。
今夜知り合った3人はまだ全員が常世島に来て日が浅いメンツなのかもしれない。
ともあれ、こちらも右手を差し出して彼の金属の手と握手を交わし。
「おぉ…何か意外と冷たくない?むしろ人の皮膚と同じような感じが」
■クロノ > ふふふ、僕も、この街では自分以外のロボットにはまだ出会ってないなぁ。きっと少数派なんだろうね。
(すぐに切り替えてくれたのか頷く彼に、ありがとう、と礼を。同時に握手で感じた感想を述べられて、クスクスと楽しそうに微笑みつつ)
…ん。手だけはね。腕とか脚とかは、鉄板そのままだよ。東華も寮暮らしってことは、きっとこれからよく会うかもね。その時は気軽に声かけてくれたら嬉しいな。
(おでこのインジケータがチカチカ点滅しているのは、この男の子を制御しているコンピュータの動作状況だろう。プログラムで作られた仮想人格の魂は、しかし年頃の少年らしく人懐っこく、ごく人間らしい思考と挙動を出力する。)
■羽切 東華 > 「むしろ、ロボットどころかここは異能とか魔術とかぶっ飛んだ…ゴホン、飛び抜けた連中が集まってるって噂に聞いてたんだけど…」
ロボットという時点で彼のインパクトは十分に強いのは確かだが。
確かに、彼の言うとおり改めてその全体を眺めてみると、矢張りメカメカしい部分が大半だ。
握手を交わしつつも、メカの素人の男には何が何だかまだよく分かって居ないが。
「ああ、寮暮らしが一番安上がりな気がしたし…最初はアパート借りる予定だったんだけどな」
が、常世島をリサーチ、もとい事前の情報収集する時間が全然足りず、結果的に男子寮に入るのが手っ取り早いという事になった訳で。
と、そこで左手首にしていた腕時計を眺める。実はまだこの時点で携帯を持っておらず。
「あー悪いクロノ。俺はそろそろ引き揚げないと。そっちはどうする?」
と、腕時計から彼へと視線を戻して問い掛ける。
■クロノ > …そうだね、科学文明の産物である僕から見ても、魔法とか、そういうのは不思議だしちょっと憧れるなー。…あ、飛び抜けた人も時々居るみたいだけど、学校とか、表通りの繁華街は割と平和だよ。
(…と、ここ数ヶ月で感じた街の生活の感想を伝えてみる。)
ぁ、うぅん。気にしないで。僕も仕事上がりのお散歩途中だったし、このあとは特に予定はないよ。
(同じ寮暮らしということであれば、どのみち向かう家路も同じだし、と。男の子ロボットは彼の帰路に共につこうかと提案して。学校の事とか、街の大まかな案内とか、他愛ない会話を楽しみつつのんびり歩いて帰れたら嬉しい。)
■羽切 東華 > 「…成る程。割と平和って事はやっぱり危険な地区もあるのは本当なのか。」
彼の言葉にほぅほぅと相槌を打ちつつも、その言葉の裏側…危険な地区も矢張りあるのだと察して。
「そっか。じゃあ一緒に帰るとしますか~」
帰る場所が同じ、とあらば笑顔でその提案に乗るとしよう。
多分、帰りながらもこの常世島についてのあれこれとか、学園の施設について聞いていたかもしれない。
ご案内:「常世公園」から羽切 東華さんが去りました。
ご案内:「常世公園」からクロノさんが去りました。