2016/08/21 のログ
ご案内:「常世公園」に滝川 浩一さんが現れました。
ご案内:「常世公園」から滝川 浩一さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に滝川 浩一さんが現れました。
ご案内:「常世公園」から滝川 浩一さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に滝川 浩一さんが現れました。
■滝川 浩一 > なぜか日課になりつつある夜の公園への参拝。
夜風が涼しくて、静かな雰囲気がどことなく田舎に似ているのか最近は夜になると毎日来ている気がする。
少ない街灯の光に照らされ、公園の入り口に立つと公園内にパイプ組みのテントがあるのを視認する。
「……何あれ?」
他にも屋台の土台のようなものがそこかしこに置かれており、何なのかという興味が尽きない。
ふと、公園にある掲示板に目をやる。
(『常世花火大会』…?あぁ、夏だからか。都会じゃあんまり花火なんてしないって聞いたのに、中々粋だなぁ)
掲示板の張り紙の文字を黙読し、そのように考える。
花火大会があるとすれば、あれらは屋台とかスタッフ待機場とかか。とテントや土台を見て考える
■滝川 浩一 > 「……花火、かぁ……」
そう呟きながらベンチに腰をかけ、空を見上げる。
光が周りに少ないためか、都市化が進んでいるこの島でも星は綺麗に見える。
「綺麗だな。…」
そう呟き、前を向くと頬をかく。
夜風が気持ちいい。このままここで寝てしまおうかなどと冗談を考え
■滝川 浩一 > 「なんて、風邪引くし何取られるか…」
鼻で笑い、その冗談に独り言でツッコミを入れる。
しかし、本当に心地よい。田舎ほどではないがここは自然も多いし、来てよかったと思う。
ここに来れた理由は…
「異能のおかげ、か」
ベンチに体重を預けそのように呟く。
流石異能、発現するだけで快適な生活を提供してくれるな。
…してくれる、が…何だこの胸騒ぎは。
何故だか嫌な予感がする。
■滝川 浩一 > 「異能について詳しく知らない…っていうか、この島についても詳しく知らないもんなぁ…」
頬をかき、そのように呟く。
(やっぱり、多少の危険は覚悟でも、全てのエリアに一回は行った方がいいかな。
異邦人街とか…あと落第街とかも…ちょっと怖いけど)
深呼吸して、目を瞑りそのように考える。
■滝川 浩一 > 「……すると、まずは…」
危険な場所から片付けよう、そう考えこの島の危険な場所を想像する。
歓楽街?気を付ければ別に安全だろう。
落第街?歓楽街ほど安全ではないだろうが、一番と言われれば微妙な気がする。
異世界から様々なモノが転移し、それらが蔓延る荒野…そうだ。そこが良い。
「転移荒野…」
未開拓地区の半分以上を占める荒野。
その場所へ向かうことを決めれば、何故だか心臓の鼓動が早まる。
それは恐怖によるものではなく、むしろ興奮による心臓の高鳴りであった。
(興奮が止まらない、体がウズウズする。俺は、異能を使って戦いたいのか?)
胸を抑えると、そう考えつつ立ち上がり、寮を目指し歩き出す。
夜の公園は静かであったがそれとは反対に彼の心はとても情熱的に燃えていた。
ご案内:「常世公園」から滝川 浩一さんが去りました。