2016/08/30 のログ
ご案内:「常世公園」に滝川 浩一さんが現れました。
滝川 浩一 > 既に周囲は暗く、公園も電灯が灯り数時間したころ。
ペタペタとサンダルの音を鳴らし、一人の少年が公園へ入っていく。

「疲れた…」

目を擦り、公園のベンチに腰掛け夜風に当たる。
その少年の顔は何処となく疲れが垣間見えるだろう。

最近休みがないのか、ベンチに座ると心地よくなってしまい、ウトウトしてしまう。

滝川 浩一 > 「ダメだ。起きろ…起きろ」

頭を振り、前のめりになって目を覚ます。
ここで寝たら何が起こるかわからん。
夜風にあたりに来たがこのままでは寝てしまう。

「……そうだ」

何かを思いついたかのようにそう口を開けば立ち上がる。
公園の中央付近へとくれば、拳を握ったり閉じたりを何回か繰り返し、右足を踏み込む。
すると青い光が公園に発生する。

暗い公園の中で発生した青い光は幻想的な空間をその場に展開する。

滝川 浩一 > 「少しばかり、実験でも…!」

右手を前に突き出せば、粒子のような青い光がその手に集中していく。
出来上がったのは六角柱の装置。
大きさはバスケットボールほどで片方の底面には窪みが出来ており、それに合わせてすり鉢状に装甲が取り付けられている。
装甲と装甲の間からは精密機械が伺える。また窪みの中心には小さな赤いスイッチがある。

見た目だけでもこの時代の兵器でないことはわかるだろう。

「やっぱり出来た。…機能テスト機能テスト…っと!」

それを地面に置き、中央のスイッチを押す

滝川 浩一 > ボタンを押せば、すり鉢から青い光が上方へ向けて放たれ、その光は周囲へと拡散して
半径3mほどの半透明の光のドームを作り出す。
ドームは正六角形で構築されており、地面に面する部分はそれに応じて六角形が途切れていた。

そのドームに閉じ込められる形となった少年は驚いた様子で周囲を見る。
少年から見れば周囲は青い半透明の六角形が並んでいるように見えるだろう。

「おぉぉおお!?…おぉぉー」

その様に声を出しながら手をドームに近づければ、手がすり抜けて外界へと出ていく。
再度手を引き戻せばドーム内に入っていく。
手を出したり、引っ込めたり、それを繰り返しつつ感銘を声を挙げる。

滝川 浩一 > 「っと…流石に目立ちすぎか」

機械を消し去り、青い光へと変換させれば自然とドームも消え去る。
その次に青い光が消え去り、いつもの夜の公園へと変わる。

(この続きは訓練施設で、か)

首を軽く鳴らし、そう考えると公園を出ていく。
夜風が気持ちよいが眠気がすっかりふっ飛んでしまった。

ご案内:「常世公園」から滝川 浩一さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に阿曇留以さんが現れました。
阿曇留以 > 夏のような日差し。
肌を焼くような暑さに、しかしどこか秋を感じさせるような風が吹いている。

もうそんな季節だったかしら?

なんて内心で首を傾げつつも、公園のベンチに座り本を開く。
耳にはイヤホンをつけ、音楽を聴きながらの読書。

阿曇留以 > セミが鳴く声はほとんどしなくなった。
ほんの少し前には風情を感じなくなるほど鳴いていたのに。
一気に涼しくなったせいか。
読書に集中できるのはよいが、夏が過ぎ去ったような感じがしてしまう。

読んでいる本は男の子と女の子が入れ替わるお話。
わりとどこでもあるようなお話で、お互いが入れ替わって、お互いの生活を体験して、いつの間にかお互い意識しあう。
そんなお話。

阿曇留以 > ベタで王道な展開だが、逆にそれが良い。
ちょこっとファンタジーが入っているが、それが逆にスパイスになっていたりして面白くなっている。

そして、パタンと本を閉じる。
ふぁ、とあくびをして空を見て。
まだ日は高く、暑い。
しかし風は涼しく、日陰にいればよい感じなのだが。

ベンチからすっと立ち上がり、置いておいた刀をもってベンチから遠ざかる。

ご案内:「常世公園」から阿曇留以さんが去りました。