2016/09/24 のログ
ご案内:「常世公園」に加冷さち子さんが現れました。
■加冷さち子 > 室内が蒸し暑い。
されどエアコンを付けると寒い。
窓を開けてもイマイチだ。
故に涼みに外を出た、のだが。
「……涼しいけど湿気ています。」
確かに風は冷たい。
そして妙な湿気が纏わりつく。
暑くないから悪くは無いが、これじゃない感。
とは言え部屋よりマシだとベンチに座る。
「うへ、ひんやりしてます」
■加冷さち子 >
「しかも暇です。
TVもネットもないです。スマートフォンでも弄りますか。」
なにげはなしにスマートフォンを取り出して弄り始める。
ソーシャルゲームやネットサーフィン、SNSを適当に眺める。
特にすることもない、と言った体だ。
■加冷さち子 > 「……うへ、詰みました。
犬も対策もないのに羊を減らすカードしかありません」
別のゲームを始めたのだろう。
げんなりした顔でスマホを弄っている。
「はぁ、初手で詰むとどうしようもないです。
ヤギやヒツジを増やして遊ぶのはこの位にしておきましょう。」
ご案内:「常世公園」に世永明晴さんが現れました。
■世永明晴 > 目が覚めると公園だった、なんて笑い話にもならない。
いつもの事だったので、それ以上は考えず。
意図があっても、分かりはしないのだから。
どうせだから散歩でもしようと考える。歩くには悪くない気候だ。
「…………ん。あれ。……加冷さん……でスか。なにしてるんでスか、こんなとこで」
そんな時に知人に会ったのは、偶然であったのだろう。
■加冷さち子 >
「蒸し暑いんです。昨日は寒かったのにどうしてくれるんですか先輩。」
ぶー、と口を尖らせる。
寝起きだ、と言わんばかりの彼へと視線を合わせ直し、
「で、"寝起き"ですか世永先輩。
相変わらず難儀しているみたいですけれど。」
■世永明晴 > 「俺に言われましても」
苦笑をして、空いてるベンチの隣に座り込んだ。
「でも、そうでスね。ちょっと寝苦しいのかもしれません」
それでも、と一つ続け。
「あんまり、遅い時間に女性の一人歩きはよくないでスよ」
嗜めるような口調で一つ溜息をついた後。
「……もう慣れちゃいました」
■加冷さち子 >
「夢遊病者に襲われても防犯ブザー鳴らしますので。
と言うかナチュラルに横に座りますね世永先輩。3秒だけ見直しました。」
特に身体は動かさず。
ベンチの大きさ的に脇に退く必要もない。
「諦めたの間違いではないんですか。」
慣れた。
そう耳にすれば、即座に断言する。
■世永明晴 > 「……ん。あ」
あまり意識していなかったとばかりの声を上げる。
「すいません、どきましょうか」
歩くには体力がいる、立っているのも体力がいる。
まぁ、本当にただそれだけであったのかもしれない。
その言葉に少しだけ目を閉じた後、頭をかく。
「……どうでしょうね。よく、分からなくなってきました」
断言に返すのは、浮いた言葉。
■加冷さち子 >
「見直されたくないとかとんだチキンですね。
褒められて嫌な経験でもあったんですか。」
曖昧に浮いた世永の言葉。
聞き届ければ、すぐに言葉を返す。
「はぁ。寝ている方に聞いた方が良さそうですね。」
■世永明晴 > 「……あ。褒めてたんでスか」
すいません、ありがとうございまス、そう言いながら苦笑する。
分かりづらいのか、それとも自分が鈍いのか。
「嫌ですよ? もちろん、今の状態は。……でも、あれでスね。……」
少し、何かを言おうとしたのか。それっきり口を閉ざした。
■加冷さち子 > 「思わせぶりな態度ですね、世永先輩。
そうやって何人もの女を いえ、先輩に限ってそれは無いですね。」
言いかけて口を閉ざした素振りを見れば、冷ややかな瞳を作って視線を投げる。
はぁ、と、声で溜息を示し。
「で、どうします。
帰りますか。それとも遊びに行きますか。サタデーナイトですけれど。」
■世永明晴 > 「俺に引っかかるなら、詐欺の方を心配した方がいいんじゃないでスかね」
肩を落としながら苦笑する。
冷ややかな瞳に少し委縮したように背を丸めた。
「……えぇと。……暇なら付き合いまスよ。……遊びは、あまりわからないでスけど」
知ってまスか? 小首を傾げ、視線だけ横に向けた。
■加冷さち子 > 「詐欺に掛かるさっちゃんとか言うつもりですか。」
適当な冗句で流し、軽く思案する。
遊ぶとしたら――思い立った様に、スマートフォンを開く。
十秒もしない内に声を漏らし、スマートフォンの画面を世永へと見せる。何かをを見つけたのだろう。
調べものは得意だと言わんばかりの流れるような動作だ。
「ああ、今から急げばレイトショーが間に合いますね。
マジカルなアニメもの?みたいですけど。なんでしょうこれ。
時間も時間だから、遅くまでやってる所の変な物しかないです。」
■世永明晴 > 「掛からないでくださいよ」
気に入ってるんですか、さっちゃんて言うの。
そう訝しげに問うた後。
「……相変わらず、そういうの上手でスよね」
俺はとんと苦手でそういって苦く笑った後。
「なんでしょうね、これ。……見ましょうか?」
奇妙な物を見た時の様に目を瞬かせて首をかしげる。
先程起きたばかりなのだ。どうせ、自分はしばらく眠気などこない。
彼女がどうか分からないが……。
■加冷さち子 >
「ええ、まぁ。
後気に入ってなんかいないです。自称したら恥ずかしいじゃないですか。何言っているんですか世永先輩。」
軽く肯定したのち、矢継ぎ早に飛び出る否定の口調。
本心はともあれ。
「B級アニメじゃない事を祈りましょうか。
ああ、内容調べたりはしませんからね。」
流石に無いです。と、手をはたつかせてからスマホを締まって立ち上がる。
「じゃ、遅くなる前に行きましょうか。
まさか歩けないとか言わないですよね。」
軽く急かしつつ先に歩く。
少々急いでおきたい上映時刻なのだろう。
……内容については伏せるものの、加冷さち子は眠かったのだろう。
途中で寝てしまい、何処かのタイミングで姿勢を崩し世永に寄りかかる。
起こせば『寝てました?』と小声で言いつつ起きるし、
起こさなければ映画の後にでも目を覚まし。『起こして欲しかったです』
などとぼやいただろうか。
ご案内:「常世公園」から加冷さち子さんが去りました。
ご案内:「常世公園」から世永明晴さんが去りました。