2016/10/03 のログ
■ルギウス > 「ええ、死んだら回収して甦生するようにはしますが。
手間なので死なないでください。
女性と違って悪戯する面白みもあまりないですし」
どこまで冗談かはわからないが。
そんな事を口にする。
「ええ、それが貴方の道なのでしょう。
でしたら貫いて魅せてください、誰に恥じることなく堂々と。
力だけが全てではないと、ね」
自分も紅茶を一口飲んで。
香りを十分に楽しめば。
「さて、貴方の強化プランですが。
操布術や、布槍術 というのをご存知ですか?」
■真乃 真 > 「そんな手軽に蘇るみたいな…。」
そんなお手軽に蘇れるんだろうか?
冗談だとだと思う。冗談だよね?
「ええ、それが僕です。それが真乃真です!
誰に言われなくても、誰に何と言われても!
僕は変わらない僕は僕のままで行きますよ!」
本当に良い紅茶なのだろう。
普段あまり飲まないので分からないがこのメロンパンに負け切らない。
負けてはいるが負け切らない。
「操布術、布槍術?聞いたこと無いです。」
恐らくこの世界の技術ではないのだろう。
名前からして多分布を使う技術ではあるのだろう。
■ルギウス > 「私は、それができるんですよ。教師ですから。
……まぁそれなりの代償は必要ですし、物語として美しくないのでポンポン甦生しないだけですが」
教師でもできない事はあります。
ちょっとこの人がチートなだけです。
「ええ、貴方が死ぬまでその生き様を見るとしましょう。
その生き様は実に私の好みですからねぇ」
くつくつと笑う。
「まぁ、気を練り布を操る術ですね。熟練すれば、この通り」
取り出したハンカチが独りでにギュルギュルと捩れ小さな槍になった。
「通した 気 の強さ次第では鉄より硬く、鋭くなりますよ。
布の軽さに鉄の強度。後は術者の熟練次第です」
デモンストレーションで取り出したビール瓶に穴を開け。
広げたハンカチでビール瓶を鋭利な切り口で切り裂いた。
■真乃 真 > 「教師ってやっぱり凄い…。
でも、やっぱり死ぬのは痛いでしょうしね!」
死ぬのは痛いと思うしそんなポンポンス死ぬものでもないだろう。
何か、蘇った時とか体の一部が取れてたりしてたら怖いし。
「ええ、見てもいいですよ!
ちょっと、直した方が良いかなってところは言ってくれたら考えます!!」
まあ、教師だし生徒の生き方についてみたりもするのだろう。
死ぬまでは大げさな気もするが。
「うわ!凄い!そんなことできたら凄い便利じゃないですか!」
もし、そんな技術を使いこなせるのならばそうそう負けることはないだろう!
凄い技術である。
「でも、気っていうのがイメージできませんね…。
魔力と一緒なんですかね?」
タオルを右手に持って振るとそれを黒い塊たちが槍の形に変えてくれる。
違う、そうじゃない…。
■ルギウス > 「文字通り、死ぬほど痛いですね」
当たり前の話である。
「汝の為したいように為す。
それができているのだから、私からは特に言うべき事はありません。
我が神の教えなのですから」
うんうんと頷いている。
そして死ぬまでも、きっと文字通りの意味だ。
「ええ、便利です。
貴方は、やや攻撃力に欠ける節がありましたのでそちらの強化も。
気 と言いましたが魔力とさほど違いはありません。
形状の変化に関しては、まさしく黒いソレが協力しているのと同じことをするだけなんですからねぇ」
■真乃 真 > そんな死んだことがあるみたいな…。
とか、思うけど言わない。もしかしたら本当に死んだことがあるのかもしれない。
「良く分からないですけど!
確かに僕は自分がしたいように生きてますからね!
正直、自分勝手だとも思いますよ!!」
だがその表情には自信しかない。
自分以上に自分がしたいように生きている人はあまりいないんじゃないだろうか?
「なるほどな…
魔力と似たようなイメージ…。」
その槍を持って気を流すイメージ…。
そしてそれで既に割れているビール瓶を突き刺そうとする!
…割れた。棒で叩いたときのように割れた。鋭さが足りない。
「うーん、難しい。
ちょっと練習してみます。」
この練習は秘密特訓場でなくても行えるだろう。
■ルギウス > 言えば、あっさりと認めておすすめの死に方を教えてくれるだろう。
参考になるとは思えないが。
ああ、なんと自信に満ちているのだろうか。
とても眩しく羨ましい。
挫折を味あわせたい気もするし、このまま生きてもらって別の誰かに影響を与えるのも見てみたい。
「本当に、よい役者ですねぇ……」
ぽつりと呟いた。
「内功が足りませんねぇ。
体を循環している流動体をイメージしてください。
そして、手にしている布も体の一部であると。
後は流動体の質・量・激しさ……それらの熟練です。
言葉として教えられるのはここまででしょうねぇ。
機会があれば、より実践を交えてお教えしましょう」
多分、命がけの特訓になる。
■真乃 真 > 既に挫折は一度した。
理不尽を見た。力なさの無さを知った。どうしようもない事の存在を感じた。
真はそれらをどうすればいいか?決まってるどうもしなくていい。
自分は自分に出来る事をすればいい。
遠くの無理を見るよりも近くの出来る事だけを見て行けばいい。
故に真乃真には自信しかない!
「流動体のイメージ…。体の一部…。」
流動体のイメージをすると。
身体の中にある黒い塊、あの「妖怪もどき」が少し邪魔になる。
本格的に練習するのは彼らがいなくなってからだろう。
「はい!その時はよろしくお願いします!」
残っていたメロンパンを口に運ぶ。
ああ、おいしかった。
これは未練にもなる味だろう。
これにと関係ない願いを持った黒い塊も勝手に満足している。
「今日はこれで満足した感じがあるな!」
口元についたパンくずを拭って口に運び改めて教師の方をみる。
この何となく胡散臭いような雰囲気を纏うこの教師は真に色々としてくれる。
間違いなく良い先生ではあると思う。
そんなことを思っていると昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴る。
「そろそろ僕は帰りますね!そろそろ帰らないと授業があるので!!
今日はありがとうございました!ルギウス先生!」
そう、昼休みが終わり次の時間は開けているもののその次の授業は真が苦手とする異世界言語の授業である。
ちゃんと受けないとついて行けなくなる!!
そう思って空になったカップを返すと一気に走り出した!
今から走ればきっと余裕をもって間に合うだろう。
■ルギウス > 「ええ、また。
授業に遅刻は……まぁ、したいならすればいいでしょう」
ただし自己責任でお願いします と声をかけて見送る。
「本当に、飲み込みの早い生徒ですねぇ……。
わからないなら、がっつり体に教え込むところからとも思っていたのですが」
布槍術や操布術は、気を媒介にした武侠や仙人に近い術だ。
それゆえ、常人が鍛え上げるには厳しい肉体鍛錬も必要なのだが……。
「これも才能ですかねぇ?
とっかかりを掴んでいるなら、後は早いでしょうきっと」
肩をすくめて、反対側に歩を進めていった。
ご案内:「常世公園」から真乃 真さんが去りました。
ご案内:「常世公園」からルギウスさんが去りました。
ご案内:「常世公園」に滝川 浩一さんが現れました。
■滝川 浩一 > 涼しくなり出したものの、まだ暑さが残る今日この頃。
授業が終わり、ふと気が向いて久々に公園に立ち寄った。
ここに来たのも随分と久しぶりに感じる。
「この時間帯になると、流石に涼しく感じるな」
ベンチに座り、横にリュックサックをやると吹く風にあたりそう呟く。
というか、この時期になってようやく涼しくなり出すとは逆にどうなのか。
暑さが残り過ぎだ。
■滝川 浩一 > しかし、残暑も最近は失せて来た。
このまま行けば本格的に秋、そして冬になるだろう。
この島の秋はどうなのだろうか。
木々は紅葉し、通りは紅と黄で美しく彩られるだろうか。
その景色は落ち葉すらも綺麗に見えるだろうか。
この島の冬はどうなのだろうか。
雪が降りしきり、公園は雪が深く積もるだろうか。
交通機関は麻痺するかもしれないが都会で雪が降る景色は壮観だろう。
自身の住んでいた田舎では四季が明確で春夏秋冬様々な景色に移り変わっていた。
退屈な田舎での楽しみの一つだ。
それがこの常世島にあればと密かに願う。
■滝川 浩一 > 「……どうだろうなぁ」
インターネット情報だが都会は雪が降らないだとか。
その分、積もった時に電車が止まるというので田舎の者が都会の脆弱性について述べていたが
それとは関係なしに雪は好きだ。
「田舎かぁ…」
都会の風景ばかり見てたせいで少し緑が恋しくなっていた。
これがホームシックという奴だろうか。
そうして数分、時間が経てばリュックを手に取り、それを背負って立ち上がる。
歩き出せば公園の出口へ向かい、出入り口へとくれば振り向いて夕日に照らされた公園を一瞥する。
赤みがかった朱色に染まった公園に少しばかりセンチメンタルな気持ちになり、その後公園を後にした。
ご案内:「常世公園」から滝川 浩一さんが去りました。