2017/02/01 のログ
■クロノ > … ピポ… 、 はやて。…そっか。お疲れさま。…僕は、この街の学校で、医師兼公務補として使用されている備品のロボットだよ。
(相手の名前を聞き取ったロボットの頭部から、短く小さな電子音。ロボットのデータベースに彼の項目が追加されたようだ。続いて自らの身の上を手短に明かして、住み込みで働いていると言う相手にも労いの一言。)
…はやては、お仕事帰り? それとも休憩中?
(相手が何かぼそぼそと呟く内容は認識出来なかったのか、男の子は相手がここに来た理由を尋ねて首をかしげる。)
■二階堂 颯 > ロボット。
やっと疑問が氷解した。
の割りには、今度はなんで人間くさいのかという疑問が顔を出すけれど。
「学校、ねえ…。」
時間さえあれば自分も行ってみたいとは思っているけど。
どうしても仕事のほうに時間が取られてしまう。
「あ、えーっと…買出しに行く、途中。」
仕事中でもあるし、休憩中でもある。
思春期の子供として認めたくはないが、事情を話せば十中八九迷子といわれるだろう。
「だったんだけど…迷子なんだよね。」
そう正直に告白するしかない。
■クロノ > (会話のやり取りの中で、最初はびっくりしてばかりの様子だった相手が次第に落ち着き、そして何か納得した様子には男の子もホッとしたように微笑んで見守る。)
…僕はこの街に来てからまだ日は浅いんだけど。…結構いろんなものが揃ってるし、賑やかで楽しい街みたいだね。
(勤労少年らしい相手の、ポツリと漏れる単語に男の子は特に触れることはしない。こうして彼のように学校とは縁のない者、疎遠な者たちもたくさん見てきたし、そういう人たちの存在もあってこの街が成り立っているのも確かだから。)
… ? …そっか。…じゃあ、僕で良ければ、目当ての物が買えそうなお店、一緒に行く?
(見た目はものすごく旧式だけど、これでも一応ちゃんと電子頭脳を搭載したロボットだから、記憶力には自信あるんだー…とかちょっと得意気に胸を張る男の子。困っている人が居たら放ってはおけない、献身的な擬似人格システムを搭載したロボットのようだ。)
ご案内:「常世公園」から二階堂 颯さんが去りました。
■クロノ > (公園で出会った勤労少年を、そのお仕事ついでに街の主だった所を案内しつつ散策しよう。あまり長時間になってしまうと彼のお仕事にも差し障りが出るだろうから、目的の買い出しを終えるまでの道中程度になってしまうけれども。)
…今日はありがとう、お疲れさま。このあともお仕事、頑張ってねー。
(無事、御使いの買い出しを終えて帰途につく相手を、のんびりと手を振って見送るロボット。散歩も兼ねて気分転換もできちゃった男の子もまた、日常の平凡な業務に戻っていくのだった。)
ご案内:「常世公園」からクロノさんが去りました。