2017/03/06 のログ
ご案内:「常世公園」に飛鷹与一さんが現れました。
飛鷹与一 > 祝・童貞卒業!ただし後半調子に乗って朝まで搾り取られましたよ!!な出来事から既に1週間ちょい経過した現在。
アレが契機になったのかどうなのか知らないが…地味に体の調子が良い気がする。
とはいえ、今、手元にあるプリントを眺めている少年の目付きは何時もより死んでいる。

「……何だろうな、俺の異能って…結局ほぼ自爆に近いのでは…」

と、その研究結果を眺めながらため息を零す。内容を反芻しても、どう考えても諸刃の剣だ。
今の少年は風紀委員の巡回警邏の当番を終え、後は帰宅するだけなのだが…。

現在、公園の一角のベンチに座り込んで缶コーヒーを片手にそのプリントの内容に憂鬱増しである。

ご案内:「常世公園」に飛鷹与一さんが現れました。
飛鷹与一 > この島に来た当初から世話になっている…まぁ、モルモット扱い込みだが…研究所の暫定的な結果だ。
どうも、自分の異能は常に暴走していて本来の正しい能力として発現してないらしい。

「………とはいえ、どう制御すればいいのかも分からないんだけど」

缶コーヒーを口元に運んで僅かに苦い表情を浮かべる。流石にほかの人に見られるのは困る。
…ので、早々に読み終えたら折り畳んでジャケットの内ポケットに突っ込んでおく。

「……まだまだモルモット扱いは続きそうだな……ハァ…」

異能に関してはまぁ、現状どうしようもない訳で。
ならば、取りあえず魔術の方をもっと自分なりに洗練させていこう。

(……この前すごい無駄な使い方をした気がするけど)

件の搾り取られた最大の要因がそれである。我ながらどうかしてた。

飛鷹与一 > 「……と、いうか風紀委員なのに何をやってるんだ俺は…」

死んだ目がさっきより酷くなった。後悔はしてない…が!風紀としては失格ではなかろうかと。
変な所で生真面目なのでうーん、と軽く唸る。既に過ぎた事はどうしようもないが。

「……前向きに考えようか。良い経験になった、と」

実際そこは間違いない訳で。ただ、今の自分の立場を考えると複雑な訳で。
自分の中での落とし所を考えているが難しい。スッパリ割り切れる程に成熟してもいないのだし。

飛鷹与一 > 「……そういえば、もうそろそろ何処かの課に配属とかも考えないといけないのか…」

まだまだ新米とはいえ、既に風紀委員会に入ってから3,4ヶ月程度は経過している。
何時までも見習いでいる訳ではないのだし、何処の課に所属するかも検討しなければ。

「……後は…ああ、そうだ課題のレポートの提出期限も近づいてるし…」

山積み、とまではいかなくとも考える事、やるべき事は色々とある。
コーヒーを飲みながら思うのは、これはこれで充実しているのか?というそんな素朴な疑問。

飛鷹与一 > 取りあえず、飲み干したコーヒーの空き缶をベンチ傍にあった空き缶専用のゴミ箱にダストシュート。

…したら、急に眩暈がして目元を押さえる。特に病気持ちでもなければ貧血な訳でもない。

「……異能の副作用か?これ…。生命力を削ってる弊害みたいなものかな…。」

ちょっとすぐには歩けそうにないのでベンチにグッタリと背中を預けて一息。
力にリスクは付き物とはいえ、自分自身を削る力なんて別にいらないのだが。

むしろ、元々覇気や生気がない目付きが更に死んでいるので、完全にゾンビみたいな空虚感が漂っている。