2017/07/06 のログ
ご案内:「常世公園」に筑波 察さんが現れました。
■筑波 察 > (夜の小さな公園。せわしない街の中心と違い、音も遠くに聞こえる静かな場所だ。真ん中と外周を囲むように配置された街頭が公園をうっすらと照らしている。今は晴れているが、連日の雨で公園の足元は足踏みすると水がしみだしてくる程度に悪い)
30、31、32……
(そんな足元の覚束ない公園の鉄棒で、懸垂をする青年が一人。ブカブカの服を着ているせいで痩せているように見えるその青年は、自らの身体を持ち上げるたびにカウントを増やしていく)
((こんばんは。少し遊びに来ました。後入り歓迎です))
■筑波 察 > はあ、しばらく動かしてないと身体が……えっと、タオルはどこだったかな。
(公園の遊具を使って一通りトレーニングが終わると、手をはたいて埃を落とし、首にかけていたゴーグルをつけて鞄を探す。手探りをして鞄の中からタオルとペットボトルを取り出すと、汗を拭いてのどを潤す。そして適当なベンチに腰を下ろすと、「ふう」と一息ついて)
早く梅雨、明けてくれないかなぁ
ご案内:「常世公園」に真乃 真さんが現れました。
■真乃 真 > 夜の公園に足音が響く。
跳ねる飛沫を気にもせず全力で走る男がいる。
異様に白く長いタオルを靡かせながら走る男である。
公園のベンチ近くの自販機の前で立ち止まると
そのまま硬貨を投入し無駄にカッコを付けてボタンを押す!!
出てきたスポーツドリンクを一気に半分ほど飲むとゴーグルを付けた男子生徒のいる
ベンチの横のベンチに座る。
「ふう、やっぱり夜中のトレーニングの後の飲み物は最高だな!!」
一度大きな声で言った後もう一度、今度はゴーグルを付けた男子の方を見ながら。
「やっぱり夜中のトレーニングの後の飲み物は最高だな!!
君もそうだろう?そう思うだろう!」
知り合いならともかく初対面の隣に座っただけの相手にいきなりそんな風に話かけるなんて
本土の方であれば間違いなく不審者、まともな人間ではないだろう。
…この島においても不審者で無いかどうかは悩むところであるのだが。
■筑波 察 > (背後からかなりの速度で近づいてくる音を耳にすると太もものホルダーからナイフを抜いて構える。夜目が聞かない、以前にゴーグルなしでは目が見えないのだ。いつも以上に反応を過剰にして構えてみるも、視界がとらえたのは一人の男だった)
……そうだね、僕もそう思うよ。でもそれ以上に君が誰なのかわからなくてこのナイフしまうにしまえないんだ。
(物理的にも、精神的にも微妙な距離を探りながら応答。僕が何かしてしまったかと考えるが、心当たりなんてもちろんない。だからこそ反応に困っているわけだが>
■真乃 真 > 「おっと、自己紹介がまだだったね!!
僕の名前は真乃真!!この学園の四年生だ!!」
無駄にカッコいいポーズを取って名前を名乗る!!
ナイフを向けられながらも普段と全く変わらないその名乗り!
精神力が強い!!
「…そして、ナイフは仕舞うべきだよ。
もし第三者がこの状況を見たらどう思うかな?
丸腰の僕とナイフを構えた君。どう思うと思う?
よし分かったら、落ち着いて…落ち着いて…落ちついたかい?
じゃあ、ナイフを仕舞おうか初対面の人に刃物向けられたら割と怖いんだよ!」
無駄にカッコ一ポーズを維持したままでそんな事を言う。
どうだろう?丸腰である事を加味してもこの状況は正当防衛になりそうな気もする。
変なポーズの男に襲われたのでナイフで迎撃しましたと言い張れない事もないだろう。
■筑波 察 > ……僕は筑波。筑波察っていうんだ。とりあえずナイフはしまうよ。もし君が襲って僕が反撃したとしてもナイフでは正当防衛が成立しないからね。変に誤解されるのも御免だ。
(この場において一番落ち着きのない人はきっと真の方だろう。しかしそんなことで張り合ったって仕方がない。そしてとりあえず自己紹介として名前を名乗る。そうすればお互い嫌でも落ち着くのだ)
驚いたからとはいえ、突然先輩に向けてナイフを向けてしまってごめんね。もしいいわけができるならもう少し落ち着いた出会いが良かったかな。
(軽いため息をついて深呼吸すると、太もものホルダーにナイフをしまう。しかし未だに相手の素性がわからないせいで歳ほどから続く距離感は微妙なままだ>
■真乃 真 > 「いや、言い訳をする必要はないよ筑波君!はっきり言って僕が悪いからね今回は!!
夜中に知らない人に声を掛けられるなんて恐怖しかないだろうさ!!
だから、ごめん!驚かして悪かったね!
もし、これが普段財布を持ってる時ならジュースの2本や三本奢ってるところなんだけど
今は生憎これ一本買う分のお金しか持って来てないんだ…飲むかい?」
飲みかけのスポーツドリンクを指さして聞く。
まあ、要らないだろうけど。
「むしろ言い訳させてもらうのはこっちの方さ!
夜中にトレーニングしてる仲間がいたから嬉しくなって声を掛けちゃったていう感じだ!
最近天気悪かったじゃあないか!ほら、色々と溜め込んでたんだよ!その分が炸裂したわけだ!!」
さっき、飲むかいと聞いたその舌の根が乾かない内にスポーツドリンクを更に飲む。
舌の根は乾かなくても喉は乾いていたカラカラだった。
「とまあ、お互いに悪いところを謝りあって反省しあった所で確認するけどさ!
筑波君、トレーニングしてたんだろ?筑波君も何となく強くなりたくて鍛えてる感じ?
ああ、ちなみに僕はだいたいそんな感じで鍛えてる!!」
これで関係はニュートラル。もう、お互いに悪くない!
■筑波 察 > 「確かに声を掛けられてびっくりしたのは事実だしね。確かに僕も久しぶりに外でトレーニングができるっていうのでここに来たんだ。見た感じ先輩の方が鍛えているようだけど」
真はこちらにドリンクを飲むか尋ねてきたが、もちろん首を縦に振ることはしないし、こちらが返事を出す前にドリンクはどんどんとその残りを減らしていく。そしてこの先輩はいつもこんな感じなんだろうなと内心であきらめがつき始めて
「強くなりたくて、っていうのは少し違うかな。能力に頼りきりになるのが怖いんだ。なんて言うか、自分のものじゃないような気がしてね」
強くなりたくて、そういえればかっこいいのだろうが、残念ながら自分が身体を鍛えているのはもっと臆病な理由なのだ>
■真乃 真 > 「いやいやいや、そんな事はないって事もないかもしれないよ!
筑波君もなかなかの鍛えてると思うよ!うん、なかなかやる!」
謙遜するように見せて全然そんな事は無い。
自分に対する自信が溢れて漏れ出しているレベルだった。
「なるほどなるほど ふとした瞬間に急に異能が使えなくなるとかいう事もあるらしいし…。
頼りきりにならないようにするのは良いと思うよ!!僕は割と異能に頼りきってるけどね…。
自分のものじゃないって…もしかして筑波君は最近異能に目覚めた人?どんな異能なのさ?ビームとかでる?」
真は割と自分の異能をどこでも使う自分の完璧に自分の物としている。
異能で服を着替えるのも、自分の手で服を着替えるのも同じものだと考えている。
どちらも自分が使える手段の一つなのだ。
■筑波 察 > 「まぁ、一般人基準ならお互い鍛えていることに変わりはないし、お互いを比べれば先輩の方が鍛えていると思う」
よくわからない言い回しだが、とりあえずこの先輩は自信だけはかなりのものと認識する。実力もその自信に追随するならかなりの実力なのだろう。そんなふうに思って。
「いや、能力が使えるようになってもう10年以上経つし、能力が使えなくなったことも一度もないよ。むしろ僕は能力がないと一人で外を出歩くこともまともにできないからね。ただ、もともと自分の身体に備わっていたものじゃないように思っちゃうことがあるだけ」
「ビームは出ないけど、いろいろできる能力だよ。代わりに陽が沈むと目が全く見えなくなっちゃうけどね」
ナイフも銃も自分の身体の一部ではない。それは能力も一緒。だけど、能力だけは10年以上経った今もどこか自分の身体と決して交わっていない部分があるように思えてしまう。そして何より、ナイフも銃も手放したところで死ぬわけじゃないし、困ることも少ない。でも能力を失えば自分の今の生活は成り立たないのだ。それはどれだけ身体を鍛えても克服できない。
■真乃 真 > 残念ながら真の実力は自信に追随しない!
鍛えてる自信はあるが実際の力はそれほどでもないのだ!!
弱くはないぞ!!
「結構ベテランじゃないか!
でも、やっぱり生まれつき能力持ってない人なんかは長い期間持ってても慣れない人もいるらしいね。
僕の知り合いでもそういう人いたよ。
というか、一人で出歩けないってどういう事なのさ、体弱いのを異能で補ってるとか?」
一人の後輩の事を思い出しながらそんな風に言う。
あの子は今頃元気にしてるだろうか?
「日が沈むと見えないのか…不便だなそれは。
というかそれって今見えてないって事かい!?
じゃあつまり…。」
無駄にカッコ良いポーズを取る!
「目の前でこんな風に超カッコいいポーズを取っても見れないって事かい?
…それはもったいないな!」
■筑波 察 > 「年数だけ見ればね、まあ毎日必ず使うし、能力の強化もしてきたからそれなりに。でもやっぱり違和感は拭えなくてね。自分だけじゃないっていうのは今までも結構支えになってたりするよ」
「いや、今でもゴーグルをすれば見えるよ。先輩の無駄にかっこいいポーズもちゃんと。ゴーグルがなくても障害物くらいなら場所はわかるし」
このゴーグルは夜でも肉眼の視界を確保するための道具だ。そしてこのゴーグルは能力を応用することで視界を提供している特性上、能力を失えば代償だけが残る。仮にゴーグルがなくてもコウモリのようにある程度物体の位置が把握できるのは唯一の救いだ。そして見えていない体でポーズをとる真に少し笑って>