2017/07/27 のログ
筑波 察 > 「でもまぁ、今までみたいな感覚はあまりないかな?」

(今まで見たいな感覚。そう、この異能がどこか自分のものではないような、そんな感覚。
そういった乖離した感じはかなり薄れた。これは何よりも喜ばしいことだった。
少し自分に自信をもてたような、そんな感じ)

「これは仲良くなれたってことで良いよねぇ?えへへ、ようやくだねぇ。」

(異能と仲良くする。そんな幼稚じみた目標はひとまず達成された。
これまでの悩みや、努力が報われたような達成感。
それに比べれば、視力を捧げることくらいどうということはなかった>

筑波 察 > 「じゃあ今日は帰ろうか。明日からまた忙しくなるねぇ」

(一息ついて立ち上がると、背伸びをして帰路についた。で、転んだ。
もう一度立ち上がると、白杖で足元を確認しながら、ゆっくりと、ゆっくりと歩きだす。
その様子はさながら歩くことを覚えた赤子のようだ。
それでも地面を踏みしめるその足は、自信に満ち満ちたもので、
不安や後悔は一切なかった。躊躇ってはいけない。本島の師の言葉が頭の中で木霊した>

ご案内:「常世公園」から筑波 察さんが去りました。